2014年02月27日 (木)
こんにちは。
ブログ読者の皆さんには、交流会、講演会などいつも多数ご参加いただきありがとうございます。
2014年3月30日(日)に、一般向けの講演会を東京・八重洲で開催することとなりました。
糖質過多な現代の食生活。
それによって引き起こされる糖尿病など生活習慣病の数々。
「糖質摂取が何故良くないか」そのメカニズムわかりやすく説明し、対して人類本来の食事といえる糖質制限食の有効性と可能性について具体的にお話しします。
そして糖尿病患者さんの血液検査データも豊富に紹介します。
同一摂取カロリーで揃えた「従来の糖尿病食 VS スーパー糖質制限食」の血糖値の日内変動データ比較は圧巻です。
食後高血糖と平均血糖変動幅に関しては、糖質制限食の圧勝で、その差は「月とスッポン」です。
米国糖尿病学会が2008年以来5年ぶりに、成人糖尿病患者の食事療法に関する声明(Position Statement on Nutrition Therapy)を改訂しました。(Diabetes Care 2013年10月9日オンライン版)
2013年10月の米国糖尿病学会の栄養療法の声明は画期的なものであり、
全ての糖尿病患者に適した“one-size-fits-all(唯一無二の)”食事パターンは存在しない
との見解を表明しました。
このことは、食品交換表1969年の第2版以降、唯一無二の食事療法(カロリー制限食)を推奨し続けている日本糖尿病学会に対する痛烈な批判となっています。
そして、患者ごとにさまざまな食事パターン〔地中海食,ベジタリアン食,糖質制限食,低脂質食,DASH(Dietary Approaches to Stop Hypertension)食〕が受容可能であるとしています。
糖質制限食もちゃんと認められています。
極めて重要なことですが、糖尿病合併症を防ぐには、「食後高血糖」と「平均血糖変動幅増大」を生じないことが必要不可欠です。
しかしながら糖質を摂取すれば、必ず「食後高血糖」と「平均血糖変動幅増大」を生じます。
すなわち、従来の糖尿病食(高糖質食)では、糖尿病合併症を防ぐことは理論的に不可能なのです。
「食後高血糖」と「平均血糖変動幅増大」を生じない唯一の食事療法が、糖質制限食なのです。
年間
16000人が糖尿病腎症から透析 → 医療費800億円、
3000人が糖尿病網膜症から失明
3000人が糖尿病足病変から足切断
というのが厳しい現実です。
このように合併症に苦しむ多数の糖尿病患者さんの存在そのものが、
「日本糖尿病学会主導の従来の糖尿病治療が決して上手くいっていない」
ことの動かぬ証拠と言えます。
糖尿病合併症を生じさせないためには、糖尿人の皆さんは自分自身の頭で考えて身を守ることが必要です。
本講演では、糖尿病を中心に糖質制限食の有効性・安全性をわかりやすく説明します。
また生活習慣病やがんへの糖質制限食の有効性・可能性にも少し言及します。
江部康二
☆☆☆
以下事務局からのお知らせです。
//////////////////ご案内////////////////////
一般社団法人 日本糖質制限医療推進協会主催 講演会(東京)
糖質制限食の有効性・可能性 ―食のパラダイムシフト―
~糖尿病・メタボ・生活習慣病・がん・・・~
◆日時: 2014年3月30日(日) 13:00~14:40頃 ※入場受付(開場)は、12:40~
◆場所: 銀座ルノアール貸会議室プラザ八重洲北口 5階-2・3号室
東京都中央区八重洲1-7-4 矢満登ビル
http://www.mapion.co.jp/m/35.67784789_139.77351336_10/
☆アクセス:東京駅八重洲北口から外堀通りを渡り、
八重洲北口通りに入り日興コーディアル証券の並び
◆講師: 江部康二
(一財)高雄病院 理事長/(一社)日本糖質制限医療推進協会理事長
◆定員:90名
◆受講費:賛助会員 2,600円 / 一般(非会員) 3,200円
◆補足:「賛助会員連絡会」開催のご案内
講演会終了後15:00より、講演会に参加頂いた賛助会員の皆様を対象に、同会場
にて連絡会を開催いたします。
理事長をはじめ協会からのご報告と意見交換会、賛助会員の方の糖質制限食推進
に関するご活動のミニ発表会などを予定しております。
・賛助会員(3/30現在)限定の会合です。あしからずご了承ください。
・16:30頃終了予定です。
・賛助会員の方で連絡会のみの参加をご希望の場合は、参加費300円を頂戴致します。
