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糖尿病患者さんと糖質制限食と教育・啓蒙
こんばんは。

家城千賀子先生から、糖尿病患者さんと糖質制限食と教育・啓蒙についてコメント・質問をいただきました。

まずは静岡県中部内科医会学術講演会へのご参加ありがとうございます。

初診の糖尿病患者さんには、A4のパンフレットで

「糖質制限食十箇条」
「食べて良い食品と避けるべき食品リスト」

を手渡して、簡単に説明します。

すでに、私の本を読んでおられる患者さんは、糖質制限食に対する知識も整理されており、話も早いです。

知人に勧められて来院された糖尿人は、私の本を読んでおられないことも多いので、

「糖質だけが血糖に変わり、タンパク質・脂質は血糖に変わらない」

という初歩から始めて、20分くらい時間をかけて丁寧に説明します。

キャッチコピーで一番わかりやすいのは、とにかく「主食をやめておかずばっかり」というもので、糖質制限食のイメージはつかみやすいと思います。

鶏肉や豚肉や卵や、生協やスーパーの午後8時半とかの刺身とかなら、動物性タンパク質も安いですね。

そして本は、沢山出ていますので、わかりやすいもの、「高雄病院の糖質制限給食」「糖尿病がどんどん良くなる糖質制限食」「糖質オフ健康法」などを買っていただきます。


江部康二


【家城千賀子

啓蒙について

最前列で聞かせて頂きました。先生の著書に出会い愛読しておりましたので、一度ぜひお目にかかりたいと思っていました。とても分かりやすく貴重な講演に感激しました。私自身お昼も糖質カウントしながら、先生の開発したパンを頂いております。また機会がありましたらお勉強させてください。

日々の診療において、調味料などもふまえ患者さんに説明するのはなかなか難しいですね。「食いわけ、原価高…」「食べるものがない…」と言われます。

先生は限られた時間の中でどの様な啓蒙を、なさっていらっしゃっいますか?お返事頂けたら幸いです。m(__)m 】



糖質制限食十箇条

1)脂質やタンパク質はOK!    
お肉や脂ののったお魚は食べることができて豪華な食生活で。カロリー制限食ではNGのビーフステーキ、焼き肉などもOK食品。魚:肉の摂取比率は1:1。大豆製品もOK。
2)糖質は極力食べない!食べるのなら未精製の穀物を少量
穀物、芋などデンプンや砂糖はNG食品。やむをえず摂取するときは、運動量に応じて適量の未精製の穀物とする。運動量が少ないほど少量に。
3)果汁・清涼飲料水は飲まない!
牛乳・ヨーグルトは100cc/日(糖質5g)に留める。カロリーのある飲み物は原則として飲まない。お茶やお水はOK。
4)野菜・海藻・きのこはOK!
葉野菜はOK、根菜は△、昆布はNG。動物性食品だけの摂取では、ビタミンCが不足。スーパー糖質制限食で野菜を摂取することは、ビタミンC確保の意味あり。
5)油脂はオリーブオイルやエゴマ油を使用
オレイン酸・αリノレン酸・EPA・DHAを積極的に摂取。オリーブオイル、エゴマ油や魚油(EPA・DHA)、マヨネーズ・バターはOK。リノール酸の摂りすぎに注意。
6)お酒は焼酎、ウィスキーなどの蒸留酒を飲む
蒸留酒、糖質ゼロ発泡酒、辛口ワインはOK。蒸留酒には糖質なし。醸造酒には糖質あり。
アルコールは血糖値を上昇させず肥満の原因にもならない。お酒の種類は選ぶ必要あり。
7)間食・おつまみはチーズ類やナッツ類などを適量ならOK!
1回の間食の糖質量は5g以下で1日2~3回。間食としてナッツ類20~30粒、6Pチーズ1回に2個を1日に2~3回。サラミ、ツナ、スルメ・・・。
8)甘みはラカントSや、パルスィート カロリーゼロ などを使用
甘味料はエリスリトールが一番安全。簡単に手に入る糖質制限食OKの甘味料はサラヤの「ラカントS」、味の素の「パルスイートカロリーゼロ」、浅田飴の「エリスリム」。
9)果物は季節の旬のものを少量     
アボカドはOK、他の果物は△なので少量に。果物は季節の旬のものを少量とするのが原則。その中でアボカドは、100g(1個)あたりの糖質含有量が0.9gと少量。
10)美味しく楽しい食生活をめざし、できるかぎり安全な食品を選ぶ
食品添加物の多くは安全性が確認してあり、腐敗防止のため食品を加工・製造するうえでは必要不可欠。食品添加物は人体に必要なものではないので必要最小限にとどめる。

