2014年01月30日 (木)
こんばんは
「ビートたけしのテレビタックル」2014年1月27日(月)放送、
夏井睦先生(糖質制限食賛成派)の出演で、森田豊先生(糖質制限食反対派))と ディベートでした。
私は、当日、クローズドの講演会で残念ながら見ることができませんでした。
本ブログにも、夏井先生のブログにも沢山のコメントが寄せられて冷静沈着に論理的に説明する夏井先生に対して、大声でキレて、根拠なしにしゃべる森田先生という構図だったようで、夏井先生の圧勝ですね。 \(^○^)/
ディベートの中で、唯一森田先生が根拠として挙げたのが、例の能登先生の論文でした。
本ブログ記事でも、能登論文の信頼度が極めて低いことは何度か説明してきました。
能登論文の結論は
「総摂取エネルギー比率、糖質が30~40%のグループ(=中糖質群)は、60~70%のそれ(=高糖質群)と比べて、死亡率が1.31倍だった。」
「糖質制限ダイエットを5年以上続けると死亡率が高まる可能性がある」
です。
以下、能登論文の信頼度が低いことを説明します。
能登先生は、492の論文(コホート研究)から、最終的に9論文に絞って、メタ解析をしておられます。(*)
そしてこの9論文、私が既に読んでいるものがあり、わかっている範囲で、玉石混交です。
引用文献は1~39まであり、文献番号7.8.9.1011.12と29.30.31が選択された9論文です。→本記事の最後に記載。
文献9は、本ブログ記事で何回か取り上げた、信頼度ゼロの、「低糖質・高蛋白質食、心血管イベント上昇」というBMJの論文です。
・栄養分析が登録時の1992年1回、15年以上その食生活が継続という仮定。
・塩分摂取量での調節がなされていない。
・質問事項が食物の項目で、糖質量など各栄養素の算出方法が不明確。
・糖質摂取とタンパク質摂取の点数化が恣意的で歪曲されている。
・この論文の平均摂取カロリーは1561kcal。同時期のスエーデンの論文の平均摂取カロリー1999.5Kcalに比し過少申告。
・BMJ には、本記事に対する専門家のコメントが12件よせられ、その全てがこの論文に対して否定的見解。→希有なこと
上記からこの論文は、極めて信頼度の低い論文です。
この信頼度のない論文を含めた時点で、能登論文の信頼度もまた地に落ちています。
文献11も同じ著者(Lagiou )の論文です。
一方、最も信頼度が高い文献は、30です。
症例数も追跡年数も申し分ありません。
文献30は、NHSがデータベースで、82802名を20年間の追跡です。
低炭水化物・高脂肪・高タンパク食に冠動脈疾患のリスクなし
ニューイングランドジャーナルのコホート研究 82802人 2006年 ハーバード大学
・1980年、米国の女性看護師82,802人に食事調査を行い、研究を開始 。
・質問票を使った食事調査を、1980年から1998年までのあいだに、2-6年間隔で6回実施。
・低炭水化物食「得点」が上位10%のグループの冠動脈疾患の発生率は下位10%のグループの0.94倍で有意差なし。
2000年の時点で10グループを解析。炭水化物摂取比率36.8±6.1%グループと58.8±7.0%のグループの比較。
・即ち20年間の追跡で、脂肪と蛋白質が多く炭水化物が少ない食事をしているグループでも、心臓病のリスクは
上昇しなかった。
・一方総炭水化物摂取量は冠動脈疾患リスクの中等度増加に関連していた。 高GLは冠動脈疾患リスク増加と強く関連
していた。
最も信頼度が高い文献30の結論は、能登論文の結論とは正反対で
「低炭水化物・高脂肪・高タンパク食に冠動脈疾患のリスクなし」
であり、
「総炭水化物摂取量は冠動脈疾患リスクの中等度増加に関連していた。 高GLは冠動脈疾患リスク増加と強く関連していた。」
です。
すなわち高炭水化物食の危険性を指摘しています。
結局、能登論文、折角信頼度の高い、文献30をもってきたのに、信頼度ゼロの文献9などを加えたために、メタ解析結果が全く信頼のおけないものになってしまっています。
つまり玉の論文の結論を、石の論文が足を引っぱって、逆の結論になってしまっています。
文献30と文献9では、アンケートの信頼度が月とスッポンであり、データを混ぜること自体が、文献30に対して失礼です。
意図的にこのような信頼度の低い論文を選ばれたのなら、アンフェアとしか言いようがありません。
能登論文のような信頼度の低いメタ解析など不必要で、82802名を20年間追跡した信頼度の高い文献30で必要充分と言えます。
さらに、文献31の論文は「高GL食・高GI食を食べている中年女性は、心血管リスクが上昇する。」という明確な結論であり、高炭水化物食の危険性を指摘しています。
江部康二
7. Fung TT, van Dam RM, Hankinson SE, Stampfer M, Willett WC, et al. (2010) Low-carbohydrate diets and all-cause and cause-specific mortality: two cohort studies. Ann Intern Med 153: 289-298. Find this article online
8. Sjogren P, Becker W, Warensjo E, Olsson E, Byberg L, et al. (2010) Mediterranean and carbohydrate-restricted diets and mortality among elderly men: a cohort study in Sweden. Am J Clin Nutr 92: 967-974. doi: 10.3945/ajcn.2010.29345. Find this article online
