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日本糖尿病学会抄録(2014)「糖質制限食で腎機能悪化?」への反論
こんにちは。

精神科医師Aさんから

日本糖尿病学会抄録(2014-5-22)「糖質制限食で腎機能悪化?」

という情報をコメントいただきました。
検討してみます。

林勝さん、はなもとさんからもコメントをいただきました。
ありがとうございます。

さて、CKDガイド2012以降は 、eGFR60ml以上あれば、タンパク制限の必要なしです。

症例1は、eGFR:85 、症例2はeGFR:66です。

従って、日本腎臓病学会に従えば、 タンパク質制限の必要はなしです。

私が日常で経験する症例においても糖質制限食関係なく、軽い脱水など様々な要因でクレアチニン値が 症例1、症例2程度に変動する症例は時々経験します。

糖尿病の人でもそういうことがありますし、高血圧での腎障害の患者さんでもあります。

60才以上の人では、若い人に比べてクレアチニン値が変動しやすいです。

林さんやはなもとさんも指摘されているように、「こういう症例があった」という程度の中立な報告が妥当です。

「低炭水化物食は高蛋白食となり、腎機能が悪化したと考えられた。」という結語は短絡的であり、無理があります。

症例報告も興味深いのですが、到底そう簡単に因果関係を断じることはできないのです。

evidence based medicine(証拠に基づく医学)→略してEBM
EBMが現在、医学界を席巻しています。

EBMだけに頼る医療には、明確に限界があります。

一方、EBMを無視する医療にも、明確に限界があります。

医学界において、evidence(エビデンス、証拠、根拠)となるのは、基本的に医学雑誌に掲載された論文です。

ニューイングランド・ジャーナル、ランセット、米国医師会雑誌など、定評ある医学専門誌に掲載された論文であることも、evidence(エビデンス、証拠)の大きな要素となります。

その論文も

①無作為割り付け臨床試験(RCT)
②前向きコホート研究
③コホート内症例割り付け研究
④後ろ向けコホート研究
⑤症例対照研究
⑥地域相関研究
⑦時系列研究
⑧症例報告
⑨実証的研究に基づかない権威者の意見

といった順番で、信頼度に差をつけられています。

これを研究デザインのヒエラルキーと呼ぶそうです。

RCT研究論文の場合、さまざまな不確定要素や偏りが少なくなるので、信頼度が高いとされています。

これに対して、症例報告は信頼度は8番目であり、さまざまな不確定要素や偏りが多い研究デザインなのです。

この症例報告が論文になったとしても、EBM的には信頼度は低いのです。

EBM的に信頼度が高く意味があるのは

①無作為割り付け臨床試験(RCT)
②前向きコホート研究

までとなります。

なお症例2においてグリペンクラミド(オイグルコン)が使用されています。

グリペンクラミド(オイグルコン)は心筋障害のリスクが明白であり、使用禁止にするのが妥当なSU剤です。

前医で処方されていたのか、日大でも継続使用されたのかはわかりませんが、即、使用中止すべき薬剤です。


江部康二

【14/05/16 精神科医師A

糖質制限食への反論
日本糖尿病学会抄録(2014-5-22)

Ⅰ-P-362
低炭水化物食が腎機能を悪化させたと考えられた2型糖尿病の2症例
岡本真由美、江頭富士子、東海林 忍、山口賢、荒井 秀仁、小須田 南、石原 寿光

日本大学医学部内科学系糖尿病代謝内科学分野

はじめに:低炭水化物食が流行している。炭水化物(以下C)を減らせば蛋白質(P)脂質と(F)制限が不要だがP負荷が腎機能悪化を招く。低炭水化物食を患者自身が導入し、腎機能が悪化した2例を報告する。

症例1:69歳男。64歳30%超速効型インスリン導入。低炭水化物食(C90g,P100g,F125g)開始3か月で体重-5kg、HbA1c 8→6.9%、総インスリン量26→16U、尿蛋白+→3+、Cr 0.7→0.9mg/dl。糖尿病腎症透析予防指導(C260,P80,F50)を行い、2か月間で回復した。

