2014年05月17日 (土)
【14/05/17 MEC実践中
質問
はじめまして。いつも有益な情報をありがとうございます。
主食を抜けば糖尿病は良くなる!2実践編を読ませていただきました。
その本のP17の9~10行目に、
1.「食後に血糖値を上昇させるのは基本的に糖質のみ」であり、
2.「脂質やタンパク質は食後の血糖値をほとんど上昇させません」とあります。
1で「基本的に」とありますが、例外的に糖質以外にもありうるのでしょうか。
また、2において、「ほとんど」とありますが、若干は上がるということなのでしょうか。
お忙しい中、申し訳ありません。】
MEC実践中 さん
拙著
「主食を抜けば糖尿病は良くなる!2 実践編 新版」2014年(東洋経済新報社)
のご購入、ありがとうございます。
鋭い質問ですね。
じつは、内因性インスリンがゼロの場合、タンパク質が結果として血糖値を上昇させます。
2012年05月28日 (月)の本ブログ記事
「1型糖尿病とタンパク質、血糖値を上げる?上げない?」
2012年10月09日 (火)の本ブログ記事
「内因性インスリンがゼロの場合、タンパク質が血糖値を上げる。グルカゴンがキー。」
をご参照ください。
質問
はじめまして。いつも有益な情報をありがとうございます。
主食を抜けば糖尿病は良くなる!2実践編を読ませていただきました。
その本のP17の9~10行目に、
1.「食後に血糖値を上昇させるのは基本的に糖質のみ」であり、
2.「脂質やタンパク質は食後の血糖値をほとんど上昇させません」とあります。
1で「基本的に」とありますが、例外的に糖質以外にもありうるのでしょうか。
また、2において、「ほとんど」とありますが、若干は上がるということなのでしょうか。
お忙しい中、申し訳ありません。】
MEC実践中 さん
拙著
「主食を抜けば糖尿病は良くなる!2 実践編 新版」2014年(東洋経済新報社)
のご購入、ありがとうございます。
鋭い質問ですね。
じつは、内因性インスリンがゼロの場合、タンパク質が結果として血糖値を上昇させます。
2012年05月28日 (月)の本ブログ記事
「1型糖尿病とタンパク質、血糖値を上げる?上げない?」
2012年10月09日 (火)の本ブログ記事
「内因性インスリンがゼロの場合、タンパク質が血糖値を上げる。グルカゴンがキー。」
をご参照ください。
勉強になりました。
更に幅広く、理解を深めるために
糖尿病治療のための!糖質制限食パーフェクトガイド
を購入して、勉強していきますね。
ありがとうございましたヽ(´ー`)ノ。
更に幅広く、理解を深めるために
糖尿病治療のための!糖質制限食パーフェクトガイド
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ありがとうございましたヽ(´ー`)ノ。
江部先生
テレビで糖質制限が糖尿病やダイエットに有効と知り、江部先生のブログで勉強させてもらっています。毎日更新されていて、読むのが楽しみになっています。
2012年10月09日 (火)の本ブログ記事
「内因性インスリンがゼロの場合、タンパク質が血糖値を上げる。グルカゴンがキー。」
を読んだところ、
以下の疑問が出てきたので、質問させてください。
北の糖尿人さんによると、
「糖質と脂質を絡めると糖質分も2~4時間経過後に上昇を始めます。」
とありましたが、
インスリンの分泌がある程度残っている人では、
糖の吸収がゆっくりになることで、食後の血糖変動幅は、糖質だけのときよりも小さくなるのでしょうか。それとも、吸収される時間が遅れるだけで、同じぐらいの上昇幅になるのでしょうか。
もしも、過去のブログで回答されているのでしたら、勉強不足をお許しください。
テレビで糖質制限が糖尿病やダイエットに有効と知り、江部先生のブログで勉強させてもらっています。毎日更新されていて、読むのが楽しみになっています。
2012年10月09日 (火)の本ブログ記事
「内因性インスリンがゼロの場合、タンパク質が血糖値を上げる。グルカゴンがキー。」
を読んだところ、
以下の疑問が出てきたので、質問させてください。
北の糖尿人さんによると、
「糖質と脂質を絡めると糖質分も2~4時間経過後に上昇を始めます。」
とありましたが、
インスリンの分泌がある程度残っている人では、
糖の吸収がゆっくりになることで、食後の血糖変動幅は、糖質だけのときよりも小さくなるのでしょうか。それとも、吸収される時間が遅れるだけで、同じぐらいの上昇幅になるのでしょうか。
