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”強力スタチン療法”でCKD非合併例の急性腎障害入院が増加
おおはようございます。

わんわんさんから

”強力スタチン療法”でCKD非合併例の急性腎障害入院が増加 (BMJ 2012年3月20日オンライン版)

というMTProの記事の情報を頂きました。

わんわんさん、ありがとうございます。


『CKD(慢性腎臓病)なしの場合,強力療法開始120日以内で34%のリスク上昇』

『ロスバスタチン(クレストール)10mg以上, アトルバスタチン(リピトール)20mg以上,シンバスタチン(リポバス)40mg以上を強力療法,その他のスタチン療法を通常療法とした。』

『新規スタチン使用者206万7,639例のうち,強力療法を行っていたのは67万3,410例(33%)。』


クレストールは日本での常容量は5~10mg・・・最大20mgまで

リピトールは日本での常容量は10mg・・・最大20mgまで
家族性高コレステロール血症の場合、最大40mgまで

リポバスは日本での常容量は5mg・・・最大20mgまで

私自身は、日本脂質栄養学会に賛成の立場なのでスタチンを処方することは、まれです。

家族性高コレステロール血症の場合は処方します。

ともあれ、家族性高コレステロール血症以外に”強力スタチン療法”をする必然性はないと思います。

スタチンの副作用には、横紋筋融解症・末梢神経障害・ミオパシー・肝機能障害・血小板減少などがあります。このうち横紋筋融解症は急激な腎障害を伴うことがあります。

脂質降下薬の一種であるフィブラート系薬剤とスタチンを併用すると、横紋筋融解症の発生リスクが高まるので併用は禁忌です。

またリピトールには、血糖上昇・HbA1c上昇という研究報告があります。

いずれにせよ、安易なスタチンの投与は厳に慎むべきと考えられます。

しかしながら現状の日本のスタチン使用量をみると、安易に処方されている可能性が高いと思われ、憂慮されます。


江部康二



【MTPro記事

”強力スタチン療法”でCKD非合併例の急性腎障害入院が増加   2013.3/26

200万人以上の新規使用者対象のコホート内症例対照研究

 カナダ・ブリティッシュコロンビア大学のColin R. Dormuth氏らは,スタチンの新規使用者200万人以上を含む公的データベースの後ろ向き観察研究(コホート内症例対照研究)を行ったところ,慢性腎臓病(CKD)がない場合,強力スタチン療法は通常のスタチン療法と比べ,開始後少なくとも2年間にわたって急性腎障害による入院を有意に増加させていたことを明らかにした(BMJ 2012年3月20日オンライン版)。特に開始から120日以内の強力スタチン療法でリスク上昇が顕著だった。

http://mtpro.medical-tribune.co.jp/mtpronews/1303/1303066.html
*********************

私も、脂質栄養学会の見解を支持します。
2013/03/28(Thu) 20:58 | URL | わんわん | 】



☆☆☆
以下、MTPro から転載です。

[2013年3月26日]
“強力スタチン療法”でCKD非合併例の急性腎障害入院が増加

200万人以上の新規使用者対象のコホート内症例対照研究


 カナダ・ブリティッシュコロンビア大学のColin R. Dormuth氏らは,スタチンの新規使用者200万人以上を含む公的データベースの後ろ向き観察研究(コホート内症例対照研究)を行ったところ,慢性腎臓病(CKD)がない場合,強力スタチン療法は通常のスタチン療法と比べ,開始後少なくとも2年間にわたって急性腎障害による入院を有意に増加させていたことを明らかにした(BMJ 2012年3月20日オンライン版)。特に開始から120日以内の強力スタチン療法でリスク上昇が顕著だった。

一定用量以上のスタチン3種を“強力スタチン療法”と規定

 大規模ランダム化比較試験(RCT)JUPITERでは,スタチン使用開始後1.9年間の追跡期間中に腎イベントが1.1倍に,急性腎不全が1.19倍に増加していたが,多くの交絡因子が存在しており,スタチンの腎臓への影響は明らかではない。

