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1型糖尿病と糖質制限食、血糖値改善、インスリン注射も少量でOK。
【14/03/13 バイエルン ありがとうございます!

江部先生

初めまして。昨年5月に主人(34歳)が1型糖尿病を発症しました。ドイツ在住のものです。

急激に痩せ、のどの渇きもあり受診。ホームドクターに糖尿病の診断を受け、その日のうちにインスリンを出しやすくする薬と体の糖を尿から排出する薬を処方されました。飲み始めてから3日後に目のピントが合わなくなりはじめ、再度検査。ホームドクターから電話がありすぐに仕事を早退して専門医へ行くようにと言われました。専門医は即、1型の診断。インスリン生活が始まりました。

ドイツ語が日常会話程度の私には日本語で糖尿病について調べることしかなく、必死でネットの中で検索していったところ先生のブログに出会えました。妊婦だった私は寝る暇もおしんで必死で読みました。これは!と確信し、ドイツ人の主人にも説明をし、病院から指示されていた糖質管理食から糖質制限食に切り替えました。

すると
2013年 5月HBA1c 11,9%
2013年 8月 6,5%
2013年12月 5,8%と正常値になりました。
主人も私も主治医も大満足です。

主人はアピドラ朝1~2、昼0~2、夜1~3単位 
ラントス就寝前 10単位を注射しています。

先生のおかげでインスリンの量を最低限に抑えることができているのかなと思います。発症後10ヶ月が経ちますたが今では糖質制限レシピにもすっかり慣れ食事も楽しんでいます。また少しの筋トレ運動だけで今までに見たことがない大きな力こぶが出来て本人は低糖食のおかげだ~!と満足しています^^;

先生のブログに出会えなかったら不安な毎日を過ごしていたことと思います。お腹にいた赤ちゃんも今ではお座りをしています。主人と明るく元気に毎日を過ごせているのも先生のおかげと心より感謝しています。本当にありがとうございます!これからもどうぞよろしくお願いします。】


こんばんは。

バイエルンさんから、ご主人が1型糖尿病で糖質制限食を実践されて、血糖値とHbA1cが改善し、インスリンも少量でOKという嬉しいコメントをいただきました。

バイエルン さん

2013年 5月  HbA1c:11.9%
2013年 8月  HbA1c:6.5%
2013年 12月  HbA1c:5.8%と正常値


素晴らしい改善ですね。

ドイツ人のご主人や主治医が、糖質制限食を受け入れてくれて、良かったです。

はるかドイツの地で、私のブログがお役に立てたとは、とても嬉しく思います。(^^)

「アピドラ朝1~2、昼0~2、夜1~3単位 
ラントス就寝前 10単位を注射しています。」


インスリンは人体に絶対に必要なホルモンですが、少量で血糖管理できれば人体にはとても優しいのです。

今のインスリン単位なら、とても少量で好ましくて、良かったです。

これからも美味しく楽しく糖質制限食をお続け下さいね。

なお
「The Food Revolution - AHS 2011」
http://youtu.be/FSeSTq-N4U4

という講演の動画(ユーチューブ)があります。

講演が40数分で質疑応答をいれて合計54分くらいです。

この動画、スウェーデンのアンドレアス・エンフェルト医師が、米国で糖質制限食の講演を行ったものです。

エンフェルト医師は、アニカ・ダールクヴィスト医師にいち早く賛同し、Diet Doctor.com という英語のタイトルで、ホームページを作成してLCHF(Low Carb High Fat:糖質制限・高脂肪)について様々な情報提供、研究者や医師や科学ジャーナリストへのインタビューを掲載しています。
http://www.dietdoctor.com/about

