2014年04月03日 (木)
こんにちは。
NHKスペシャル、妊婦の炭水化物摂取量と子供の肥満・・・反論追加版です。
2014年3月30日放送のNHKスペシャル
「イギリスのサウサンプトン大学のキース・ゴドフリー教授は、3000人の妊婦に妊娠中に日記をつけてもらい、調査。
妊婦を炭水化物の摂取量ごとに4グループに分けた時、炭水化物の摂取量が最も少ないグループの子どもがもっとも太りやすいという結果がわかった。」
との内容が放送されたようです。
私は直接見ていないので、ネットで調べて確かと思われる情報をピックアップしました。
その結果、炭水化物摂取量(1日あたり)が
351g以上
297.5g以上351g未満
261.5g以上297.5g未満
261.5g未満
の4グループでのアンケート調査で、糖質制限食とは似ても似つかぬものです。
261.5g/日ということは、1回の糖質量が87.2gで、炭水化物の摂取量が最も少ないグループでも立派な高糖質食です。
ですからこの調査は低炭水化物食の調査ではなく、全て高炭水化物食の4グループでの調査です。
そもそも130g/日以下でないと糖質制限食とは言いません。
スーパー糖質制限食なら、40~60g/日の糖質摂取量です。
それに総摂取カロリーに関しても、しっかり言及してもらわないと、 調査の意図が不明となります。
脂肪やタンパク質の摂取量や総摂取カロリーに関しては、私の調べた限りでは、番組内で言及がなかったようです。
4月3日(水)、NHKオンデマンドで購入して、この番組を見ました。
やはり、総摂取カロリーへの言及は全くなしで、脂肪やタンパク質の摂取量に関しても言及なしです。
しかも、当初は
「ダイエットした妊婦の子供は太りやすい」
という説明だったのが、途中で
「妊娠の早い時期に炭水化物の摂取量が少なかった妊婦の子供は太りやすい」
という言い方に変化し、さらに
「胎児が飢餓状況と判断して間葉系肝細胞が将来、脂肪細胞になりやすくなる」
と、キース・ゴドフリー教授は解説していました。
総摂取カロリーに全く触れずに、いきなり
「炭水化物の量が少なかったら胎児が飢餓と認識する」
とは、あまりにひどいすり替えです。
炭水化物の摂取量が少なくても(この調査では決して少なくないですが)、総摂取カロリーは脂肪やタンパク質からしっかり、摂取できるので飢餓とはとんでもない誤解です。
いやはや、NHKスペシャル、この部分に関してはお粗末としかいいようがありません。 (ノ`△´)ノ
総摂取カロリー不足と子供の肥満に関しては信頼度の高いデータがあります。
第2次大戦中、ナチスドイツ占領下のオランダにおいて、出入港禁止措置のため、オランダの一部の地域では厳しい食料難に陥りました。
母親たちは十分な食事が摂れず、飢餓状態で子供を産みました。
カロリー摂取量は700 kcalだったと言われています。
このとき生まれた子どもに対して疫学調査を行ったところ、成人した後に高確率で肥満・糖尿病・高血圧などの病気を発症していました。
これは、摂取エネルギー不足が主たる要因であり、炭水化物摂取量とは関係ありません。
さて人類は、700万年間、狩猟・採集(糖質制限食)を生業として、妊娠出産し、子育てしていたわけです。
このことにより、妊婦の糖質制限食において、安全性が担保されているわけで、安心して実践できます。
そして、イヌイット民族、マサイ族、モンゴル遊牧民も、伝統的食生活の頃は、ほとんどスーパー糖質制限食ですが、子供や成人に肥満が多いということはないですよね。
江部康二
NHKスペシャル、妊婦の炭水化物摂取量と子供の肥満・・・反論追加版です。
2014年3月30日放送のNHKスペシャル
「イギリスのサウサンプトン大学のキース・ゴドフリー教授は、3000人の妊婦に妊娠中に日記をつけてもらい、調査。