◆お支払い方法:クレジットカード/銀行振込/郵便振替 ※事前決済のみとなります。
◆お申し込み方法:
・賛助会員の方
事務局までメールにてお申し込み下さい。
・賛助会員入会をご希望の方
1.入会案内および会員規約をお読み下さい。
http://toushitsuseigen.or.jp/member.html
2.お申し込みはこちらのフォームからお願いします。
http://toushitsuseigen.or.jp/contact.php
「お問い合せ内容」欄に「3/30講演会、受講希望」とご記入下さい。
・一般(非会員)で、講演会の受講のみご希望の方
こちらのフォームよりお申し込み下さい。
https://ssl.form-mailer.jp/fms/9cbd1ef7287071
◆お申し込みの流れ:
1.会員の方はメールにて、会員以外の方は各種フォームにてご連絡下さい。
2.事務局よりお支払い方法についてメールでご連絡します。
3.入金確認後、予約確定のメールをお送りします。
4.当日、直接会場までお越し下さい。
◆その他:
・予約制です。当日参加はできません。
・キャンセルは3月26日(水)までにお願い致します。
それ以降の返金には対応致しかねますので予めご了承ください。
【賛助会員の皆様へ:連絡会内ミニ発表会・発表者募集のご案内 】
お住まいの地域での糖質制限に関するサークル活動、勉強会、ネットを通して
情報発信・・etc, 糖質制限食の普及推進のご活動をしていらっしゃる方、
日頃のお取り組みをこの機会にご報告・PRいただけませんか。
発表をご希望いただける方は、事務局までメールにてお知らせください。
※3月9日(日)までにご連絡ください。
その際に発表予定のご活動の概要をお知らせください。
※1件につき5分~10分程度のご発表時間を想定しておりますが、件数に応じて、当日の持ち時間を事前にお知らせいたします。
ブログ読者の皆さんには、交流会、講演会などいつも多数ご参加いただきありがとうございます。
2014年3月30日(日)に、一般向けの講演会を東京・八重洲で開催することとなりました。
糖質過多な現代の食生活。
それによって引き起こされる糖尿病など生活習慣病の数々。
「糖質摂取が何故良くないか」そのメカニズムわかりやすく説明し、対して人類本来の食事といえる糖質制限食の有効性と可能性について具体的にお話しします。
そして糖尿病患者さんの血液検査データも豊富に紹介します。
同一摂取カロリーで揃えた「従来の糖尿病食 VS スーパー糖質制限食」の血糖値の日内変動データ比較は圧巻です。
食後高血糖と平均血糖変動幅に関しては、糖質制限食の圧勝で、その差は「月とスッポン」です。
米国糖尿病学会が2008年以来5年ぶりに、成人糖尿病患者の食事療法に関する声明(Position Statement on Nutrition Therapy)を改訂しました。(Diabetes Care 2013年10月9日オンライン版)
2013年10月の米国糖尿病学会の栄養療法の声明は画期的なものであり、
全ての糖尿病患者に適した“one-size-fits-all(唯一無二の)”食事パターンは存在しない
との見解を表明しました。
このことは、食品交換表1969年の第2版以降、唯一無二の食事療法(カロリー制限食)を推奨し続けている日本糖尿病学会に対する痛烈な批判となっています。
そして、患者ごとにさまざまな食事パターン〔地中海食,ベジタリアン食,糖質制限食,低脂質食,DASH(Dietary Approaches to Stop Hypertension)食〕が受容可能であるとしています。
糖質制限食もちゃんと認められています。
極めて重要なことですが、糖尿病合併症を防ぐには、「食後高血糖」と「平均血糖変動幅増大」を生じないことが必要不可欠です。
しかしながら糖質を摂取すれば、必ず「食後高血糖」と「平均血糖変動幅増大」を生じます。
すなわち、従来の糖尿病食(高糖質食)では、糖尿病合併症を防ぐことは理論的に不可能なのです。
「食後高血糖」と「平均血糖変動幅増大」を生じない唯一の食事療法が、糖質制限食なのです。
年間
16000人が糖尿病腎症から透析 → 医療費800億円、
3000人が糖尿病網膜症から失明
3000人が糖尿病足病変から足切断
というのが厳しい現実です。
このように合併症に苦しむ多数の糖尿病患者さんの存在そのものが、