アニカ・ダールクヴィスト医師は、「1型糖尿病+肥満」の女性で、スウェーデンにおける糖質制限食の草分けです。

勿論、糖質制限食で、糖尿病も肥満もコントロール良好となっておられ、動画で写真もでてきますが、とても健康的な容姿を保っておられます。

動画は英語なので、私の英語力では、話はあまりわからなかったのですが、スライドを見て、およその内容は理解できました。

注目すべきは、スウェーデンでも、米国と同様に、バターなど脂肪の摂取比率が減り続けて炭水化物摂取が増え続け、それに伴い肥満が増え続けたことです。

エンフェルト医師によれば、スウェーデンでは、23%の人が、程度に差はあるけれど、糖質制限食を実践しているそうです。

バイエルンさん、ご主人や主治医が、興味を示されるなら、英語のサイトなので上記もサイトも参考にされては如何でしょう。


江部康二


テーマ:糖尿病
ジャンル:ヘルス・ダイエット
コメント
高HDL血症と脂肪酸4分画
江部先生おはようございます。先日HDL 193で職場の検診でD評価を受けた、リハ医のヘルミです。
健診担当医のコメントとして、3月31日までに医療機関に診てもらえ、とついてきましたので、自分のデータのグラフと自分で自分にコメントをつけて返しました。
異存があるなら糖質制限に詳しい人に私のデータを見せるように、異存がないなら今後全職員を対象に高HDL血症に関して不健康とみなさないように、と書きましたが、果たしてどうなるやら。

ついでに脂肪酸4分画も測定しました。

GOT 25 GPT 15 LDH 197 ALP 82 γ-GTP 15
T-Cho 264 TG 80 HDL 174 LDL 67

アラキドン酸 464 (113~166) H
エイコサペンタエン酸 39 (17~68)
ジホモ‐γ‐リノレン酸 52 (22~43) H
ドコサヘキサエン酸 118 (56~109) H
EPA/AA比 0.88 (0.11~0.50) L

あれ、最近話題のEPA/AA比、低いですね。
つか、アラキドン酸多すぎ…
元から脂っこいお魚が苦手で、EPAが足りないだろうとは思っていたのですが、これでは健診担当医に負けてしまいますかしら?
エパデール服用しろと言われたりして。
とりあえず、夕食に焼き魚など取り入れて人体実験継続してみます。
長文失礼しました。
2014/03/17(Mon) 10:16 | URL | ヘルミ | 【編集
マンガで分かる肉体改造 糖質制限編
http://news.mynavi.jp/news/2014/03/17/230/

 3月17日発売のアワーズGH5月号(少年画報社)にてスタート
2014/03/17(Mon) 16:18 | URL |  | 【編集
嬉しい効果?
こんにちは。
膝を手術し入院中ですが、さきほど主治医より私は足の腫れが引くのがすごく早いって言われました。

私は糖質制限のせいではないかと思います。
江部先生、いかがでしょう?
2014/03/17(Mon) 16:20 | URL | bonita | 【編集
ヘルミさんへ
脂肪酸4分画・EPA/AA比 私も年2回測定してます。  前回EPA/AA比1.10でした。

焼き魚はダメです。 ω3脂肪酸は熱に弱いです。
生が理想ですが、煮るか蒸すがいいです。
2014/03/17(Mon) 18:40 | URL | Yamamoto_ma | 【編集
Re: タイトルなし
黒助 さん

拙著のご購入ありがとうございます。

糖質制限食により血糖値改善で、2ヶ月弱でインスリン注射なしとは
素晴らしいです。

このまま美味しく楽しく糖質制限食で、HbA1c基準値を目指してくださいね。
2014/03/17(Mon) 18:49 | URL | ドクター江部 | 【編集
Re: 高HDL血症と脂肪酸4分画
ヘルミ さん

貴重なデータのご報告、ありがとうございます。

アラキドン酸は、肉や卵、魚などの動物性食品に幅広く含まれているらしいですね。
母乳にもアラキドン酸は多く含まれています。
つまり脳の成長や発達に、アラキドン酸は重要な役割を果たしているのでしょうが、
成人ではどのくらい必要なのでしょうね?