テーマ:糖質制限食
ジャンル:ヘルス・ダイエット
コメント
糖質制限について
江部先生 はじめまして。

私は食後高血糖を起こしている事が健康診断で分かり

昨年10月に糖負荷試験にて糖尿と診断され糖質制限を始めました。

薬はグルファストとグルコバイですが、糖質制限なのでほとんど飲んでません。

HbA1cは5.7(NGSP)と基準値だったのですが今回の検診でHbA1cが5.2(NGSP)に下がってました。

また、空腹時血糖値も診断時は108だったのが前々回96・前回90・今回93になりました。

糖質制限のおかげで改善できたことをとても嬉しく思います。

ありがとうございます。

しかし、主治医に尿素窒素とクレアチニン・GFRの数値で注意を受けました。

尿素窒素は17.7→22.2→17.7→19.6→20.5

クレアチニンは0.76→0.83→0.77→0.82→0.88

GFRは90→81→88→82→76

です。

糖質制限を続けていると腎臓に負担がかかると言われました。

私は43歳の男性なのですがクレアチニンの数値が上がり

GFRの数値がどんどん下がっているので不安になりました。

尿素窒素の数値も高め続きです。

このまま、糖質制限を続けても大丈夫でしょうか。

お忙しいところ申し訳ありませんが宜しくお願い致します。


大阪人より
2013/06/08(Sat) 12:51 | URL | 大阪人 | 【編集
第14回糖質セイゲニストin北九州 月例会について
毎月第二日曜日に開催ですので、明日、になります。
ダイエットこうや使用「チキンライス」も完成しました。
ダイエットおからのみ、豆腐入り、豆腐、白滝入りと試作し、
結局100%ダイエットおから(笠松食品)でいくことにしました。
トマトケチャップは自作です。
トマトは20年来のいきつけの八百屋さんで購入。
ハーブも入れて、かなりヤバイ美味しさです。笑

もちろん、先生のスライドで、最新版 「糖質制限」の勉強もします。

                2013.6.2(日)
各  位
                糖質セイゲニストin北九州 
                    世話人 三島 学


<糖質セイゲニストin北九州 第14回 月例会のお知らせ>

2013年6月9日(日)12時開始(~16時終了予定)
三島塾 2F (804-0082 北九州市戸畑区新池1-4-5 有料P 飛幡神社)
会 費 1000円(今回より、改訂)

<今月のテーマ> *予定 随時追加
●myレシピ交換
●今月の情報
・新刊紹介
    女性のための糖質制限ダイエットハンドブック(江部康二、大柳珠美)
    おやじダイエット部の痩せる外食(江部康二・桐山秀樹・大柳珠美)
    美味しく食べてきれいにやせられる(大柳珠美)
    30分で作れる「糖質オフ」おうち定食(大柳珠美)  
    「糖質オフ」ダイエット必勝法 (井原裕子、大柳珠美)
     糖質オフの野菜たっぷりごちそうレシピ(松木一浩・大柳珠美)
     糖質オフのフレンチごはん(三國清三)*1食糖質20~40gに疑問。
 ・江部先生の最新スライド 上映 (解説)
 ・トピックス NHK・病の起源(プロ・1・2)、トクダネ(6.3)
 ・江部康二、夏井睦、渡辺信幸先生のブログより。
 ・メンバーによる発表(光野政義、後藤泰三、…)
 ●今月の低糖質ランチ:「笠松食品・ダイエットこうや使用・チキンライス」 
            *おみやげ:ダイエットこうや(5人分)
 ●申し込みは、世話人 三島まで 
  090-2391-4923
  misimyk@yahoo.co.jp
2013/06/08(Sat) 17:00 | URL | 北九州 三島 | 【編集
Re: 第14回糖質セイゲニストin北九州 月例会について
北九州 三島 さん

第14回糖質セイゲニストin北九州 月例会

今回も盛りだくさんの企画で楽しそうですね。
皆さんによろしくお伝えください。
2013/06/08(Sat) 18:48 | URL | ドクター江部 | 【編集
国立癌研の発表
朝日新聞サイトに
牛・豚肉好む男性、糖尿病発症の危険4割増 国立がん研
http://digital.asahi.com/articles/TKY201306030058.html?ref=comkiji_txt_end_kjid_TKY201306030058
以前にも同様なレポートがありましたが、糖質制限者にとっては「それがどうかしましたか?」ってかんじですね。
2013/06/08(Sat) 22:01 | URL | じなしふくぞう | 【編集
Re: 国立癌研の発表
じなしふくぞう さん。

仰る通りです。
毎日新聞が既に記事にしています。

2013年05月21日 (火)の本ブログ記事
『<糖尿病>「肉食男性」発症の危険性、4割高く→前提は糖質摂取』
をご参照ください。
2013/06/09(Sun) 11:09 | URL | ドクター江部 | 【編集
糖毒性とSGLT2 inhibitorについて
いつも大変興味深く拝読させていただいております。さて、糖尿病の病因を考えると、糖毒性や、脂肪毒性、慢性炎症、遺伝素因などさまざま有ると思いますが、糖質制限の考え方からすると、やはり糖毒性が一番の原因とお考えでしょうか?また、そうであればSGLT2阻害薬で、糖質制限食と同じような効果が得られると考えられますでしょうか?
宜しくご教授ください。
2013/06/10(Mon) 23:23 | URL | Wakiro | 【編集
Re: 糖毒性とSGLT2 inhibitorについて
Wakiro さん

私は、狩猟・採集(糖質制限)時代の700万年をかけて完成された我々人類の身体において、
身体に合わない糖質(穀物)の頻回・過剰摂取が糖尿病を始め様々な生活習慣病の元凶と思っています。

SGLT2阻害薬の効果はあると思いますが、限定的です。
とてもとてもスーパー糖質制限食の効果の比ではありません。
2013/06/11(Tue) 16:35 | URL | ドクター江部 | 【編集
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