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「お砂糖"真"時代協議会」のCM批判とJAROの好ましい対応
こんにちは。

Hix さんから、「お砂糖"真"時代協議会」のCM批判とJAROの好ましい対応について、大変嬉しいコメントをいただきました。

Hix さん、ありがとうございます。

菜間草庵もありがとうございます。良かったですね。

Hix さん、糖質制限食でインスリンが1/3になったとのこと良かったです。

『CMの放映期間が来週いっぱいなので、撮り直すのは現実的ではない。
ケトン体については、問題の場面で字幕スーパーでふれる。
次回のCMは、今回の指摘を留意して作成する。』


以上のような話にまとまったとの説明がJAROからの回答でした。

皆さん、一人一人の具体的な行動が現実にJAROを動かしたということで、Hix さんの仰有るように私も変化を実感しました。素晴らしいことですね。


なお

公立富岡総合病院
〒370-2393 群馬県富岡市富岡2073-1
TEL:0274-63-2111
外科 門脇 晋 先生

が、糖質制限食を指導しておられます。



江部康二



【13/06/20 Hix
JARO
はじめてコメントさせていただきます。

先生の著書に巡り会い、糖質制限を始めて一年が経とうとしています。

自分は38になりますが、20年近く糖尿病とつきあい、インスリンを使い続けてきました。従来のカロリー制限食を実践しながら、インスリンを増やすことも合併症もなくここまでやってこれたのは、今にして思えば奇跡ですね(^_^;)

現在はA1c:5.5(NGSP)あたりに落ちつき、インスリンも1/3ほど減らすことができ、先生には感謝の言葉もありません。

ひとつ残念なのは、これほどのデータを目の前にしながら、いまだに主治医が糖質制限に否定的なことです。

自分は群馬県に住んでいます。近くに糖質制限推奨を表明されている医師がいらしたらすぐにでも鞍替えするのですが、今のところ見つけることができていません。

ところで、話題になっていた「お砂糖新時代協議会」のCMを目にしました。

やはり表現に問題があったので、自分もJAROに電話し、あらためてケトン体やグルットワンについてお話しして、先方への指導をお願いしてみました。

すでに数件苦情が寄せられているとのことで、すぐに対応がありました。

CMの放映期間が来週いっぱいなので、撮り直すのは現実的ではない。

ケトン体については、問題の場面で字幕スーパーでふれる。

次回のCMは、今回の指摘を留意して作成する。

以上のような話にまとまったとの説明がJAROからの回答でした。

自分から行動すれば、少しずつでも環境は変えていける実感がしました。

これからも糖質制限を続け、微力でもその普及の支えになれる活動をしていきます。】


テーマ:糖質制限食
ジャンル:ヘルス・ダイエット
コメント
CMについて
江部先生、初めまして。石榑(イシグレ)と申します。いつもブログを楽しく拝見しております。

昨日の記事と併せまして、私もこのCMには違和感を抱いておりました。
ケトン体に関する医学的事実と、加えて砂糖を摂っていればさも脳の働きが良くなるかのような表現に、私のような低血糖症の者には大きな疑問を感じました。

実際、JAROに報告される方がいらっしゃるとは、頭が下がる思いですし心強くも感じました。
2013/06/20(Thu) 19:30 | URL | 石榑 | 【編集
具体的行動
いつも勉強させていただいています。
ありがとうございます。
問題のCMわたしも間違った情報をCMとはいえ公共の電波に流してよいものだろうか?と思っていました。
放送局はたまた総務省に苦情を言えば良いのだろうか?と。
JAROとは気がつきませんでした。