9. Lagiou P, Sandin S, Lof M, Trichopoulos D, Adami HO, et al. (2012) Low carbohydrate-high protein diet and incidence of cardiovascular diseases in Swedish women: prospective cohort study. BMJ 344: e4026. doi: 10.1136/bmj.e4026. Find this article online
2012/09/17 の本ブログ記事で取り上げた信頼度の低い論文。→石論文
10.Nilsson LM, Winkvist A, Eliasson M, Jansson JH, Hallmans G, et al. (2012) Low-carbohydrate, high-protein score and mortality in a northern Swedish population-based cohort. Eur J Clin Nutr 66: 694-700. doi: 10.1038/ejcn.2012.9. Find this article online
11.Lagiou P, Sandin S, Weiderpass E, Lagiou A, Mucci L, et al. (2007) Low carbohydrate-high protein diet and mortality in a cohort of Swedish women. J Intern Med 261: 366-374. doi: 10.1111/j.1365-2796.2007.01774.x. Find this article online
例のBMJの信頼度の低い論文と同じ著者の論文。
12.Trichopoulou A, Psaltopoulou T, Orfanos P, Hsieh CC, Trichopoulos D (2007) Low-carbohydrate-high-protein diet and long-term survival in a general population cohort. Eur J Clin Nutr 61: 575-581. doi: 10.1038/sj.ejcn.1602557. Find this article online
29. Oh K, Hu FB, Cho E, Rexrode KM, Stampfer MJ, et al. (2005) Carbohydrate intake, glycemic index, glycemic load, and dietary fiber in relation to risk of stroke in women. Am J Epidemiol 161: 161-169. doi: 10.1093/aje/kwi026. Find this article online
30. Halton TL, Willett WC, Liu SM, Manson JE, Albert CM, et al. (2006) Low-carbohydrate-diet score and the risk of coronary heart disease in women. N Engl J Med 355: 1991-2002. doi: 10.1056/NEJMoa055317. Find this article online
2012/09/17 の本ブログ記事で取り上げた論文。→玉論文。
31.Beulens JW, de Bruijne LM, Stolk RP, Peeters PH, Bots ML, et al. (2007) High dietary glycemic load and glycemic index increase risk of cardiovascular disease among middle-aged women: a population-based follow-up study. J Am Coll Cardiol 50: 14-21. Find this article online
(*)
能登論文
Low-Carbohydrate Diets and All-Cause Mortality: A Systematic Review and Meta-Analysis of Observational Studies
PLoS ONE, 8(1), e55030
25-Jan-2013
Hiroshi Noto
「ビートたけしのテレビタックル」2014年1月27日(月)放送、
夏井睦先生(糖質制限食賛成派)の出演で、森田豊先生(糖質制限食反対派))と ディベートでした。
私は、当日、クローズドの講演会で残念ながら見ることができませんでした。
本ブログにも、夏井先生のブログにも沢山のコメントが寄せられて冷静沈着に論理的に説明する夏井先生に対して、大声でキレて、根拠なしにしゃべる森田先生という構図だったようで、夏井先生の圧勝ですね。 \(^○^)/
