糖質制限食で持久力向上
おはようございます。

『京都トレイルランナー』http://kyoto-trailrun.lolipop.jp/main/
というブログを書いておられるまつださんから、
『糖質制限による体質改善は、持久系能力向上に絶大な効果があります。
一介の市民ランナーですが、5年間停滞していたベストを続々と塗り替えております。』

というコメントをいただきました。

長距離を走ったり泳いだりとか持久力が必要なスポーツは、脂肪酸をエネルギー源として上手に使わなければ1~2時間で、筋肉中のグリコーゲンが枯渇して足が棒のようになり、動けなくなります。

筋肉中に蓄えられているグリコーゲンは約300gで1200キロカロリーしかありませんから、これをメインに利用してしまえば1~2時間しかもたないわけです。

心筋や骨格筋は安静時や歩行時は主として脂肪酸をエネルギー源として利用していて、ブドウ糖はあまり利用していません。

しかし一般人は、あるていど心拍数が上昇するような運動になると筋肉中のグリコーゲンを手っ取り早くブドウ糖に変えてエネルギー源にしてしまい、脂肪酸をあまり利用しなくなりますから、すぐに上述のようなエネルギー切れになってしまい、スタミナが続かないわけです。

一方、鍛えてある一流スポーツ選手は、少々心拍数が上昇しても脂肪酸をエネルギー源として利用し続けることができますから、筋肉中のグリコーゲンを節約できて、最後のラストスパートでしっかり利用できるわけです。

ラストスパートのような、全力疾走とか瞬発力が必要な時は、筋肉はブドウ糖を利用します。

スポーツ選手は一般人に比べれば、体脂肪率は低いですが、筋肉中の脂肪は増えています。筋肉中の脂肪は総体脂肪量に対する割合はごく小さいですが、これがどうやら持久力の向上にあるていど関係しているようです。

持久運動の後には、筋肉内の脂肪蓄積は減少していることが示されています。筋肉では脂肪はミトコンドリア近くに局在する小さな脂肪滴中にトリグリセリドとして蓄積されているそうです。

まつださんのコメントのように、糖質制限食の実践により持久力が向上するようです。糖質制限食により基本的に常に脂肪が燃えてますので、運動中にも脂肪が燃えやすくて
筋肉中のグリコーゲンを節約できるのでしょう。

糖質制限食+適切なトレーニング」で筋肉中の脂肪も効率よく増える可能性がありますね。

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今日のブログは「スポーツ栄養の科学的基礎」FRED BROUNS著 杏林書院
を参考にしました。謝謝。

江部康二
テーマ:糖質制限食
ジャンル:ヘルス・ダイエット
コメント
糖尿人とスポーツについて
今年の夏ごろでしたか、「メタボ対策に取り組んでいる自治体の職員が運動による突然死」というニュースがありました。
我々糖尿人は一般人に比べて血管にハンデが有りますよね。
特に夏場は水分補給が十分でなければ危険だと思うのですが。
私自身、8月の終わりに金比羅山の石段を登ったのですが、かなりの汗をかきながら500mlのペットボトルの緑茶を飲みきれませんでした。
スポーツドリンクは厳禁ですので、水分の吸収が一般人より遅くなると思うのですが、危険性はいかがでしょうか?
江部先生は、テニスをしておられますが、特に夏場はどのように注意されておられるのでしょうか?
30~40分の早足散歩程度なら問題ないでしょうが、激しい運動はどうなのでしょうか?
糖尿病の発病以前は、いつかは富士山の山頂を目指したいと考えていたのですが、今は危険回避すべきでしょうか?
2007/12/04(Tue) 10:36 | URL | xiangdao | 【編集
そういえば、わたしも先日山でトレッキングをする機会があったのですが、かなり急な斜面の上り下りにも関わらず、ほとんど息が切れず2-3時間歩き続けることができました。
最近運動と称して会社もエレベータを使わず階段を上ったりしているのもあるかもしれませんが、それでも昔だったらあっという間にばてていたところ持久力がついたような気がします。
これも糖質制限が一役買ってくれているのだとしたらうれしいことですね。
2007/12/07(Fri) 04:23 | URL | ミント | 【編集
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