もしも、過去のブログで回答されているのでしたら、勉強不足をお許しください。
2014/05/17(Sat) 22:09 | URL | はややす | 【編集】
江部先生
テレビで糖質制限が糖尿病やダイエットに有効と知り、江部先生のブログで勉強させてもらっています。毎日更新されていて、読むのが楽しみになっています。
2012年10月09日 (火)の本ブログ記事
「内因性インスリンがゼロの場合、タンパク質が血糖値を上げる。グルカゴンがキー。」
を読んだところ、
以下の疑問が出てきたので、質問させてください。
北の糖尿人さんによると、
「糖質と脂質を絡めると糖質分も2~4時間経過後に上昇を始めます。」
とありましたが、
インスリンの分泌がある程度残っている人では、
糖の吸収がゆっくりになることで、食後の血糖変動幅は、糖質だけのときよりも小さくなるのでしょうか。それとも、吸収される時間が遅れるだけで、同じぐらいの上昇幅になるのでしょうか。
もしも、過去のブログで回答されているのでしたら、勉強不足をお許しください。
テレビで糖質制限が糖尿病やダイエットに有効と知り、江部先生のブログで勉強させてもらっています。毎日更新されていて、読むのが楽しみになっています。
2012年10月09日 (火)の本ブログ記事
「内因性インスリンがゼロの場合、タンパク質が血糖値を上げる。グルカゴンがキー。」
を読んだところ、
以下の疑問が出てきたので、質問させてください。
北の糖尿人さんによると、
「糖質と脂質を絡めると糖質分も2~4時間経過後に上昇を始めます。」
とありましたが、
インスリンの分泌がある程度残っている人では、
糖の吸収がゆっくりになることで、食後の血糖変動幅は、糖質だけのときよりも小さくなるのでしょうか。それとも、吸収される時間が遅れるだけで、同じぐらいの上昇幅になるのでしょうか。
もしも、過去のブログで回答されているのでしたら、勉強不足をお許しください。
2014/05/17(Sat) 22:11 | URL | 筋子 | 【編集】
江部先生
テレビで糖質制限が糖尿病やダイエットに有効と知り、江部先生のブログで勉強させてもらっています。毎日更新されていて、読むのが楽しみになっています。
2012年10月09日 (火)の本ブログ記事
「内因性インスリンがゼロの場合、タンパク質が血糖値を上げる。グルカゴンがキー。」
を読んだところ、
以下の疑問が出てきたので、質問させてください。
北の糖尿人さんによると、
「糖質と脂質を絡めると糖質分も2~4時間経過後に上昇を始めます。」
とありましたが、
インスリンの分泌がある程度残っている人では、
糖の吸収がゆっくりになることで、食後の血糖変動幅は、糖質だけのときよりも小さくなるのでしょうか。それとも、吸収される時間が遅れるだけで、同じぐらいの上昇幅になるのでしょうか。
もしも、過去のブログで回答されているのでしたら、勉強不足をお許しください。
テレビで糖質制限が糖尿病やダイエットに有効と知り、江部先生のブログで勉強させてもらっています。毎日更新されていて、読むのが楽しみになっています。
2012年10月09日 (火)の本ブログ記事
「内因性インスリンがゼロの場合、タンパク質が血糖値を上げる。グルカゴンがキー。」
を読んだところ、
以下の疑問が出てきたので、質問させてください。
北の糖尿人さんによると、
「糖質と脂質を絡めると糖質分も2~4時間経過後に上昇を始めます。」
とありましたが、
インスリンの分泌がある程度残っている人では、
糖の吸収がゆっくりになることで、食後の血糖変動幅は、糖質だけのときよりも小さくなるのでしょうか。それとも、吸収される時間が遅れるだけで、同じぐらいの上昇幅になるのでしょうか。
もしも、過去のブログで回答されているのでしたら、勉強不足をお許しください。
2014/05/17(Sat) 22:20 | URL | 筋子 | 【編集】
私は38才女で、先月糖尿病と言われてしまいました。
途方に暮れていたところ、先生の糖質制限食に出会い、即血糖値が基準値まで改善して前向きになってきてたのですが、
先日それが一型の糖尿病だとわかりました。
今日のブログを読んで、一型だとタンパク質でも血糖値を上げるということで、また途方に暮れています。
これからも、糖質制限を続けて効果があるんでしょうか。
まだまだ勉強不足なため、これから先生の過去のブログや、著書を読み込んでいこうと思います!