多数の皆様の冷静なご判断、行動感謝します。

他の媒体でも同じような間違った情報が沢山あるようです。
それを正す具体的な行動を考え行いたいとおもいます。
2013/06/21(Fri) 06:56 | URL | しん | 【編集
JAROどころか、(公社)日糖協ですら
私は15年来の糖尿病者で、(公社)日本糖尿病協会の月刊誌「糖尿病ライフ さかえ」を講読し続けてきました。現在は、馬鹿馬鹿しいので読むことを止めましたが、例の如くカロリー制限食のみを強調するお勧めニューの特集号を見かけ思い余ったので、住所氏名を明らかにした上で、以下の文章を同協会に郵送しました。江部先生には直接恩返し出来ないが、多くの糖尿病者への役に立てればとの思いからです。以下、長文の投稿で恐縮です。
尚、同協会からは何も連絡はありません。学会・薬品業界との関係の強い組織ですからネ。JAROの方が余程ニュートラルです。
題) 所感とお願い。
貴協会H24/11/15号の特集記事「糖尿病食事療法のためのおすすめメニュー」についての所感とお願いが有り、お手紙を差し出しました。
私は15年来の糖尿病者で、今も糖尿病専門医にお世話になっています。一方事実として、「糖質制限食」を1年前から実践した結果、HbA1c・食前食後の血糖値が今まであり得なかった数値まで改善された者です。
 まず、「糖尿病に関する正しい知識の普及啓発、教育指導、糖尿病の予防」に取り組むと言う貴協会の目的に敬意を表します。
 しかし残念ながら、機関紙「さかえ」を永らく拝読する限り、「糖質制限食」へのご理解は無さそうに拝察します。もっよもそれは無理もなく、糖尿病学会・栄養士学会ですらまだまだ認識不足ですから。
しかし、生理学的事実に基づいた合理的で正しい「糖質制限食」は、日本中の患者と予備軍の救済と医療費低減の為に一日も早く啓蒙すべきだと思う次第です。「糖質制限食」と「それに基づく食事メニュー」に正面から取り組んで頂くことを願っています。
私は医者でも何でもありませんから、以下のことだけ申し添えます。
① 3大栄養素の内、炭水化物(糖質)のみが血糖値を上げます。生理学的事実です。
② 標準食事療法である「カロリー制限食」は、カロリーの50数%を炭水化物から取ることになっています。  それ故、「カロリー制限食」は、食後血糖値を急上昇させ、血糖コントロールをかく乱させ、糖尿病を進行  させます。更に、食前食後の血糖値の乱高下が動脈硬化他のリスクを高めます。
③ 詳しくは、京都 高尾病院の江部康二ドクターのブログ「ドクター江部の糖尿病徒然日記」をご参照下さい。   http://koujiebe.blog95.fc2.com/
2013/06/21(Fri) 16:54 | URL | とっさん | 【編集
Re: JAROどころか、(公社)日糖協ですら
とっさん 様

ご苦労様です。
JAROとは違って、日本糖尿病協会は、保守的ですね。
2013/06/22(Sat) 17:18 | URL | ドクター江部 | 【編集
このCM、前からあったんですか?
最近の、砂糖が唯一の脳のための栄養素であるかのようなCM。クレイジーだと思います。他国と比較して少ないことを、まるで日本人は砂糖摂取量が不足しているかのように表現されています。JAROが動いてくれた後でも、こんな状態なんですか??即刻CM中止にしてほしいです。愚民政治的CM。
2014/07/19(Sat) 13:28 | URL | ひできっつぁん | 【編集
JAROに苦情のメール
先日JAROに真実でないことを放送するのはどうかという内容のメールを送りました。

結果、ずいぶん経ちますが、返信すらありません。

JAROではだめなんですね。

電波事業を統括しているのは総務省でしょうか?
苦情のメールでもしてみましょうかね。
2014/07/19(Sat) 16:21 | URL | bonita | 【編集
Re: このCM、前からあったんですか?
ひできっつぁん

去年善処されたはずなのに、またまた復活している、困ったCMです。

「お砂糖真時代協議会」・・・とんでもない団体ですね。
2014/07/20(Sun) 11:05 | URL | ドクター江部 | 【編集
Re: JAROに苦情のメール
bonita さん

Hixさんが去年、電話されたときは、JAROが対応してくれたのですが・・・。
2014/07/20(Sun) 11:07 | URL | ドクター江部 | 【編集
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