2013年02月09日 (土)
おはようございます。
わんわんさんから
『脂肪摂取の指針覆す結果,動物性から植物性への変更で死亡リスク上昇
40年前の豪RCTを再解析』 2013.2.7
というMTProの興味深い記事をコメント・ご紹介頂きました。
わんわんさんありがとうございます。
「飽和脂肪酸(SFA)を多く含む動物性脂肪を、多価不飽和脂肪酸(PUFA)の豊富な植物性脂肪に切り替えることで心疾患リスクが抑制される。」
この従来の世界的な“常識”を覆す結果が、ブリティッシュ・メディカル・ジャーナル(BMJ 2013; 346: e8707)で報告されました。
豪州の約40年前のランダム化比較試験(RCT)を再解析した結果です.
ランダム化比較試験(RCT)ですから、EBM的にはコホート研究よりは信頼度は高いことになります。
食生活非介入の対照群と、動物性油脂(動物性脂肪,一般的なマーガリン,ショートニング)をリノール酸(紅花油や紅花油由来のマーガリン)に置き換えるよう指導した介入群で、全死亡,CVD・CHDによる死亡を検討しています。
結論としては、動物性脂肪をリノール酸へ切り替えた群で、全死亡リスク1.6倍となりました。
リノール酸については英国と米国で見解に違いが生じているそうです。
「リノール酸が心血管疾患(CVD)発症や死亡のリスクを低下させるか否か」に関しても、最新の臨床試験データは報告されていないとのことです。
日本脂質栄養学会は、リノール酸過剰摂取の害を以前から指摘しています。
日本脂質栄養学会の提言(2002年9月)の要約
「本学会は 1992年以来、必須脂肪酸である リノール酸の摂取過剰と健康の問題について討論。その結果、日本人のリノール酸摂りすぎを是正する方向に栄養指導を改めることが急務との結論に達した。 リノール酸摂りすぎの害(心臓・脳血管系疾患、欧米型癌、アレルギー性疾患、その他炎症性疾患)については、動物実験のみならず臨床的にも明らかにされてきた。」
上記ブリティッシュ・メディカル・ジャーナル(BMJ 2013; 346: e8707)の論文発表の反響が大きかったことを受けて、
米国心臓協会(AHA)は2013年2月7日,「1日当たりの摂取カロリーのうち,SFAからは7%未満とするAHAの食事ガイドラインの推奨に変更はない」と発表しました。
また「ω6系PUFA(リノール酸)からの脂肪摂取についても、5〜10%とする指針を継続する」とし、今回の「BMJの報告は興味深いが,蓄積されたエビデンスに相殺される」としました。
しかしながら、「動物性脂肪が悪くて植物性脂肪が良い」という従来の世界的常識は、再考の必要があることは間違いないようですね。
江部康二
以下、MT Pro記事の抜粋です。
http://mtpro.medical-tribune.co.jp/mtpronews/1302/1302012.html
MT Pro記事
脂肪摂取の指針覆す結果,動物性から植物性への変更で死亡リスク上昇/40年前の豪RCTを再解析
[2013年2月7日]
脂肪摂取の指針覆す結果,動物性から植物性への変更で死亡リスク上昇
40年前の豪RCTを再解析
飽和脂肪酸(SFA)を多く含む動物性脂肪を,多価不飽和脂肪酸(PUFA)の豊富な植物性脂肪に切り替えることで心疾患リスクが抑制されるー。世界的な“常識”とされ,多くの国で食事指針の基本的な考え方になっている両者の関連を覆す結果が報告された。米国立衛生研究所(NIH)の関連機関の1つ,米国立アルコール乱用・アルコール依存症研究所(NIAAA)膜生化学・生物物理学研究所のChristpher E. Ramsden氏らが,冠動脈疾患(CHD)により入院した男性を対象に,食生活非介入の対照群と,SFAから代表的なPUFAであるリノール酸への切り替えを指導した介入群で全死亡リスクなどを検討した,豪州の約40年前のランダム化比較試験(RCT)を再解析した結果,介入群でリスクが上昇したことが分かったという(BMJ 2013; 346: e8707)。
介入群への食事指導,PUFA 15%に増加・SFA 10%未満に制限
