2014年05月16日 (金)
【14/05/15 ばぁば
糖尿人の仲間入り
江部様
4月におなかの調子が悪く病院に行って血液検査をした結果、超立派な糖尿人と言われました52歳のばぁばです。
ショックも冷めやらぬうちにネットで糖尿に関するものを調べまくり、先生のブログにたどり着きました。本も数冊購入し現在勉強中です。
スーパー糖質制限食実行し、血糖値439→173・HbA1c11.2→8.9と少し改善されました。
そこで少々疑問があるのですが、T-Choが249→133に、HDLが39→34に下がっていました。下がりすぎなのではないかと心配しております。LDLは161→75でした。
(初回4/15 2回目5/1)数値に問題があるとすれば何が原因なのでしょうか。
動脈硬化の検査も今のところ問題ないと出ました。いろんな数値が上がっては喜び、下がっても喜び・・と悩みはつきません。】
おはようございます。
ばぁば さんから、「スーパー糖質制限で血糖値・HbA1c改善、しかしコレステロールが低値に」というコメントを頂きました。
ばぁば さん。
拙著のご購入、ありがとうございます。
血糖値、HbA1cの改善、良かったですね。
血糖値:439→173mg/dl
HbA1c:11.2→8.9%
4/15→5/1で、スーパー糖質制限食開始16日目でこの数値なら劇的改善です。
素晴らしいですよ。
一方
T-Cho:249→133mg/dl
HDL:39→34mg/dl
LDL:161→75mg/dl
このデータは、摂取エネルギー不足の可能性が高いです。
血糖値とHbA1cの改善からみて、スーパー糖質制限食は実践できていると思います。
しかし、コレステロロール値が全て減少しているのは、摂取エネルギー不足のための可能性が高いです。
脂質とタンパク質はしっかり摂取して、厚生労働省のいう標準必要エネルギーを確保してください。
国立健康・栄養研究所の
「日本人の食事摂取基準」(2010年、厚生労働省)
への解説に示す推定エネルギー必要量の範囲は
18才以上の成人で身体活動レベルが普通なら
男性:2200~2650キロカロリー
女性:1700~1950キロカロリー
身体活動レベルが低い人は
男性:1850~2250キロカロリー
女性:1450~1700キロカロリー
江部康二
糖尿人の仲間入り
江部様
4月におなかの調子が悪く病院に行って血液検査をした結果、超立派な糖尿人と言われました52歳のばぁばです。
ショックも冷めやらぬうちにネットで糖尿に関するものを調べまくり、先生のブログにたどり着きました。本も数冊購入し現在勉強中です。
スーパー糖質制限食実行し、血糖値439→173・HbA1c11.2→8.9と少し改善されました。
そこで少々疑問があるのですが、T-Choが249→133に、HDLが39→34に下がっていました。下がりすぎなのではないかと心配しております。LDLは161→75でした。
(初回4/15 2回目5/1)数値に問題があるとすれば何が原因なのでしょうか。
動脈硬化の検査も今のところ問題ないと出ました。いろんな数値が上がっては喜び、下がっても喜び・・と悩みはつきません。】
おはようございます。
ばぁば さんから、「スーパー糖質制限で血糖値・HbA1c改善、しかしコレステロールが低値に」というコメントを頂きました。
ばぁば さん。
拙著のご購入、ありがとうございます。
血糖値、HbA1cの改善、良かったですね。
血糖値:439→173mg/dl
HbA1c:11.2→8.9%
4/15→5/1で、スーパー糖質制限食開始16日目でこの数値なら劇的改善です。
素晴らしいですよ。
一方
T-Cho:249→133mg/dl
HDL:39→34mg/dl
LDL:161→75mg/dl
このデータは、摂取エネルギー不足の可能性が高いです。
血糖値とHbA1cの改善からみて、スーパー糖質制限食は実践できていると思います。
しかし、コレステロロール値が全て減少しているのは、摂取エネルギー不足のための可能性が高いです。
脂質とタンパク質はしっかり摂取して、厚生労働省のいう標準必要エネルギーを確保してください。
国立健康・栄養研究所の
「日本人の食事摂取基準」(2010年、厚生労働省)
への解説に示す推定エネルギー必要量の範囲は
18才以上の成人で身体活動レベルが普通なら
男性:2200~2650キロカロリー
女性:1700~1950キロカロリー
身体活動レベルが低い人は
男性:1850~2250キロカロリー
女性:1450~1700キロカロリー
江部康二
おはようございます。
いつもありがとうございます。
父の件ですが、
先日コメントしました件
→ゴルフから帰ってきてからの右胸の痛み
(おそらく筋肉痛)
+@三日前から朝の血圧が高くなっています。
145/88です。二回計測しても同じ位です。
きちんとスーパー糖質制限やっています。
(約1ヶ月半程)
それまでは、120/70くらいで落ち着いていました。
そういえば、ここ数日気温が高くなって(30℃近くなったり)
というのがあり、もしかしてそれも原因でしょうか?
