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毎日新聞「・・・最初からやり直したい」清原裕教授厳しい表情で語る。
こんばんは。

2007年7月27日、久山町研究の毎日新聞の記事、精神科医師Aさんから、全容をコメントいただきました。

文字数制限?のため、二つに分けて掲載します。

山形県舟形町研究と福岡県久山町研究の特集記事です。

久山町住民の方々、1961年から町ぐるみで医療に貢献してこられました。

そして九州大学も、脳卒中対策では、久山町におおいに貢献しました。

1961年、久山町研究が開始された当時は、日本の疾患別死因の第一位は、脳卒中でした。

九大では、脳卒中の最大の原因が高血圧ということをつきとめ、減塩などの食事指導と降圧剤の投与により、1970年代には久山町の脳卒中を1/3に減らすという大きな成果をあげました。即ち脳卒中対策では、九大は大成功を収めたのです。

一方、1988年~2002年まで、久山町の糖尿病発症を予防する目的で、

「運動や食事指導など手を尽くした」

のに糖尿病は増える一方だったことは明白な事実です。

運動や食事指導など手を尽くしたのに糖尿病が増える一方だったのは、当初の目的であった発症予防に失敗したということです。

しかし、失敗体験は決して無駄ということではありません。

14年間に及ぶ貴重なデータが厳然として残っているのですから、何故予防に失敗したかを冷静に検討することで、これからの久山町に貢献できるはずです。

脳卒中予防では大成功を収めた久山町研究ですが、糖尿病予防では大失敗しました。

そして、運動療法が糖尿病予防に悪影響を与えるということはあり得ないので、14年間行った食事指導が糖尿病発症予防失敗の原因であることには、疑いの余地はありません。

すなわち、日本糖尿病学会推奨の従来の糖尿病食(低カロリー・高糖質・低脂質食)こそが、久山町住民の糖尿病増加の元凶であったということです。

ことは単純です。

高糖質食が糖尿病発症を著明に増加させたのですから、糖質制限食なら糖尿病発症予防ができる可能性が、極めて高いのです。

清原先生、ご自身の信頼度の高い久山町研究のデータをもう一度真摯に見つめ直し、久山町住民の方々の信頼にこたえることが、急務ではないでしょうか。



江部康二




テーマ:糖尿病
ジャンル:ヘルス・ダイエット
コメント
中村学園論文
 清原裕氏も栄養と料理の記者も、中村学園論文がnetで誰でも閲覧できるということを知らなかったのだろう。

 だから清原は「増加している唯一の栄養素が動物性脂肪」とデタラメをいってもばれないと思い、記者は元論文を確認もせず記事にした

 ところがどっこい、発売日にすぐこの私が見破って書き込んだ。清原と女子栄養大学の責任は重大である。バカ新潮の記事とは根本的に次元が異なるのである
2013/10/14(Mon) 22:56 | URL | 精神科医師A | 【編集
女子栄養大学とインターネット
◇栄養と料理2013年11月号

P113

――久山町で糖尿病患者が増加した理由は、ネット上の批判にあるように糖質のとりすぎによるのでしょうか。

清原 久山町研究を批判する人たちがなにを根拠に糖質のとりすぎと指摘しているのかはよくわかりません。


◇女子栄養大学栄養科学研究所年報 Vol.17(2011)

女子栄養大学副学長/栄養科学研究所所長 香川靖雄

P26

 間違ったことを言う人がいて、どんな根拠があるかわかりませんが、「脳はブドウ糖の他の栄養素も分解できる」とインターネットで堂々と言っています。
 それは間違いです。脳はブドウ糖しか利用できないのです。
2013/10/14(Mon) 23:11 | URL | 精神科医師A | 【編集
久山町研究
江部先生、こんばんは

日本糖尿病学会が推奨する従来のカロリー制限食を久山町住民の方が一所懸命取り組まれて、結果的には糖尿病患者を大幅に増やしてしまいました。
しかし九州大学の清〇先生の14年間に渡る研究は大変貴重な信頼性の高いデーターを残されました。

糖尿病学会は糖質制限食の長期の安全性をよく疑問視されますが、この信頼性の高いデーターは従来のカロリー制限食は長期の安全性が無い事を証明していると思います。恐らく合併症になられた方も増えているでしょう。

研究に参加し一所懸命協力された住民の方には大変お気の毒ですが、従来のカロリー制限食には糖尿病患者やその予備軍に対して、長期安全性は無い事を証明した大変貴重なデーターと私は思います。

この結果を糖尿病学会の方はどう感じておられるのでしょう
2013/10/14(Mon) 23:17 | URL | モン吉 | 【編集
週刊ポスト10/25「カロリーゼロ飲料 肥満に繋がり糖尿病の恐れありと医師指摘」
江部先生(みなさま)はじめまして。友人から教わりこの4月から江部先生の著書を読みながら糖質制限をしております、ひろしまOTと申します。


45歳男性で、教わったとおり見事に半年で12キロ減量できました。ずっと悩み続けた肥満気味と気分不調がコントロールできております。花粉症持ちなので来年の春の症状をたのしみに糖質制限食を続けています。


久山町研究ではないのですが、以下の週刊ポスト記事もトピックだと思い、ここにコメントつけさせていただきました。


カロリーゼロ飲料 肥満に繋がり糖尿病の恐れありと医師指摘

http://news.mynavi.jp/news/2013/10/13/076/index.html


カロリーが肥満の本質的要素ではないのは糖質制限をして実感しましたが、これまでの自分の常識を捨てる葛藤も覚えました。この記事がさらに正しい理解と食べ方の実践を広めてくれると思いました。
2013/10/15(Tue) 08:10 | URL | ひろしまOT | 【編集
Re: 中村学園論文
精神科医師A さん

清原先生と女子栄養大学、困ったもんですね。

久山町、1994年~2004年にかけて
動物性脂肪も増加してますが、
重要なのは、
糖尿病の増加に伴い増加しているのは、三大栄養素の中で唯一糖質だけとうことです。
タンパク質と脂質の摂取量は減少しています。

2013/10/15(Tue) 08:28 | URL | ドクター江部 | 【編集
Re: 女子栄養大学とインターネット
精神科医師A さん

コメントありがとうございます。

清原 久山町研究を批判する人たちがなにを根拠に糖質のとりすぎと指摘しているのかはよくわかりません。

タンパク質・脂質・糖質の三大栄養素の中で、
増加しているのは糖質だけで、タンパク質・脂質は減少しています。
根拠は、明らかです。

香川 脳はブドウ糖しか利用できないのです。


さすがに、もう少し勉強して欲しいですね。脳はケトン体をいくらでも利用します。
いやしくも栄養大学と称すなら、「ケトン食」のことくらいは、知っておいて然るべきです。
2013/10/15(Tue) 08:38 | URL | ドクター江部 | 【編集
Re: 週刊ポスト10/25「カロリーゼロ飲料 肥満に繋がり糖尿病の恐れありと医師指摘」
ひろしまOT さん

拙著の御購入、ありがとうございます。
また、12kgの減量成功、良かったですね。

カロリーゼロ飲料 肥満に繋がり糖尿病の恐れありと医師指摘

情報をありがとうございます。

人工甘味料に関しては、
2013年08月29日 (木)の本ブログ記事
「人工甘味料が、大量のインスリン分泌を促す?真相は?」

2013年08月31日 (土)の本ブログ記事
「人工甘味料は、予想に反して代謝を障害し疾患リスクを増加させる?」

もご参照いただけば幸いです。
2013/10/15(Tue) 10:07 | URL | ドクター江部 | 【編集
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