これからも、ためになる情報お待ちしております!
途方に暮れていたところ、先生の糖質制限食に出会い、即血糖値が基準値まで改善して前向きになってきてたのですが、
先日それが一型の糖尿病だとわかりました。
今日のブログを読んで、一型だとタンパク質でも血糖値を上げるということで、また途方に暮れています。
これからも、糖質制限を続けて効果があるんでしょうか。
まだまだ勉強不足なため、これから先生の過去のブログや、著書を読み込んでいこうと思います!
これからも、ためになる情報お待ちしております!
2014/05/17(Sat) 23:50 | URL | やしゃやしゃ | 【編集】
はややす さん
北の糖尿人さんによると、
「糖質と脂質を絡めると糖質分も2~4時間経過後に上昇を始めます。」
とありましたが、
インスリンの分泌がある程度残っている人では、
糖の吸収がゆっくりになることで、食後の血糖変動幅は、糖質だけのときよりも小さくなるのでしょうか。それとも、吸収される時間が遅れるだけで、同じぐらいの上昇幅になるのでしょうか。
食後高血糖の幅はやや低くなると思います。
吸収時間がややゆっくりになりますが吸収される糖質の総量は一緒です。
北の糖尿人さんによると、
「糖質と脂質を絡めると糖質分も2~4時間経過後に上昇を始めます。」
とありましたが、
インスリンの分泌がある程度残っている人では、
糖の吸収がゆっくりになることで、食後の血糖変動幅は、糖質だけのときよりも小さくなるのでしょうか。それとも、吸収される時間が遅れるだけで、同じぐらいの上昇幅になるのでしょうか。
食後高血糖の幅はやや低くなると思います。
吸収時間がややゆっくりになりますが吸収される糖質の総量は一緒です。
2014/05/18(Sun) 09:30 | URL | ドクター江部 | 【編集】
筋子 さん
食後高血糖の幅はやや低くなると思います。
吸収時間がややゆっくりになりますが吸収される糖質の総量は一緒です。
個人差がかなりあると思います。
正常人でも、単純な炊いた白米とバターライスでは、
食後血糖の変動幅はやや小さくなりますが、
糖質の総吸収量は一緒です。
つまりバターライスのほうが単純白米ご飯よりGJは低くなりますが、
糖質の総吸収量は一緒です。
食後高血糖の幅はやや低くなると思います。
吸収時間がややゆっくりになりますが吸収される糖質の総量は一緒です。
個人差がかなりあると思います。
正常人でも、単純な炊いた白米とバターライスでは、
食後血糖の変動幅はやや小さくなりますが、
糖質の総吸収量は一緒です。
つまりバターライスのほうが単純白米ご飯よりGJは低くなりますが、
糖質の総吸収量は一緒です。
2014/05/18(Sun) 09:36 | URL | ドクター江部 | 【編集】
やしゃやしゃ さん
1型糖尿病でも、内因性インスリンが残っている段階であれば
タンパク質は血糖を上昇させません。
糖質制限食で血糖コントロール良好を保つことで
膵臓のβ細胞が高血糖のために障害されることを防げば
1型でもあるていどの期間、内因性インスリンが保たれるのでそれを目指しましょう。
1型なら、通常は1日4回のインスリン注射となりますが、
内因性インスリンが保たれてる場合は、1日一回の長時間持続型インスリンのみで
しばらくコントロールできる場合もあります。
1型糖尿病でも、内因性インスリンが残っている段階であれば
タンパク質は血糖を上昇させません。
糖質制限食で血糖コントロール良好を保つことで
膵臓のβ細胞が高血糖のために障害されることを防げば
1型でもあるていどの期間、内因性インスリンが保たれるのでそれを目指しましょう。
1型なら、通常は1日4回のインスリン注射となりますが、
内因性インスリンが保たれてる場合は、1日一回の長時間持続型インスリンのみで
しばらくコントロールできる場合もあります。
2014/05/18(Sun) 09:40 | URL | ドクター江部 | 【編集】
東京新聞 5/15 夕刊に掲載されていた、「ジョン・ラーベ」を両国まで見に出かけたのですが、超満員で、3時間近く並ばなければいけないので、パンフレットをもらって帰ってきました。
<次回は、文京区で8/23に上映する予定です>