何か考えられることありますでしょうか?
宜しくお願いいたします。
いつもありがとうございます。
父の件ですが、
先日コメントしました件
→ゴルフから帰ってきてからの右胸の痛み
(おそらく筋肉痛)
+@三日前から朝の血圧が高くなっています。
145/88です。二回計測しても同じ位です。
きちんとスーパー糖質制限やっています。
(約1ヶ月半程)
それまでは、120/70くらいで落ち着いていました。
そういえば、ここ数日気温が高くなって(30℃近くなったり)
というのがあり、もしかしてそれも原因でしょうか?
何か考えられることありますでしょうか?
宜しくお願いいたします。
2014/05/16(Fri) 09:35 | URL | 美月 | 【編集】
はじめまして、4月17日に糖尿病が分かり血糖随時が200でHbA1cが11.1総ケトン体935でした。入院、インスリンを進められましたが食事、運動、投薬で様子を見ることに。投薬と運動とゆるい糖質制限で4月23日には食後2時間血糖値が150でケトン体350になりました。主治医には入院しませんと言いOkをもらいました。ですが、3週間たち5月14日に病院に行くと空腹血糖値115HbA1c9.0でケトン体950になってました。足の付け根の動脈から採血され、まだ体は酸性に傾いていないですがケトン体が1000を越えると緊張入院だと言われました。摂取カロリーも少なかったみたいです。来週、ケトンが下がって無かったら入院、インスリン治療になります。血糖値は下がってもケトンが上がりインスリンなんて。もう、入院しかないのでしょうか??
美月 さん
血圧上昇は、糖質制限食とは関係ないように思います。
経過をみてよいと思います。
血圧上昇は、糖質制限食とは関係ないように思います。
経過をみてよいと思います。
2014/05/16(Fri) 18:23 | URL | ドクター江部 | 【編集】
江部先生
> 拙著のご購入、ありがとうございます。
> 血糖値、HbA1cの改善、良かったですね。
> 血糖値:39→173mg/dl
3行目の「39」は「439」に要訂正と存じます。
単なるタイプミスですが、糖質制限の効果にかかわるる重要場所ですので、
お暇なときにでもご修正くださいませ。
以上
> 拙著のご購入、ありがとうございます。
> 血糖値、HbA1cの改善、良かったですね。
> 血糖値:39→173mg/dl
3行目の「39」は「439」に要訂正と存じます。
単なるタイプミスですが、糖質制限の効果にかかわるる重要場所ですので、
お暇なときにでもご修正くださいませ。
以上
2014/05/16(Fri) 20:49 | URL | はなもと | 【編集】
HDLを上げるには、
・糖質制限するのは、もはや当然の前提として
・それに卵3個を加えると、同じ糖質制限でも、
もっと良い糖質制限になれますよよ
という研究が、2008年の時点で、出ています。
あ、もちろん日本じゃありませんよ、米国の話です。
すでに「低カーボ vs 低脂肪」の戦いは、前者の圧勝で
終わってますので、残る問題は、前者=糖質制限の
世界の「中で」、どんな理想像を追求すべきか、という
ことになっている。
では、当研究の日本語の紹介を、まずご覧ください。
http://www.rda.co.jp/topics/topics3420.html
英語の原文は、こちらです。
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/18203890
画面右上の「Full Text」ボタンを押すと、全文が、読めます。
この雑誌は原則として無料なのかな? けっこう無料のペーパーが
多いですね、経験上。
ガラパゴスな日本と、大違いです。
先進度=実用性を評価すると、こんな感じですかね?