妊婦を炭水化物の摂取量ごとに4グループに分けた時、炭水化物の摂取量が最も少ないグループの子どもがもっとも太りやすいという結果がわかった。」
との内容が放送されたようです。
私は直接見ていないので、ネットで調べて確かと思われる情報をピックアップしました。
その結果、炭水化物摂取量(1日あたり)が
351g以上
297.5g以上351g未満
261.5g以上297.5g未満
261.5g未満
の4グループでのアンケート調査で、糖質制限食とは似ても似つかぬものです。
261.5g/日ということは、1回の糖質量が87.2gで、炭水化物の摂取量が最も少ないグループでも立派な高糖質食です。
ですからこの調査は低炭水化物食の調査ではなく、全て高炭水化物食の4グループでの調査です。
そもそも130g/日以下でないと糖質制限食とは言いません。
スーパー糖質制限食なら、40~60g/日の糖質摂取量です。
それに総摂取カロリーに関しても、しっかり言及してもらわないと、 調査の意図が不明となります。
脂肪やタンパク質の摂取量や総摂取カロリーに関しては、私の調べた限りでは、番組内で言及がなかったようです。
4月3日(水)、NHKオンデマンドで購入して、この番組を見ました。
やはり、総摂取カロリーへの言及は全くなしで、脂肪やタンパク質の摂取量に関しても言及なしです。
しかも、当初は
「ダイエットした妊婦の子供は太りやすい」
という説明だったのが、途中で
「妊娠の早い時期に炭水化物の摂取量が少なかった妊婦の子供は太りやすい」
という言い方に変化し、さらに
「胎児が飢餓状況と判断して間葉系肝細胞が将来、脂肪細胞になりやすくなる」
と、キース・ゴドフリー教授は解説していました。
総摂取カロリーに全く触れずに、いきなり
「炭水化物の量が少なかったら胎児が飢餓と認識する」
とは、あまりにひどいすり替えです。
炭水化物の摂取量が少なくても(この調査では決して少なくないですが)、総摂取カロリーは脂肪やタンパク質からしっかり、摂取できるので飢餓とはとんでもない誤解です。
いやはや、NHKスペシャル、この部分に関してはお粗末としかいいようがありません。 (ノ`△´)ノ
総摂取カロリー不足と子供の肥満に関しては信頼度の高いデータがあります。
第2次大戦中、ナチスドイツ占領下のオランダにおいて、出入港禁止措置のため、オランダの一部の地域では厳しい食料難に陥りました。
母親たちは十分な食事が摂れず、飢餓状態で子供を産みました。
カロリー摂取量は700 kcalだったと言われています。
このとき生まれた子どもに対して疫学調査を行ったところ、成人した後に高確率で肥満・糖尿病・高血圧などの病気を発症していました。
これは、摂取エネルギー不足が主たる要因であり、炭水化物摂取量とは関係ありません。
さて人類は、700万年間、狩猟・採集(糖質制限食)を生業として、妊娠出産し、子育てしていたわけです。
このことにより、妊婦の糖質制限食において、安全性が担保されているわけで、安心して実践できます。
そして、イヌイット民族、マサイ族、モンゴル遊牧民も、伝統的食生活の頃は、ほとんどスーパー糖質制限食ですが、子供や成人に肥満が多いということはないですよね。
江部康二
NHKともあろうものが・・あてにはならない『客観、中立』という立場はどこにいったのでしょうね。
そもそも客観、中立などといってること自体何を基準にしてるのかあいまいなものなのに・・・。
受信料、返してもらいたいものですね。
現に、糖質制限で身体状況が良くなってる比率のほうが多いのでは?
いつまでも、過去のわけのわからない理論よりも、科学者たちなら現に起こってる事象を常に追求していくべきでしょう。
憤りすら感じます。
そもそも客観、中立などといってること自体何を基準にしてるのかあいまいなものなのに・・・。
受信料、返してもらいたいものですね。
現に、糖質制限で身体状況が良くなってる比率のほうが多いのでは?