「日本糖尿病学会主導の従来の糖尿病治療が決して上手くいっていない」
ことの動かぬ証拠と言えます。
糖尿病合併症を生じさせないためには、糖尿人の皆さんは自分自身の頭で考えて身を守ることが必要です。
本講演では、糖尿病を中心に糖質制限食の有効性・安全性をわかりやすく説明します。
また生活習慣病やがんへの糖質制限食の有効性・可能性にも少し言及します。
江部康二
☆☆☆
以下事務局からのお知らせです。
//////////////////ご案内////////////////////
一般社団法人 日本糖質制限医療推進協会主催 講演会(東京)
糖質制限食の有効性・可能性 ―食のパラダイムシフト―
~糖尿病・メタボ・生活習慣病・がん・・・~
◆日時: 2014年3月30日(日) 13:00~14:40頃 ※入場受付(開場)は、12:40~
◆場所: 銀座ルノアール貸会議室プラザ八重洲北口 5階-2・3号室
東京都中央区八重洲1-7-4 矢満登ビル
http://www.mapion.co.jp/m/35.67784789_139.77351336_10/
☆アクセス:東京駅八重洲北口から外堀通りを渡り、
八重洲北口通りに入り日興コーディアル証券の並び
◆講師: 江部康二
(一財)高雄病院 理事長/(一社)日本糖質制限医療推進協会理事長
◆定員:90名
◆受講費:賛助会員 2,600円 / 一般(非会員) 3,200円
◆補足:「賛助会員連絡会」開催のご案内
講演会終了後15:00より、講演会に参加頂いた賛助会員の皆様を対象に、同会場
にて連絡会を開催いたします。
理事長をはじめ協会からのご報告と意見交換会、賛助会員の方の糖質制限食推進
に関するご活動のミニ発表会などを予定しております。
・賛助会員(3/30現在)限定の会合です。あしからずご了承ください。
・16:30頃終了予定です。
・賛助会員の方で連絡会のみの参加をご希望の場合は、参加費300円を頂戴致します。
◆お支払い方法:クレジットカード/銀行振込/郵便振替 ※事前決済のみとなります。
◆お申し込み方法:
・賛助会員の方
事務局までメールにてお申し込み下さい。
・賛助会員入会をご希望の方
1.入会案内および会員規約をお読み下さい。
http://toushitsuseigen.or.jp/member.html
2.お申し込みはこちらのフォームからお願いします。
http://toushitsuseigen.or.jp/contact.php
「お問い合せ内容」欄に「3/30講演会、受講希望」とご記入下さい。
・一般(非会員)で、講演会の受講のみご希望の方
こちらのフォームよりお申し込み下さい。
https://ssl.form-mailer.jp/fms/9cbd1ef7287071
◆お申し込みの流れ:
1.会員の方はメールにて、会員以外の方は各種フォームにてご連絡下さい。
2.事務局よりお支払い方法についてメールでご連絡します。
3.入金確認後、予約確定のメールをお送りします。
4.当日、直接会場までお越し下さい。
◆その他:
・予約制です。当日参加はできません。
・キャンセルは3月26日(水)までにお願い致します。
それ以降の返金には対応致しかねますので予めご了承ください。
【賛助会員の皆様へ:連絡会内ミニ発表会・発表者募集のご案内 】
お住まいの地域での糖質制限に関するサークル活動、勉強会、ネットを通して
情報発信・・etc, 糖質制限食の普及推進のご活動をしていらっしゃる方、
日頃のお取り組みをこの機会にご報告・PRいただけませんか。
発表をご希望いただける方は、事務局までメールにてお知らせください。
※3月9日(日)までにご連絡ください。
その際に発表予定のご活動の概要をお知らせください。
※1件につき5分~10分程度のご発表時間を想定しておりますが、件数に応じて、当日の持ち時間を事前にお知らせいたします。
2014/02/27(Thu) 16:38 | URL | 精神科医師A | 【編集】
精神科医師A さん
肥満とケトン食の最新review情報をありがとうございます。
肥満とケトン食の最新review情報をありがとうございます。
2014/02/27(Thu) 18:12 | URL | ドクター江部 | 【編集】
江部康二先生、初めてメールします。
愛知県は春日井市在住の53歳の男です。
結論から話しますと、糖質制限食で血糖値が正常になりました。
行きつけの糖尿病専門医の先生もびっくり!