食事による脂肪摂取について,SFAが豊富な動物性脂肪からPUFAを多く含有する植物性脂肪へ切り替えることは,長きにわたり食事ガイドラインの世界的な推奨事項の基本とされてきたとRamsden氏ら。しかし,西洋圏で最も健康に良いω6系PUFAともいわれるリノール酸については英国と米国で見解に違いが生じており,リノール酸が心血管疾患(CVD)発症や死亡のリスクを低下させるか否かに関する最新の臨床試験データも報告されていないという。
そこで,同氏らは,豪州で1966〜73年に実施された単盲検並行群間RCT,Sydney Diet Heart Stduy(SDHS)のデータをあらためて解析し,食生活非介入の対照群と,動物性油脂(動物性脂肪,一般的なマーガリン,ショートニング)をリノール酸(紅花油や紅花油由来のマーガリン)に置き換えるよう指導した介入群で,全死亡,CVD・CHDによる死亡を検討した。なお,SDHSは一部データが欠測していたが,今回,同氏らによりデータの復旧と最新の解析法で解析されたという。
解析対象は,CHDイベントにより4つの対象施設のいずれかに入院した,30〜59歳の豪州男性458人。ランダムに割り付けられた対照群(237人)と介入群(221人)の主な背景は順に,平均年齢49.1歳,48.7歳,平均BMI 25.4,25.1,収縮期血圧136.9mm/Hg,136.6mm/Hg,拡張期血圧88.5mm/Hg(両群で同じ),総コレステロール282.0mg/dL,281.3mg/dL,CHD関連イベントの内訳は心筋梗塞85.7%,86.9%,急性狭心症または冠不全14.3%,13.1%,参加登録時の喫煙率68.8%,71.5%。
介入群に対しては,1日当たりの摂取エネルギーの割合について,PUFAを約15%に増やす一方,SFAを約10%未満に減らし,食事性コレステロールも300mgに制限するよう指導。紅花油および紅花油由来のマーガリンを配布した。対照群に対しては特別な食事指導は実施しなかったが,冠動脈イベントをきっかけに,バターから植物由来のマーガリンへ自ら切り替えた参加者もいた。
リノール酸への切り替えで全死亡リスク1.6倍,メタ解析でもリスク上昇傾向
Cox比例ハザードモデルを用いて,対照群に対する介入群の5年後の累積死亡(全死亡およびCVD・CHDによる死亡)のハザード比(HR)を求めた。その結果,HRは全死亡が1.62(95%CI 1.00〜2.64,図),CVD死亡が1.70(同1.03〜2.80),CHD死亡が1.74(同1.04〜2.92)と,いずれも介入群でリスクの有意な上昇が示された(順にP=0.05,P=0.04,P=0.04)。
さらに,上記の結果を,Ramsden氏らが2010年に行った,リノール酸への切り替え指導とCHDリスクの関連を検討したメタ解析のデータと統合し,再解析を実施した。その結果,リノール酸への切り替えによるCVD死亡〔HR 1.27(95%CI 0.98〜1.65)〕およびCHD死亡〔同 1.33(0.99〜1.79)〕は,有意差は示されなかったが,いずれも上昇傾向が認められた(順にP=0.07,P=0.06)。
今回の結果から,食事における脂肪摂取をSFAからリノール酸へ切り替えた群で全死亡,CHDおよびCVDによる死亡リスクが上昇することが分かったと同氏らは結論。リノール酸を対象とした介入研究の最新データのメタ解析でも,心血管イベントの抑制は証明されなかったと付言し,「世界的な食生活の指針に重要な意味を持つデータが示された」と結んだ。
(松浦 庸夫)
わんわんさんから
『脂肪摂取の指針覆す結果,動物性から植物性への変更で死亡リスク上昇
40年前の豪RCTを再解析』 2013.2.7
というMTProの興味深い記事をコメント・ご紹介頂きました。
わんわんさんありがとうございます。
「飽和脂肪酸(SFA)を多く含む動物性脂肪を、多価不飽和脂肪酸(PUFA)の豊富な植物性脂肪に切り替えることで心疾患リスクが抑制される。」
この従来の世界的な“常識”を覆す結果が、ブリティッシュ・メディカル・ジャーナル(BMJ 2013; 346: e8707)で報告されました。
豪州の約40年前のランダム化比較試験(RCT)を再解析した結果です.
