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日本糖尿病学会への提言(1)。糖尿病専門医には説明義務がある。
おはようございます。

日本糖尿病学会への提言です。

2007年と2011年の国際糖尿病連合(IDF)「食後血糖値の管理に関するガイドライン」により、食後高血糖が、がんや動脈硬化や糖尿病合併症を始めとして、様々な疾患のリスクとなることが明確となりました。

またCGM(*)の普及により、酸化ストレスを最も生じるのは

①平均血糖変動幅の増大
②食後高血糖
③空腹時血糖値

という順番であることが明確となってきました。

酸化ストレスは、動脈硬化や老化やがん、パーキンソン病やアルツハイマー病や認知症にも深く関わっています。

糖尿病があると心筋梗塞・脳梗塞・がん・アルツハイマー病・認知症が増加することにはエビデンスがありますが、
この酸化ストレスがおおいに関与していると考えられています。

勿論、糖尿病腎症、糖尿病網膜症、糖尿病神経障害などの糖尿病慢性合併症にも酸化ストレスは関与しています。

スーパー糖質制限食だと、「食後高血糖」「平均血糖変動幅」という最大の酸化ストレスリスクが、大幅に改善します。

カロリー制限食(高糖質食)だと、「食後高血糖」「平均血糖変動幅」という最大の酸化ストレスリスクが、必ず生じます。

従って、理論的には、カロリー制限食(高糖質食)で糖尿病合併症を防ぐことは、極めて困難です。

一般内科医は兎も角として、糖尿病専門医は知識として上述のCGMのデータのことと、糖質制限食のことを勉強して理解する義務があると思います。

その上で、糖質制限食を批判するなら、科学的根拠を示すべきだと思います。

2013年3月19日に プレスリリース された

日本人の糖尿病の食事療法に関する日本糖尿病学会の提言
2013年3月 日本糖尿病学会  PDFファイルで全7ページ


をみると、糖質制限食批判には、RCT研究論文に基づく科学的根拠がないことがわかります。

それに関しては、2013年3月19日(火)の本ブログで検証しています。

また糖尿病の食事療法に関する提言なのに、

『血糖値を上昇させるのは糖質だけであり、「食後高血糖」「平均血糖変動幅」を生じるのも糖質摂取時だけである』

という極めて重要な情報が欠落しています。

意図的に欠落させたのなら、糖尿病患者さんを診察する責任を放棄したに等しい行為であり、大問題です。


結論として糖尿病専門医は糖尿病患者さんに対し、倫理的にも以下の説明義務があると思います。

1)カロリー制限食(高糖質食)は1969年の食品交換表(改訂第2版)以降、日本で、糖尿病患者さんに推奨してきた唯一の食事療法で、長い臨床経験がある。しかし、長期的安全性や有効性に関しては、エビデンスはない。

そして血糖値を上げるのは糖質だけなので、カロリー制限食は、短期的には、平均血糖変動幅の増大と食後高血糖を生じる可能性が極めて高い。

2)糖質制限食は、日本では1999年以降の新しい食事療法であり、臨床経験はまだ短い。
  糖質制限食にも、長期的安全性と有効性のエビデンスはない。
  一方、短期的には平均血糖変動幅の増大と食後高血糖を生じない、唯一の食事療法である。

3)平均血糖変動幅の増大と食後高血糖が酸化ストレスのリスクとなることにはエビデンスがある。

4)酸化ストレスは、動脈硬化や老化や癌、パーキンソン病やアルツハイマー病や認知症、糖尿病合併症にも深く関わっている。



1)2)3)4)を糖尿病患者さんにきっちり説明したうえで、あなたはどちらを選択しますかというスタンスが必要だと思います。

少なくとも説明して選択肢を与えることなく、糖尿病専門医が一方的にカロリー制限食を患者さんに押しつけることは、倫理的に問題があります。

一方的にカロリー制限食を糖尿病患者さんに押しつけて、毎日、平均血糖変動幅の増大と食後高血糖を起こして、
将来合併症が発症して、失明や透析となった場合は、当該の糖尿病専門医はどのように責任をとるおつもりなのでしょうか。


