2013年10月15日 (火)
【13/10/14 モン吉 久山町研究
江部先生、こんばんは
日本糖尿病学会が推奨する従来のカロリー制限食を久山町住民の方が一所懸命取り組まれて、結果的には糖尿病患者を大幅に増やしてしまいました。
しかし九州大学の清〇先生の14年間に渡る研究は大変貴重な信頼性の高いデーターを残されました。
糖尿病学会は糖質制限食の長期の安全性をよく疑問視されますが、この信頼性の高いデーターは従来のカロリー制限食は長期の安全性が無い事を証明していると思います。恐らく合併症になられた方も増えているでしょう。
研究に参加し一所懸命協力された住民の方には大変お気の毒ですが、従来のカロリー制限食には糖尿病患者やその予備軍に対して、長期安全性は無い事を証明した大変貴重なデーターと私は思います。
この結果を糖尿病学会の方はどう感じておられるのでしょう 】
おはようございます。
モン吉さんから、興味深いコメントを頂きました。
モン吉 さん
ありがとうございます。
仰る通りと思います。
1)1994年~2004年にかけて中村学園の論文で、久山町において、糖質摂取量だけが増加して、
タンパク質・脂質摂取量は減少しています。
総摂取エネルギーは、1811kcal/日~1890kcal/日と、ほとんど差はありません。
2)1988年~2002年、九州大学が食事指導して、久山町の糖尿病有病率は著明に増加しています。
1)2)は論文として報告されています。
九州大学の食事指導が、久山町で受け入れられた結果、糖質が増加して、タンパク質・脂質が減少したのでしょう。
1)2)を考慮すれば、少しタイムラグはあるのですが、「糖質摂取量だけが増加して、タンパク質・脂質摂取量は減少して、糖尿病有病率が著明に増加」これが、信頼度の高い久山町研究データから導き出される結論となります。
14年間にわたり、実施された食事指導(日本糖尿病学会推奨の糖尿病食)そのものは、久山町住民の方々がちゃんと守った結果を反映して、糖質が増加して、タンパク質・脂質が減少しています。
しかし食事指導を守ったにもかかわらず、糖尿病有病率は増加してしまいました。
結論です。
信頼度の高い久山町研究のデータを検討してみると、
「14年間にわたり、日本糖尿病学会推奨の糖尿病食(カロリー制限、高糖質、低脂肪食)を実践した結果、糖尿病有病率が著明に増加した。」
というエビデンスがあることとなります。
「従来のカロリー制限食には糖尿病患者やその予備軍に対して、長期安全性は無い事を証明した大変貴重なデーターと私は思います。」
同感です。
糖尿病が増えたということは、長期安全性に関して大きなリスクと言えます。
江部康二
江部先生、こんばんは
日本糖尿病学会が推奨する従来のカロリー制限食を久山町住民の方が一所懸命取り組まれて、結果的には糖尿病患者を大幅に増やしてしまいました。
しかし九州大学の清〇先生の14年間に渡る研究は大変貴重な信頼性の高いデーターを残されました。
糖尿病学会は糖質制限食の長期の安全性をよく疑問視されますが、この信頼性の高いデーターは従来のカロリー制限食は長期の安全性が無い事を証明していると思います。恐らく合併症になられた方も増えているでしょう。
研究に参加し一所懸命協力された住民の方には大変お気の毒ですが、従来のカロリー制限食には糖尿病患者やその予備軍に対して、長期安全性は無い事を証明した大変貴重なデーターと私は思います。
この結果を糖尿病学会の方はどう感じておられるのでしょう 】
おはようございます。
モン吉さんから、興味深いコメントを頂きました。
モン吉 さん
ありがとうございます。
仰る通りと思います。
1)1994年~2004年にかけて中村学園の論文で、久山町において、糖質摂取量だけが増加して、
タンパク質・脂質摂取量は減少しています。
総摂取エネルギーは、1811kcal/日~1890kcal/日と、ほとんど差はありません。
2)1988年~2002年、九州大学が食事指導して、久山町の糖尿病有病率は著明に増加しています。
1)2)は論文として報告されています。
九州大学の食事指導が、久山町で受け入れられた結果、糖質が増加して、タンパク質・脂質が減少したのでしょう。
1)2)を考慮すれば、少しタイムラグはあるのですが、「糖質摂取量だけが増加して、タンパク質・脂質摂取量は減少して、糖尿病有病率が著明に増加」これが、信頼度の高い久山町研究データから導き出される結論となります。
14年間にわたり、実施された食事指導(日本糖尿病学会推奨の糖尿病食)そのものは、久山町住民の方々がちゃんと守った結果を反映して、糖質が増加して、タンパク質・脂質が減少しています。
しかし食事指導を守ったにもかかわらず、糖尿病有病率は増加してしまいました。
結論です。
信頼度の高い久山町研究のデータを検討してみると、