私もここまで詳しく脂肪酸4分画を調べたことがなかったので
一度調べてみます。
2014/03/17(Mon) 19:00 | URL | ドクター江部 | 【編集
Re: マンガで分かる肉体改造 糖質制限編
ゆうきゆう 先生の

漫画ですね。
2014/03/17(Mon) 19:07 | URL | ドクター江部 | 【編集
Re: 嬉しい効果?
bonita さん

術後の回復順調、良かったです。

そう言えば、以前のコメントで、
糖質制限食実践で、骨折の手術後の回復がとても早くて
主治医がびっくりしたという報告がありましたよ。
2014/03/17(Mon) 19:09 | URL | ドクター江部 | 【編集
バイエルンさん:糖質制限食のドイツ語本
江部先生

バイエルンさんに役立つのではないかと思う、(既にご存知かもしれませんが)糖質制限食のドイツ語書籍及びWEB情報があります。

ドイツ語の本:
Leben Ohne Brot. By Wolfgang Lutz (1967)
タイトルは、パンを食べない(食)生活、という意味でしょうか。

初版は今から約50年前に出版され、著者のWolfgang Lutz博士(オーストリアの医師)は2010年に97歳で亡くなっていますが、2000年に出版された第16版をドイツ・アマゾン(Amazon.de)から入手出来ます。

著者については、下記のサイト(英文)をごらんください。
http://www.theguardian.com/theguardian/2010/nov/30/wolfgang-lutz-obituary
彼は、糖質制限食をいろんな病気の治療に応用していた人です。

私は、このドイツ語原書を持っていませんが、その英語版
Life Without Bread. By C.B. Allan & W. Lutz (2000)
を持っています。共著者のDr. Allanは米国人です。英訳を手伝ったのだと思います。

この英語版を簡単に紹介します:
Chap.1. What Is Low-carbohydrate Nutrition?/ Chap.2. An Old Idea: The History of Low-carbohydrate Nutrition./ Chap.3. Carbohydrates and Hormones: Balance Your Way to Optimal Health./ Chap.4. Diabetes and Insulin Resistance./ Chap.5. Enegy: Less Is More./ Chap.6. Heart Disease: From Fat to Fiction./ Chap.7. Gastrointestinal Disorders: Reduction, Relief, and Restoration./ Chap.8. Weight Control./ Chap.9. Vitamins, Minerals, and Cofactors: The Myths Revealed./ Chap.10. Cancer: Another Disease of Sugar Metabolism?/ Chap.11. Evidence from Evolution: The True Fad Diet./ Chap.12. The Low-carbohydrate Program in Practice: What You Need to Know./ Appendix: Carbohydrate Table.

私には、Chap.2の糖質制限食の歴史(紀元前5世紀のヘロドトスの引用など)、Chap.3のホルモン・バランス、Chap.11の進化論的議論が得に面白かったです。Chap.12に糖質制限食実践法についての詳しい説明があります。
2014/03/17(Mon) 19:38 | URL | 桂茶 | 【編集
食事摂取基準2015年版
概略がまとまりました

www.mhlw.go.jp/stf/shingi/0000040332.html

 炭水化物は、(2010年) 50-70%から、(2015年) 50-65%に修正されています
2014/03/17(Mon) 19:41 | URL | 精神科医師A | 【編集
57回日本糖尿病学会年次学術総会
www2.convention.co.jp/jds57/program.html

Controversy2

低炭水化物食は有益か有害か?


2014年5月22日(木)15:20~16:20 第1会場 大阪国際会議場(6F大ホール)

座長 伊藤千賀子(Grand Tower Medical Court)

  津田謹輔(帝塚山学院大学人間科学部)

演者 山田 悟(北里大学北里研究所病院 糖尿病センター)

   福井道明(京都府立医科大学大学院医学研究科 内分泌・代謝内科学)
2014/03/17(Mon) 19:43 | URL | 精神科医師A | 【編集
Re: バイエルンさん:糖質制限食のドイツ語本
桂茶 さん

