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~糖質制限食in埼玉~ の御報告
こんばんは。

先ほど、埼玉県朝霞市から、京都に帰ってきました。


2013年3月17日(日)
~糖質制限食in埼玉~
*場所:埼玉県朝霞市 中央公民館・コミュニティーセンター3階ホール
   
*主催:ローカーボクラブ/ 医療法人鴻生会 小室クリニック/

*午前の部・講演:10時10分~11時40分
講演テーマ「糖質制限食 その有効性と安全性を考える」
講師 高雄病院理事長 江部康二

*午後の部・シンポジウム:13時~16時
 症例報告:医療法人鴻生会 小室クリニック医師 小室富美子先生
      産科・婦人科 永井クリニック管理栄養士 松本桃代先生
 地域からの報告:埼玉県鴻巣市飲食店での取り組み
 埼玉県朝霞市地域団体での取り組み ローカーボクラブの活動報告
 シンポジウム:小室保尚先生、小室富美子先生、松本桃代先生、江部康二
        びーんずなっち村山良子さん、ローカーボクラブ小俣あやこさん


3月16日(土)は、プチレストラン ブラン&ヴェール で19:00~22:00まで前夜祭でした。

糖質制限食のフレンチフルコースと赤ワインと糖質ゼロ発泡酒・・・

とっても美味しくて楽しい前夜祭で、思わずスタンド・バイ・ミーなどをチョッピリ歌ったりしました。(^^;)

出席者14名で、糖質制限食で合計124kgの減量でした。

おおいに飲んで食べて、21:00終了予定がいつのまにか22:00を過ぎてしまいました。

ブラン&ヴェール さん、遅くまですいませんでした。m(_ _)m


3月17日(日)~糖質制限食in埼玉~

当日の飛び込みもあり、立ち見もいれて200名超の参加者でおおいに盛り上がりました。

小室富美子先生のご講演でのお話ですが、父上が糖尿病専門の有床診療所を開設しておられ、大勢の糖尿病患者さんを診察しておられたそうです。

その中で、医師も患者も一生懸命食事療法(カロリー制限食)と運動療法を徹底して頑張っているのに、遺憾ながら徐々に内服薬やインスリン注射が必要になり、さらには透析になったり失明したりという例があとをたたず、大変つらい思いをしておられたそうです。

当時は何故、合併症が防げないのか、よくわからないし、どう対応したらいいか悩んでおられたそうです。

2010年、私の「主食を抜けば糖尿病は良くなる!」を読まれてすぐに糖尿病合併症の根本要因は糖質摂取による「食後高血糖」と「平均血糖変動幅の増大」であることを喝破され、その日から一家で糖質制限食を開始されたそうです。

事情がわからない小室保尚先生は、当初はびっくりして戸惑ったそうですが、現実に体重が減少し、脂肪肝が改善したので、納得されたそうです。お二人とも約10kg減量成功とのことです。

シンポジウムでは、眼科の松岡先生がフロアから発言されました。

松岡先生も糖質制限食で約12kgの減量成功です。

松岡先生は、ある患者さんの糖尿病が、データも網膜症も急にめきめき改善したのでびっくりして聞いたら、ローカーボクラブの会員さんで糖質制限食を実践された結果とのことでした。

眼科で20年以上、糖尿病網膜症の患者さんを沢山、診てこられています。

やはり糖尿病専門医の診察を、キッチリ真面目に受けているのに、網膜症がどんどん進行していく患者さんがあとを絶たないそうです。

カロリー制限食(高糖質食)摂取による「食後高血糖」と「平均血糖変動幅の増大」が糖尿病網膜症を進行させているとのご見解です。

他にも、糖質制限食を実践されている医師が複数参加しておられ、裾野が確実に広がっているのを実感しました。

繰り返しになりますが、カロリー制限食(高糖質食)では「食後高血糖」と「平均血糖変動幅の増大」が必ず生じるので糖尿病合併症を防ぐことは、理論的に不可能であることを強調しておきたいと思います。

「食後高血糖」と「平均血糖変動幅の増大」を防ぐことができるのは糖質制限食だけです。

最後になりましたが、小室保尚先生、小室富美子先生、そして講演会を仕切っていただいたローカーボクラブのリーダー 管理栄養士の佐々木栄子さん、ご苦労様でした。お疲れ様でした。ありがとうございました。


江部康二


テーマ:糖質制限食
ジャンル:ヘルス・ダイエット
コメント
充実した会でした
お疲れ様でした。
① 江部先生,丁寧なレジュメありがとうございます。
 最新の情報が、コンパクトでなおかつボリュームもあって勉強になりました。
 会のみなさん。資料、カラーでとても読みやすいです。
② 小室保尚先生、小室富美子先生。わかりやすいお話で、地域や患者に寄り添っていらっしゃる様子が伺えま した。
③ 松本桃代先生からは、なかなか聞くことの出来ないお話を伺うことが出来ました。
④ びーんずなっち村山良子さん、ローカーボクラブ小俣あやこさんからは、地域のコミュニティ・ネットワー クが出来つつあるなと感じました。
都市化とともに、顔が見えない社会になりつつありますが、小さなコミュニティが人には
必要なのでしょうね。
 とても参考になりました。良い会でした。