米科学誌 > 米専門誌 > 米学会ガイドライン
>> 日本専門誌 >>>> 日本学会ガイドライン
・糖質制限するのは、もはや当然の前提として
・それに卵3個を加えると、同じ糖質制限でも、
もっと良い糖質制限になれますよよ
という研究が、2008年の時点で、出ています。
あ、もちろん日本じゃありませんよ、米国の話です。
すでに「低カーボ vs 低脂肪」の戦いは、前者の圧勝で
終わってますので、残る問題は、前者=糖質制限の
世界の「中で」、どんな理想像を追求すべきか、という
ことになっている。
では、当研究の日本語の紹介を、まずご覧ください。
http://www.rda.co.jp/topics/topics3420.html
英語の原文は、こちらです。
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/18203890
画面右上の「Full Text」ボタンを押すと、全文が、読めます。
この雑誌は原則として無料なのかな? けっこう無料のペーパーが
多いですね、経験上。
ガラパゴスな日本と、大違いです。
先進度=実用性を評価すると、こんな感じですかね?
米科学誌 > 米専門誌 > 米学会ガイドライン
>> 日本専門誌 >>>> 日本学会ガイドライン
2014/05/16(Fri) 21:30 | URL | はなもと | 【編集】
はじめまして。
私は二十代後半女性です。昨年糖尿病を発症しました。現在はヘモグロビン値も5.6に安定し、今年の2月に終診となりました。今は食事と運動療法だけの生活をしています。最近まであまりにストイックに食事制限、運動をしていたために体重が38まで減りました。(身長155cm)しかし最近、スーパー糖質制限に切り替え、毎日大好きだったお肉や魚をたくさん食べて、みるみる心身共に元気になっているのを感じています。でもひとつだけ不安なことがあります。それは体重の増加です。今糖質制限を始めてまだ1ヶ月とたたないのですが、体重が2キロ近く増えています。朝からお肉やら、魚、ソーセージなど沢山食べ過ぎているのかもしれません。体型の面でも細身を保ちたいのですが、少し食べる量を減らした方が良いでしょうか。体重増加が止まらないのではないかと怖くて仕方ありません。どうしたらよいでしょうか。
ご教示のほど、よろしくお願い申し上げます。
私は二十代後半女性です。昨年糖尿病を発症しました。現在はヘモグロビン値も5.6に安定し、今年の2月に終診となりました。今は食事と運動療法だけの生活をしています。最近まであまりにストイックに食事制限、運動をしていたために体重が38まで減りました。(身長155cm)しかし最近、スーパー糖質制限に切り替え、毎日大好きだったお肉や魚をたくさん食べて、みるみる心身共に元気になっているのを感じています。でもひとつだけ不安なことがあります。それは体重の増加です。今糖質制限を始めてまだ1ヶ月とたたないのですが、体重が2キロ近く増えています。朝からお肉やら、魚、ソーセージなど沢山食べ過ぎているのかもしれません。体型の面でも細身を保ちたいのですが、少し食べる量を減らした方が良いでしょうか。体重増加が止まらないのではないかと怖くて仕方ありません。どうしたらよいでしょうか。
ご教示のほど、よろしくお願い申し上げます。
2014/05/16(Fri) 23:38 | URL | 迷える糖尿びと | 【編集】
江部先生、はじめまして。
最近あらてつさんのブログにコメントさせていただき、本文でも取り上げていただいたしゃっとんと申します。
私の場合空腹時血糖値は正常でありながら、食後の血糖値スパイクが気になって糖質制限を始めました。
しかし、気になる症状がいくつかあります。
中でも最も気になるのは眼の症状で、特に頭を急に動かしたときなど、左目のみ視点が合うのが遅れます。
調べてみましたところ、糖尿病の合併症に眼筋麻痺というのがあるようですが、これは眼筋のエネルギー不足によって起こるものなのでしょうか?