症例2:62歳男。高血圧合併。グリベンクラミド2.5mg、シタグリプチン50mg。低炭水化物食(C80g,P90g,F170g)開始3か月で下腿浮腫出現。HbA1c 8→6.8%、尿蛋白+→4+、Cr 0.9→1.2mg/dl。入院で糖腎食(C290,P50,F50)に変更し、尿蛋白は10.2→3.5g/日に改善したが、Crは不変であった。
結語:低炭水化物食は高蛋白食となり、腎機能が悪化したと考えられた。】


【14/05/17 ドクター江部

Re: 糖質制限食への反論
精神科医師A さん

CKDガイド2012以降は
eGFR60ml以上あれば、タンパク制限の必要なしです。

症例1は、eGFR:85 、症例2はeGFR:66です。

私が日常で経験する症例でも糖質制限食関係なく、
軽い脱水など様々な要因でクレアチニン値が
症例1、症例2程度に変動する症例は時々経験します。

症例報告も貴重ですが、簡単に因果関係を断じることはできないと思います。】

【14/05/17 林勝

Re: 糖質制限食への反論

「糖質制限への反論」というタイトルですが、発表内容「低炭水化物食が腎機能を悪化させたと考えられた2型糖尿病の2症例」は「反論」になっていないと思います。

低炭水化物食が腎機能を悪化させるリスクがあるとしても、高炭水化物食にだって血糖の変動に伴うのリスクがあるからです。リスクをはかる指標を尿蛋白だけに限定し、別のリスクを排除して、物事の正否は判断できません。この症例結果は中立に扱うべきです。

糖尿病で腎障害が進んでしまった患者にとっては、どんな食事の仕方をしようとも多少のリスクを伴うわけで、食事の仕方によってそれぞれ生じるリスクを相対的に比較しないと結論はでないはずです。

この症例発表は、もともと食事評価の難しい患者の一面的な生体指標をとらえただけにすぎず、そのたった2例が示唆する可能性をもって、全ての患者の糖質制限への「反論」とすることは、相当な無理があると言わざるを得ません。

林勝拝 】


【14/05/18 はなもと

Re: 糖質制限食への反論もどきは、偏向かつ主観的

林さん

> 低炭水化物食が腎機能を悪化させるリスクがあるとしても、
> 高炭水化物食にだって血糖の変動に伴うのリスクがある
> からです。リスクをはかる指標を尿蛋白だけに限定し、
> 別のリスクを排除して、物事の正否は判断できません。
> この症例結果は中立に扱うべきです。

私も、そう思います。糖質制限で
  (1) 腎機能が悪化した、と彼らは主張するが
  (2) それ以外は、どうなのか?
このうち(2)を無視して、(1)だけ取り上げ騒ぎまくるのは、科学的態度とは、言えませんよね。バイアスがかかってる。稚拙。

さらに上記(1)の「腎機能悪化」の指標からして怪しい。
  ・Cr 0.7→0.9mg/dl
   これは騒ぐほどの「悪化」ではない。69歳男で血清
   クレアチニン0.9なら「正常または軽度低下」です。
   http://j-ckdi.jp/ckd/check.html
  ・尿蛋白+→3+
   これに至っては、試験紙の色の変化を人間が「主観で」
   判断してるだけなので、その人間が糖質制限に反対なら、
   この手の「主観的マーカー」の判定は、どうにでもなる。
    同様の問題は、あの バルサルタンARB問題でもあった。「 エンドポイント判定の主観性」という問題です。
   桑島巌先生や池田正行先生によるご指摘です。
     http://www.amazon.co.jp/dp/4022734345/
     http://square.umin.ac.jp/massie-tmd/clnjc.html#peten3
    日大医学部は、京都府立医大や慈恵と、同じ手口を使っている。そう考えても、おかしくありません。
    しかも試験紙は捨ててるでしょうから、事後的な外部監査も不可能です。
    その意味では、京都府立・慈恵より、悪質です。

総じて、今回の Nichidai Renal Study は、Kyoto / Jikei Heart Study と同様、かつ小規模な「お研究」だった、と言えましょう。

林さん、こちらの本は、お持ちですか? p127-132に上記の「主観的エンドポイント」問題が明快に解説されています。それも含め、p118-134が参考になる。縦書きの新書本なのに、驚くほど良書でした。
   http://www.amazon.co.jp/dp/4022734345/