***************

 家に帰ってきてから、映画「メリル・ストリープ 誤診」を見ました。
母親の努力、母性愛に感動しますが、手をさしのべる友人・医師・看護師が素敵です。
 あきらめず、いつか真実は伝わる。
2013/03/17(Sun) 23:19 | URL | 板橋 長谷川 (わんわん) | 【編集
良医は患者とともに
今回の講演について読んで、良医はやはり、患者とともに苦しんだり喜んだりしてくださるものなんだなと思いました。ありがたいことです。
2013/03/18(Mon) 06:26 | URL | あんり | 【編集
糖質制限による数値の改善
去年の6月に尿糖+3HbA1c国際6.3で糖尿確定されてから江別先生のブログにたどり着き糖質制限をやってきました。
2012年6月
中性脂肪477と血糖値以外は正常値
7月
中性脂肪277 尿酸7.2 尿素窒素23.2 LDL151
尿ケトン+
糖質制限一月で他の数値が悪化し合わないかと悩んだこともありました
HbA1cは5.7で正常の範囲となり継続

その後定期的に検査するもののLDLのみどんどん上昇他の数値は落ち着いてきました
ホルモンの検査(コレステロールの上昇に関係があるかもと)も正常
12月には
LDLは168まであがってしまいました(^-^;次上がるようなら投薬は必須ですといわれておりがっかりしました(^-^;

2013年3月の検査で
中性脂肪は150で1オーバーしたものの
HDLは増加し69
LDLは136
HbA1c国際 5.1 で三ヶ月前と変化せず

数値的に見ても糖尿とは言えないですから少し緩めても構わないと主治医

謝恩会でお弁当を食べなくてはならないので一時的に処方をお願いしたのですが一度くらいの血糖値の上昇はさほど影響ないといわれました(^-^;
いままで糖質をきっちり制限しているのでご飯を食べることが怖いです(^-^;

春にブドウ糖負荷の検査をしてインシュリンの出具合を見てもらうことにしました。
体重も13キロほど痩せましたし数値も改善されましたし本当に 糖質制限やってよかったです。

主治医は緩めていいとはいっていますがほんとに時々どうしようもないとき以外は頑張って糖質制限していこうと思っています(^^)
先生ありがとうございました(^^)
2013/03/18(Mon) 12:31 | URL | カヨリン | 【編集
Re: 「糖質制限食 in 埼玉」御礼及び質問
薬剤師の 喜一 さん。


1)透析にいったんなった患者さんは、蛋白質が正常人より少し多めに摂取することを
腎臓病学会が推奨しています。従いましてスーパー糖質制限食が実践しやすいのです。

2)
高血糖状態が続くと、ミトコンドリアの電子伝達系を介して、活性酸素(ROS)が、多く産生されるようです。

3)
高血糖があると、
AGEsが産生され、そのAGEsは内皮細胞上のRAGEに結合して活性酸素を産生するようです。

4)
活性酸素(reactive oxygen species:ROS)とは、
普通の酸素分子(O2)よりも活性化された状態の酸素分子とその関連物質のこと。

5)
高血糖があると、SOD(活性酸素除去酵素)に血糖が結合してしまい、
SODの活性が低下します。
2013/03/18(Mon) 17:49 | URL | ドクター江部 | 【編集
Re: 充実した会でした
わんわん さん

素敵なコメントをありがとうございます。

映画「メリル・ストリープ 誤診」・・・私も黒人の看護師に一番感動しました。


2013/03/18(Mon) 17:51 | URL | ドクター江部 | 【編集
Re: ありがとうございました
きむら さん

小室富美子先生の父上のお話は、大変印象的でした。
富美子先生が、即座に今までの自身の糖尿病治療を自己批判されて、糖質制限食に取り組まれたのも見事です。
2013/03/18(Mon) 17:53 | URL | ドクター江部 | 【編集
眼科の松岡先生とは
江部先生
初めまして。
金田尚美と申します。

私は去年9月から、ジム通いと合わせて、低糖質制限をスタートさせ、今現在、−15キロをキープしているのですが、日々糖質制限を学ぶ中で、糖質制限には欠かせない茹で卵について、と、文中にある眼科の松岡先生について、質問したくメールさせていただきました。もし、ご無礼があったなら、申し訳ありません。
先ず、茹で卵ですが、私は長年、高脂血症と診断され内科で処方された薬を飲んできていましたが、糖質制限スタートさせた4ヶ月経過した頃、コレステ値がかなり下がり、お薬を処方されなくなりました。その頃は、茹で卵を頻繁に食べておらず、ここにきて、茹で卵を摂るようになったのですが、ふと、コレステ値を上げてしまうんじゃないか?と思いとどまりました。かかりつけ内科は糖質制限に対して批判的な感じなので、定期検診の血液検査でコレステ値が上がってれば、また、薬を出されると思います。もう、薬から解放されたいのです。

そこで、糖質制限を推奨されるお医者さんを調べたところ、私の住む朝霞市内に、眼科でまつおか眼科さんがヒットしました。そこから、この江部先生の日記にたどり着き、そしたら文中に、眼科の松岡先生とあり、もしま、まさに、私がこれから受診しようとしている、まつおか眼科が、江部先生がご存知の松岡先生であれば、安心して受診できるな、と思ったのです。

教えて頂けますか?
文中の、眼科の松岡先生とは、ここ数年前に埼玉県朝霞市溝沼で開業された、まつおか先生でしょうか?

突然のメールで失礼しました。
お手隙の際にお返事頂ければ幸いです。

宜しくお願いいたします。


2017/03/05(Sun) 12:42 | URL | 金田尚美 | 【編集
Re: 眼科の松岡先生とは
金田尚美 様

記事の松岡先生は、
眼科の女性医師で、埼玉県朝霞市でご開業の糖質制限食賛成派の松岡先生です。

おそらく、同一の松岡先生と思われますが、電話で確かめられては如何でしょう。

2017/03/05(Sun) 15:33 | URL | ドクター江部 | 【編集
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