 そこでDormuth氏らは,相当数の未知の交絡因子の影響を避けるため,カナダの7つの州のデータ,および米国のCaremark-Medicareデータベース,英国一般診療研究データベース(GPRD)を用い,スタチン新規使用者のみを対象としたコホート内症例対照研究を実施。

 1997年1月~2008年4月,新規にスタチンを処方された40歳以上の患者206万7,639例の中から,急性腎障害による入院例をそれぞれ10例の対照者とマッチさせ,条件付きロジスティック回帰モデルにより,スタチンへの曝露期間(現在の使用で120日以内,同121~365日,同366日~730日,120日以前の使用)別に,急性腎障害による入院のリスクを検討。具体的には高次元傾向スコアを用いて交絡因子を調整し,通常のスタチン療法に対する強力療法の率比を算出した。なお,前年にコレステロール低下薬とナイアシンを使用していない場合を新規処方と定義し,透析患者は研究対象から除外した。

 スタチンへの曝露は,LDLコレステロールの低下作用を定量化したRCTのシステマチックレビューおよびメタ解析に基づき,ロスバスタチン10mg以上, アトルバスタチン20mg以上,シンバスタチン40mg以上を強力療法,その他のスタチン療法を通常療法とした。さらにCKDの有無で分析した。

CKDなしの場合,強力療法開始120日以内で34%のリスク上昇

 その結果,新規スタチン使用者206万7,639例(CKDなし200万8,003例,CKDあり5万9,636例)のうち,強力療法を行っていたのは67万3,410例(33%)だった。

 強力療法120日以内では,急性腎障害による入院はCKDなしの場合4,691例,CKDありの場合1,896例であった。CKDなしの患者の検討では,通常療法120日と比べた調整後の固定効果の率比は1.34(95%CI 1.25〜1.43)と,34%のリスク上昇が認められた。121~365日(固定効果の率比1.11,95%CI 1.04~1.19),366~730日(同1.15,1.09~1.22)でも有意な上昇があった。

 一方,CKDありの場合,有意な変化は認められず,120日以内の使用でも固定効果の率比は1.10(95%CI 0.99〜1.23)だった。

 χ2 検定によって異質性を調べたところ,この傾向は登録サイトにかかわらず,一貫していた。

 Dormuth氏らは「通常療法に対する強力療法の心血管系への追加のベネフィットは得てして小さいという状況下で,強力スタチン療法のリスクベネフィットのバランスが悪い患者をどうやって同定するかが緊急の問題だ」と指摘している。

(木下 愛美)
コメント
メールアドレスの訂正
kiyohisa0108●withe.ne.jp  (●を@にかえる)が正しいです。

首都圏の方、連絡をお待ちしています。継続して参加できない方も、歓迎します。
会員になると、会員同士のメーリングリストに加われます。例会に参加して、自己紹介することが
会員になるための条件です。顔を合わせて、お互いの話し合いましょう。
 ダイエット目的で、糖質オフしている方も歓迎します。
みなさん
 「楽しく糖質オフして、健康な生活を!」
仲間の輪を広げましょう。
 「各地に楽しく広げる糖質制限食の会」を!
           
         『楽しく広げる糖質オフ!ネットワーク東京』呼びかけ人より
2013/03/31(Sun) 01:45 | URL | わんわんこと長谷川 | 【編集
「楽しく広げる!糖質オフ・ネットワーク東京」結成 日時・会場 4・5・6月の予定
発会
4月20日(土) PM2 時から4時15分まで
場所は、新宿区落合第一地域センター 第1集会室B (定員36名)
  http://www2.odn.ne.jp/~hak32900/
 西武新宿線下落合駅 徒歩 5分
○ Pm2  開会  呼びかけ人の私から、糖質オフ・ネットワークを作るに至った経緯
           と、会のコンセプトなどの説明
○ 自己紹介 経験交流を大事に
○ 「糖尿病の基本的知識」の勉強  
○ 糖質オフ会としては閉会し、準備会メンバーに残っていただき
  反省と5/18の企画、時間があれば、会のブログについての意見交換
☆ 会費については、
 使用料3200円を人数割り 他に資料代など 数百円
会場の都合があるので人数把握をするので、私のメールへ必ず連絡を
kiyohisa0108●withe.ne.jp (●を@に変える)
会合のあと、ネットワークに参加希望のかたは、申し出てください。