ジョン・ラーベは、実在した人物です
「南京のシンドラー」というサブタイトルです。
映画のホームページ
http://johnrabe.jp/
ジョン・ラーベ 【ウイキペディア】
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%83%A7%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%83%A9%E3%83%BC%E3%83%99
ちなみに、ラーベは糖尿病でインスリンを打っていたそうです。
私は、この5月から東京新聞を取り始めました。
江部先生のインタビュー記事もそうですが
よい報道をしていると思います。
<次回は、文京区で8/23に上映する予定です>
ジョン・ラーベは、実在した人物です
「南京のシンドラー」というサブタイトルです。
映画のホームページ
http://johnrabe.jp/
ジョン・ラーベ 【ウイキペディア】
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%83%A7%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%83%A9%E3%83%BC%E3%83%99
ちなみに、ラーベは糖尿病でインスリンを打っていたそうです。
私は、この5月から東京新聞を取り始めました。
江部先生のインタビュー記事もそうですが
よい報道をしていると思います。
2014/05/18(Sun) 10:22 | URL | わんわんこと長谷川清久 | 【編集】
http://dm-rg.net/news/2014/05/014592.htm
過去20年間、米国で糖尿病有病率が大幅に上昇していることが、「Annals of Internal Medicine」4月15日号に掲載の研究で示された。
米ジョーンズ・ホプキンス・ブルームバーグ公衆衛生大学院(ボルティモア)のElizabeth Selvin氏らは、1988年~1994年と1999年~2010年の米国国民健康栄養調査(NHANES)のデータを解析し、糖尿病の有病率と血糖コントロールの傾向を評価した。
確認された全糖尿病の有病率が、当該研究期間中に上昇していることが明らかになった。しかし、診断未確定の糖尿病の有病率は極めて安定しており、全糖尿病症例に占める診断未確定の糖尿病症例の割合は2005年~2010年に11%へと低下した。HbA1c値により定義された糖尿病前症の有病率は、1988~1994年の5.8%から2005年~2010年には12.4%へと上昇した。全般的に、糖尿病患者の血糖コントロールは改善した。非ヒスパニック系黒人とメキシコ系アメリカ人では、非ヒスパニック系白人と比較して全糖尿病有病率が高く、血糖コントロールが不良であった。
「肥満と糖尿病の驚くほどの有病率上昇は、糖尿病治療をさらに改善させようという視点から転じて、2型糖尿病では予防が引き続き必要であることを強く示している」と著者らは述べている。
過去20年間、米国で糖尿病有病率が大幅に上昇していることが、「Annals of Internal Medicine」4月15日号に掲載の研究で示された。
米ジョーンズ・ホプキンス・ブルームバーグ公衆衛生大学院(ボルティモア)のElizabeth Selvin氏らは、1988年~1994年と1999年~2010年の米国国民健康栄養調査(NHANES)のデータを解析し、糖尿病の有病率と血糖コントロールの傾向を評価した。
確認された全糖尿病の有病率が、当該研究期間中に上昇していることが明らかになった。しかし、診断未確定の糖尿病の有病率は極めて安定しており、全糖尿病症例に占める診断未確定の糖尿病症例の割合は2005年~2010年に11%へと低下した。HbA1c値により定義された糖尿病前症の有病率は、1988~1994年の5.8%から2005年~2010年には12.4%へと上昇した。全般的に、糖尿病患者の血糖コントロールは改善した。非ヒスパニック系黒人とメキシコ系アメリカ人では、非ヒスパニック系白人と比較して全糖尿病有病率が高く、血糖コントロールが不良であった。
