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「糖質制限食」で血糖安定 糖尿病に効果上げる・・・記事への反論皆無
【14/05/14 林勝

林勝です

戸田さま 記事をご活用下さり、ありがとうございます。大変励みになります。

もうあかんさま コウノメソッド、早速勉強します。

はなもとさま ご指摘、感謝申し上げます。アマゾンの糖尿病関連本リストと日本糖尿病学会学術集会(今月下旬、大阪)の演目をネットで見比べてみると実に面白いですよ。

江部先生 糖質制限に批判的な糖尿病専門医は大勢いらっしゃると思われますが、記事に対するクレームや反論が今のところまったく寄せられておりません。

湿潤治療の記事のときもそうでしたが、「糖質は必要だ」と本当に患者さんのためを思うなら、ご意見を寄せてほしいと願っております。でなければ、プロの専門医とは言えないのではないでしょうか。】


こんにちは。

2014年5月13日(火)東京新聞と中日新聞の朝刊に

「糖質制限食」で血糖安定 糖尿病に効果上げる

という記事が掲載されました。

その記事を書かれた林勝記者から、上記コメントをいただきました。

林記者、ありがとうございます。

現在まで、記事に対する反論はまったく東京新聞にも中日新聞にも寄せられていません。

糖質制限食に批判的で、糖質は必要と考えている糖尿病専門医は、大勢おられるはずです。

本当にそうお思いなら、林記者も述べておられるように、反論・意見を東京新聞や中日新聞に寄せられて然るべきと私も思います。

学問や臨床現場で、治療方針において議論があるのは健全なことと思います。

プロの専門医で反対意見をお持ちなら、是非お聞かせ願いたいと思います。

2013年10月に米国糖尿病学会が、5年ぶりに「食事療法に関する声明」を発表し、全ての糖尿病患者に適する「唯一無二の食事療法」はないと明示しました。

さらに「糖質制限食」も、地中海食・ベジタリアン食・低脂質食などと共に正式に受容されました。

この米国糖尿病学会の「食事療法に関する声明」に対しても、日本糖尿病学会は何のコメントも発表していません。

そして、相変わらず「唯一無二の食事療法」を推奨し続けています。

糖質制限食を批判し、唯一無二のカロリー制限食を推奨するなら、日本糖尿病学会は、米国糖尿病学会の声明に対してコメントする義務があります。

賛成意見にせよ、反対意見にせよ、しっかり根拠を示して、日本糖尿病学会の見解を発表するのが筋と思います。

日本糖尿病学会理事の先生方、よろしくお願い申し上げます。


江部康二


テーマ:糖質制限食
ジャンル:ヘルス・ダイエット
コメント
テレビでは全否定、新聞では反論皆無?!
「未だ糖質制限食をよく理解していないテレビ出たがり視聴者代表」を前にして、糖質制限食派医師をボコボコ叩く(叩かれた本人は全くメゲていないがw)以外には、新聞に一言も反論しない『カロリー制限信奉者日本糖尿病学会会員医師』の図式が見えて来ました。
 これでいいのでしょうか?
2014/05/15(Thu) 14:55 | URL | らこ | 【編集
糖尿病専門医でも賛同者はいます!
江部先生はじめ、ブログ読者の皆様
いつもありがとうございます。糖尿病専門医の者です。患者さんにいつも教えられている日々です。専門医でも糖質に注目した治療が大事であることを理解している者はおります。どうか、学会全体や専門医全体を敵視しないでください・・・学会全体としての方向転換には時間はかかると思いますが、これからもよろしくお願いします。実際、今年の糖尿病の進歩という学会では、糖質をとりあげたレクチャーがありましたよ。
2014/05/15(Thu) 17:15 | URL | H.P. | 【編集
Re: 糖尿病専門医でも賛同者はいます!
H.P.先生、

たいへん勇気あるご登場、まことに痛み入ります。

> 糖尿病専門医でも賛同者はいます!

有難うございます!