いつまでも、過去のわけのわからない理論よりも、科学者たちなら現に起こってる事象を常に追求していくべきでしょう。
憤りすら感じます。
2014/04/03(Thu) 13:50 | URL | クワトロ | 【編集】
山中教授が出演する細胞の話であるはずなのに、いきなり冒頭から炭水化物の話にすり替わっている点で非常に違和感を覚えました。明らかに意図的なネガティブキャンペーンの一種のような、権威的なものからNHKへの圧力みたいなものを感じました。
2014/04/03(Thu) 15:18 | URL | 河本 | 【編集】
テレビでデマを流されるときついですね。
でも言葉であれこれ説明するより一発で異常さが分かってもらえるという利点もあります。
たとえば
http://portal.nifty.com/kiji/140403163722_1.htm
コーラと同じ量の砂糖が入った水なんて飲めたもんじゃない」は本当か
という記事は面白いです。
でも言葉であれこれ説明するより一発で異常さが分かってもらえるという利点もあります。
たとえば
http://portal.nifty.com/kiji/140403163722_1.htm
コーラと同じ量の砂糖が入った水なんて飲めたもんじゃない」は本当か
という記事は面白いです。
2014/04/03(Thu) 16:16 | URL | HSG | 【編集】
先日はありがとうございました。
狭心症の薬、血糖コントロール、血圧の薬を停止し
(ちょうど薬が無くなったため)
結局、かかりつけの病院にも連絡せず、
自己判断でスーパー糖質制限を始めてしまいました。
今朝の血圧124/74
薬を飲んでいないのに普通に戻ってました。
本来は医師と相談して・・・となっていますが、
父曰く、腎臓も肝臓も悪くない!と言っています。
薬を辞めたとたん、脳梗塞になったという記事も
見つけてしまって、少し怖いです。
人それぞれだと思いますが、糖質制限のスタートの仕方は
突然で大丈夫なのでしょうか?
やはり、専門の医師の診てもった方がよろしいでしょうか?
それから、問い合わせしたところ・・・
糖質制限に関しては自費診察ということでした。
本当は近所のかかりつけの病院で糖質制限を
勧めていきたいのですが、反対されると思います。
どうしたらよいでしょうか。
宜しくお願い致します。
狭心症の薬、血糖コントロール、血圧の薬を停止し
(ちょうど薬が無くなったため)
結局、かかりつけの病院にも連絡せず、
自己判断でスーパー糖質制限を始めてしまいました。
今朝の血圧124/74
薬を飲んでいないのに普通に戻ってました。
本来は医師と相談して・・・となっていますが、
父曰く、腎臓も肝臓も悪くない!と言っています。
薬を辞めたとたん、脳梗塞になったという記事も
見つけてしまって、少し怖いです。
人それぞれだと思いますが、糖質制限のスタートの仕方は
突然で大丈夫なのでしょうか?
やはり、専門の医師の診てもった方がよろしいでしょうか?
それから、問い合わせしたところ・・・
糖質制限に関しては自費診察ということでした。
本当は近所のかかりつけの病院で糖質制限を
勧めていきたいのですが、反対されると思います。
どうしたらよいでしょうか。
宜しくお願い致します。
2014/04/03(Thu) 16:39 | URL | 美月 | 【編集】
フィリピンから嫁いで来られてる女性です。実家に帰るたびに数キロと体重が増えるそうです。
2014/04/03(Thu) 17:07 | URL | 中年サムライ | 【編集】
さっきの投稿は途中で切れてしまいました。
失礼。最近、うまく投稿できませんでした。
実家に帰るたびに数キロと体重が増えるとのことでした。肝機能の異常で来院。
お国では、果物がいっぱいで、また白米をいっぱいとる食事だそうです。また、味付けが砂糖いっぱいとか?