「14年間にわたり、日本糖尿病学会推奨の糖尿病食(カロリー制限、高糖質、低脂肪食)を実践した結果、糖尿病有病率が著明に増加した。」
というエビデンスがあることとなります。
「従来のカロリー制限食には糖尿病患者やその予備軍に対して、長期安全性は無い事を証明した大変貴重なデーターと私は思います。」
同感です。
糖尿病が増えたということは、長期安全性に関して大きなリスクと言えます。
江部康二
江部先生、おはようございます。
先日は、お忙しい中返信をしてくだだって有り難うございました。
病院へ行ってきました。
1ヵ月ほど前に、心臓近辺のCT検査を受けていたのですが、結果を聞きに行ってはおらず
先生のお話があってから、
結果だけでも聞きに行って来よう…と話しました。
結果は、心臓に欠陥は無し、正常とのことでした。
しかし、胸の苦しいのはたまに有る事を伝えたそうです。
そして、投薬されたのが5種類あって、
ミカルディス錠 20㎎
リオベル配合錠LD
クレストール錠 2.5㎎
ゼチーア錠 10㎎
ヘルベッサー錠60 60㎎
を、一か月分処方されました。
私が、「糖質制限をやってみたいのですが・・・」
と話しましたが、先生の答えは、
「何をやってくれても構いませんが、治したいならば薬はちゃんと飲んでください」
と言われ、はなしはきいてもらえませんでしたし、
相談もできませんでした。
江部先生の病院が、近くにあるのならば、すぐにでも駆けつけたいくらいです。
本人は、「医者の指示なんだし、この薬で治るかどうか見てみないと、その後の処置が決まらないから・・・って言うんだから飲むしかない。
先は長いんだろうし、1っヵ月だけだから・・・・・」
と言って、薬を飲み始めました。
どうしたら良いのか、分からないです。
投げ出してしまいたくなってしまいました。
私は、怖い事になるような気がしてなりません。
今日のこのページのお話の様になってしまったら・・・・と、とても怖いです。
先日は、お忙しい中返信をしてくだだって有り難うございました。
病院へ行ってきました。
1ヵ月ほど前に、心臓近辺のCT検査を受けていたのですが、結果を聞きに行ってはおらず
先生のお話があってから、
結果だけでも聞きに行って来よう…と話しました。
結果は、心臓に欠陥は無し、正常とのことでした。
しかし、胸の苦しいのはたまに有る事を伝えたそうです。
そして、投薬されたのが5種類あって、
ミカルディス錠 20㎎
リオベル配合錠LD
クレストール錠 2.5㎎
ゼチーア錠 10㎎
ヘルベッサー錠60 60㎎
を、一か月分処方されました。
私が、「糖質制限をやってみたいのですが・・・」
と話しましたが、先生の答えは、
「何をやってくれても構いませんが、治したいならば薬はちゃんと飲んでください」
と言われ、はなしはきいてもらえませんでしたし、
相談もできませんでした。
江部先生の病院が、近くにあるのならば、すぐにでも駆けつけたいくらいです。
本人は、「医者の指示なんだし、この薬で治るかどうか見てみないと、その後の処置が決まらないから・・・って言うんだから飲むしかない。
先は長いんだろうし、1っヵ月だけだから・・・・・」
と言って、薬を飲み始めました。
どうしたら良いのか、分からないです。
投げ出してしまいたくなってしまいました。
私は、怖い事になるような気がしてなりません。
今日のこのページのお話の様になってしまったら・・・・と、とても怖いです。
はじめまして。
いつも拝読させて頂いております。
単純に久山町とま真逆の糖質制限をすれば安全と言えるわけですね。(-_-)納得
いつも拝読させて頂いております。
単純に久山町とま真逆の糖質制限をすれば安全と言えるわけですね。(-_-)納得
2013/10/15(Tue) 14:18 | URL | ごんた | 【編集】
和知 澄 さん
心臓が正常で良かったです。
以下は、日本糖質制限医療推進協会のサイトです。
http://toushitsuseigen.or.jp/medical.html
表紙のページに、全国各地の提携医療機関が載っています。
心臓が正常で良かったです。
以下は、日本糖質制限医療推進協会のサイトです。
http://toushitsuseigen.or.jp/medical.html
表紙のページに、全国各地の提携医療機関が載っています。
2013/10/15(Tue) 14:45 | URL | ドクター江部 | 【編集】
ごんた さん
仰有るとおりです。
糖質摂取が増えて糖尿病増加なら、糖質制限で糖尿病予防できる可能性が高いです。
仰有るとおりです。
糖質摂取が増えて糖尿病増加なら、糖質制限で糖尿病予防できる可能性が高いです。
2013/10/15(Tue) 14:47 | URL | ドクター江部 | 【編集】
| ホーム |