ディベートの中で、唯一森田先生が根拠として挙げたのが、例の能登先生の論文でした。
本ブログ記事でも、能登論文の信頼度が極めて低いことは何度か説明してきました。
能登論文の結論は
「総摂取エネルギー比率、糖質が30~40%のグループ(=中糖質群)は、60~70%のそれ(=高糖質群)と比べて、死亡率が1.31倍だった。」
「糖質制限ダイエットを5年以上続けると死亡率が高まる可能性がある」
です。
以下、能登論文の信頼度が低いことを説明します。
能登先生は、492の論文(コホート研究)から、最終的に9論文に絞って、メタ解析をしておられます。(*)
そしてこの9論文、私が既に読んでいるものがあり、わかっている範囲で、玉石混交です。
引用文献は1~39まであり、文献番号7.8.9.1011.12と29.30.31が選択された9論文です。→本記事の最後に記載。
文献9は、本ブログ記事で何回か取り上げた、信頼度ゼロの、「低糖質・高蛋白質食、心血管イベント上昇」というBMJの論文です。
・栄養分析が登録時の1992年1回、15年以上その食生活が継続という仮定。
・塩分摂取量での調節がなされていない。
・質問事項が食物の項目で、糖質量など各栄養素の算出方法が不明確。
・糖質摂取とタンパク質摂取の点数化が恣意的で歪曲されている。
・この論文の平均摂取カロリーは1561kcal。同時期のスエーデンの論文の平均摂取カロリー1999.5Kcalに比し過少申告。
・BMJ には、本記事に対する専門家のコメントが12件よせられ、その全てがこの論文に対して否定的見解。→希有なこと
上記からこの論文は、極めて信頼度の低い論文です。
この信頼度のない論文を含めた時点で、能登論文の信頼度もまた地に落ちています。
文献11も同じ著者(Lagiou )の論文です。
一方、最も信頼度が高い文献は、30です。
症例数も追跡年数も申し分ありません。
文献30は、NHSがデータベースで、82802名を20年間の追跡です。
低炭水化物・高脂肪・高タンパク食に冠動脈疾患のリスクなし
ニューイングランドジャーナルのコホート研究 82802人 2006年 ハーバード大学
・1980年、米国の女性看護師82,802人に食事調査を行い、研究を開始 。
・質問票を使った食事調査を、1980年から1998年までのあいだに、2-6年間隔で6回実施。
・低炭水化物食「得点」が上位10%のグループの冠動脈疾患の発生率は下位10%のグループの0.94倍で有意差なし。
2000年の時点で10グループを解析。炭水化物摂取比率36.8±6.1%グループと58.8±7.0%のグループの比較。
・即ち20年間の追跡で、脂肪と蛋白質が多く炭水化物が少ない食事をしているグループでも、心臓病のリスクは
上昇しなかった。
・一方総炭水化物摂取量は冠動脈疾患リスクの中等度増加に関連していた。 高GLは冠動脈疾患リスク増加と強く関連
していた。
最も信頼度が高い文献30の結論は、能登論文の結論とは正反対で
「低炭水化物・高脂肪・高タンパク食に冠動脈疾患のリスクなし」
であり、
「総炭水化物摂取量は冠動脈疾患リスクの中等度増加に関連していた。 高GLは冠動脈疾患リスク増加と強く関連していた。」
です。
すなわち高炭水化物食の危険性を指摘しています。
結局、能登論文、折角信頼度の高い、文献30をもってきたのに、信頼度ゼロの文献9などを加えたために、メタ解析結果が全く信頼のおけないものになってしまっています。
つまり玉の論文の結論を、石の論文が足を引っぱって、逆の結論になってしまっています。
文献30と文献9では、アンケートの信頼度が月とスッポンであり、データを混ぜること自体が、文献30に対して失礼です。
意図的にこのような信頼度の低い論文を選ばれたのなら、アンフェアとしか言いようがありません。
能登論文のような信頼度の低いメタ解析など不必要で、82802名を20年間追跡した信頼度の高い文献30で必要充分と言えます。
さらに、文献31の論文は「高GL食・高GI食を食べている中年女性は、心血管リスクが上昇する。」という明確な結論であり、高炭水化物食の危険性を指摘しています。
江部康二
7. Fung TT, van Dam RM, Hankinson SE, Stampfer M, Willett WC, et al. (2010) Low-carbohydrate diets and all-cause and cause-specific mortality: two cohort studies. Ann Intern Med 153: 289-298. Find this article online
8. Sjogren P, Becker W, Warensjo E, Olsson E, Byberg L, et al. (2010) Mediterranean and carbohydrate-restricted diets and mortality among elderly men: a cohort study in Sweden. Am J Clin Nutr 92: 967-974. doi: 10.3945/ajcn.2010.29345. Find this article online
