2013年12月15日 (日)
こんにちは。
2013年12月11日(水)
日経メディカルのウェブサイト
http://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/all/gakkai/wdc2013/201312/534120.html
に
「1日グラス2杯以上のワインを飲んだ女性は2型DMリスクが37%減少」
という、世界糖尿病会議での報告が、記事として載りました。
左党には嬉しい記事かと思いましたが、他のアルコールは関係なくて、ワインだけでした。
私のように焼酎もワインも両方飲んでいる場合は、ワイン分だけがカウントされるのですね。
結局、
「長年に渡って定期的にワインを飲んでいることが、2型糖尿病発症リスクの抑制に関与している可能性がある」
との結論です。
「ワインの生涯摂取量を考えると、10-15歳で定期的にワインを飲み始めた女性は、生涯飲まなかった女性に比べて、成人になってからの2型糖尿病のリスクが低いという結果」
それにしても、『10-15歳で定期的にワインを飲み始めた女性』さすがフランスですね。ヾ(゜▽゜)
日本では、そのままお縄になりそうです。 (→ο←)
江部康二
【学会ダイジェスト: 世界糖尿病会議
2013年12月2日~6日 Melbourne Australia
1日グラス2杯以上のワインを飲んだ女性は2型DMリスクが37%減少
2013/12/11 三和 護=日経メディカル別冊
フランスNutrition Hormones and Women's HealthのA. Vilier氏
1日グラス2杯以上のワインを飲んだ女性は、飲まなかった女性に比べて2型糖尿病(DM)発症リスクが37%減少したことが示された。ワイン摂取量と2型糖尿病リスクとの関係を追ったコホート試験、French E3N cohortの結果、明らかになった。フランスNutrition Hormones and Women's HealthのA. Vilier氏らが、12月2~6日にメルボルンで開催された世界糖尿病会議2013(IDF-WDC2013)で報告した。
対象は、French E3N cohortの計6万6485人の女性。14年間に渡り糖尿病発症について追跡し、ベースラインでのワイン摂取と2型糖尿病リスク間のハザード比を、多変数Cox回帰モデルを用いて求めた。
その結果、追跡期間中に1372人が2型DMを発症した。ワイン摂取量と2型糖尿病リスクとの間には、負の関係が観察された(P<0.0001)。より詳細にみていくと、1日に2杯以上のワインを飲んでいた女性はまったく飲まない女性に比べて、発症リスクが37%減少していた。ワインの生涯摂取量を考えると、10-15歳で定期的にワインを飲み始めた女性は、生涯飲まなかった女性に比べて、成人になってからの2型糖尿病のリスクが低いという結果だった。他の種類のアルコール消費で補正しても、結果は同様のままだった。
この結果から演者らは、長年に渡って定期的にワインを飲んでいることが、2型糖尿病発症リスクの抑制に関与している可能性があるとまとめた。】
2013年12月11日(水)
日経メディカルのウェブサイト
http://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/all/gakkai/wdc2013/201312/534120.html
に
「1日グラス2杯以上のワインを飲んだ女性は2型DMリスクが37%減少」
という、世界糖尿病会議での報告が、記事として載りました。
左党には嬉しい記事かと思いましたが、他のアルコールは関係なくて、ワインだけでした。
私のように焼酎もワインも両方飲んでいる場合は、ワイン分だけがカウントされるのですね。
結局、
「長年に渡って定期的にワインを飲んでいることが、2型糖尿病発症リスクの抑制に関与している可能性がある」
との結論です。
「ワインの生涯摂取量を考えると、10-15歳で定期的にワインを飲み始めた女性は、生涯飲まなかった女性に比べて、成人になってからの2型糖尿病のリスクが低いという結果」
それにしても、『10-15歳で定期的にワインを飲み始めた女性』さすがフランスですね。ヾ(゜▽゜)
日本では、そのままお縄になりそうです。 (→ο←)
江部康二
【学会ダイジェスト: 世界糖尿病会議
2013年12月2日~6日 Melbourne Australia
1日グラス2杯以上のワインを飲んだ女性は2型DMリスクが37%減少
2013/12/11 三和 護=日経メディカル別冊
フランスNutrition Hormones and Women's HealthのA. Vilier氏
1日グラス2杯以上のワインを飲んだ女性は、飲まなかった女性に比べて2型糖尿病(DM)発症リスクが37%減少したことが示された。ワイン摂取量と2型糖尿病リスクとの関係を追ったコホート試験、French E3N cohortの結果、明らかになった。フランスNutrition Hormones and Women's HealthのA. Vilier氏らが、12月2~6日にメルボルンで開催された世界糖尿病会議2013(IDF-WDC2013)で報告した。
対象は、French E3N cohortの計6万6485人の女性。14年間に渡り糖尿病発症について追跡し、ベースラインでのワイン摂取と2型糖尿病リスク間のハザード比を、多変数Cox回帰モデルを用いて求めた。
その結果、追跡期間中に1372人が2型DMを発症した。ワイン摂取量と2型糖尿病リスクとの間には、負の関係が観察された(P<0.0001)。より詳細にみていくと、1日に2杯以上のワインを飲んでいた女性はまったく飲まない女性に比べて、発症リスクが37%減少していた。ワインの生涯摂取量を考えると、10-15歳で定期的にワインを飲み始めた女性は、生涯飲まなかった女性に比べて、成人になってからの2型糖尿病のリスクが低いという結果だった。他の種類のアルコール消費で補正しても、結果は同様のままだった。
この結果から演者らは、長年に渡って定期的にワインを飲んでいることが、2型糖尿病発症リスクの抑制に関与している可能性があるとまとめた。】
江部先生
こんにちは(^o^)
新薬が出るみたいですが、効果ありますかね?
