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人類の進化と食生活⑫江部康二の人類進化仮説
おはようございます。
今日は第三金曜ライブの日ですが、まだ小声療法中で歌は歌えません。MCを小声でやるにとどめます。

ところで、2007年12月21日の金曜ライブから『憧夢』に場所が変わります。2008年1月16日には、地下鉄東西線も太秦天神川駅まで開通します。アクセスもよくなりますので是非お立ち寄り下さい。

【憧夢】
http://www.106215.jp/
住所 京都市右京区太秦下刑部町9
電話 075-861-2040
FAX 075-861-2104

嵐電、蚕の社駅から、三条通を北へ渡って、石の鳥居をくぐってすぐに右折し、また最初の道を右折して道なりに。蚕の社駅から合計徒歩2分です。

さて今回は、人類の進化と食生活シリーズのエピローグです。

不肖江部康二、未だ浅学ではありますが、まして人類学など素人なのですが、

「親指はなぜ太いのか-直立二足歩行の起原に迫る」(島泰三、中公新書)
「はだかの起源」(島泰三、木楽社)、
「農業は人類の原罪である」(コリン・タッジ著、竹内久美子訳、新潮社)
「天才と分裂病の進化論」(デビット・ホロビン著、新潮社)

などの本を読みあさり、人類の進化に関してとても興味深い仮説に辿り着きました。 本の題名だけでも何やらワクワクしてきませんか?

それぞれの著者が大胆な仮説を展開していますが、皆さん決して怪しい人達ではありませんからね。

島泰三氏は、霊長類学を専攻する人類学者、コリン・タッジは、英国の動物学者でサイエンス・ライター、デビット・ホロビンは、英国の著明な精神科医です。

上述の4冊の本や他の人類学の本を参考にし、人類の進化全てを概観してまとめてみると、現代型ホモ・サピエンスの祖先は
20万年前のアフリカの女性に辿り着きます(ミトコンドリア・イブ仮説)。

この20万年~15万年前頃に、アフリカの東海岸で人類の進化におけるエポックメーキングな出来事がおこります。

即ち、
1 「裸+華奢な体つき」の人類誕生→後に最後の氷河期に衣服の発明
2 不自由な喉頭の構造(誤嚥)→後に言語の発達
3 分裂病遺伝子を含む突然変異→脳のシナプスの機能の画期的な向上

この三つのことが20万年前に、ほぼ同時期に起こり、現生人類の文化と呼べる全てがここから始まったと考えられます。

「裸+華奢な体つき」という、他の人類に比して明確なハンディを持つ現世人類が、氷河期を乗り越えることができたのは、衣服と火を使いこなすということができたからに他なりません。

また同様に言語が発達したことにより、コミュニケーション能力が飛躍的に高まり、狩りの様式を一変させ、道具を発展させ、文化を生み出しました。

これらは分裂病遺伝子という突然変異により、大きいだけで250万年進化していなかった脳の機能が飛躍的に向上したことが背景にあって初めて可能になったと考えられます。

脳の機能がが急速に発達した時期(約20万年前)は、動物性食品にしか含まれていないEPA・DHA(ω3系必須脂肪酸)の摂取が重要なポイントであり、この頃の人類は、それらが含まれている骨(骨髄)や、魚介類や動物など、動物性食品をしっかり摂取していたと考えられます。
 
「人類の進化と食生活シリーズ」は今回が最終回です。
私の食生活探訪の旅は「日本人が本来食べていたものは?」という疑問から始まり、最終的には「人類が本来食べていたものは?」というより根源的な疑問に辿り着いて、今はほっと一息といったところです。

本シリーズがブログ読者の皆さんの参考になれば幸いです。

江部康二

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ブログの画面、左側の枠、カテゴリーの中の
人類の進化と食生活①~⑪を参照してくださいね。
テーマ:糖尿病
ジャンル:ヘルス・ダイエット
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