ランダム化比較試験(RCT)ですから、EBM的にはコホート研究よりは信頼度は高いことになります。
食生活非介入の対照群と、動物性油脂(動物性脂肪,一般的なマーガリン,ショートニング)をリノール酸(紅花油や紅花油由来のマーガリン)に置き換えるよう指導した介入群で、全死亡,CVD・CHDによる死亡を検討しています。
結論としては、動物性脂肪をリノール酸へ切り替えた群で、全死亡リスク1.6倍となりました。
リノール酸については英国と米国で見解に違いが生じているそうです。
「リノール酸が心血管疾患(CVD)発症や死亡のリスクを低下させるか否か」に関しても、最新の臨床試験データは報告されていないとのことです。
日本脂質栄養学会は、リノール酸過剰摂取の害を以前から指摘しています。
日本脂質栄養学会の提言(2002年9月)の要約
「本学会は 1992年以来、必須脂肪酸である リノール酸の摂取過剰と健康の問題について討論。その結果、日本人のリノール酸摂りすぎを是正する方向に栄養指導を改めることが急務との結論に達した。 リノール酸摂りすぎの害(心臓・脳血管系疾患、欧米型癌、アレルギー性疾患、その他炎症性疾患)については、動物実験のみならず臨床的にも明らかにされてきた。」
上記ブリティッシュ・メディカル・ジャーナル(BMJ 2013; 346: e8707)の論文発表の反響が大きかったことを受けて、
米国心臓協会(AHA)は2013年2月7日,「1日当たりの摂取カロリーのうち,SFAからは7%未満とするAHAの食事ガイドラインの推奨に変更はない」と発表しました。
また「ω6系PUFA(リノール酸)からの脂肪摂取についても、5〜10%とする指針を継続する」とし、今回の「BMJの報告は興味深いが,蓄積されたエビデンスに相殺される」としました。
しかしながら、「動物性脂肪が悪くて植物性脂肪が良い」という従来の世界的常識は、再考の必要があることは間違いないようですね。
江部康二
以下、MT Pro記事の抜粋です。
http://mtpro.medical-tribune.co.jp/mtpronews/1302/1302012.html
MT Pro記事
脂肪摂取の指針覆す結果,動物性から植物性への変更で死亡リスク上昇/40年前の豪RCTを再解析
[2013年2月7日]
脂肪摂取の指針覆す結果,動物性から植物性への変更で死亡リスク上昇
40年前の豪RCTを再解析
飽和脂肪酸(SFA)を多く含む動物性脂肪を,多価不飽和脂肪酸(PUFA)の豊富な植物性脂肪に切り替えることで心疾患リスクが抑制されるー。世界的な“常識”とされ,多くの国で食事指針の基本的な考え方になっている両者の関連を覆す結果が報告された。米国立衛生研究所(NIH)の関連機関の1つ,米国立アルコール乱用・アルコール依存症研究所(NIAAA)膜生化学・生物物理学研究所のChristpher E. Ramsden氏らが,冠動脈疾患(CHD)により入院した男性を対象に,食生活非介入の対照群と,SFAから代表的なPUFAであるリノール酸への切り替えを指導した介入群で全死亡リスクなどを検討した,豪州の約40年前のランダム化比較試験(RCT)を再解析した結果,介入群でリスクが上昇したことが分かったという(BMJ 2013; 346: e8707)。
介入群への食事指導,PUFA 15%に増加・SFA 10%未満に制限
食事による脂肪摂取について,SFAが豊富な動物性脂肪からPUFAを多く含有する植物性脂肪へ切り替えることは,長きにわたり食事ガイドラインの世界的な推奨事項の基本とされてきたとRamsden氏ら。しかし,西洋圏で最も健康に良いω6系PUFAともいわれるリノール酸については英国と米国で見解に違いが生じており,リノール酸が心血管疾患(CVD)発症や死亡のリスクを低下させるか否かに関する最新の臨床試験データも報告されていないという。
そこで,同氏らは,豪州で1966〜73年に実施された単盲検並行群間RCT,Sydney Diet Heart Stduy(SDHS)のデータをあらためて解析し,食生活非介入の対照群と,動物性油脂(動物性脂肪,一般的なマーガリン,ショートニング)をリノール酸(紅花油や紅花油由来のマーガリン)に置き換えるよう指導した介入群で,全死亡,CVD・CHDによる死亡を検討した。なお,SDHSは一部データが欠測していたが,今回,同氏らによりデータの復旧と最新の解析法で解析されたという。