『糖尿病の新しいタイプの治療薬が来年1月、国内で初めて承認される見通しになった。
体内に過剰にたまった糖の尿からの排出を促し、体重増加を起こしにくいのが特徴で、同4月頃に保険適用される方向だ。
新薬は、アステラス製薬申請の「スーグラ錠」。厚生労働省の薬事・食品衛生審議会の部会が先月、承認しても差し支えないとの意見をまとめた。腎臓には血液から尿に出た糖を、栄養分として再び取り込む働きがあるが、新薬はその働きを妨げて排出につなげる。成人は1日1回飲む。
従来の薬は、血糖値を下げるホルモン「インスリン」の働きを強めたり、分泌量を増やしたりする効果があるが、糖が細胞に入って体重を増やしたり、血糖値を下げすぎたりする場合がある。新薬は糖を体外に出すので、血糖値の調節機能も保たれ、こうした問題は起きにくいという。他の複数の製薬会社も類似の薬の承認を申請している。』
こんにちは(^o^)
新薬が出るみたいですが、効果ありますかね?
『糖尿病の新しいタイプの治療薬が来年1月、国内で初めて承認される見通しになった。
体内に過剰にたまった糖の尿からの排出を促し、体重増加を起こしにくいのが特徴で、同4月頃に保険適用される方向だ。
新薬は、アステラス製薬申請の「スーグラ錠」。厚生労働省の薬事・食品衛生審議会の部会が先月、承認しても差し支えないとの意見をまとめた。腎臓には血液から尿に出た糖を、栄養分として再び取り込む働きがあるが、新薬はその働きを妨げて排出につなげる。成人は1日1回飲む。
従来の薬は、血糖値を下げるホルモン「インスリン」の働きを強めたり、分泌量を増やしたりする効果があるが、糖が細胞に入って体重を増やしたり、血糖値を下げすぎたりする場合がある。新薬は糖を体外に出すので、血糖値の調節機能も保たれ、こうした問題は起きにくいという。他の複数の製薬会社も類似の薬の承認を申請している。』
2013/12/15(Sun) 18:36 | URL | 健康さん | 【編集】
http://nk.jiho.jp/servlet/nk/kigyo/article/1226575598946.html?pageKind=outline
https://www.mixonline.jp/Article/tabid/55/artid/45253/Default.aspx
SGLT2阻害剤は、報道のように、来年4月~5月にかけて薬価収載される見通しです。この薬剤は、糖を尿から排泄させ、糖質制限食と同じ状態にしてしまう薬です。つまり最初から糖質を食べなければこの薬を飲む必要は無いのです。
すでに、ダパグリフロジンに関しては、4年間投与例での安全性が公表されています。とういうことは、糖質制限食の4年間の安全性が証明されたということです。日経メディカル(紙版)2013年秋号を参照してください
https://www.mixonline.jp/Article/tabid/55/artid/45253/Default.aspx
SGLT2阻害剤は、報道のように、来年4月~5月にかけて薬価収載される見通しです。この薬剤は、糖を尿から排泄させ、糖質制限食と同じ状態にしてしまう薬です。つまり最初から糖質を食べなければこの薬を飲む必要は無いのです。
すでに、ダパグリフロジンに関しては、4年間投与例での安全性が公表されています。とういうことは、糖質制限食の4年間の安全性が証明されたということです。日経メディカル(紙版)2013年秋号を参照してください
2013/12/15(Sun) 21:19 | URL | 精神科医師A | 【編集】
江部先生
こんばんは。
糖質制限をしていますが、甘味料で代表的なラカントS(カロリーゼロ)、パールスイート(カロリーゼロ・糖質ゼロ)がありますが、どちらの使用が安全んなのでしょうか?
パールスイートに含まれている甘味料(アスパルテーム・L-フェニルアラニン化合物、アセスルファムK)が、発がん性があるとの報道もあるみたいですが・・・。
こんばんは。
糖質制限をしていますが、甘味料で代表的なラカントS(カロリーゼロ)、パールスイート(カロリーゼロ・糖質ゼロ)がありますが、どちらの使用が安全んなのでしょうか?
パールスイートに含まれている甘味料(アスパルテーム・L-フェニルアラニン化合物、アセスルファムK)が、発がん性があるとの報道もあるみたいですが・・・。
2013/12/18(Wed) 22:22 | URL | 糖質制限賛成派 | 【編集】
| ホーム |