9. Lagiou P, Sandin S, Lof M, Trichopoulos D, Adami HO, et al. (2012) Low carbohydrate-high protein diet and incidence of cardiovascular diseases in Swedish women: prospective cohort study. BMJ 344: e4026. doi: 10.1136/bmj.e4026. Find this article online
2012/09/17 の本ブログ記事で取り上げた信頼度の低い論文。→石論文
10.Nilsson LM, Winkvist A, Eliasson M, Jansson JH, Hallmans G, et al. (2012) Low-carbohydrate, high-protein score and mortality in a northern Swedish population-based cohort. Eur J Clin Nutr 66: 694-700. doi: 10.1038/ejcn.2012.9. Find this article online
11.Lagiou P, Sandin S, Weiderpass E, Lagiou A, Mucci L, et al. (2007) Low carbohydrate-high protein diet and mortality in a cohort of Swedish women. J Intern Med 261: 366-374. doi: 10.1111/j.1365-2796.2007.01774.x. Find this article online
例のBMJの信頼度の低い論文と同じ著者の論文。
12.Trichopoulou A, Psaltopoulou T, Orfanos P, Hsieh CC, Trichopoulos D (2007) Low-carbohydrate-high-protein diet and long-term survival in a general population cohort. Eur J Clin Nutr 61: 575-581. doi: 10.1038/sj.ejcn.1602557. Find this article online
29. Oh K, Hu FB, Cho E, Rexrode KM, Stampfer MJ, et al. (2005) Carbohydrate intake, glycemic index, glycemic load, and dietary fiber in relation to risk of stroke in women. Am J Epidemiol 161: 161-169. doi: 10.1093/aje/kwi026. Find this article online
30. Halton TL, Willett WC, Liu SM, Manson JE, Albert CM, et al. (2006) Low-carbohydrate-diet score and the risk of coronary heart disease in women. N Engl J Med 355: 1991-2002. doi: 10.1056/NEJMoa055317. Find this article online
2012/09/17 の本ブログ記事で取り上げた論文。→玉論文。
31.Beulens JW, de Bruijne LM, Stolk RP, Peeters PH, Bots ML, et al. (2007) High dietary glycemic load and glycemic index increase risk of cardiovascular disease among middle-aged women: a population-based follow-up study. J Am Coll Cardiol 50: 14-21. Find this article online
(*)
能登論文
Low-Carbohydrate Diets and All-Cause Mortality: A Systematic Review and Meta-Analysis of Observational Studies
PLoS ONE, 8(1), e55030
25-Jan-2013
Hiroshi Noto
私も見ていました。
炭水化物は必要だとおっしゃる炭水化物推進派のお二人の体型がすべてを物語っていると思います(笑)。
炭水化物は必要だとおっしゃる炭水化物推進派のお二人の体型がすべてを物語っていると思います(笑)。
2014/01/31(Fri) 00:48 | URL | josh | 【編集】
○ TVタックル
皆さんのご意見どおりです。
冷静で理論的な夏井先生に対し、
人の発言を遮って切れまくる森田先生。
やはり糖質のせいでしょう。
「それでも教授なの?」って大竹さんが驚いてます。
出演者は結構、夏井先生のお話をもっと聞きたかったみたいですね。
ネットで収録裏事情が聞けます。
https://www.youtube.com/watch?t=4m53s&v=PCaTaTy5Zgw&feature=youtu.be&desktop_uri=%2Fwatch%3Fv%3DPCaTaTy5Zgw%26feature%3Dyoutu.be%26t%3D4m53s&app=desktop
○ 能登洋なる人物の論文(?)