糖質制限に関して、否定的だった先生でしたが、「引き続き今の食事を続けるように。さもないと、又糖尿病になるよ」と断言しました。これは、カロリー制限食に対して糖質制限食に軍配があがったとのことですね!論より証拠で糖尿病手帳の写真を送りたいんですが、このコメント欄では送信できないですか?
要約して下記に時系列でご報告いたします。(読ませていただいた本は「高雄病院のスーパー糖質制限食」です。ちなみに体調はすこぶる良いです。
平成25,3/25 8/24 平成26,2/25
(糖質制限食開始)
体重 73,5キロ 72,3 63,5
食後血糖値 - 153 125
HbA1c 7,8 7,4 6,2
愛知県は春日井市在住の53歳の男です。
結論から話しますと、糖質制限食で血糖値が正常になりました。
行きつけの糖尿病専門医の先生もびっくり!
糖質制限に関して、否定的だった先生でしたが、「引き続き今の食事を続けるように。さもないと、又糖尿病になるよ」と断言しました。これは、カロリー制限食に対して糖質制限食に軍配があがったとのことですね!論より証拠で糖尿病手帳の写真を送りたいんですが、このコメント欄では送信できないですか?
要約して下記に時系列でご報告いたします。(読ませていただいた本は「高雄病院のスーパー糖質制限食」です。ちなみに体調はすこぶる良いです。
平成25,3/25 8/24 平成26,2/25
(糖質制限食開始)
体重 73,5キロ 72,3 63,5
食後血糖値 - 153 125
HbA1c 7,8 7,4 6,2
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/38359
この手の議論が絶えませんね・・・。
この手の議論が絶えませんね・・・。
2014/02/27(Thu) 21:09 | URL | Fuu | 【編集】
「週刊現代」 本当に、無責任でいい加減な報道ですね。
「糖質制限」→「やりすぎ・カロリー不足」=「栄養失調」→「心筋梗塞の危険」=「命があぶない」
という論調ですね。
糖質制限20か月目の私のデーターですが。
●2012.5.23 59歳
172Cm 91.2Kg
HbA1c 14.5
中性脂肪 391
LDLコレステロール 196
HDL 39
体脂肪率 30.7
●現在 61歳
77Kg
HbA1c 4.7
中性脂肪 30くらい
LDLコレステロール 100 前後
HDL 80 前後
体脂肪率 11.6
筋肉量 65.2Kg (適正 52.2Kg)
ほかのデーター、肝機能なども OK。
散歩と、自転車通勤(片道20分)以外、特に運動していません。
妻も、体重10Kg減り、150Cm 49Kg
元気です。
こどもの頃から、ひどい花粉症ですが、現在服薬せずに頑張っています。少し目がかゆく、鼻水が出ますが、以前より大分楽です。今年は、服薬せずに頑張ろうと思っています。(実験中)
例年、薬を飲まないと睡眠不足になっていました。
「糖質制限」→「やりすぎ・カロリー不足」=「栄養失調」→「心筋梗塞の危険」=「命があぶない」
という論調ですね。
糖質制限20か月目の私のデーターですが。
●2012.5.23 59歳
172Cm 91.2Kg
HbA1c 14.5
中性脂肪 391
LDLコレステロール 196
HDL 39
体脂肪率 30.7
●現在 61歳
77Kg
HbA1c 4.7
中性脂肪 30くらい
LDLコレステロール 100 前後
HDL 80 前後
体脂肪率 11.6
筋肉量 65.2Kg (適正 52.2Kg)
ほかのデーター、肝機能なども OK。
散歩と、自転車通勤(片道20分)以外、特に運動していません。
妻も、体重10Kg減り、150Cm 49Kg
元気です。
こどもの頃から、ひどい花粉症ですが、現在服薬せずに頑張っています。少し目がかゆく、鼻水が出ますが、以前より大分楽です。今年は、服薬せずに頑張ろうと思っています。(実験中)
例年、薬を飲まないと睡眠不足になっていました。
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