なお腎機能の評価指標としては、通常、
  ・血清クレアチニンより、血清シスタチンCかL-FABPがベター
  ・尿蛋白より、尿中アルブミンが、かなりベター

今の流行は、L-FABPです。科学論文でも利用例が増えていますし、検査が保険収載されましたので、臨床現場でも利用が広がってるはずです。

日大って、遅れてるんですね。

糖尿・腎症なら日大「以外」が鉄則だ、と言えそうです。】



テーマ:糖尿病
ジャンル:ヘルス・ダイエット
コメント
日大医学部とエイズ薬害の共通点
先生

> グリペンクラミド(オイグルコン)は心筋障害のリスクが明白
> であり、使用禁止にするのが妥当なSU剤です。

これは最低ですね。

無知なお爺さんを騙し、変な薬を売りつけ、患者に心筋障害を強いる。こんなことがあって、良いんでしょうか。

本件については、他の医師もおっしゃってます。たとえば、
 (1)内科医のノート(N. Ishizuka先生)
      http://diabetologistnote.blog119.fc2.com/blog-entry-424.html
   「Preconditioning ischemia
    心筋に短時間の虚血があると、引き続き起こる虚血に
    耐性になる。短時間の心筋虚血で、グリベンクラミドが
    コントロールに比べ、ischemic preconditioning
    を阻害することが示された。3)」

この「3)」というのは次の論文。なんと1994年物です。上記「コントロール」はプラセボです。
  http://circ.ahajournals.org/content/90/2/700.abstract

だからこそ日本の医学会ですら、遅まきながら2009年ごろから、グリベンクラミドから、せめてアマリールへの変更を進めてきた。
  (2) 昭和大・平野勉先生の講演録
  http://medical.nikkeibp.co.jp/all/special/sa/amaryl/6-2.html
 「これまでの研究で、心筋梗塞などにより冠動脈が突然閉塞
  する前に、一時的でも狭心症のような虚血状態があると
  心筋梗塞発症時の梗塞巣が縮小することがわかっており、
  これは虚血プレコンディショニングという概念として知られる。
   心筋のSU受容体に親和性が高いタイプのSU薬は、
  虚血プレコンディショニングを抑制して心筋障害を助長する
  可能性が指摘されているが、「第三世代のグリメピリドは
  第二世代SU薬に比べ心筋のSU受容体への親和性が
  低いため、そうした懸念には及ばない」と平野氏は指摘する。
   実際、ラットの単離心筋細胞を用いた検討で、グリメピリドは
  グリベンクラミドに比べてKATPチャネル開口の阻害活性が
  低いことが報告されている」

要するに、心筋障害の危険度において

  グリベンクラミド > アマリール > プラセボ

もちろん、第3世代のアマリールとて完全に安全とは言えない。

だから上記(2)の前半部分にもあるように、欧米の糖尿病学会(ADAとEASD)では、2009年時点で、「まず生活習慣の改善とメトホルミンによる薬物療法」を行いましょう、という原則になっている。

それでダメだったときに、しかたなく、グリベンクラミド「以外の」SU剤、つまりアマリールを使った方が良いかもね、ということになっている。

グリベンクラミドは、2009年時点で、すでに欧米では、実質上、使用禁止だったようですね。私は薬に詳しくないので、本当は、もっと前から使用禁止だったかもしれません。

本件は、 問題の構造が、あのエイズ薬害と、まったく同じです。欧米で(実質?)禁止されてる薬剤が、なぜか日本だけで、白昼堂々と、無知な患者に投与されている点が、完全に同じです。

日大の医学部は、なぜエイズ薬害から、何も学んでいないんですか!?