「肥満と糖尿病の驚くほどの有病率上昇は、糖尿病治療をさらに改善させようという視点から転じて、2型糖尿病では予防が引き続き必要であることを強く示している」と著者らは述べている。
2014/05/18(Sun) 10:28 | URL | わんわんこと長谷川清久 | 【編集】
小児糖尿病が過去8年で急増――不可解な1型糖尿病の増加も認める
2014年05月
http://www.dm-net.co.jp/healthdayjapan/2014/05/021838.php
2001年~2009年の8年間に、米国人の小児糖尿病有病率は急上昇したことがわかった。
米コロラド公衆衛生大学院(コロラド州オーロラ)准学部長Dana Dabelea氏らによる研究結果で、1型糖尿病有病率 は21%、2型糖尿病有病率は30.5%上昇していた。増加傾向は男女同等で、民族間の違いもほぼなかったという。
Dabelea氏は、2型糖尿病については肥満の蔓延や罹病期間の長期化、妊娠糖尿病の増加といった原因がいくつか挙げられるが、1型糖尿病が増加した原因は不明であるため、全体の背景を完全に理解することはできないとしながらも、「われわれの生きる環境の何かが変化した結果、より多くの若者が糖尿病を発症するようになっているのではないか」と述べている。
研究結果は、5月3日にカナダ・バンクーバーで開催された小児科学会年次学術集会で発表されたのち、「Journal of the American Medical Association」5月7日号に論文が掲載された。
Dabelea氏らは、カリフォルニア、コロラド、オハイオ、サウスカロライナ、ワシントンの各州に位置する5医療センター、およびアリゾナ州とニューメキシコ州にある数カ所の米国先住民居住区からデータを収集。1型糖尿病については19歳以下を、2型糖尿病については10~19歳を対象とし、解析を行った。10歳未満の2型糖尿病については統計学的に有意な分析を行えるだけのデータ数が得られなかったため除外した。
解析対象とした小児延べ300万人のうち、2001年時点で1型糖尿病と診断されていた児は5,000人未満だったが、2009年までには6,700人と21%増加していた。0~4歳児、および米国先住民小児では増加は認められなかった。
2型糖尿病についてはおよそ200万人のデータで解析を行った。その結果、2001年時点の有病者は588人だったが、2009年までには819人と30.5%増加していた。増加が認められなかったのは米国先住民、およびアジア太平洋諸島住民の児だけだった。
1型糖尿病は歴史的に白人に多いと考えられているが、本研究では少数民族/人種においても増加が認められた。糖尿病全体の有病率は男児と女児、白人、黒人、ヒスパニックのいずれでも上昇しており、年齢別では15~19歳で最も上昇が大きかった。
米国糖尿病協会(ADA)医科学部長のRobert Ratner氏は、1型糖尿病が増加している事実には困惑しているとして、「解明されるべき重要な問題だ」と指摘。
米マイアミ小児病院小児内分泌科部長の Luis Gonzalez-Mendoza氏も同じ点を懸念し、「1型糖尿病はティーン世代(13~19歳)でかつての倍近くになっているようだ。自己免疫システムがおかしくなる何らかのトリガー(引き金)があるのかもしれない」と述べている。
2014年05月
http://www.dm-net.co.jp/healthdayjapan/2014/05/021838.php
2001年~2009年の8年間に、米国人の小児糖尿病有病率は急上昇したことがわかった。
米コロラド公衆衛生大学院(コロラド州オーロラ)准学部長Dana Dabelea氏らによる研究結果で、1型糖尿病有病率 は21%、2型糖尿病有病率は30.5%上昇していた。増加傾向は男女同等で、民族間の違いもほぼなかったという。
Dabelea氏は、2型糖尿病については肥満の蔓延や罹病期間の長期化、妊娠糖尿病の増加といった原因がいくつか挙げられるが、1型糖尿病が増加した原因は不明であるため、全体の背景を完全に理解することはできないとしながらも、「われわれの生きる環境の何かが変化した結果、より多くの若者が糖尿病を発症するようになっているのではないか」と述べている。