江部康二


(*)
CGM(Continuous Glucose Monitoring:持続ブドウ糖測定)システム

ブドウ糖値を数日間連続的に測定できる持続血糖測定装置(CGMS)が、日本でも保険適応となり、日常臨床で使用できるようになりました。

ブドウ糖値の日内変動を24時間通して把握できるので、SMBG(血糖自己測定器)やHbA1cによるデータとは異なる情報を得ることができます。

5分ごとに測定して、24時間で288回のブドウ糖測定が可能です。

コメント
問題は、食後高血糖。合併症を防ぐ。
 昨年6月。糖尿病が発覚し1日4回 血糖測定。
300から400をこえ、この瞬間にも血管がどんどん痛んでいくんだなと不安感がこみ上げてきました。
「高血糖をいかにして下げるのか」
 糖尿病学会は、厚労省に働きかけて、糖尿病および耐糖能異常と診断された者に、自己血糖測定器・チップ等を保険適応で、自己負担3割または1割で購入出来るようにしてもらいたい。日本は高過ぎます。
 インスリンを打っているものだけに限定すれば、かえって患者の状態の悪化・医療費の増加をまねくと思います。
 血糖測定は、食事療法の大きな動機付けになりますし、どういう食事が血糖に悪いか誰の目にもはっきりするでしょう。
 今は、食後血糖130をこえることはまずありません。
2013/03/20(Wed) 11:37 | URL | 板橋 長谷川 | 【編集
いつも勉強させて頂いています。ありがとうございます。

日本糖尿病学会は今回の件で『長期的な安全のエビデンスがないもの』は奨められないとはっきり方針をだしたことになります。

自らが奨めているカロリー制限高糖質の食事療法の長期的なエビデンス、経口薬での治療、インスリンについても、江部先生おっしゃるように示さなければなりません。
2013/03/20(Wed) 12:08 | URL | しん | 【編集
学会はきちんと答えるべきです!!
江部先生、こんにちは。
ここ、数日の新聞やTVなどの報道私も見ています。民放は表面的な事しか伝えていませんし、新聞各社も素人にはわかりにくい報道のしかたで「健康リスクがある。低糖質は危険だ」としか受け取れない文面です。最近のマスコミはネットや何処かのうわさみたいなことできちんと取材もしないで簡単に報道してしまっているような気がします。今回の報道で糖質制限を推進している、医師の方々や江部先生の見解は一切報道されていません
ついこの前、IPSで捏造されたデーターを、新聞各社、民放が報道してしまったことは記憶に新しいところですよね。
 また、権威に弱い日本人は「○○学会」などと名前が付けばなにか偉い人たちが何か言っていると思い込んでしまい、付和雷同して流されがちです。そして、何かに責任を求めます。この報道について、同じように糖質制限をしている友人たちとやり取りしましたが、ひとつ同じ見解がありました。「大事なことは自主性と自己責任」であるということです。
 人間の選択で起きる流れも自然現象だと思います。自分が糖尿病を患っている、それを少しでも改善するように動くことは自分の自主性です。そこから生まれた結果は自分の責任なのです。
だから、生半可な知識や口コミの知識で糖質制限を行うのではなく、第1人者の江部先生の書籍などで正しい知識を得て、自身に疾病があれば自分が糖質制限してもいいのか悪いのかは検査結果をみれば判断も付きますし、どのような状態だと糖質制限が不適応なのかは江部先生の書籍にも書いてあります。
 以前、歯科医師の方で治療方針を説明されるときこのように言われたのを今でもはっきりおぼえています。「世の中には色々な治療法があります。医は仁術とは言ってもコストも大切です。また新しい治療法を使う事も大切です。医師はその間を逡巡する必要があるのです。」
 学会は、患者の為に具体的な見解を出すべきです。お決まりの「エビデンスがない」で締めくくるのではなく、きちんとした反証をもとに答えるべきです。
私は、医師ではありませんが、自分自身で糖質制限の有効性を実感しています。また、それは検査結果という名で公平な機会によって定期的に確認できます。まだまだ世の中はこの「糖質制限」に対して懐疑的ですが、必ず効果があり、糖尿病の治療方法の中での選択肢になると確信しています。


2013/03/20(Wed) 12:29 | URL | いずも大山 | 【編集
JDS提言2013の問題点
糖尿病学会の提言では食事摂取基準2010を引用している