これは是非、エイズ薬害の時と同様、日本中のマスコミに、鋭意報道いただきたいと思います。
2014/05/18(Sun) 17:16 | URL | はなもと | 【編集
Re: 日大医学部とエイズ薬害の共通点
はなもと さん

コメントありがとうございます。

実はオイグルコンは、製造メーカーも製造中止したいと思っているのに
一部の医師が使用しているために、
やむを得ず製造を続けているという、メーカーよりも処方する医師に問題のある藥なのです。
2014/05/18(Sun) 17:55 | URL | ドクター江部 | 【編集
Re: 日大医学部とエイズ薬害の共通点
続きです。

さっき次のように申しましたが・・・

> 本件は、 問題の構造が、あのエイズ薬害と、まったく同じです。
> 欧米で(実質?)禁止されてる薬剤が、なぜか日本だけで、
> 白昼堂々と、無知な患者に投与されている点が、完全に同じです。

もしかして今回は、薬害エイズ事件の時「以上」に、悪質かもしれませんね。(問題の程度は別として、問題の構造としては)

なぜかというと、薬害エイズ事件で有罪になったのは、製薬会社3人、医師0人(高齢で死んだので時間切れ)、官庁1人でした。つまり責任の大半は、非加熱製剤を売っていた製薬会社にあった。

ところが今回、製薬会社は、新しくて安全なアマリールを売りたがっていて、古くて危険なグリベンクラミドを販売中止にしたがってるのに、医師側がグリベンクラミドを欲しがるので、しかたなく製薬会社はグリベンクラミド(オイグルコン)を売ってるそうですね。

  江部康二先生のブログ記事から
  http://koujiebe.blog95.fc2.com/blog-entry-1836.html
  「実は、アマリールとオイグルコンは、販売メーカーはサノフィ・
   アベンティスで同一です。
    今回のオイグルコンが危険というお話しは、サノフィ・
   アベンティスのMRさんから伺いました。
    メーカーとしても、心筋への危険性がはっきりと証明
   されているオイグルコンは、販売中止したいのだそうです。
    それでも、処方するお医者さんがおられる以上は、
   供給せざるを得ないのだそうです。
    MRさんとしては、是非このことをブログに書いて欲しい
   とのことでした。」

やや意外にも(失礼)、今回、MRさんは善良じゃないですよね。ミドリ十字とは異なり。

要するに、エイズ薬害事件では
  ・悪徳医師が悪徳企業と組んで患者を騙してた
のに対し、今回は、
  ・悪徳医師が善良企業の意向も無視して患者を騙してる
という構造になってます。

そりゃ被害の「程度」ではエイズ薬害事件の方が上かもしれませんが、それは人数が違うだけで、問題の「構造」としては、上記下線部の通り、今回の

    「日大医学部グリベンクラミド事件」
    http://koujiebe.blog95.fc2.com/blog-entry-2966.html

の方が、悪質と思います。
2014/05/18(Sun) 18:32 | URL | はなもと | 【編集
Re: 日大医学部事件とエイズ薬害事件の共通点と相違点
先生、

> メーカーよりも処方する医師に問題のある藥

ええ、そのようですね。さっき次のように申しましたが・・・

> 本件は、 問題の構造が、あのエイズ薬害と、まったく同じです。
> 欧米で(実質?)禁止されてる薬剤が、なぜか日本だけで、
> 白昼堂々と、無知な患者に投与されている点が、完全に同じです。

もしかして今回は、薬害エイズ事件の時「以上」に、悪質のようです。(問題の程度は別として、問題の構造としては)

なぜか。

薬害エイズ事件で有罪になったのは、製薬会社3人、医師0人(高齢で死んだので時間切れ)、官庁1人でした。つまり責任の大半は、非加熱製剤を売っていた製薬会社にあった。

ところが今回、製薬会社は、新しくて安全なアマリールを売りたがっていて、古くて危険なグリベンクラミドを販売中止にしたがってるのに、医師側がグリベンクラミドを欲しがるので、しかたなく製薬会社はグリベンクラミド(オイグルコン)を売ってるそうですね。

  江部康二先生のブログ記事から
  http://koujiebe.blog95.fc2.com/blog-entry-1836.html
  「実は、アマリールとオイグルコンは、販売メーカーはサノフィ・
   アベンティスで同一です。
    今回のオイグルコンが危険というお話しは、サノフィ・
   アベンティスのMRさんから伺いました。
    メーカーとしても、心筋への危険性がはっきりと証明
   されているオイグルコンは、販売中止したいのだそうです。
    それでも、処方するお医者さんがおられる以上は、
   供給せざるを得ないのだそうです。
    MRさんとしては、是非このことをブログに書いて欲しい
   とのことでした。」