Diabetes Atlas でも今後アジアの肥満、糖尿病がすごくなりそうです。
チチャロンもあるお国なのに。
もちろん、糖質制限を指導して、減量もできて、肝機能は正常化しています。
失礼。最近、うまく投稿できませんでした。
実家に帰るたびに数キロと体重が増えるとのことでした。肝機能の異常で来院。
お国では、果物がいっぱいで、また白米をいっぱいとる食事だそうです。また、味付けが砂糖いっぱいとか?
Diabetes Atlas でも今後アジアの肥満、糖尿病がすごくなりそうです。
チチャロンもあるお国なのに。
もちろん、糖質制限を指導して、減量もできて、肝機能は正常化しています。
2014/04/03(Thu) 17:13 | URL | 中年サムライ | 【編集】
クワトロ さん
同感です。
折角山中先生登場で格調高いのに、
導入が、何だか恣意的な糖質制限批判みたいなのは困ったものですね。
同感です。
折角山中先生登場で格調高いのに、
導入が、何だか恣意的な糖質制限批判みたいなのは困ったものですね。
2014/04/03(Thu) 18:23 | URL | ドクター江部 | 【編集】
河本 さん
同感です。
同感です。
2014/04/03(Thu) 18:24 | URL | ドクター江部 | 【編集】
美月 さん
父上ですが、血圧は124/74でよいとして、まずは
かかりつけの病院で糖尿や狭心症の検査は必要です。
糖質制限食に関する質問についてですが、実際に高雄病院や江部診療所に来院されて診察した患者さんに対しては、医師としての責任・債務がありますので、個別に説明もしっかりさせて頂いていますし、
フォローもしております。
一方、ブログ読者の皆さんの質問に関しては、糖質制限食に詳しい医師として、
ボランティアで回答させていただいています。
診察もしておりませんしフォローもできませんので、責任もとれません。
私の回答は、あくまでも一般論としての参考意見とお考え頂けば幸いです。
また、ブログ記事や本に関しても同様に、
糖質制限食に関する一般論としての参考意見とお考え下さい。
従いまして、読者の皆さんが私の参考意見を読まれて、どのように利用されるかは、
自己責任でよろしくお願い申し上げます。
父上ですが、血圧は124/74でよいとして、まずは
かかりつけの病院で糖尿や狭心症の検査は必要です。
糖質制限食に関する質問についてですが、実際に高雄病院や江部診療所に来院されて診察した患者さんに対しては、医師としての責任・債務がありますので、個別に説明もしっかりさせて頂いていますし、
フォローもしております。
一方、ブログ読者の皆さんの質問に関しては、糖質制限食に詳しい医師として、
ボランティアで回答させていただいています。
診察もしておりませんしフォローもできませんので、責任もとれません。
私の回答は、あくまでも一般論としての参考意見とお考え頂けば幸いです。
また、ブログ記事や本に関しても同様に、
糖質制限食に関する一般論としての参考意見とお考え下さい。
従いまして、読者の皆さんが私の参考意見を読まれて、どのように利用されるかは、
自己責任でよろしくお願い申し上げます。
2014/04/03(Thu) 18:41 | URL | ドクター江部 | 【編集】
江部先生
お忙しいところありがとうございました。
そのように、父に伝えます。
お忙しいところありがとうございました。
そのように、父に伝えます。
2014/04/03(Thu) 18:56 | URL | 美月 | 【編集】
諸悪の根源は糖尿病(1)-糖質制限食でがん・認知症・うつが予防できる
高雄病院理事長・江部康二
◇
読みましたが、野田Drと荒木Drが糖質制限を支持しているように、読者は受け止めるかもしれません
高雄病院理事長・江部康二
◇
読みましたが、野田Drと荒木Drが糖質制限を支持しているように、読者は受け止めるかもしれません
2014/04/03(Thu) 21:23 | URL | 精神科医師A | 【編集】
江部先生 初めまして
いつも参考になるブログありがとうございます。