解析対象は,CHDイベントにより4つの対象施設のいずれかに入院した,30〜59歳の豪州男性458人。ランダムに割り付けられた対照群(237人)と介入群(221人)の主な背景は順に,平均年齢49.1歳,48.7歳,平均BMI 25.4,25.1,収縮期血圧136.9mm/Hg,136.6mm/Hg,拡張期血圧88.5mm/Hg(両群で同じ),総コレステロール282.0mg/dL,281.3mg/dL,CHD関連イベントの内訳は心筋梗塞85.7%,86.9%,急性狭心症または冠不全14.3%,13.1%,参加登録時の喫煙率68.8%,71.5%。
介入群に対しては,1日当たりの摂取エネルギーの割合について,PUFAを約15%に増やす一方,SFAを約10%未満に減らし,食事性コレステロールも300mgに制限するよう指導。紅花油および紅花油由来のマーガリンを配布した。対照群に対しては特別な食事指導は実施しなかったが,冠動脈イベントをきっかけに,バターから植物由来のマーガリンへ自ら切り替えた参加者もいた。
リノール酸への切り替えで全死亡リスク1.6倍,メタ解析でもリスク上昇傾向
Cox比例ハザードモデルを用いて,対照群に対する介入群の5年後の累積死亡(全死亡およびCVD・CHDによる死亡)のハザード比(HR)を求めた。その結果,HRは全死亡が1.62(95%CI 1.00〜2.64,図),CVD死亡が1.70(同1.03〜2.80),CHD死亡が1.74(同1.04〜2.92)と,いずれも介入群でリスクの有意な上昇が示された(順にP=0.05,P=0.04,P=0.04)。
さらに,上記の結果を,Ramsden氏らが2010年に行った,リノール酸への切り替え指導とCHDリスクの関連を検討したメタ解析のデータと統合し,再解析を実施した。その結果,リノール酸への切り替えによるCVD死亡〔HR 1.27(95%CI 0.98〜1.65)〕およびCHD死亡〔同 1.33(0.99〜1.79)〕は,有意差は示されなかったが,いずれも上昇傾向が認められた(順にP=0.07,P=0.06)。
今回の結果から,食事における脂肪摂取をSFAからリノール酸へ切り替えた群で全死亡,CHDおよびCVDによる死亡リスクが上昇することが分かったと同氏らは結論。リノール酸を対象とした介入研究の最新データのメタ解析でも,心血管イベントの抑制は証明されなかったと付言し,「世界的な食生活の指針に重要な意味を持つデータが示された」と結んだ。
(松浦 庸夫)
「噛むダイエット」の沖縄のドクター渡辺信幸さんも、
<豚肉、玉子、チーズ>を進めています。
長寿1位は昔話。現在26位の沖縄を、糖質制限で救おうとしています。
<豚肉、玉子、チーズ>を進めています。
長寿1位は昔話。現在26位の沖縄を、糖質制限で救おうとしています。
2013/02/09(Sat) 10:47 | URL | 北九州 三島 | 【編集】
江部様初めまして、こちらのホームページや江部様の著書は色々と参考にさせて頂いてます。
糖質制限食を始めて数ヵ月後、就寝中の午前5時頃に毎日こむら返りが起こるようになりました。
こむら返りの原因をネットで調べて、ミネラルサプリ補給、水分補給、ビタミンEサプリ補給、ストレッチ等試しましたが効果なしでした。
実はその頃、チーズをよく食べてました(糖質制限食を始める前は、ほとんど食べていなかった)、1日に200gから500gくらいです。
そこで、チーズを一切とらなくすると、しばらくしてこむら返りがなくなりました。
この頃、家族もチーズをよく食べていましたが、やはりこむら返りをおこしてました。
チーズ摂取をやめたところ、家族もこむら返りが治りました(家族は糖質制限食はしていません。)
その後、我慢できなくてチーズを食べてしまうこともあるのですが、1日に200g以上取ると確実にこむら返りが起きます(食べた日の夜に起きる)。
1日に100g以下くらいだったら、こむら返りは起きなかった様に思います。
ただ、やはり個人差があるようで、家族の場合だと1日に100g以下でもこむら返りが起きることがあります。
チーズの種類を変えてみましたが、プロセスチーズでもカマンベールでも、クリームチーズでも、こむら返りは起きました。
そのため、我が家ではチーズは購入禁止にしようかと検討中です。
なにか江部様のご参考になればと思い、投稿致しました。
糖質制限食を始めて数ヵ月後、就寝中の午前5時頃に毎日こむら返りが起こるようになりました。