> 学会全体や専門医全体を敵視しないでください。

あ、はい。昨日は私、某所でJDSさんを「ガラパゴス」
呼ばわりなどしてしまい、失礼いたしました。お許しを。

H.P先生のような理解者が増えると、嬉しいですね。
期待していますよ。

門脇孝さんが長年重視してきた「アディポネクチン」だって、
糖質制限で、増えるんですから。

http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/21455123
Adiponectin increased in the LC , but not the LF

門脇さんが縷々言われるように、アディポネクチンが増えれば、
  ・インスリン抵抗性が防げて
  ・肥満は治って(PPARα経由で代謝向上)
  ・動脈硬化も防げて(Apo A-1増生)
  ・Sirt1遺伝子も刺激して老化を防ぐ

こんなに強力なアディポネクチンが、糖質制限で増えて、
カロリー制限では増えない。

  http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/21455123
  Adiponectin increased in the LC , but not the LF

これでもう科学的には、糖質制限の圧勝です。

ぜひ勝ち馬に、乗ってください。
2014/05/16(Fri) 00:40 | URL | はなもと | 【編集
Re: 糖尿病専門医でも賛同者はいます!
H.P.先生
貴重なご意見ありがとうございます。
学会学術集会のプログラムからも、専門医の方々に糖質制限を前向きに活かそうという動きがあることは存じております。
ただ、有益な治療法を積極的に求めておられる患者さんの立場からすると、学会の取り組みは何とも物足りなく感じてしまうのではないでしょうか。少なくとも、昨年の「学会提言」からは、糖質制限に期待する患者さんの声に応えようという意志は感じられません。「完全には否定しない」というエクスキューズをちょっと盛り込み、全体的には火消しのためのような印象を受けました。
組織が明確な方向性を打ち出すためには、関係者間での危機感を持った活発で広がりのある議論が欠かせません。世界的な動向から、既に糖質制限問題はそのような活発な議論が行われてしかるべきだと思います。それなのに、学術集会での扱いの少なさに、私は「危機感はないのか」とおこがましくも訴えたいです。
好き勝手なことを申し上げてすみません。
2014/05/16(Fri) 09:54 | URL | 林勝 | 【編集
現行の糖尿病医様
日本糖尿病学会~厚生省が国民の健康を推進(医療費削減)するのなら自然と糖質過剰にならない食生活(糖質制限)は必須です。
それを唱えない、医療機関は健康を求める国民に理解できません。理解されてい医師とありますが、表にみえるものがない限り国民は解りません。
2014/05/16(Fri) 12:31 | URL | 健康おたく | 【編集
地域の環境・食文化も影響します…
皆さまのご指摘、至極もっともと存じます。各々の専門医が糖質へのアプローチという概念だけもっていても、確かに、実際的な治療として結実しにくいですよね。まずは糖質制限を実践して下さっている医師の方々に、実践法と、その効果(とくに長期の実績)を学会でご報告頂きたいです。日本人での実績報告が少ないことで、学会全体として踏み出せないのだと思います。学会全体を手っ取り早く啓蒙できるのは、やはり日本人での長期のデータだと思います。かく言うわたくしも、実績報告をすべく取り組んでいます。ところが・・・当地域にはある問題があって、糖質制限そのものが患者さんに浸透しにくいのです・・・ずばり、米どころです。糖質制限の利点と実例をいくら熱く語っても、「米を食えないようでは生きている価値がない。米を食って合併症で早く死ぬことがあっても、後悔しないよ。」患者さんは口を揃えてこう拒絶されます。今の医療じゃあ昔と違って、合併症が出てもコロッと死ねないから問題なのです、そう押してもダメです。一時的な体重改善を図るために!と押しても、やはりダメです。
幸いにも導入できた方が幾人かいらっしゃいましたが、月に何度かの米のドカ食いを認めます・・・このように、自分の診療で実績報告をしようと試みても、症例がそもそも集められない地域が他にもあるかと想像します。ぜひ、江部先生のこのブログを通じて、なるたけ多くの糖質制限実践医師に、まとまった数の長期的な実績報告をして頂ければと思います。こういった報告がなされるまで10年は要すと思いますが、学会の重鎮がそれ以前に交代の時期に入ることは無いと思いますので、我々臨床家は、啓蒙のために、計画的に動くべきと愚考しております。
2014/05/16(Fri) 19:17 | URL | H.P. | 【編集
H.P.先生の戦いに感服しております。
そうでしたか、H.P.先生、