やや意外にも、今回、メーカーは良心的ですね、ミドリ十字と違って。

要するに、エイズ薬害事件では
  ・悪い医師が悪い企業と組んで患者を騙してた
のに対し、今回は、
  ・悪い医師が善い企業の意向も無視して患者を騙してる
という構造になってます。

そりゃ被害の「程度」ではエイズ薬害事件の方が上かもしれませんが、それは人数が違うだけで、問題の「構造」としては、上記下線部の通り、今回の

    「日大医学部グリベンクラミド事件」
    http://koujiebe.blog95.fc2.com/blog-entry-2966.html

の方が、悪質と思います。

やはり、糖尿・腎症なら「日大病院はやめとけ」と言えそうですね。

次のリストから良医を選ぶべき、と思います。
  http://toushitsuseigen.or.jp/medical.html#institution

なお本件については、河合勝幸氏が素人向けに、2006年時点で解説済みでした。
  http://allabout.co.jp/gm/gc/300447/

いやしくも「大学病院」のはしくれたる日大病院が、こんなことも知らずに、どうするんだ!と思いますね。無能の極みです。零点。
   
2014/05/18(Sun) 20:20 | URL | はなもと | 【編集
タンパク質量を上げず脂肪量をあげる
①糖尿病性腎症が糖化に関係しているとすると、高炭水化物食(従来のカロリー制限食)は腎症発症の原因となる可能性があります。
②その場合、腎症の尿蛋白はタンパク質の分子が大きいため、糖化で脆弱化した糸球体(毛細血管)を破壊するためと考えられます。
③低炭水化物食(糖質制限食)はタンパク質を増量する方法ではなく、脂肪を消費する食事法です。
④腎症の疑いがあるなら、糖質制限食でタンパク質を増やさず(低炭水化物食の推奨するタンパク質の量でいいかどうかはわかりませんが)、糖質の代わりに脂肪でエネルギーを摂られる方法はどうでしょうか。脂肪の割合は多くなりますが、脂肪は消費していけると思います。
昨年か一昨年かは忘れましたが、「目標Pinpinkorori」というサイトで、低糖質・高脂肪+タンパク質で糖尿病が改善したとありました。
2014/05/18(Sun) 21:48 | URL | JUN ISOBE | 【編集
胆嚢摘出と糖質制限
江部先生

初めてコメントさせていただきます。
江部先生の書籍を数冊購入し、普段の食事に役立てています。
ご相談なのですが、胆嚢を摘出している知人が、ダイエットをしたいと言っています。
血糖値が高かったのですが、日に1回は食べている韃靼蕎麦のルチンのおかげなのか、健康診断での血糖値は問題ないレベルまで下がっいるようです。
ただ、睡眠時間と運動が少ないせいか、体重がオーバー気味ででBMIが30近い数値です。


健康な人が血糖値を低く抑え、しかもダイエットするには糖質制限すれば良いのは自明ですが、糖質制限食はタンパク質や脂質の割合が増えます。

胆嚢を摘出している人が糖質制限を行って、ダイエットすることは問題無いのでしょうか?
何か注意して糖質制限すれば問題無いのであれば、大変厚かましいのですがご教示いただければ幸いです。

2014/05/18(Sun) 23:09 | URL | まさ | 【編集
糖質制限と帯状疱疹
おはようございます。
いつもお返事ありがとうございます。

先日の父(65歳)の血圧上昇の件ですが
もしかしたら、と思い当たる出来事がありました。
実は、先日から訴えていた『右胸の痛み』
がなんと【帯状疱疹】でした。
背中ににも、右胸にも赤いブツブツが・・・。

先生の過去ログを調べてみると、父と同じく
約2ヶ月になる方も帯状疱疹になったと書いてありました。
(2013.8.9より)
うちの父もスーパー糖質制限です。
やはり、免疫力が低下したのでしょうか?
皮膚科の先生によると、ストレスが原因とのこと。
スーパー糖質制限で、食べたいものが食べられない
というストレスなのでしょうか。。。
(うちの父は、炭水化物大好きでした)

