FC2ブログ
第4回日本プライマリ・ケア連合学会学術集会 仙台 のご報告
こんばんは。

第4回日本プライマリ・ケア連合学会学術集会 仙台

シンポジウム
これからの食事療法(カロリー制限vs.糖質制限)
演者:江部康二、板東浩先生、中村巧先生、中村丁次先生、丸山泉先生
座長:丸山泉先生、板東浩先生
日時: 2013年5月18日(土) 16:10~17:40

おかげさまで、大盛況でした。

会場が満員になり立ち見で溢れかえり、ドアがしまらない状況でした。

丸山泉先生のご挨拶のあと、まず中村丁次先生が栄養学の概観を話され、医学教育に栄養学がないことを指摘されました。まったく同感です。

人間栄養学を早急に医学教育に組み入れる必要があります。

2番目は、中村巧先生が、1400人の肥満症例に糖質制限食と運動療法で顕著な効果をあげたことを報告されました。
そして、運動療法により堅い重い骨よりしなやかな骨を維持することを強調されました。

3番目に私が、糖質制限食の有効性と安全性を、RCT研究論文をもとにお話しました。

そして、平均血糖変動幅増大と食後高血糖が、最大の酸化ストレスを生じ、動脈硬化、癌、老化、アルツハイマー病、パーキンソン病など様々な病気のリスクとなることをお話しました。

さらに同一カロリーにそろえた2型糖尿病患者さんにおける「従来の糖尿病食」と「スーパー糖質制限食」の血糖日内変動の比較スライドで、「従来の糖尿病食」では平均血糖変動幅増大と食後高血糖が著明に生じて、「スーパー糖質制限食」では、平均血糖変動幅増大と食後高血糖が生じないことを示しました。

最後に、板東浩先生が、糖質制限食とカロリー制限食の概観を説明されました。

90分間のシンポジウムだったのですが、総合討論の時間が10分くらいしか残っていなくて、しっかり議論ができなかったのが少し残念でした。

第4回日本プライマリ・ケア連合学会学術集会 仙台、若い医師が多く、大勢の参加者で熱気にあふれる学会でした。プライマリ・ケア学会、今後どんどん発展していく予感がしました。


江部康二


テーマ:糖質制限食
ジャンル:ヘルス・ダイエット
コメント
日本プライマリ・ケア連合学会
春季・秋季生涯教育セミナー
2013年7月7日(日) 愛知県産業労働センター (ウィンクあいち)
www.primary-care.or.jp/seminar_c/20130707/index.html

WS7 糖質制限の方法と成功を収めるこつ

日本栄養士会名誉会長 中村丁次
高雄病院       江部康二
中村整形外科クリニック 中村 巧
きたじま田岡病院/徳島大学 板東 浩

従来、我が国の栄養指導は、食品交換表を基盤として、カロリー制限法(calorie restriction, CR, カロリス)で行われてきました。最近になって、糖質制限法(low carbohydrate, ローカーボ)が導入され、肥満や糖尿病を含むメタボリックシンドロームを有する患者に対して、大きな効果が報告されています。今回、本領域における専門家である講師陣によるレクチャーは非常に貴重であり、実際的で有意義なコースです。是非とも受講ください。
www.primary-care.or.jp/seminar_c/20130707/pro.html#ws7
2013/05/19(Sun) 20:40 | URL | 精神科医師A | 【編集
Re: 日本プライマリ・ケア連合学会
精神科医師A さん

相変わらず素早い情報収集ですね。
当事者の私がまだ、詳細はしりませんでした。
ありがとうございます。

詳細は知りませんでしたが、受け付け開始すぐに、満員に近い状態のようです。
申し込みは早めにですね。
2013/05/19(Sun) 21:13 | URL | ドクター江部 | 【編集
コメントを投稿
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可