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5月 糖質オフカフェの予告
  日時 2013.5.18 (土)  PM5時から8時
ルノアール [ 新宿3丁目ビッグスビル店 ]
東京都新宿区新宿2丁目19-1  伊勢丹の近く
03-5379-2766   7号室   禁煙 10~27名様
室料  3時間で6300円 参加者で人数割り 別に飲み物代
★神経内科医のTagashuu先生が、上京し参加されます。PM6くらいに、参加できるそうなので
 糖質オフカフェを、pm5から始めます。
ということで、5/18は、糖質オフ会+Tagashuu先生を囲む会となります。
 参加希望の方は、会場の都合があるので、私のメールへ必ず連絡を。
 kiyohisa0108●withe.ne.jp (●を@に変える)を公開します。

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6月 糖質オフカフェの予告
  日時 2013.6.15 (土)  PM3時から6時
2013/03/31(Sun) 10:24 | URL | わんわんこと長谷川 | 【編集
『楽しく広げる!糖質オフ・ネットワーク東京』の結成について
 「(仮称)糖質制限食を広げる会・東京」の呼びかけ人、わんわんこと板橋・長谷川です。
昨年12月から、準備会を毎月1回開催し、4回の会合を重ね、以下のように、会を作ることになりました
1 会の名称について
  硬い名を避け、楽しく、間口を広く、糖質制限について広げようという名称がいいね。ということで、いま  まで使っていた仮称とはイメージを変え 『楽しく広げる!糖質オフ・ネットワーク』としました。
   コンセプトは、「楽しく糖質オフして健康な生活を!仲間を広げる」ゆったりとやって行く。
2 会の活動方針について
  「食後高血糖をまねかない食事を、ということで、参加者各人が目標を持ってそれぞれのやり方で・・」   「糖質オフカフェ」「ランチ会」「居酒屋会」を開催する
   会のブログを作成する(準備中)
   糖尿病について、基本的なことを知らない人が多いので、そういう人向けにもPRしたい。  ************************************************************************
私は、江部先生の埼玉講演会に参加して、ローカーボクラブのように、各地にミニコミュニティが出来ればいいなと思いました。
糖質セイゲニストin北九州
沖縄糖質オフ・ネットワーク https://ja-jp.facebook.com/toushitsuoff
千葉でも、集まれる仕組みを作りたいという話を聞きました。
千葉周辺でも糖質制限しているラーメン店や焼肉店があるようです

各地に糖質制限食の会を! http://koujiebe.blog95.fc2.com/blog-entry-2318.html
『食後高血糖と血糖変動幅増大を防げるのは糖質制限食だけという事実を世の医師に理解させて、1070万人 の糖尿人のために、何としてもこの合併症地獄の現実を変えなくてはなりません』 (江部先生)
私は、医師会が変わるのを応援し、自分達のいのちを守るためにも、各地に患者会を作って社会にPRしたらと思います。
「糖質オフカフェ」「ランチ会」「居酒屋会」などは、3人寄れば出来ます。
各地に広げていきたいですね。みなさん、一緒に頑張りましょう。
東京のメンバーは、現在10数名です
 私の連絡先  kiyohisa0108●withe.ne.jp (●を@に変える)
2013/03/31(Sun) 10:46 | URL | わんわんこと長谷川 | 【編集
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