要注意ですね。
糖質セイゲニストin北九州ではこの人物の論文を取り上げて、
江部先生の反論と対比させ、
徹底的に勉強しました。
ですから、能登洋なる人物の論文の組み立て方もバレバレだと理解できました。
江部先生の結論どおりです。
「 結局、能登論文、
・ 折角信頼度の高い、文献7、文献30をもってきたのに、
・ 信頼度ゼロの文献9などを加えたために、
メタ解析結果が全く信頼のおけないものになってしまっています。
このような信頼度の低いメタ解析など不必要で、信頼度の高い文献30や文献7で必要充分と言えます。」
能登洋なる人物は自分の都合の良いように結論を持ってきた
ただそれだけのことですね。
ですから、原文の捏造も平気で行う、確信犯でしょう。
それとも完璧にそう信じているのだったら、
医師として失格ですし、大変に怖い存在です。
皆さんのご意見どおりです。
冷静で理論的な夏井先生に対し、
人の発言を遮って切れまくる森田先生。
やはり糖質のせいでしょう。
「それでも教授なの?」って大竹さんが驚いてます。
出演者は結構、夏井先生のお話をもっと聞きたかったみたいですね。
ネットで収録裏事情が聞けます。
https://www.youtube.com/watch?t=4m53s&v=PCaTaTy5Zgw&feature=youtu.be&desktop_uri=%2Fwatch%3Fv%3DPCaTaTy5Zgw%26feature%3Dyoutu.be%26t%3D4m53s&app=desktop
○ 能登洋なる人物の論文(?)
要注意ですね。
糖質セイゲニストin北九州ではこの人物の論文を取り上げて、
江部先生の反論と対比させ、
徹底的に勉強しました。
ですから、能登洋なる人物の論文の組み立て方もバレバレだと理解できました。
江部先生の結論どおりです。
「 結局、能登論文、
・ 折角信頼度の高い、文献7、文献30をもってきたのに、
・ 信頼度ゼロの文献9などを加えたために、
メタ解析結果が全く信頼のおけないものになってしまっています。
このような信頼度の低いメタ解析など不必要で、信頼度の高い文献30や文献7で必要充分と言えます。」
能登洋なる人物は自分の都合の良いように結論を持ってきた
ただそれだけのことですね。
ですから、原文の捏造も平気で行う、確信犯でしょう。
それとも完璧にそう信じているのだったら、
医師として失格ですし、大変に怖い存在です。
josh さん
そうですか、お二人とも肥満体型でしたか。
必須アミノ酸、必須脂肪酸は、存在しますが、必須糖質はないですね。
そうですか、お二人とも肥満体型でしたか。
必須アミノ酸、必須脂肪酸は、存在しますが、必須糖質はないですね。
2014/01/31(Fri) 08:08 | URL | ドクター江部 | 【編集】
ライフワーク光野 さん
情報をありがとうございます。
大竹さんが、夏井先生(教授と間違っているけど・・・)が、11kg減量成功で
スッキリ体型なのに対して、
お相手お二人は、「ぽっちゃり体型」では「説得力がね・・・。」
などと、大林さんらと語ってます。
相手方お二人の意見に対して、夏井先生がスッキリ・キッパリ・理論的に反論したので、
夏井先生のことを教授と勘違いしたみたいですね。
情報をありがとうございます。
大竹さんが、夏井先生(教授と間違っているけど・・・)が、11kg減量成功で
スッキリ体型なのに対して、
お相手お二人は、「ぽっちゃり体型」では「説得力がね・・・。」
などと、大林さんらと語ってます。
相手方お二人の意見に対して、夏井先生がスッキリ・キッパリ・理論的に反論したので、
夏井先生のことを教授と勘違いしたみたいですね。
2014/01/31(Fri) 08:20 | URL | ドクター江部 | 【編集】
2014/01/31(Fri) 10:25 | URL | よしかわ | 【編集】
よしかわ さん
情報を、ありがとうございます。
情報を、ありがとうございます。
2014/01/31(Fri) 11:42 | URL | ドクター江部 | 【編集】
文献9に関しては、国立国際医療研究センターのHPをご覧ください
http://www.ncgm-dmic.jp/public/articleInfoDetail.do?articleInfoId=504
ただし,参加依頼への回答率が低値であること,肥満者の割合が小さいこと,食事内容情報収集が1度であったこと,一国の女性が対象であることを鑑みると,バイアスや残存交絡因子が小さくないため,結果の妥当性・信頼性・一般性は高くない可能性に気をつけて慎重に解釈する必要がある