他の症状としては、手足の痺れがあり、特にヨガのレッスンを受けている時に顕著に自覚します。
江部先生の過去の記事をお読みしたところ、摂取エネルギー不足で手足の痺れが出ることがあるようですね。
私は肉が苦手で食べられないので、野菜中心にして、カロリー及び蛋白源として大豆製品やナッツを食べるようにしていますが、もし上記の症状がエネルギー不足に基づくものであれば、油の摂取量を増やすなどして、エネルギーを補えば回復が期待できますか?
それとも、まだ体がケトン体をエネルギーとして利用することに慣れていないだけでしょうか?
他には、最初の二日ほどで軽い頭痛がしたのと、一週間後にお腹の調子が悪くなったことがありましたが、これらは一時的なものでした。
是非糖質制限食を続けて生きたいのですが、上記の症状を放置しても大丈夫なのか気になっています。
お忙しいところ恐縮ですが、是非アドバイスを頂けたらと思います。
最近あらてつさんのブログにコメントさせていただき、本文でも取り上げていただいたしゃっとんと申します。
私の場合空腹時血糖値は正常でありながら、食後の血糖値スパイクが気になって糖質制限を始めました。
しかし、気になる症状がいくつかあります。
中でも最も気になるのは眼の症状で、特に頭を急に動かしたときなど、左目のみ視点が合うのが遅れます。
調べてみましたところ、糖尿病の合併症に眼筋麻痺というのがあるようですが、これは眼筋のエネルギー不足によって起こるものなのでしょうか?
他の症状としては、手足の痺れがあり、特にヨガのレッスンを受けている時に顕著に自覚します。
江部先生の過去の記事をお読みしたところ、摂取エネルギー不足で手足の痺れが出ることがあるようですね。
私は肉が苦手で食べられないので、野菜中心にして、カロリー及び蛋白源として大豆製品やナッツを食べるようにしていますが、もし上記の症状がエネルギー不足に基づくものであれば、油の摂取量を増やすなどして、エネルギーを補えば回復が期待できますか?
それとも、まだ体がケトン体をエネルギーとして利用することに慣れていないだけでしょうか?