こむら返りの原因をネットで調べて、ミネラルサプリ補給、水分補給、ビタミンEサプリ補給、ストレッチ等試しましたが効果なしでした。
実はその頃、チーズをよく食べてました(糖質制限食を始める前は、ほとんど食べていなかった)、1日に200gから500gくらいです。
そこで、チーズを一切とらなくすると、しばらくしてこむら返りがなくなりました。
この頃、家族もチーズをよく食べていましたが、やはりこむら返りをおこしてました。
チーズ摂取をやめたところ、家族もこむら返りが治りました(家族は糖質制限食はしていません。)
その後、我慢できなくてチーズを食べてしまうこともあるのですが、1日に200g以上取ると確実にこむら返りが起きます(食べた日の夜に起きる)。
1日に100g以下くらいだったら、こむら返りは起きなかった様に思います。
ただ、やはり個人差があるようで、家族の場合だと1日に100g以下でもこむら返りが起きることがあります。
チーズの種類を変えてみましたが、プロセスチーズでもカマンベールでも、クリームチーズでも、こむら返りは起きました。
そのため、我が家ではチーズは購入禁止にしようかと検討中です。
なにか江部様のご参考になればと思い、投稿致しました。
2013/02/09(Sat) 11:26 | URL | samanosuke | 【編集】
samanosuke さん
こむらがえりとチーズ、
貴重な情報をありがとうございます。
チーズ200~500g/日は、かなり多いですね。
こむらがえりとチーズ、
貴重な情報をありがとうございます。
チーズ200~500g/日は、かなり多いですね。
2013/02/09(Sat) 15:59 | URL | ドクター江部 | 【編集】
江部様、お返事ありがとう御座います、追記です。
糖質制限食を始めてから、チーズを良く食べるようになった理由です。
その頃、夕食のみの1日1食を実施していました。
仕事が終わって帰宅途中には、すごくお腹がすいています。
そのままスーパーに寄って、「すぐに食べれるお手軽な糖質制限食」としてチーズを選びました。
すると、チーズの塩味がものすごくおいしく感じるのです。
1日1食のため、夕方には塩分が不足気味になっていたからそう感じたのだと思います。
そこからチーズにはまってしまいました。
現在も糖質制限食は実施中ですが、他にも理由(痩せすぎてしまう)があって1日2食か3食にしています。
糖質制限食を始めてから、チーズを良く食べるようになった理由です。
その頃、夕食のみの1日1食を実施していました。
仕事が終わって帰宅途中には、すごくお腹がすいています。
そのままスーパーに寄って、「すぐに食べれるお手軽な糖質制限食」としてチーズを選びました。
すると、チーズの塩味がものすごくおいしく感じるのです。
1日1食のため、夕方には塩分が不足気味になっていたからそう感じたのだと思います。
そこからチーズにはまってしまいました。
現在も糖質制限食は実施中ですが、他にも理由(痩せすぎてしまう)があって1日2食か3食にしています。
2013/02/09(Sat) 18:44 | URL | samanosuke | 【編集】
江部先生こんばんわ。
糖質制限食の「主食もどき」レシピを購入させていただきました。
レシピに従い数種類を作成、試食結果を報告させていただきます。
ごく一部しか作成していませんので、全体のことはわかりませんが、試食した範囲では、大変美味しく本物に近いと感じたものと、やはり違和感がありもう一工夫してほしいと感じたものとがありました。
美味しかったものは手こねずしと帆立とチンゲンサイのあんかけご飯です。木綿豆腐から作る豆腐ご飯はなかなかいいものと感じました。
違和感のあったものは、おからで作った肉巻きおにぎりといなりずしです。
おからがパサパサで握りにくいのと、食べた感触がパサパサでザラザラしており食べにくいものでした。
しっとり感のでる何かを配合しようと思ったのですが、糖質の少ない適当なものが思い浮かびませんでした。
著者の検見崎さんにさらに工夫いただき、改訂版をだしていただければありがたいと思います。
また、改訂版の際には、これまでのレシピのように、カロリ-、糖質、タンパク、脂質、塩分などの記載あると助かります。
先生の著書の批判とも受け取られかねないコメントは控えようかとも思ったのですが、あえて書かせていただきました。