また,糖尿病患者への適用性・安全性(低血糖リスクなど)・減量効果も不明である
http://www.ncgm-dmic.jp/public/articleInfoDetail.do?articleInfoId=504
ただし,参加依頼への回答率が低値であること,肥満者の割合が小さいこと,食事内容情報収集が1度であったこと,一国の女性が対象であることを鑑みると,バイアスや残存交絡因子が小さくないため,結果の妥当性・信頼性・一般性は高くない可能性に気をつけて慎重に解釈する必要がある
また,糖尿病患者への適用性・安全性(低血糖リスクなど)・減量効果も不明である
2014/01/31(Fri) 12:00 | URL | 精神科医師A | 【編集】
日本糖尿病学会が編集した「科学的根拠に基づく糖尿病診療ガイドライン2013」3頁では、引用文献のエビデンスレベルを以下のように定めている
表1 ガイドラインで用いたエビデンスレベル―各研究へ付された水準
1+ 質の高いランダム化比較試験(RCT),、およびそれらのメタアナリシスまたはシステマティックレビュー
1 それ以外のRCT、およびそれらのメタアナリシスまたはシステマティックレビュー
2 前向きコホート研究、およびそれらのメタアナリシスまたはシステマティックレビュー、事前に定めたRCTのサブ解析
3 非ランダム化比較試験、前後比較試験、後ろ向きコホート研究、ケースコントロール研究、およびそれらのメタアナリシスまたはシステマティックレビュー、RCTの後付けサブ解析
4 横断研究、症例集積
ちなみに能登論文は、レベル3にすぎない。このことは能登氏自身も認めている
http://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/series/noto/201306/531241_3.html
「ただし、今回の解析はさまざまな理由で炭水化物摂取量が低かった人達の観察研究の結果であり、管理された低炭水化物食による介入研究の結果ではないため、確固たる結論を出すことはできない (表のエビデンス水準の3に相当)」
表1 ガイドラインで用いたエビデンスレベル―各研究へ付された水準
1+ 質の高いランダム化比較試験(RCT),、およびそれらのメタアナリシスまたはシステマティックレビュー
1 それ以外のRCT、およびそれらのメタアナリシスまたはシステマティックレビュー
2 前向きコホート研究、およびそれらのメタアナリシスまたはシステマティックレビュー、事前に定めたRCTのサブ解析
3 非ランダム化比較試験、前後比較試験、後ろ向きコホート研究、ケースコントロール研究、およびそれらのメタアナリシスまたはシステマティックレビュー、RCTの後付けサブ解析
4 横断研究、症例集積
ちなみに能登論文は、レベル3にすぎない。このことは能登氏自身も認めている
http://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/series/noto/201306/531241_3.html
「ただし、今回の解析はさまざまな理由で炭水化物摂取量が低かった人達の観察研究の結果であり、管理された低炭水化物食による介入研究の結果ではないため、確固たる結論を出すことはできない (表のエビデンス水準の3に相当)」
2014/01/31(Fri) 12:02 | URL | 精神科医師A | 【編集】
今、世間はstap細胞の話題で持ちきりです。
実用されれば膵臓、腎臓、網膜の再生など糖尿病治療にもかなりの好影響を与えると思われます。先生のご所見をお聞かせください。
実用されれば膵臓、腎臓、網膜の再生など糖尿病治療にもかなりの好影響を与えると思われます。先生のご所見をお聞かせください。
2014/01/31(Fri) 12:08 | URL | しん | 【編集】
スーパー糖質制限を始めて丸4年になります。血糖値下げられてハッピーな毎日です。
しかし、つくづく思うことは、炭水化物はものすごく美味しいということです。以前はご飯大盛り、麺も大盛りでした。肉、魚、野菜とご飯を交互に食べてこそ、それらも美味しく、おかずだけなんてまったく思い付きませんでした。今でもグルメ番組を見るとヨダレが出ます。
疑問に思うのは、人類本来の健康食ではない物をどうして美味しく感じるのかということです。自然の摂理に反すると思います。