糖質制限で、帯状疱疹というのは聞いたことがない
と先生のコメントには書いてありましたが
やはり帯状疱疹は希なことなのでしょうか。

このままスーパー糖質制限を続けていて大丈夫でしょうか。

※記事と関係ない質問で申し訳ございません。
宜しくお願い致します。
2014/05/19(Mon) 10:14 | URL | 美月 | 【編集
糖質制限と腎臓について
去年の2月に糖尿病と診断を受けました。
Hba1cは7前後で薬を飲んでもほぼ下がらず・・・
今年に入って主治医より糖質を抜いてみなさいといわれ
自分で調べて実践し、4月までで-11kg・HbA1c5.9までになりました。
もともと慢性腎炎(アルポート症候群)もちで
尿検査で蛋白が引っかかります。
半年に一回レントゲン・眼底検査・エコー等をしています。
今までは特に異常はなかったのですが
今日の検査で心電図(虚血?)と腎臓に水溜りと石ができているとのことでした。
反面、脂肪肝は改善されました。

糖質制限は1食20を目安にしています。

江部先生から見て今回の結果と
糖質制限は何かしら関係はありますか?

血糖値や血圧などは大幅に改善しましたが
予想しない指摘があって、少し落ち込んでしまいました。
2014/05/19(Mon) 12:53 | URL | そら | 【編集
Re: タンパク質量を上げず脂肪量をあげる
JUN ISOBE さん

同感です。

<低糖質・高脂肪 + タンパク質>
でよいと思います。

「ケトン食」が一つのモデルです。
2014/05/19(Mon) 19:11 | URL | ドクター江部 | 【編集
Re: 胆嚢摘出と糖質制限
まさ さん

胆嚢を摘出している人が、糖質制限食をしても、問題はありません。
2014/05/19(Mon) 19:13 | URL | ドクター江部 | 【編集
Re: 糖質制限と帯状疱疹
美月 さん

糖質制限食が直接の原因で帯状疱疹が出るとは、考えにくいです。
あるとすれば低エネルギー過ぎて、体力低下の場合ですね。
脂質、タンパク質はしっかり充分量摂取しての糖質制限食なら体力が低下することはないです。

結局、帯状疱疹は
加齢、免疫抑制状態、過度の疲労、低カロリー過ぎて体力消耗などが誘因となります。
糖質制限をしていてもしていなくても、これらのリスクがあれば帯状疱疹がでる可能性はあります。
また膠原病やがんなど慢性疾患で消耗しているときもリスクとなりますので注意が必要です。


2014/05/19(Mon) 19:21 | URL | ドクター江部 | 【編集
Re: 糖質制限と腎臓について
そら さん

心電図(虚血?)と腎臓に水溜りと石

これらの症状は糖質制限食とは無関係と思います。

日本腎臓病学会によれば、eGFR:60ml以上あれば
蛋白質制限の必要はありませんので、糖質制限食実践において問題なしです。

アルポート症候群は進行性の腎炎で、治ることは困難とされているのですが、女性の場合は予後がいいようですね。

高血糖と高血圧は確実に腎臓の血管を障害して腎不全のリスクとなります。
従って主治医が薦められたように
それを糖質制限食で防ぐことは意味があると思います。
2014/05/19(Mon) 19:32 | URL | ドクター江部 | 【編集
Re: タンパク質量を上げず脂肪量をあげる
http://bbs11.aimix-z.com/mtpt.cgi?room=ppkorori&mode=view&no=413

高脂肪食は血糖のみならず血中脂質までも好ましい方向へ調整する

  ◇

…目標・PinPinKorori は最近更新がなく残念です
2014/05/19(Mon) 22:06 | URL | 精神科医師A | 【編集
Re: Re: タンパク質量を上げず脂肪量をあげる
精神科医師A さん

情報をありがとうございます。

tsuncoさん、海外にでも行っておられるのでしょうか?
2014/05/20(Tue) 10:43 | URL | ドクター江部 | 【編集
江部先生
4年前から先生の書籍、ブログなどで学び、名古屋の講座でも勉強させていただきました。その知識をもとにトレーナーとして肥満に悩んでいる人を中心に指導していますが、おかげさまでとても良い結果が出せております。

