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非小細胞肺がんⅣ期の患者さんとケトン食、臨床研究のお知らせ
おはようございます。

非小細胞肺がんⅣ期の患者さんとケトン食、臨床研究についてのお知らせです。

対象は、非小細胞肺がんⅣ期の患者さんです。

化学療法や放射線治療を実施していてもOK、あるいは化学療法や放射線なしの未治療でもOKです。

非小細胞肺がんⅣ期の患者さんに、一定の治療効果を期待してケトン食(脂質75~80%)を食事療法として実践してみるという試みです。

具体的には、大阪大学大学院医学系研究科 漢方医学寄附講座 萩原圭祐先生、有光潤介先生の外来にて「非小細胞肺がんⅣ期」の患者さんとケトン食、臨床研究開始となりました。

私もアドバイザーとして研究に参加しています。

ケトン食は、私の実践しているスーパー糖質制限食をさらに厳しくした食事療法です。

動物実験レベルでは、ケトン体高値にがん細胞抑制効果が確認されています。

ケトン食はもともとは、難治性小児てんかんの治療食で、1920代から欧米や日本で実施されています。

「コクラン ライブラリー 2010年版」「英国立医療技術評価機構・2011年版」に、小児てんかんの治療食として正式採用されました。

「アイオワ大学+NIH(米国国立衛生研究所)」で、同様のケトン食研究(非小細胞肺がんⅣ期)が、2011年8月から開始されています。

「非小細胞肺がんⅣ期」で、ケトン食による治療に興味がある患者さんがおられましたら

大阪大学大学院医学系研究科
漢方医学寄附講座
萩原圭祐先生、有光潤介先生

の大阪大学漢方外来に、予約して受診していただけば幸いです。

☆外来受診は完全予約性です。

☆阪大病院保健医療福祉ネットワーク部に主治医からご連絡頂くことが必要です。

阪大病院保健医療福祉ネットワーク部
 http://www.hosp.med.osaka-u.ac.jp/institution/apply.html
 TEL 06-6879-5080 FAX 06-6879-5081

受付時間 (月~金 9:00~16:00)以降のお申し込みの返信は、原則翌日(金曜日は翌週)となります。

☆診療情報提供書を必ずご持参ください。

☆「肺の小細胞がん」及び「肺がん以外のがん」は、対象となりません。

☆「非小細胞肺がんⅣ期」の患者さんだけが対象となります。

☆外来で研究内容の説明を聞いていただき、同意を得た上で治療開始となります。

 また、途中で中止も可能です。現在、募集人数には余裕があります。




テーマ:糖質制限食
ジャンル:ヘルス・ダイエット
コメント
はじめまして。
この記事とは違う話なのですが、血液検査をうけた際に糖尿病の疑いがでてきました。(断言されたわけでは無いのですが…)
先生の記事も所々拝見させて頂いておりますがきちんと把握しきれていないため、失礼を承知でお聞きしたいのですが、体重が3桁前後の人は運動をしないで糖質制限食のみで血糖値を下げることは可能でしょうか?
または、断食療法などを織り交ぜていく方が効果的なのでしょうか?

変な事聞いてくるな、とご気分を害されるかと存じますが出来ればお答え願えますでしょうか?
どうぞよろしくお願いします。
2013/08/22(Thu) 13:17 | URL | けいと | 【編集
こんにちは、いつもブログを拝見させていただいております。質問よろしいでしょうか?
バナナについての質問なのですが、バナナにはデンプンが多く含まれており他の果物と違い血糖値を上げやすいと理解しております。しかしながら先日ネットで青い状態のバナナは難消化性デンプンが多く含まれ消化しにくいとの記事を読みました。ならば糖尿人でも青いバナナに限り食してもOKなのでしょうか?ご意見お願いします。
2013/08/22(Thu) 17:34 | URL | ななし | 【編集
Re: タイトルなし
けいと さん

体重100kg台の人が運動なしで糖質制限食だけで血糖値を改善させることは可能です。

改善の程度がどのくらいかは個人差がありますが、
糖尿病疑いの段階なら、すぐに良くなると思います。
2013/08/22(Thu) 18:04 | URL | ドクター江部 | 【編集
Re: タイトルなし
ななし さん

「青い状態のバナナは難消化性デンプンが多く含まれ消化しにくい」

これは、実際に血糖値を測定して試してみないとわかりませんね。
2013/08/22(Thu) 18:06 | URL | ドクター江部 | 【編集
江部先生へ
お答えいただきありがとうございます!
少し希望が見えてきました!
2013/08/22(Thu) 19:08 | URL | けいと | 【編集
バナナのご返答頂きましてありがとうございます
2013/08/22(Thu) 23:01 | URL | ななし | 【編集
ご返答ありがとうございます。
こんばんは、お忙しい中、福山の先生を教えて下さりありがとうございます。連絡を取ってみます。
主人の糖尿の病歴が長いのと性格が投げやりで鬱症状もあり、どうせ死ぬんじゃから行かんでもええ、等と言ってしまう始末です。どうにか前向きになってもらう様に、気長に説明してみます。本当にありがとうございます。
2013/08/23(Fri) 21:37 | URL | kadono | 【編集
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