研究結果は、5月3日にカナダ・バンクーバーで開催された小児科学会年次学術集会で発表されたのち、「Journal of the American Medical Association」5月7日号に論文が掲載された。
Dabelea氏らは、カリフォルニア、コロラド、オハイオ、サウスカロライナ、ワシントンの各州に位置する5医療センター、およびアリゾナ州とニューメキシコ州にある数カ所の米国先住民居住区からデータを収集。1型糖尿病については19歳以下を、2型糖尿病については10~19歳を対象とし、解析を行った。10歳未満の2型糖尿病については統計学的に有意な分析を行えるだけのデータ数が得られなかったため除外した。
解析対象とした小児延べ300万人のうち、2001年時点で1型糖尿病と診断されていた児は5,000人未満だったが、2009年までには6,700人と21%増加していた。0~4歳児、および米国先住民小児では増加は認められなかった。
2型糖尿病についてはおよそ200万人のデータで解析を行った。その結果、2001年時点の有病者は588人だったが、2009年までには819人と30.5%増加していた。増加が認められなかったのは米国先住民、およびアジア太平洋諸島住民の児だけだった。
1型糖尿病は歴史的に白人に多いと考えられているが、本研究では少数民族/人種においても増加が認められた。糖尿病全体の有病率は男児と女児、白人、黒人、ヒスパニックのいずれでも上昇しており、年齢別では15~19歳で最も上昇が大きかった。
米国糖尿病協会(ADA)医科学部長のRobert Ratner氏は、1型糖尿病が増加している事実には困惑しているとして、「解明されるべき重要な問題だ」と指摘。
米マイアミ小児病院小児内分泌科部長の Luis Gonzalez-Mendoza氏も同じ点を懸念し、「1型糖尿病はティーン世代(13~19歳)でかつての倍近くになっているようだ。自己免疫システムがおかしくなる何らかのトリガー(引き金)があるのかもしれない」と述べている。
2014/05/18(Sun) 10:48 | URL | わんわんこと長谷川清久 | 【編集】
1型の人でも、まだ内因性インスリンが残っていれば、タンパク質を食べても血糖値をあげないんですね。
先生の過去のブログで、一型でも糖質制限をすればインスリン注射を三分の一程度に減らせるとありましたが、
それで、一日四回程度の注射が長時間持続型注射を一日一回するだけでよくなる場合があるということですよね!
よかったです!
いずれ内因性ゼロになった時の不安もありますが、
まだまだこれから
先生のブログや著書で勉強して前向きにやっていこうと思います!
江部先生ありがとうございました!
先生の過去のブログで、一型でも糖質制限をすればインスリン注射を三分の一程度に減らせるとありましたが、
それで、一日四回程度の注射が長時間持続型注射を一日一回するだけでよくなる場合があるということですよね!
よかったです!
いずれ内因性ゼロになった時の不安もありますが、
まだまだこれから
先生のブログや著書で勉強して前向きにやっていこうと思います!
江部先生ありがとうございました!
2014/05/18(Sun) 14:47 | URL | やしゃやしゃ | 【編集】
長谷川 さん
興味深い情報をありがとうございます。
興味深い情報をありがとうございます。
2014/05/18(Sun) 17:41 | URL | ドクター江部 | 【編集】
長谷川 さん
こちらも、情報をありがとうございます。
こちらも、情報をありがとうございます。
2014/05/18(Sun) 17:50 | URL | ドクター江部 | 【編集】
江部先生
ご回答いただき、ありがとうございました!
何度も送ってしまったようで、
申し訳ありませんでした。
ご回答いただき、ありがとうございました!
何度も送ってしまったようで、
申し訳ありませんでした。
2014/05/18(Sun) 23:37 | URL | 筋子 | 【編集】
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