他には、最初の二日ほどで軽い頭痛がしたのと、一週間後にお腹の調子が悪くなったことがありましたが、これらは一時的なものでした。
是非糖質制限食を続けて生きたいのですが、上記の症状を放置しても大丈夫なのか気になっています。
お忙しいところ恐縮ですが、是非アドバイスを頂けたらと思います。
2014/05/17(Sat) 06:24 | URL | しゃっとん | 【編集】
はなもと さん
ご指摘ありがとうございます。
直します。
ご指摘ありがとうございます。
直します。
2014/05/17(Sat) 08:31 | URL | ドクター江部 | 【編集】
しゃっとんさん、
> 最近あらてつさんのブログにコメントさせていただき、本文でも
> 取り上げていただいたしゃっとんと申します。
こういう場合は、ちゃんと該当 URL を書いた方が良いですね。江部先生はご多忙なんですから、先生の貴重なお時間を1秒たりとも無駄にしないような心づかいが、相談者には必要です。
http://ktkky.blog94.fc2.com/blog-entry-1558.html
すると、次のような基礎情報が分かる。
・HbA1cが6.0
・食後二時間の血糖値180mg/dL(自己測定)
すると、この基礎情報2件プラス「眼筋麻痺」と「手足の痺れ」から、ああ、これは「筋肉」ではなく「神経」の問題であり、初期&軽度の糖尿病性神経障害だな、と見当がつきます。
さらに
> 肉が苦手で食べられない
とありますので、ベジタリアンの方でしょうか? であれば「ビタミンB12不足」の疑いがあります。
なぜなら一般に、
・VB12は、神経の働きに必須だし、かつ
・VB12は、ベジタリアンで不足しがち
だからです。
この場合、対策としては
・海苔の大判を、毎日1枚食べる
・VB12を含んだVBサプリを摂る
のが定番です。とくに前者は、ベジタリアンで実践しておられる方が、多いはずです。
あるいは、ベジタリアンであるのは良いとして、せめて魚くらいは摂取しませんか?
魚には、上記のVB12だけでなく、オメガ3油やタウリンやVDといった、長寿に必須の栄養素も含まれます。
野菜に含まれるポリフェノールや食物繊維は重要ですが、魚に含まれる上記栄養素は、それ以上に重要です。
> 最近あらてつさんのブログにコメントさせていただき、本文でも
> 取り上げていただいたしゃっとんと申します。
こういう場合は、ちゃんと該当 URL を書いた方が良いですね。江部先生はご多忙なんですから、先生の貴重なお時間を1秒たりとも無駄にしないような心づかいが、相談者には必要です。
http://ktkky.blog94.fc2.com/blog-entry-1558.html
すると、次のような基礎情報が分かる。
・HbA1cが6.0
・食後二時間の血糖値180mg/dL(自己測定)
すると、この基礎情報2件プラス「眼筋麻痺」と「手足の痺れ」から、ああ、これは「筋肉」ではなく「神経」の問題であり、初期&軽度の糖尿病性神経障害だな、と見当がつきます。
さらに
> 肉が苦手で食べられない
とありますので、ベジタリアンの方でしょうか? であれば「ビタミンB12不足」の疑いがあります。
なぜなら一般に、
・VB12は、神経の働きに必須だし、かつ
・VB12は、ベジタリアンで不足しがち
だからです。
この場合、対策としては
・海苔の大判を、毎日1枚食べる
・VB12を含んだVBサプリを摂る
のが定番です。とくに前者は、ベジタリアンで実践しておられる方が、多いはずです。
あるいは、ベジタリアンであるのは良いとして、せめて魚くらいは摂取しませんか?
魚には、上記のVB12だけでなく、オメガ3油やタウリンやVDといった、長寿に必須の栄養素も含まれます。
野菜に含まれるポリフェノールや食物繊維は重要ですが、魚に含まれる上記栄養素は、それ以上に重要です。
2014/05/17(Sat) 13:08 | URL | はなもと | 【編集】
先生、ほかの皆様・・ありがとうございました。
これからも長く仲良く付き合っていかなければならない病気(?)ですが、負けません。
これからも勉強頑張ります!前向き前向きに!!
これからも長く仲良く付き合っていかなければならない病気(?)ですが、負けません。
これからも勉強頑張ります!前向き前向きに!!
