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米国糖尿病学会、栄養療法に関する声明を発表、糖質制限食も受容(2)
今回の本ブログ記事、

上久保Drのblog
http://kamikubo.exblog.jp/18786250/

で、成人糖尿病に推奨される栄養療法 米国糖尿病学会の見解2013を紹介しておられましたので、参考にさせていただきました。

上久保先生すみません。ありがとうございます。

精神科医師Aさん、上久保Drのブログを紹介していただきありがとうございました。

今回の記事、

2013.10.21の本ブログ記事
「米国糖尿病学会、栄養療法に関する声明を発表、糖質制限食も受容」

の追加・補足です。

本日、米国糖尿病学会(ADA)の今回の声明・提言を読み直してみました。

そして、

『全ての糖尿病患者に適した“one-size-fits-all(唯一無二の)”食事パターンは存在しないとの見解を表明』

という記載は、日本糖尿病学会に対する痛烈な批判になっていることに気づきました。

すなわち日本糖尿病学会は、1969年の食品交換表第2版からは44年間にわたり、終始一貫、唯一無二の食事療法として「カロリー制限食」を推奨してきた事実があります。

しかも、カロリー制限食の糖尿病に対する治療効果にエビデンスはないことは、糖尿病学会自身が認めておられます。

今回のADAの声明に対する日本糖尿病学会の提言を是非伺いたいものです。

あと興味深いのは<蛋白質>の項目です。

『糖尿病腎症の所見のない糖尿病患者では、最適な血糖コントロール、あるいは、心血管疾患リスクの改善のための理想的な蛋白質摂取量に関しては、これを推奨するに足る十分なエビデンスは存在しない。したがって、目標は個別化されなければならない。C

糖尿病腎症(微量アルブミン尿、および、顕性蛋白尿)を有する糖尿病患者では、通常の摂取量以下に蛋白質摂取量を減量することは、血糖状態、心血管リスク、あるいは、糸球体ろ過率低下の経過に変化を与えないので、推奨されない。A』


糖尿病腎症のない糖尿病患者での理想的な蛋白質摂取量のエビデンスは存在しないと断定しています。

さらに踏み込んで、糖尿病腎症を有する患者においても、「蛋白質制限は推奨しない」とランクAで断定しています。

日本糖尿病学会とはえらい差ですが、これに関しても是非、日本糖尿病学会の見解が知りたいですね。

それから、2013.10.21の本ブログ記事では簡略化していた19項目についての提言およびエビデンスの格付けをまとめた(表)を全て掲載です。

なお、米国糖尿病学会、栄養療法に関する声明の3つの記事は一緒にまとめようと思ったのですが、なんとFC2ブログ、4分割しないとアップできませんでした。

文字数が多かったのかな?(∵)?


江部康二



テーマ:糖質制限食
ジャンル:ヘルス・ダイエット
コメント
今月の日経サイエンス
今月号の『日経サイエンス』で「どっちで太る?カロリーか炭水化物か」という記事が出ています。
内容的には肥満の原因がどちらにあるのかの研究が始まったと言う事で、まだ予備実験の段階ですが肥満の原因、糖尿病との関連など大変興味深い研究が始まっているようです。
2013/10/25(Fri) 16:05 | URL | ササスキー | 【編集
Re: 今月の日経サイエンス
ササスキー さん

興味深い情報をありがとうございます。
研究成果が楽しみですね。
2013/10/25(Fri) 17:55 | URL | ドクター江部 | 【編集
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