イギリスの動物園では、サルにバナナ(甘い物好きの人間の食用に糖分たっぷりに品種改悪されたバナナ)を与えるのは健康を害するとの理由から止め、野菜中心の餌に変えたとのCNNニュースを読みましたが(1月16日)、サルたちはバナナを恋しがる様子を見せないという部分は驚きました。甘いバナナを食べられなくなって本当に平静だったのでしょうか。人間なら大パニックを起こしてしまうに違いありません。
飲食の席で珍しがられるので糖質制限の解説をすることはよくあり、高血糖の人には特に力説しますが、追随者はほぼ皆無です。TVタックルで夏井先生に噛み付いていた人は知識不足ですが、根底には、ものすごく美味しい炭水化物を制限するなんて絶対にイヤという大前提があるに違いないです。
しかし、つくづく思うことは、炭水化物はものすごく美味しいということです。以前はご飯大盛り、麺も大盛りでした。肉、魚、野菜とご飯を交互に食べてこそ、それらも美味しく、おかずだけなんてまったく思い付きませんでした。今でもグルメ番組を見るとヨダレが出ます。
疑問に思うのは、人類本来の健康食ではない物をどうして美味しく感じるのかということです。自然の摂理に反すると思います。
イギリスの動物園では、サルにバナナ(甘い物好きの人間の食用に糖分たっぷりに品種改悪されたバナナ)を与えるのは健康を害するとの理由から止め、野菜中心の餌に変えたとのCNNニュースを読みましたが(1月16日)、サルたちはバナナを恋しがる様子を見せないという部分は驚きました。甘いバナナを食べられなくなって本当に平静だったのでしょうか。人間なら大パニックを起こしてしまうに違いありません。
飲食の席で珍しがられるので糖質制限の解説をすることはよくあり、高血糖の人には特に力説しますが、追随者はほぼ皆無です。TVタックルで夏井先生に噛み付いていた人は知識不足ですが、根底には、ものすごく美味しい炭水化物を制限するなんて絶対にイヤという大前提があるに違いないです。
2014/01/31(Fri) 16:41 | URL | コバタケ | 【編集】
コバタケ さん
答えは簡単です。
必須栄養素ではない炭水化物を、欲する構造は、
アルコール依存症やニコチン依存症と全く同じ構造です。
炭水化物依存症レベルでなくなれば、そんなに欲しくもなくなると思いますよ。
答えは簡単です。
必須栄養素ではない炭水化物を、欲する構造は、
アルコール依存症やニコチン依存症と全く同じ構造です。
炭水化物依存症レベルでなくなれば、そんなに欲しくもなくなると思いますよ。
2014/01/31(Fri) 17:27 | URL | ドクター江部 | 【編集】
しん さん
STAP細胞、素晴らしいと思います。
常識に囚われない発想があって、初めて成功したのだと思います。
100年以上の生物学の常識を根底から覆したことになります。
何がすごいかというと、遺伝子操作とか、高度なことは一切なしで、
お酢につけるくらいのイメージで万能細胞が出現したことです。
うまく研究が進むと、iPS細胞やES細胞より、かなり簡単に万能細胞が作成できるので
一気に発展する可能性がありますね。
STAP細胞、素晴らしいと思います。
常識に囚われない発想があって、初めて成功したのだと思います。
100年以上の生物学の常識を根底から覆したことになります。
何がすごいかというと、遺伝子操作とか、高度なことは一切なしで、
お酢につけるくらいのイメージで万能細胞が出現したことです。
うまく研究が進むと、iPS細胞やES細胞より、かなり簡単に万能細胞が作成できるので
一気に発展する可能性がありますね。
2014/01/31(Fri) 17:33 | URL | ドクター江部 | 【編集】
唯一の健康食!と言い切らなければ良いと常々思います。。。
普通に糖質摂取して健康を維持しておる人もいるわけですし。。。
結局、肥満の方は運動不足にカロリー過多。1日に3食炭水化物を摂取する食生活はホワイトカラーの職種であれば糖質過多にもなります。私自身は朝は青汁、昼食は食べない、夜は晩酌とおかずの生活でして糖質制限の必要性は理解しています。テレビタックルや週刊ポストの記事ように過激な討論として扱われるのはむしろマイナスな気がします。
普通に糖質摂取して健康を維持しておる人もいるわけですし。。。
結局、肥満の方は運動不足にカロリー過多。1日に3食炭水化物を摂取する食生活はホワイトカラーの職種であれば糖質過多にもなります。私自身は朝は青汁、昼食は食べない、夜は晩酌とおかずの生活でして糖質制限の必要性は理解しています。テレビタックルや週刊ポストの記事ように過激な討論として扱われるのはむしろマイナスな気がします。
2014/02/03(Mon) 18:11 | URL | テレビタックル大好き。 | 【編集】
| ホーム |