たいへん過酷な医療の最前線で、先生は、立派に戦っておられるのですね。

> 米どころです。糖質制限の利点と実例をいくら熱く語っても、
> 「米を食えないようでは生きている価値がない。
>  米を食って合併症で早く死ぬことがあっても、後悔しないよ。」
> 患者さんは口を揃えてこう拒絶されます。

頭が下がります。私は、H.P.先生のような方が、この世でいちばんお偉いと思います。

だからこそ、先生が戦っておられる戦線の苛酷さを前提にしますと、次のような例は、使い方次第で、真の学術報告の手がかりになる、と思うのです。

> 幸いにも導入できた方が幾人かいらっしゃいましたが、
> 月に何度かの米のドカ食いを認めます

たとえば、ですね。
  ・そういう脱落で気落ちしてる本人を慰める方法とか、
  ・そういう脱落からの回復を促す方法とか
  ・そういう脱落を減らす方法とか、
を、数通り案出・試行してみたら、成功率が高かったのはコレだった・・・・。

そんな研究の方が、全国の米所の糖尿病患者には、明日からでも役立つはずだと愚考するのです。

「糖質制限したら、これだけ効果が出ました。フラミンガム・リスクスコアは、こうなりました」といった従来型の研究より、「私は、糖質制限アドヒランス向上方法を見つけました。成功率はこうでした」という研究を目指すわけですね。目標の方向を変えるのです。

題しまして「米どころにおける糖質制限中の米ドカ食い対策」とでも申しましょうか。

こういう研究は、もしかして誰もやってないんじゃないでしょうか?? 少なくとも私は、知りません。

しかもこれは、H.P.先生のような、米どころで戦っておられる先生だからこそ、できる研究ではないでしょうか?

しかも、日本には米どころが多いので、多くの医師の役に立つのでは、ないですか?

以上、とりあえず思いつくままに書いてみました。乱筆たいへん失礼いたしました。
2014/05/17(Sat) 01:08 | URL | はなもと | 【編集
努力を続けます
はなもとさま

ちっとも偉い医者ではございません。(偉いかどうかは、診療上、全く意味がないことですし・・・)少しでも手応えを感じているのなら、わたくしも学会報告をしているところです。今は無力感でいっぱいです。実際に診療のコツを見いだすに至ったら、必ず発表します。言霊のために、ここに明記いたします!糖質制限治療のご報告をされている医師は、現時点でもおられます。もちろん、患者さんに浸透しやすい地域の先生方のようですが。演題として採用している学会の意図については、見解がわかれるところでしょうが、個人的には好意的に解釈しております。叱咤激励、まことにありがとうございました。今後とも、よろしくお願いいたします。くじけそうになっても、こちらで自身を奮い立たせます。
2014/05/17(Sat) 08:15 | URL | H.P. | 【編集
Re: 地域の環境・食文化も影響します…
H.P. さん

そうでうすか。
米どころなのですか。
ご苦労のほどお察し申しあげます。

山田悟先生が2013年にに日本人の糖質制限食RCT研究論文を発表しておられますが、
大規模な研究はなかなか困難ですね。
2014/05/17(Sat) 08:30 | URL | ドクター江部 | 【編集
Re: 地域の環境・食文化も影響します…
H.P. 先生、江部先生

> 山田悟先生が2013年に日本人の糖質制限食RCT
> 研究論文を発表しておられます

そうでしたね。ついさっき江部先生の記事で拝見しました。

http://koujiebe.blog95.fc2.com/blog-entry-2851.html

これが「糖質制限したら、これだけ効果が出ました。フラミンガム・リスクスコアは、こうなりました」といった従来型の研究です。

とても山田先生らしい「正統派路線」ですね。これはこれで非常に良い。

したがいまして、H.P.先生は、もっと別の路線を狙われた方が、独自性を発揮できると思います。

たとえば、前便で申しました「米どころにおける糖質制限アドヒランス向上法の研究」とかですね。

これなら全国の米所にも参考になるし、米国・ロシアの小麦地帯にだって役立つかもしれません!

米所であるという不利な条件を逆手にとって、それを有利な条件にすれば、山田先生や江部先生がやりたくてもやれないような研究ができるんじゃないでしょうか???

以上、単なる稚拙な思い付き、また乱文乱筆、たいへん失礼いたしました。
2014/05/17(Sat) 09:05 | URL | はなもと | 【編集
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