1) 炭水化物摂取量は概ね50~70%エネルギー未満を推奨している。

2) また、この食事摂取基準では健常人の消化性炭水化物の最低必要量はその基礎代謝量の20%とし、およそ100g/日と推計している。

これに対し食事摂取基準の原文を参照してみたい
http://www.mhlw.go.jp/shingi/2009/05/s0529-4.html

1) に対して
110頁では炭水化物の目標量として50~70%エネルギー未満をあげているが、これには「十分な根拠はない」と明記されている。推奨量は設定されておらず、”推奨している”は明白な誤り。最初に推定エネルギー必要量を決め、脂質を目標量の範囲で摂取し、たんぱく質を推奨量+α摂取し、カロリーの不足分を炭水化物で補うとして目標量を定めただけである。


2) に対して食事摂取基準ではこう解説している

P109
「…しかし、これは真に必要な最低量を意味するものではない。肝臓は必要に応じて、筋肉から放出された乳酸やアミノ酸、脂肪組織から放出されたグリセロールを利用して糖新生を行い、血中にぶどう糖を供給するからである」

また、食塩は必須のため推定平均必要量1.5g/dayが設定されているが、炭水化物は必須でないために推定平均必要量は一切設定されていない

【結論】JDS提言2013では、日本人の食事摂取基準2010を誤って引用している。はっきりいって、栄養科学生以下である
2013/03/20(Wed) 12:41 | URL | 精神科医師A | 【編集
既得権
皆様の仰る通り!

私は江部先生のようなきとくな方に出会えて良かった。
それに比べて、きとく権にしがみつき、進歩もない、真実を見ない・聞かない・言わない、の日本糖尿病学会!

大体、私達糖尿人はあなた方を選んでもいないし、頼んでもいない。
「糖尿病学会」て名乗るなら、糖尿人や糖質制限指導してる医療関係者も参加・意見させろ。「糖質制限諮問会議委員会」だ!

「日本動脈硬化学会」VS「日本脂質学会」のように対峙する学会を立ち上げてやるぞ!



糖尿人初心者「これからどんな食生活をすればよろしいんですか?」

日本糖尿病学会「まず、炭水化物中心にカロリーを低ーくして。ご飯やパンや麺をたっぷりね。肉魚はカロリーが高いから少ーしだけ。野菜も健康に良い根菜類をたくさん摂って。お酒?たまーに少量はいいけど、普段は駄目よ。そして運動。1日1万歩歩いてください。薬も数種類飲んでね」

糖尿人「先生、低カロリーでフラフラです。痩せたけど血糖値が高いままです。運動もキツイです」

日本糖尿病学会「血糖値が高いままなのは、あなたの努力が足りないから。フラフラ?ちゃんとご飯を食べなさい。薬を2倍出します」


ドクター江部「食事は糖質を制限すれば、肉魚たっぷり食べて。酒も種類を選べば大丈夫。私なんか毎日呑んでます。
野菜は新鮮なのを適当に。おやつもネットで買えるし。
運動は自分で好きなようにしてください。薬?宴会や外食の時の為に出しますか?」

糖尿人「‥マジっすか」
2013/03/20(Wed) 13:57 | URL | もんたろ | 【編集
講演会の力
いつも勉強させていただきありがとうございます。
メタボやNASHの患者さんに対しても、「糖質制限」指導での効果は確実で、大変喜ばれています。
なかなか参加できないのですが、2月16日の神戸での講演会に、初めて参加いたしました。
当院での認定看護師さんもこそっと連れて行きました。
会の前に、地区の糖尿病専門医のDRにもお会いしたので、何気なくお話ししたのですが、当初は懐疑的な評価をお持ちでした。
そのDRは熱心な方ですので、先生のご講演が始まるやいなやきちっとメモも取っておられるようでした。
最後に何か質問されるかと思い、後ろの席から見ていたのですが、先生の講演の後半は、ただただうなずくばかりで、まったくの質問なし。
糖尿病専門医の中でも、「糖質制限」を理解する動きは確実に広がっていると考えています。
どうぞ、全国でのご講演を頑張ってお願いいたします。
また、何かの機会に講演のお願いもしたいと思っています。
よろしくお願いいたします。
2013/03/20(Wed) 14:12 | URL | 中年サムライ | 【編集
Re: 学会はきちんと答えるべきです!!
いずも大山 さん

「大事なことは自主性と自己責任」

同感です。
医師も患者も自分の頭で考えて判断することが大切ですね。

医師はガイドラインばかりを鵜呑みにせず、特に新しい治療法は自分の頭で判断して評価する。
患者も医師の言うことを鵜呑みにせず、自分でも考え判断する。

ということでしょうか。
2013/03/20(Wed) 14:37 | URL | ドクター江部 | 【編集
Re: JDS提言2013の問題点
精神科医師A さん。