貴重な情報をありがとうございます。
2014/03/17(Mon) 21:38 | URL | ドクター江部 | 【編集
EPA
>焼き魚はダメです。 ω3脂肪酸は熱に弱いです。
あ、そうでしたね。そうするとますますハードルが高くなる… しかし、日本人とイヌイット以外、満足にEPAが取れる民族っているのですかね?
MEC (meet, egg, cheese) の方々はどうなのでしょう。
そしてヘルミのアラキドン酸高値はアルコールのせいなのでしょうか? 分母がこんなではいくらEPAを補充してもダメな気がします。
しかし、アルコールと動脈硬化の直接の関係は聞いたことがないし…
また謎が深まりました。
2014/03/18(Tue) 08:25 | URL | ヘルミ | 【編集
Re: EPA
ヘルミ さん

肉・卵・チーズでは、EPAはほとんどないですね。
そして肉・卵・チーズでは、ビタミンCと食物繊維が不足しますので注意が必要です。

https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/alcohol/a-01-014.html
厚生労働省の e-ヘルスネット

アルコールと高脂血症・・・少し参考になりますが、アラキドン酸のことは書いてありませんでした。
2014/03/18(Tue) 08:43 | URL | ドクター江部 | 【編集
江部先生はじめまして、モリモトと申します。
日頃から様々な情報を頂いており感謝いたします。
「食育」や「糖質」問題についての本を執筆中です。

ところで
精神科医師A先生が紹介してくださった「日本人の食事摂取基準」2015年版(案)

炭水化物の「目標量」上限が5ポイント下げられたことにくわえて
2010年版になかった大きな変化がいくつも見られます。


P102以降の<参考資料2>。
高血圧、脂質異常症、糖尿病、慢性腎臓病です。

それぞれの疾患に関して、摂取栄養素との関連にかかわる概略図が示されています。
肥満を介する経路、肥満を介さない経路で分かりやすいです。


そして三大栄養素でいえば、
全て「糖質が問題である!」ことが読み取れるのです!!


高血圧p105 
脂質異常症p113 高LDLに関しては「飽和脂肪酸」を「悪役」としていま
         すが、ご愛嬌?
糖尿病p121 肥満を介さない経路では、
      「問題は糖質」だけ!であることが十分に読み取れます。
慢性腎臓病p128 他の3疾患と比べて研究不足を指摘しています。


いずれにせよ、
肥満を介する経路:肥満解消については、
         脂質制限・カロリー制限より糖質制限が断然やり易く         有効なことはもはや誰の目にも明らか<のハズ>
肥満を介さない経路:「糖質を減らすことが有効」ということが示唆され           たわけです。


こうなれば糖質を止める以外ないと、フツウなら考えるはずです。


記述部分ではまだまだツッコミ不足や遠慮を感じるのですが、
これが(案)にとどまらず、
「日本人の食事摂取基準」2015年版として公表された暁には
ホップ・ステップ・・・・ジャンプの好機と出来るのではと期待します。


2010年版策定検討会で佐々木敏先生は副座長。
2015年版では佐々木敏先生は座長。

2015年版(案)パラパラ読んだだけですが、
いたるところに佐々木先生の影響が伺えます。


<参考資料>ではなくて、
本文にはやく、直接記載されて欲しいものです。

精神科医師A先生、いつも貴重な情報ありがとうございます。

取り急ぎご報告まで。
2014/03/18(Tue) 11:27 | URL | モリモト | 【編集
Re: タイトルなし
モリモト さん

私も、さっと見てみました。
ご指摘通り、p121の図2で

『糖尿病p121 肥満を介さない経路では、
      「問題は糖質」だけ!』


ですね。

すなわち、米国糖尿病学会の見解と同様に、
「血糖に直接変わるのは糖質だけ」というのが明確に判る図です。

脂質とたんぱく質は、直接血糖には変わらないが、
エネルギー摂取過剰と内臓脂肪肥満を介して、インスリン作用不足に影響を与えるということですね。

佐々木敏先生、さすがですね。
2014/03/18(Tue) 14:39 | URL | ドクター江部 | 【編集
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