先生の本を参考に、スーパー糖質制限を初めて2か月、驚く程の効果を実感しております。
しかし、今更になって、腎臓機能が心配になっております。
クレアチニンは、0.64mg/dlなのですが、尿蛋白が、+2です。
高タンパク質食になるスーパー糖質制限は尿蛋白数値に影響があるか、少し不安になっております。
よろしければ、先生のご意見がお聞き出来ればと思っています。
いつも参考になるブログありがとうございます。
先生の本を参考に、スーパー糖質制限を初めて2か月、驚く程の効果を実感しております。
しかし、今更になって、腎臓機能が心配になっております。
クレアチニンは、0.64mg/dlなのですが、尿蛋白が、+2です。
高タンパク質食になるスーパー糖質制限は尿蛋白数値に影響があるか、少し不安になっております。
よろしければ、先生のご意見がお聞き出来ればと思っています。
精神科医師A さん
情報をありがとうございます。
情報をありがとうございます。
2014/04/03(Thu) 23:14 | URL | ドクター江部 | 【編集】
astushi さん
日本腎臓病学会の、「CKDガイド2012」によれば
GFRが60ml/分以上あれば、タンパク質制限の必要なしです。
蛋白尿がでていてもGFRが60ml/分以上あれば、タンパク質制限の必要なしです。
astushiさんの場合、クレアチニン0.64mg/dlなら全く問題ないです。
日本腎臓病学会の、「CKDガイド2012」によれば
GFRが60ml/分以上あれば、タンパク質制限の必要なしです。
蛋白尿がでていてもGFRが60ml/分以上あれば、タンパク質制限の必要なしです。
astushiさんの場合、クレアチニン0.64mg/dlなら全く問題ないです。
2014/04/03(Thu) 23:17 | URL | ドクター江部 | 【編集】
江部先生
早速の回答、ありがとうございます。
GFRは60ml/ 分以上あるようなので安心しました。
担当医が、糖質制限に全面賛成では無い為
少し脅かされております。
先生のブログを参考にしながら、薬の使い方など、担当医を説得しながらスーパー糖質制限を継続したいとおもいます。
早速の回答、ありがとうございます。
GFRは60ml/ 分以上あるようなので安心しました。
担当医が、糖質制限に全面賛成では無い為
少し脅かされております。
先生のブログを参考にしながら、薬の使い方など、担当医を説得しながらスーパー糖質制限を継続したいとおもいます。
先月からスーパー糖質制限を始めた2型糖尿持ちです。
今現在インスリン注射とグラクティブ、メトグルコ、ゼチーア、ベザトールを処方されています。
始めた当初は飲み薬を一旦やめ、インスリンのみで糖質制限を行っていたのですが何度か低血糖症状が出ていました。
試しにグラクティブとメトグルコを飲んだ日には激しい目眩を伴う程でした。
ですのでインスリン量を減らし、薬もグラクティブのみを飲んだりしていました。
ですが先月くらいまでは2桁で落ち着いていた血糖値が最近になって空腹時でも100を超えるようになってしまいました。
もちろん糖質は抑えています。
カロリーも極端に取りすぎることがないよう注意しています。
それで思ったのですが、私の体は最初はうまく糖新生がされてなかったのではないのかな?と。
それがここ最近体が糖質制限に慣れ始め糖新生がいくらかうまくいくようになったのではないかと思うようになりました。
私の考える可能性での血糖値上昇なら納得なんですがそうでなかったらどうも納得がいかず、江部先生に解釈いただきたく思いコメントさせていただきました。
どうぞよろしくお願いします。
今現在インスリン注射とグラクティブ、メトグルコ、ゼチーア、ベザトールを処方されています。
始めた当初は飲み薬を一旦やめ、インスリンのみで糖質制限を行っていたのですが何度か低血糖症状が出ていました。
試しにグラクティブとメトグルコを飲んだ日には激しい目眩を伴う程でした。
ですのでインスリン量を減らし、薬もグラクティブのみを飲んだりしていました。
ですが先月くらいまでは2桁で落ち着いていた血糖値が最近になって空腹時でも100を超えるようになってしまいました。