「JDS提言2013では、日本人の食事摂取基準2010を誤って引用している。」

するどいご指摘をありがとうございます。

日本糖尿病学会提言、レベルの低さを露呈してますね。

2013/03/20(Wed) 14:41 | URL | ドクター江部 | 【編集
Re: 講演会の力
中年サムライ さん

ドクターなのですね。
神戸の講演会へのご参加、ありがとうございます。
医療関係者向けですので、医師以外に、看護師さんも薬剤師さんもOKです。

『糖尿病専門医の中でも、「糖質制限」を理解する動きは確実に広がっていると考えています。』

同感です。
糖尿病学会の重鎮諸氏は、おいておいて、若手や中堅の糖尿病専門医で
糖質制限食に理解をしめす医師は増えていると思います。

2012年、2013年と医療関係者向け講演会が増えています。
中年サムライさんも、呼んで頂ければ嬉しいです。

2013/03/20(Wed) 14:49 | URL | ドクター江部 | 【編集
江部先生はじめまして
妊娠糖尿病で、江部先生の本を参考にしながら糖質制限をし先日無事に普通分娩で出産することができました。

出産後、血糖値が下がると思っていたのですが産後10日ほどになりますがまだ高いままのようです。
授乳も始まって、今までの食事制限のストレスもあり今朝はシュークリームやパンなど合計100gくらいの糖質を摂り、

1時間後130
2時間後162
2時間半後145という数値を出してしまいました。

2時間後の方が1時間後より高くなってしまっています。

産後は2ヶ月くらいでホルモンのバランスが産前に戻ることが多いと聞きましたが、
糖尿病に移行してしまうこともあると聞いて心配しています。

その2ヶ月間は妊娠中のように厳しい食事制限をしていないと移行してしまう可能性が高くなってしまうのでしょうか?

慣れない育児と空腹でストレスに負けてしまいそうです。
お忙しい中申し訳ありませんが、よろしくお願いいたします

2013/03/20(Wed) 15:54 | URL | 新米ママ | 【編集
はじめまして
はじめまして
先生の本を読ませていただき、主人のために楽しく糖質制限をしています
1月に、HbA1Cが10点台で、眼圧が上がっていて、緑内障の手術をしなければならないかもしれない、と主人に言われ、今まで糖尿病に知識のなかった私は凍りつきました
先生の本を見つけて、読み漁り、急ぎ糖質制限を始めたのです
始めて1か月で8.5、始めて2カ月現在の今、6.3まで落ちました
急速には、危険だと思いながらも、眼圧を下げるために無理なく取り組みました
こんな素晴らしい治療法があって、
主人も私を信じて 食事制限にとりくんでいたのに、先日の新聞記事のおかげで、不安になっているようです
本当に、困ります
これからも、糖質制限を信じて頑張っていきたいと思います
2013/03/20(Wed) 16:24 | URL | エコママ | 【編集
Re: タイトルなし
新米ママ さん。

赤ちゃん誕生、おめでとうございます。
また拙著の御購入、ありがとうございます。

データ的には、境界型ですね。
妊娠糖尿病の人は、一旦正常型に戻ることがほとんどですが、
将来糖尿病になりやすいことも確かです。

妊娠糖尿病の人は産後早期の3~6ヶ月の検査でも、5.4%が糖尿病、
全体で25%に何らかの耐糖能異常が見られると報告されています。
その他の報告を集計すると、産後1年以内では糖尿病になる頻度は2.6~38%、
産後5~16年追求すると糖尿病は17~63%の頻度で発症すると報告されています。

緩くてもいいので、糖質制限食を実践していれば、将来の糖尿病発症が防げると思います。
2013/03/20(Wed) 18:50 | URL | ドクター江部 | 【編集
Re: はじめまして
エコママ さん。

拙著の御購入、ありがとうございます。

日本糖尿病学会の提言における、糖質制限食批判は、信頼度の高いエビデンスは皆無です。

カロリー制限食そのものにも、長期的安全性・有効性のエビデンスはありません。

糖質制限食で検査データが全て改善するので、理論的に考えて、長期的予後もよいと思います。
江部康二は、2002年から2013年現在まで、ずっとスーパー糖質制限食を実践しています。
全てのデータが基準値内です。