最近、ふと見かけた『ファスティングダイエット』関連の指導者が痛烈に糖質制限の批判をしておりました。
この裏付けのない批判に憤りをおぼえ、メールを送りましたが…
少しでも糖質制限で救われる人の妨げにならなければと願います。

以下転記

以下、プロフェッショナルファスティングマイスターで、
ボディビルダーの田中裕規さんのFB記事です。

私もこれまでのカウンセリング歴の中で、
糖質制限をしてダイエットした人の、
リバウンドや体質悪化の健康相談をよく受けてきたので、
田中氏の言うことは、大いに納得。

実際、8種類の必須糖質⇒糖質栄養素を学ぶ者として、
本当に安易な糖質制限は危険です。

☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡

最近何かと話題の低炭水化物ダイエット(アトキンスダイエット)ですが、
短期集中でダイエット目的に行うのは良いと思いますが、
長期で行うとかなり危険が伴います。

【低炭水化物ダイエット(アトキンスダイエット)とは?】
簡単にいうと炭水化物(野菜は限定的に可)、糖質、脂質の摂取を控え、
高タンパク質の食事(鶏むね肉や白身の魚)を摂るダイエット法

体内のグリコーゲンをカットすることで
ケトン体(脂肪を燃やす物質)の分泌を誘発し、
脂肪を落とすダイエット法

これがなぜ危険?

動物性たんぱく質の摂取を増やすことにより腸内腐敗が進行する、
これによる疲労物質(ピルビン酸、乳酸)の産生による筋肉カチコチ疲労、
全身疲労、血液が酸性に傾く、脱灰により骨が弱る、動脈硬化その他もろもろ。

ブドウ糖のエネルギーだけをエネルギーとしている細胞を弱らせる
目の水晶体、肺、血管の内壁細胞、神経内膜細胞など。

つまり、

目が白内障と網膜症になりやすい
肺が弱る
血管壁の動脈硬化促進
神経痛
血液のルロー(ドロドロ)
微小循環の多い臓器が弱る(網膜、腎臓、末端神経)
細胞を守る糖鎖の材料(糖質)が足りない

つまり、糖尿の合併症と似たような症状が出る。

そりゃそうですよね。

糖尿(2型糖尿病)は
インスリンレセプターにエラーが起こることで
細胞内にブドウ糖を引き込む事が出来ないため、
グルコースを作ることができず、
ケトン体を分泌させ脂肪を燃やしていきます。
ケトン体は酸性物質です。
それが原因で合併症を引き起こします。

アトキンスダイエットも
ブドウ糖を極力抑えケトン体を分泌させるダイエット法ですので、
体内では糖尿病と似たような感じになります。
(ちなみにミネラルファスティングも
ケトン体を通常の100倍以上分泌させ
脂肪細胞内に溜まった有害物質を排出させる健康法ですが、
酵素ドリンクに重要なミネラルを入れる事で
血が酸性に傾くのを中和する事でとても安全に行うことが出来ます。
いや!それ以上に必要なミネラル、アミノ酸が含まれる事で
効果を最高に高めます!)

「アトキンスダイエット(低炭水化物ダイエット)は糖尿の人には良いと聞きますが!!」
「テレビで医者が薦めていますが!!」
(テレビに出るような大抵の医者は病人を増やすのが仕事です。
病人を減らすまともな発言をする医者はテレビに出れません。
スポンサー的にNGをくらいます。)

僕としては糖尿病患者の低炭水化物ダイエットは
一種の対処療法(その場しのぎの医療)と同じと考えています。

なぜ?

確かに炭水化物を減らし、血糖値の上昇を抑える事で
糖尿病の促進を抑える事ができますが、
動物性たんぱく質を異常に摂ることで他の病気が出てきます。

さらに穀物、豆、根菜、フルーツをNGとする事で食物繊維が不足します。

水溶性食物繊維は
・血糖値の上昇を抑える
・コレステロールの上昇を抑える
・腸内環境を整える
・善玉菌のエサになる
・糖尿病予防
・高血圧予防
・心臓病予防
・脳血管疾患予防
・高コレステロール血症予防
・胆石症予防