この「主食もどき」レシピは糖尿人にとって、大変ありがたい本です。これまで、糖質制限食に関するレシピは数多く出版されていますが、主食に関する本は初めてと思います。
多くの読者の意見が反映されて、より良いものになっていくことを願って、あえて書かせていただきました。
読者の皆さんが試食された結果や改良工夫された結果を聞きたいと思います。
当方も順次作成、試食していきたいと思います。
名古屋・h
糖質制限食の「主食もどき」レシピを購入させていただきました。
レシピに従い数種類を作成、試食結果を報告させていただきます。
ごく一部しか作成していませんので、全体のことはわかりませんが、試食した範囲では、大変美味しく本物に近いと感じたものと、やはり違和感がありもう一工夫してほしいと感じたものとがありました。
美味しかったものは手こねずしと帆立とチンゲンサイのあんかけご飯です。木綿豆腐から作る豆腐ご飯はなかなかいいものと感じました。
違和感のあったものは、おからで作った肉巻きおにぎりといなりずしです。
おからがパサパサで握りにくいのと、食べた感触がパサパサでザラザラしており食べにくいものでした。
しっとり感のでる何かを配合しようと思ったのですが、糖質の少ない適当なものが思い浮かびませんでした。
著者の検見崎さんにさらに工夫いただき、改訂版をだしていただければありがたいと思います。
また、改訂版の際には、これまでのレシピのように、カロリ-、糖質、タンパク、脂質、塩分などの記載あると助かります。
先生の著書の批判とも受け取られかねないコメントは控えようかとも思ったのですが、あえて書かせていただきました。
この「主食もどき」レシピは糖尿人にとって、大変ありがたい本です。これまで、糖質制限食に関するレシピは数多く出版されていますが、主食に関する本は初めてと思います。
多くの読者の意見が反映されて、より良いものになっていくことを願って、あえて書かせていただきました。
読者の皆さんが試食された結果や改良工夫された結果を聞きたいと思います。
当方も順次作成、試食していきたいと思います。
名古屋・h
糖質制限をして約1年目、over60歳、健康人です。野山歩きが大好きです。糖質制限以前、山歩きの昼食後(糖質殆ど・おにぎり他)どうしてもこむらかえりがよくあったとおもいます。最近、昼食(軽量のそばを食べた後)1時間後位からこむらかえしをおこしました。疲労、水分不足、ミネラルアンバランス、+血糖にも関係するのではと思います。チーズは野山の昼食に(糖質は抑えて)食べています。日常の血糖コントロール、糖質代謝で動かない糖質制限食で健康体を目指しています。
名古屋・h さん
ご意見ありがとうございます。
検見崎さんにもお伝えします。
ご意見ありがとうございます。
検見崎さんにもお伝えします。
2013/02/10(Sun) 10:10 | URL | ドクター江部 | 【編集】
SHUKANと申します。よろしくお願いします。
リノール酸は必須脂肪酸の一つですが、摂り過ぎは害になるので、その常識を再認識させる報告と受け取りました。
2009/11/11, 13のブログでくわしく取り上げられていますね。リノール酸の摂りすぎで生ずる「リノール酸・アラキドン酸カスケードの亢進」がさまざまな病気の原因になる(*)ということは40年前にはよく分かっていなかったのかもしれません。
*奥山治美・國枝英子・市川祐子著「油の正しい選び方・摂り方~最新・油脂と健康の科学~」農文協
やはり、江部先生が言われる
>リノール酸摂取を減らしてオリーブオイル(オレイン酸)、α-リノレン酸、EPA・DHAをしっかり摂取しましょう。
というのが結論のようですね。
リノール酸は必須脂肪酸の一つですが、摂り過ぎは害になるので、その常識を再認識させる報告と受け取りました。
2009/11/11, 13のブログでくわしく取り上げられていますね。リノール酸の摂りすぎで生ずる「リノール酸・アラキドン酸カスケードの亢進」がさまざまな病気の原因になる(*)ということは40年前にはよく分かっていなかったのかもしれません。
*奥山治美・國枝英子・市川祐子著「油の正しい選び方・摂り方~最新・油脂と健康の科学~」農文協
やはり、江部先生が言われる
>リノール酸摂取を減らしてオリーブオイル(オレイン酸)、α-リノレン酸、EPA・DHAをしっかり摂取しましょう。
というのが結論のようですね。
最近では以下の投稿が大変参考になり、早速取り入れて実践開始しています。
1)1月28日付け{ひめさ}さん【大豆粉でパンを焼く】