一方、理論的に考えて、カロリー制限食(高糖質食)では、糖尿病合併症を防ぐことは極めて困難です。
3月19日、20日、21日の本ブログ記事などをご参照ください。
2013/03/20(Wed) 18:57 | URL | ドクター江部 | 【編集
江部先生、ありがとうございます
安心して、続けることができます

主人は今、インシュリン注射と薬を飲んでいます
最近の数値をみて、単位が6から5に変わりました
薬を飲んで注射もして、糖質制限をすると、低血糖がやはり心配です
最近、数値が落ちているのか、低血糖気味になることがたびたびあります
ブドウ糖をのんだりしていますが・・

注射や薬をまだ打たねばならない現状のため、
ご飯・主食はほとんど摂ってませんが
デザートにいちごやブルーベリー他フルーツを摂るようにして調整をしています

早く、薬漬けの状態から抜けたいです。。。

2013/03/20(Wed) 20:17 | URL | エコママ | 【編集
糖尿病学会の提言
江部先生こんばんは

日本糖尿病学会の提言は明らかに糖質制限食潰しですね。
いつも通り長期のエビデンスが無いと云う事ですが、長期とはどれ位の事を云っているのでしょう?
エビデンスが無ければ学会が作ればいいだけの事だと思いますが。薬の治験を行うように、患者さんに従来の「カロリー制限食+薬」と新しい「糖質制限食」のそれぞれメリット、デメリットを説明し症状により「軽」「中」「重」の3段階位に分けて同人数で、短期から長期の経過をみればいいだけだと思います。
要はやる気があるかどうかで、やった結果糖質制限食の圧倒的勝利になるでしょうから、そうなるととても困るのでしょうね。薬が売れなくなりますから。

糖尿病学会は誰の為にあるのか?何の為にあるのか?疑問を感じます。
毎日目の前で合併症に苦しんでいる患者さんが
いるにも拘らず、以前と変らずカロリー制限食を今後も続けていき、これからもどんどん合併症になる方や亡くなる方でてきても、医師としてまた一人の人間として何も責任を感じないのでしょうか?
日本人は本来正直で真面目だった筈です。とても寂しいですね。

糖尿病学会は糖質制限食が学会の糖尿病専門医から出てきたものではないので、自分たちのちっぽけなプライドからこれを認めようとしないのですね。しかし、学会以外の医師はその素晴らしい有効性をどんどん認める医師が増えています。
学会は兎に角有効な新薬が出るまでこのまま突っ走るつもりで、製薬会社も頑張って新薬を開発するのでそれまでこのままいってくださいという事でしょう。
しかし、可哀そうなのは患者さんで、その間に合併症になったり亡くなったりする方がどんどん出てくるのですから、この方たちにどう責任をとるつもりなのでしょう。

提言の一番最後にこう書かれています。
「食事療法は、患者の病態・嗜好性に応じて、医師・管理栄養士などの医療従事者が患者と共に考え、それが有効かつ安全に実践されていることを常にモニターしていく必要があり、その中から、新しいエビデンスを構築していかなければならない」と書かれています。
とても虚しく感じます。
2013/03/20(Wed) 21:25 | URL | モン吉 | 【編集
Re: タイトルなし
エコママ さん。

主治医と相談されて、もっとインスリンを減らして
低血糖予防しましょう。

インスリン離脱も夢ではないですね。
2013/03/20(Wed) 21:53 | URL | ドクター江部 | 【編集
Re: 糖尿病学会の提言
モン吉 さん。

同感です。

ただ、幸いなることに、糖尿病専門医の数は少ないのです。

一般開業医や、他の科の医師がどんどん糖質制限食を認めていけば

糖尿病学会は、孤立していくことでしょう。
2013/03/20(Wed) 21:57 | URL | ドクター江部 | 【編集
権力にしがみつく日本糖尿病学会
アメリカミシガン州の目標達成です。NHK国際放送を見ています。日本糖尿病学会の偉い方々が、今までの立場や権限やプライドなどを守るために一生懸命あがいているようにみえます。

アメリカでは、糖尿病患者にとってCarb Count(炭水化物/糖質制限)は当たり前の知識です。特にインシュリンが必要とされる患者さんは、糖質計算なくしてどうやってやるの?って感じです。私の糖尿病専門医の各診療室にも、Carb Countを習う授業の広告がデカデカと張られています。医師からもらった、ファーストフードから店頭既製食品まで数多くの食品の糖質量が載った冊子が私の手元にも2種類あります。