もちろん糖質は抑えています。
カロリーも極端に取りすぎることがないよう注意しています。
それで思ったのですが、私の体は最初はうまく糖新生がされてなかったのではないのかな?と。
それがここ最近体が糖質制限に慣れ始め糖新生がいくらかうまくいくようになったのではないかと思うようになりました。
私の考える可能性での血糖値上昇なら納得なんですがそうでなかったらどうも納得がいかず、江部先生に解釈いただきたく思いコメントさせていただきました。
どうぞよろしくお願いします。
2014/04/04(Fri) 09:44 | URL | みき | 【編集】
みき さん
メトグルコは、肝臓の糖新生を抑制するのが主作用の藥です。
インスリンの単位がやや多いときメトグルコ内服で、低血糖発症の可能性はあります。
メトグルコ単独での低血糖はまれです。
現在インスリンの量が減らせて、空腹時血糖値が100~109mg/dlくらいなら、全く問題ないです。
低血糖防止も重要なので、今くらいが安全と言えば安全です。
メトグルコは、肝臓の糖新生を抑制するのが主作用の藥です。
インスリンの単位がやや多いときメトグルコ内服で、低血糖発症の可能性はあります。
メトグルコ単独での低血糖はまれです。
現在インスリンの量が減らせて、空腹時血糖値が100~109mg/dlくらいなら、全く問題ないです。
低血糖防止も重要なので、今くらいが安全と言えば安全です。
2014/04/05(Sat) 17:36 | URL | ドクター江部 | 【編集】
狸吉 さん
ありがとうございます。
まあ、できる範囲で続けて行きます。
ありがとうございます。
まあ、できる範囲で続けて行きます。
2014/04/05(Sat) 17:42 | URL | ドクター江部 | 【編集】
いつも拝見し、大いに(アスリート減量に)参考とさせていただいているものです。
NHKは中立という立場で番組を作っていません。糖質制限しかり、環境問題しかり。
権威側でしかものを見ないようです。
NHKは中立という立場で番組を作っていません。糖質制限しかり、環境問題しかり。
権威側でしかものを見ないようです。
2014/04/06(Sun) 00:42 | URL | まつちよ | 【編集】
まつちよ さん
アスリートの減量に役だっているとは、嬉しいです。
NHK、時にはいい番組もあるのですが・・・。
アスリートの減量に役だっているとは、嬉しいです。
NHK、時にはいい番組もあるのですが・・・。
2014/04/06(Sun) 11:26 | URL | ドクター江部 | 【編集】
たびたび拝見させていただいています。
妊娠中で尿たんぱくが+~++出ているのですが、塩分とタンパク質をひかえろ、とどこを観ても言われます。
ドクター江部氏としてはいかがなものでしょうか?
妊娠中で尿たんぱくが+~++出ているのですが、塩分とタンパク質をひかえろ、とどこを観ても言われます。
ドクター江部氏としてはいかがなものでしょうか?
2014/07/08(Tue) 06:32 | URL | 妊娠中 | 【編集】
妊娠中 さん
妊娠高血圧症候群にはご注意ください。
eGFR60ml/分以上あれば、タンパク制限の必要はないと思います。
eGFRは、血清クレアチニン値や血清シスタチン値から計算してだします。
医療機関で計算してくれます。
妊娠高血圧症候群にはご注意ください。
eGFR60ml/分以上あれば、タンパク制限の必要はないと思います。
eGFRは、血清クレアチニン値や血清シスタチン値から計算してだします。
医療機関で計算してくれます。
2014/07/08(Tue) 16:40 | URL | ドクター江部 | 【編集】
2014/07/08(Tue) 21:40 | URL | 精神科医師A | 【編集】
精神科医師A さん
情報をありがとうございます。
情報をありがとうございます。
2014/07/08(Tue) 23:20 | URL | ドクター江部 | 【編集】
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