2014/05/17(Sat) 14:20 | URL | ばぁば | 【編集】
はなもとさん
情報をありがとうございます。
文献見てみます。
情報をありがとうございます。
文献見てみます。
2014/05/17(Sat) 14:21 | URL | ドクター江部 | 【編集】
はなもと様、失礼いたしました。今後は先生への心遣いを忘れないよう気をつけます。
仰るとおり、ベジタリアンです。
ビタミンB12ですか…。今ビタミンDはサプリで摂取していますが、今後はB12も海苔かサプリで摂取するようにしてみます。
しかし、ベジタリアンは以前からなのに、これらの症状が出始めたのが一週間前、丁度糖質制限を始めて一週間経ってからだったので、糖質制限が関係あるのかも…と思ったのですが…。
仰るとおり、ベジタリアンです。
ビタミンB12ですか…。今ビタミンDはサプリで摂取していますが、今後はB12も海苔かサプリで摂取するようにしてみます。
しかし、ベジタリアンは以前からなのに、これらの症状が出始めたのが一週間前、丁度糖質制限を始めて一週間経ってからだったので、糖質制限が関係あるのかも…と思ったのですが…。
2014/05/17(Sat) 14:44 | URL | しゃっとん | 【編集】
しゃっとんさん、
> ベジタリアンは以前からなのに、これらの症状が出始めたのが
> 一週間前、丁度糖質制限を始めて一週間経ってからだった
おお、そうでしたか。
糖質制限すると、体に糖が入ってきませんので、まず骨格筋と肝臓のグリコーゲンが分解されます。
その分解時に、水が出てくる。その水が尿・汗となり、体外に排出される。
その排出時に、つられて水溶性の物質が排出されてしまいます。
(1) 水溶性ビタミン。VB類とVCです。
(2) ミネラル。とくにマグネシウム・クロム・マンガン・亜鉛。
これらが出ていくと代謝ダウンや足吊りを招きます。
今回、しゃっとんさんの場合は、上記(1)の中のVB12の不足が露呈した、というわけですね。他のものは、大丈夫かな?
かくして糖質制限をするときは、上記(1)(2)が不足せぬよう、
・江部先生の糖質制限10箇条に則り、食事設計する
・それがメンドーなら、適当にサプリで補う
私は念のため、両方やってます。
かつサプリに関しては、日本のメーカーのをまったく信用していないので、次を使っています。
http://jp.iherb.com/
米国のサプリは、競争も激しいので価格が安いし、内容を Consumer lab が時々チェックしてますので、かなり安心できます。
Consumer lab は、日本の厚労省より1億倍くらい検査が厳しいです。
> ベジタリアンは以前からなのに、これらの症状が出始めたのが
> 一週間前、丁度糖質制限を始めて一週間経ってからだった
おお、そうでしたか。
糖質制限すると、体に糖が入ってきませんので、まず骨格筋と肝臓のグリコーゲンが分解されます。
その分解時に、水が出てくる。その水が尿・汗となり、体外に排出される。
その排出時に、つられて水溶性の物質が排出されてしまいます。
(1) 水溶性ビタミン。VB類とVCです。
(2) ミネラル。とくにマグネシウム・クロム・マンガン・亜鉛。
これらが出ていくと代謝ダウンや足吊りを招きます。
今回、しゃっとんさんの場合は、上記(1)の中のVB12の不足が露呈した、というわけですね。他のものは、大丈夫かな?