Diabetesdailyという糖尿病患者のコミュニティサイトがあります。アメリカが中心のサイトですが、世界(韓国や台湾なども。日本からの投稿は見たことがありませんが)からもアクセスがあります。そこでは、糖質摂取量/日をプロフィールに書いている人も沢山います。もちろん、アメリカの治療方法イコール正解ではないですし、私もわかったことを言えるような医師ではありませんが、患者の実体験に基づいて、糖尿病対応食の流れは確実に糖質量に向けられています。

短期的にですら結果を出せない日本糖尿病学会が、長期的効果を心配するのは何とも滑稽です。
2013/03/21(Thu) 01:26 | URL | 目標達成 | 【編集
Re: 権力にしがみつく日本糖尿病学会
目標達成 さん

アメリカの情報ありがとうございます。

『米国ではCarb Count(カーボカウント、糖質管理)は当たり前の知識』

日本では、1型糖尿病でさえも、成人ではまだまだ「カーボカウント」は普及していません。
小児1型糖尿病では、「カーボカウント」がかなり普及しています。

小児科医より、糖尿病専門医のほうが保守的なのでしょう。
2013/03/21(Thu) 08:10 | URL | ドクター江部 | 【編集
『糖尿病患者の生活の質向上』側に立つ江部先生
江部先生のブログ、著書、講演会、DVD、どれをとっても

◎『糖尿病患者の生活の質向上』側に立つが明らか

です。然るに、日本糖尿病学会は

◎『鴨』としか糖尿病患者を見ていない

です><
 日本の「生活習慣病学会」は、「既得の患者数を減らさない。できることならば増やして行きたい」と言う『鴨狩り』理論で動いているとしか思えません。「本態性高血圧は、原因不明なので、きちんと薬を医者の処方通りに飲みましょう」のチラシにも呆れてモノも言えませんでした><

◎高血圧の塩分摂取量を 6g/日 に設定だが、アメリカは 5g/日

 日本人は、糖質を過剰に食べ、塩分濃いのに耐えられる頑健な身体特徴を有しているのでしょうか???
2013/03/21(Thu) 10:44 | URL | らこ | 【編集
提言を投稿へ
学会への提言は、学会誌に投稿するべきでしょう

日本糖尿病学会誌投稿規定
www.jds.or.jp/common/fckeditor/editor/filemanager/connectors/php/transfer.php?file=/uid000025_7375626D69745F72756C652E706466

9)会員の意見交換の場として,「編集者への手紙」欄をおき,既載の論文への意見や臨床の試み,提言など糖尿病学推進の意見を掲載する
2013/03/21(Thu) 11:35 | URL | 精神科医師A | 【編集
Re: 提言を投稿へ
精神科医師A さん

私も日本糖尿病学会の会員ですし、
ごもっともなご意見です。

しかし、さすがに、掲載してくれないでしょう。
2013/03/21(Thu) 12:46 | URL | ドクター江部 | 【編集
はじめまして、昨年の夏に糖尿病と診断され・・内服を処方されました。HbA1c12%でした。
2週間後、先生のブログと出会い、糖質制限を実施。昨年の12月・・5%まで下がり内服を中止。
その後も5%台をキープしています。
全て、先生の糖質制限のおかげ。。感謝しています。

さて、糖尿病学会の件ですが・・いつになっても「学会」というのは、自分たちが発信でないものは認めない体質、変わりませんね。
数十年前・・眼科に於いての「人工水晶体移植手術」(IOL)・・関係学会から「海賊」呼ばわりをされていました。(当時推進派の眼科スタッフでした)
・・当時も理由はエビデンスだったように記憶しています。

今はそれが常識に。
反対派の学会トップが、数年後には「IOL学会会長」に就任されていました。

糖質制限も同様、いつかは認めざるを得ない状況いなる事と思います。
先生!!頑張って下さい、陰ながら応援しています。
2013/03/21(Thu) 13:24 | URL | ごるふ13 | 【編集
Re: タイトルなし
ごるふ13 さん。

HbA1c12% → 5%台
薬中止とは素晴らしい改善です。

眼科に於いての「人工水晶体移植手術」(IOL)・・・眼内レンズのことですね。

私が、1974年卒業ですが、その頃はすでに、白内障の手術は眼内レンズでした。
そのような経緯があったとは、初めて知りました。
勉強になりました。
2013/03/21(Thu) 17:13 | URL | ドクター江部 | 【編集
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