不溶性食物繊維は
・大腸の蠕動運動を促進する
・有害物質(水銀、アルミニウム、カドミウムなどの有害ミネラル)の排出を高める
・便秘解消
・大腸がん、膵臓がん、胆嚢がん予防
・憩室予防
・下肢静脈瘤予防
・重金属による病気予防
・鼠径ヘルニア予防
・痔、頭痛予防
など人体にとってかなり良い働きを行います。
これらを制限するなんて。。。

短期ダイエット目的では行うのは良いですが、
(2~3ヶ月限定であれば短期で結果が出るため悪くは無いと思います。)
1年、2年と続けるものでは無いです。

ただし、筋トレと行わないと糖新生が生じる事で筋肉の減少が進みます。
しかも筋肉はブドウ糖を摂らないと合成が弱いです。

つまり、低炭水化物ダイエットを行う場合は、
・動物性たんぱく質の未消化を防ぐ正しい消化酵素サプリメント摂取
・正しいたんぱく質の摂取量
・正しい筋トレ
・正しいミネラル摂取
・正しいアミノ酸摂取
・正しいクエン酸摂取
・糖新生(筋肉の分解)を予防する正しい食事
・正しい活性酸素除去
などが必要です。

以下割愛…

☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡
2014/05/20(Tue) 14:07 | URL | 糖質制限トレーナー | 【編集
糖質制限と帯状疱疹
美月 さん の記事で!、
小生も昨年12月、糖尿病と診断され、スーパ糖質制限を続けています。1月に帯状疱疹が肩、背中、太ももに現れましたが、原因は化繊ヒートテック肌着でした、すぐに綿100%肌着に変えて、自然治癒で3ヶ月目で完治しました。薬は塗布していません。お父上と同じ年代ですが、肌着に目を向けて見られたらどうでしょうか!
江部先生の書籍4冊買って勉強して、現在は血糖値109、A1cN5.7、その他血液検査項目は正常値内、健康優等生と評価していただきました。
ありがたいことです。今後も糖質制限続けます!!

2014/05/21(Wed) 09:56 | URL | 元気な中高年 | 【編集
Re: タイトルなし
糖質制限トレーナー さん

田中裕規氏の言う
「簡単にいうと炭水化物(野菜は限定的に可)、糖質、脂質の摂取を控え、
高タンパク質の食事(鶏むね肉や白身の魚)を摂るダイエット法 」


は糖質制限食とは、全く異なるダイエットですね。

スーパー糖質制限食は、脂質もしっかり摂取で、脂の乗った魚やサーロインステーキもOKであり、
鳥だけでなく豚や羊もOKです。
脂の乗った鶏肉皮付きもOKです。
昆布以外の海藻、葉野菜、茸はOK、少量の果物もOKです。
2014/05/21(Wed) 14:40 | URL | ドクター江部 | 【編集
酵素ドリンク?酵素サプリメント?
田中裕規氏の言う、酵素ドリンク、酵素サプリメントって一体なんなんですかね?

私は医学の専門家ではなく、生物を高校で習ったくらいの知識しかありませんが、経口摂取されたタンパク質は体内の消化酵素によって分解されて、アミノ酸として小腸から血液内に吸収されると記憶しております。
酵素もタンパク質の一種ですから、酵素ドリンク・サプリメントの何れもその酵素自身の働きを発揮する前に、単なるアミノ酸として吸収されるだけでは無いのですか?
世には酵素ダイエットなるものもあります。
私には単なる一食置き換えダイエットにしか思えません。
それにそもそも作用する対象が酵素ごとに違うはずで、酵素ドリンク・サプリメントはいったい何に作用するのかが分かりません。
体内で働く酵素は自前で合成されたものだけと記憶しているのですが…。

ということで、酵素◯◯というキーワードを使うヒトを、私は信用できないのです。
それとも私の知識が浅薄で、酵素◯◯には素晴らしい効果があることを知らないだけなのでしょうか。
2014/05/21(Wed) 18:44 | URL | 出戻りセイゲニスト Hiro | 【編集
Re:Re: 胆嚢摘出と糖質制限
江部先生

ご回答ありがとうございました。
これで安心して糖質制限を勧めることができます。

本日24日まで、ご回答をいただいていたことを知らずにいました。ご返事が遅れて申し訳ございませんでした。


2014/05/24(Sat) 15:24 | URL | まさ | 【編集
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