2)2月8日付け{MILK}さん【すき家の牛丼ミニ】
3)2月9日付{名古屋・h}さん【糖質制限の「主食もどき」レシピの試食結果】
私は、スーパー糖質制限1.5年経過の66歳男性で、お蔭様でインスリン注射に踏み込まずに留まっています。
料理は妻任せでしたことがありません。しかしこれからは、先生のご指導のみならず、読者皆さんの色々な情報や知恵をお借りして、楽しめる食餌を取って行きたいと思います。
{名古屋・h}さんがおっしゃる様に、このブログ上で読者間の情報交換が一層増えることを願っています。
1)1月28日付け{ひめさ}さん【大豆粉でパンを焼く】
2)2月8日付け{MILK}さん【すき家の牛丼ミニ】
3)2月9日付{名古屋・h}さん【糖質制限の「主食もどき」レシピの試食結果】
私は、スーパー糖質制限1.5年経過の66歳男性で、お蔭様でインスリン注射に踏み込まずに留まっています。
料理は妻任せでしたことがありません。しかしこれからは、先生のご指導のみならず、読者皆さんの色々な情報や知恵をお借りして、楽しめる食餌を取って行きたいと思います。
{名古屋・h}さんがおっしゃる様に、このブログ上で読者間の情報交換が一層増えることを願っています。
名古屋・h さん
「糖質量、エネルギー量(カロリー)」は全料理に記載してありますが
タンパク、脂質、塩分はないです。
今後可能かどうか検討してみます。
以下は検見崎聡美先生からのアドバイスです。
「おから」は、含ませる和風だしの分量がポイント。
そのため、「大さじ4~5」と幅を持たせています。
おからを握ったとき、まとまるくらいのかたさになるまで、
調節しつつ、加えてみていただきたいです。
また、お求めになった「おから」の性質&タイプ、
そのおからが含んでいる水分量と、
かたまりがなくなる程度に炒って水分を飛ばし、和風だしを加えて含ませるのですが、
炒り加減も、微妙に影響してはきます。
「しっとり感の出る何かを配合しよう」と思われたそうですが、
別のものを加えると味のバランスが違ってきます。
「糖質量、エネルギー量(カロリー)」は全料理に記載してありますが
タンパク、脂質、塩分はないです。
今後可能かどうか検討してみます。
以下は検見崎聡美先生からのアドバイスです。
「おから」は、含ませる和風だしの分量がポイント。
そのため、「大さじ4~5」と幅を持たせています。
おからを握ったとき、まとまるくらいのかたさになるまで、
調節しつつ、加えてみていただきたいです。
また、お求めになった「おから」の性質&タイプ、
そのおからが含んでいる水分量と、
かたまりがなくなる程度に炒って水分を飛ばし、和風だしを加えて含ませるのですが、
炒り加減も、微妙に影響してはきます。
「しっとり感の出る何かを配合しよう」と思われたそうですが、
別のものを加えると味のバランスが違ってきます。
2013/02/13(Wed) 10:41 | URL | ドクター江部 | 【編集】
江部先生
わざわざ回答いただき誠にありがとうございました。
最初に、糖質、カロリ-は確かに記載されていました。見落としてしまい失礼しました。
ただ、老眼の悲しさ、小さい文字は読みづらく見落としがちなので、お願いついでに改訂版では文字サイズを大きくしていただければ幸いです。
おからの調整方法が適当ではなかったようなのでアドバイスに従い、再トライしてみます。
使用したおからは真空パックのさらさらタイプで炒り方も強すぎたのでよりザラザラ感が残ったのかもしれません。
次回は普通のおからでやってみます。
丁寧なアドバイスありがとうございました。
検見崎先生によろしくお伝えください。
名古屋・h
わざわざ回答いただき誠にありがとうございました。
最初に、糖質、カロリ-は確かに記載されていました。見落としてしまい失礼しました。
ただ、老眼の悲しさ、小さい文字は読みづらく見落としがちなので、お願いついでに改訂版では文字サイズを大きくしていただければ幸いです。
おからの調整方法が適当ではなかったようなのでアドバイスに従い、再トライしてみます。
使用したおからは真空パックのさらさらタイプで炒り方も強すぎたのでよりザラザラ感が残ったのかもしれません。
次回は普通のおからでやってみます。
丁寧なアドバイスありがとうございました。
検見崎先生によろしくお伝えください。
名古屋・h
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