かくして糖質制限をするときは、上記(1)(2)が不足せぬよう、
・江部先生の糖質制限10箇条に則り、食事設計する
・それがメンドーなら、適当にサプリで補う
私は念のため、両方やってます。
かつサプリに関しては、日本のメーカーのをまったく信用していないので、次を使っています。
http://jp.iherb.com/
米国のサプリは、競争も激しいので価格が安いし、内容を Consumer lab が時々チェックしてますので、かなり安心できます。
Consumer lab は、日本の厚労省より1億倍くらい検査が厳しいです。
2014/05/17(Sat) 17:00 | URL | はなもと | 【編集】
はなもと さん
ありがとうございます。
ありがとうございます。
2014/05/17(Sat) 19:47 | URL | ドクター江部 | 【編集】
しゃっとん さん
はなもとさんのご指摘のように、
ベジタリアンはビタミンB12やEPA・DHAが不足しやすいので注意が必要です。
症状に関しては糖質制限が直接の関係があるというよりも
何らかのきっかけになった可能性がありますね。
はなもとさんのご指摘のように、
ベジタリアンはビタミンB12やEPA・DHAが不足しやすいので注意が必要です。
症状に関しては糖質制限が直接の関係があるというよりも
何らかのきっかけになった可能性がありますね。
2014/05/17(Sat) 19:50 | URL | ドクター江部 | 【編集】
はなもと さん
コメントありがとうございます。
私は、自分自身は、肉・魚貝・野菜・海藻・茸・大豆製品・・・など
糖質制限OK食材を幅広く豊富に食べているので、サプリは一切使用していません。
単身赴任の方とかは、はなもとさんのように、安くて安心なサプリを摂るのもいいと思います。
なお、糖質ありの食事で、食事開始2時間までは食事由来の血糖が筋肉や脳などほとんどの組織の
エネルギー源です。
2時間でそれがなくなるので肝臓でグリコーゲンを分解して血中に放出して、血糖値を保ちますが、
筋肉中のグリコーゲンは使用されません。
4~5時間が経過すると肝臓のグリコーゲン分解も減少して、肝臓の糖新生により血糖値を訂正に維持するようになりますが、この時間帯には心筋・骨格筋など体細胞のほとんどは、脂肪酸-ケトン体エネルギーシステムを
利用するようになります。
スーパー糖質制限食の場合は、ステーキを食べている最中にも、肝臓で糖新生をしています。
夕食が午後7時とか8時とか9時として、夜間睡眠中は、夕食が糖質ありの食事でも糖質なしの食事でも
肝臓では糖新生をして血糖を維持しています。
コメントありがとうございます。
私は、自分自身は、肉・魚貝・野菜・海藻・茸・大豆製品・・・など
糖質制限OK食材を幅広く豊富に食べているので、サプリは一切使用していません。
単身赴任の方とかは、はなもとさんのように、安くて安心なサプリを摂るのもいいと思います。
なお、糖質ありの食事で、食事開始2時間までは食事由来の血糖が筋肉や脳などほとんどの組織の
エネルギー源です。
2時間でそれがなくなるので肝臓でグリコーゲンを分解して血中に放出して、血糖値を保ちますが、
筋肉中のグリコーゲンは使用されません。
4~5時間が経過すると肝臓のグリコーゲン分解も減少して、肝臓の糖新生により血糖値を訂正に維持するようになりますが、この時間帯には心筋・骨格筋など体細胞のほとんどは、脂肪酸-ケトン体エネルギーシステムを
利用するようになります。
スーパー糖質制限食の場合は、ステーキを食べている最中にも、肝臓で糖新生をしています。
夕食が午後7時とか8時とか9時として、夜間睡眠中は、夕食が糖質ありの食事でも糖質なしの食事でも
肝臓では糖新生をして血糖を維持しています。
2014/05/17(Sat) 20:03 | URL | ドクター江部 | 【編集】
江部先生、はなもと様、ありがとうございます。
実はプレ糖尿病と診断された段階で、iherbからEnzymatic Therapy社のBlood Sugar Managerを買っていたのですが、糖質制限食をしていれば大丈夫…と、飲むのをさぼっていました。
http://www.iherb.com/Enzymatic-Therapy-Blood-Sugar-Manager-60-Tablets/22399?gclid=COad0KOhs74CFVGVfgodi2QA3w&gclsrc=aw.ds
このサプリにはビタミンB群の他、はなもと様が仰るミネラルもしっかり入っているので、これからはきちんと摂取するようにします。
実はプレ糖尿病と診断された段階で、iherbからEnzymatic Therapy社のBlood Sugar Managerを買っていたのですが、糖質制限食をしていれば大丈夫…と、飲むのをさぼっていました。
http://www.iherb.com/Enzymatic-Therapy-Blood-Sugar-Manager-60-Tablets/22399?gclid=COad0KOhs74CFVGVfgodi2QA3w&gclsrc=aw.ds
このサプリにはビタミンB群の他、はなもと様が仰るミネラルもしっかり入っているので、これからはきちんと摂取するようにします。
2014/05/18(Sun) 00:25 | URL | しゃっとん | 【編集】
先生、スミマセン。
私がテキトーなことを書いてしまったばかりに、訂正にお手間をとらせてしまい、申し訳ありません。
> 糖質ありの食事で、食事開始2時間までは食事由来の
> 血糖が筋肉や脳などほとんどの組織のエネルギー源です。
> 2時間でそれがなくなるので肝臓でグリコーゲンを分解して
> 血中に放出して、血糖値を保ちますが、
> 筋肉中のグリコーゲンは使用されません。
ええ、筋肉中のグリコーゲンは、自家消費用であって、他の組織へ筋肉がグルコースを供することは、ありません。筋内グリコーゲンは、筋肉が運動するときに、自分で使うものでございます。
なので「肝臓と筋肉のグリコーゲンが分解されたとき、水が体外に出る」という私の文章のうち、「筋肉の」グリコーゲンについては、「それなりの運動をしたとき」だけであり、安静にしているときは、筋内のグリコーゲンは使われませんので、その分の水は体外排出されません。
では何故、筋内のグリコーゲンは、グルコースとなって外部に提供されないのか。こちらに良い解説がありました。
http://kusuri-jouhou.com/creature1/glycogen.html
・筋肉のグリコーゲンは、グルコースになる直前の物質
「G6P」(グルコース-6-リン酸 )に変えられるが、
G6Pは、筋内の解糖系に直接投入できるので、
グルコースにまで変えなくて良い。
・逆に言うと、G6Pは、グルコースになれず、グルコースに
リン酸がくっついたままなので、負に帯電しており、
同様に負に帯電した細胞膜と反発しあうので、
筋細胞の外に出れない。だから他の組織へ提供もされない。
以上、ネットで復習しました(恥)。
私がテキトーなことを書いてしまったばかりに、訂正にお手間をとらせてしまい、申し訳ありません。
> 糖質ありの食事で、食事開始2時間までは食事由来の
> 血糖が筋肉や脳などほとんどの組織のエネルギー源です。
> 2時間でそれがなくなるので肝臓でグリコーゲンを分解して
> 血中に放出して、血糖値を保ちますが、
> 筋肉中のグリコーゲンは使用されません。
ええ、筋肉中のグリコーゲンは、自家消費用であって、他の組織へ筋肉がグルコースを供することは、ありません。筋内グリコーゲンは、筋肉が運動するときに、自分で使うものでございます。
なので「肝臓と筋肉のグリコーゲンが分解されたとき、水が体外に出る」という私の文章のうち、「筋肉の」グリコーゲンについては、「それなりの運動をしたとき」だけであり、安静にしているときは、筋内のグリコーゲンは使われませんので、その分の水は体外排出されません。
では何故、筋内のグリコーゲンは、グルコースとなって外部に提供されないのか。こちらに良い解説がありました。
http://kusuri-jouhou.com/creature1/glycogen.html
・筋肉のグリコーゲンは、グルコースになる直前の物質
「G6P」(グルコース-6-リン酸 )に変えられるが、
G6Pは、筋内の解糖系に直接投入できるので、
グルコースにまで変えなくて良い。
・逆に言うと、G6Pは、グルコースになれず、グルコースに
リン酸がくっついたままなので、負に帯電しており、
同様に負に帯電した細胞膜と反発しあうので、
筋細胞の外に出れない。だから他の組織へ提供もされない。
以上、ネットで復習しました(恥)。
2014/05/18(Sun) 01:57 | URL | はなもと | 【編集】
はなもと さん
ありがとうございます。
ありがとうございます。
2014/05/18(Sun) 09:47 | URL | ドクター江部 | 【編集】
| ホーム |