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第16回日本病態栄養学会年次学術集会に参加して
こんにちは。

しらねのぞるば さんから

「第16回日本病態栄養学会年次学術総会に参加して」という

コメントをいただきました。

第16回日本病態栄養学会年次学術集会の情報が、コンパクトに要約してありとても参考になります。
ありがとうございます。

東大糖尿病・代謝内科の植木先生

『脳はケトン体も利用できる』
『脂肪摂取率 25%未満でなければならないということに科学的根拠はない』
『蛋白質摂取量も体重基準で推奨しているが,これも科学的根拠はない』
『カロリー制限食に糖尿病患者の寿命を延長させるというエビデンスはない』

ニュートラルで、とても好感がもてる発言ですね。

清野先生はまあ、しょうがないとして、石田均先生、確かにここまで来ると「奇怪」ですね。

その後に続いた臨床最前線の方々の講演は、血糖値コントロールを良くするために、いかにカーボカウントを取り入れるか、という実にまっとうなお話ばかりだったというのは救いです。

「平均血糖変動幅、夜中の低血糖、食後高血糖」

・・・この3つが最近のキーワードですね。

いずれも、スーパー糖質制限食で改善します。

そして、空腹時血糖値とHbA1cの評価だけでは、「平均血糖変動幅、夜中の低血糖、食後高血糖」は全くわかりません。

さらに、「平均血糖変動幅、夜中の低血糖、食後高血糖」を悪化させるのは、糖質摂取だけで、タンパク質・脂質は無関係です。


江部康二



13/01/13 しらねのぞるば

第16回日本病態栄養学会年次学術総会に参加して

京都国際会館での第16回日本病態栄養学会年次学術総会に参加してまいりましたが,今回は糖尿病性腎症がメインテーマとのことで,糖質制限をテーマとしたものは,山田先生の1件のみでした(Meet the ExpertⅡ-1).先生は糖質=100g/日程度の糖質制限で血糖値変動を少なくすべきと,例によって多数のスライドで説明されました.

その後に続いた東大糖尿病・代謝内科の植木先生(Meet the ExpertⅡ-2)は,中立的な意見でしたが,興味を引いたのは,講演の折々で,

『脳はケトン体も利用できる』
『脂肪摂取率 25%未満でなければならないということに科学的根拠はない』
『蛋白質摂取量も体重基準で推奨しているが,これも科学的根拠はない』
『カロリー制限食に糖尿病患者の寿命を延長させるというエビデンスはない』

などを,サラリと述べておられました.

しかし,興ざめだったのは,これらの講演の最後に,座長指名により清野先生が,

『三大栄養素はすべて人間に必須のもの. インスリンを出さないことがいいことだという極端な議論ではなく,インスリンを分泌させて,血糖を筋肉や組織に取り込ませるのが正しい姿』

と締めくくり.これは昨年座長がDebateと全く関係ない発言で締めくくったので、今回は座長が言いたいことを代弁するようおおせつかったのでしょうか.

なお,驚いたのは,糖質制限どころか,カーボカウントにすら真っ向から反対という講演がありました.(Meet the ExpertⅢ-1).

またその理由というのが,【とてもわかりやすくできている】食品交換表にカーボカウントを持ち込むと計算が煩雑になるから反対だ,というので二重に驚いて思わず椅子から転げ落ちそうになりました.

賛否両論を出すという運営の設定上,否定論の役割を押し付けられたのでしょうが,これはあんまりですね.

これでは食品交換表のために患者があるのであって,患者のために食品交換表あるのではない,ということになってしまいます.

案の定,講演の後に出たのは,『食品交換表は使えない』『せいぜい表1,2くらいを参照する程度』と,否定的意見でした.

合同パネルディスカッションでは,糖尿病の食事療法がとりあげられていましたが,杏林大学の石田先生は相変わらずの『糖質制限では動脈硬化・腎症が悪化し,のみならず癌・総死亡率も上昇する』とのネガティブキャンペーンです.

ところがその根拠とするものは,やっぱりラットの動物実験と,例のBMJ論文だけでした.この2つのみを延々と多数のスライドで紹介して『糖質を摂らないと,心疾患で死ぬ』と断定していました.

最後に『食品交換表が理想的』とやっぱりねの結論.なお看過できないのは、糖尿病患者を侮辱するような発言もあったことです.

次回食品交換表改訂で,一部カーボカウントの考えを取り入れる予定と述べた後で,

『まあ,糖尿病の方,1,000万人いますからね.1%でも1万人ですからね,結構変な人もおられます.まあ,そういう人にはこういうオプション(=カーボカウントにようる糖質管理)で』

ときました.

こんな人が日本糖尿病学会の食事療法の中心にいていいものでしょうか?

ところがその後に続いた,臨床最前線の方々の講演は,血糖値コントロールを良くするために,いかにカーボカウントを取り入れるか,という実にまっとうなお話ばかりだったので,なおさら石田先生のスタンスの奇怪さが目立ちました.

皮肉なことに,今回の学会で一糖尿病患者にとって,もっとも参考になったのは,ランチョンセミナーでした.

1日目の『糖尿病の診療・療養指導における血糖自己測定の活用とピットフォール(落とし穴);LS-1-7』と,2日目の『CGMから見た糖尿病治療の最適化;LS-2-10』により,スポットデータに過ぎない空腹時血糖値と,平均血糖値指標であるHbA1cだけでは,食後高血糖などの急峻な日内血糖値変動,及び夜間の低血糖を見過ごしてしまい,病態が全く異なるのに,同じ治療・投薬が行われてしまう危険性をあきらかにしていました.




テーマ:糖尿病
ジャンル:ヘルス・ダイエット
コメント
早朝血糖値
はじめまして、江部先生
糖質制限初めて2カ月ほど経つのですが
早朝血糖値が高いです
私の場合、苦ではないので朝と昼は食べません
夕御飯はだいたい9時すぎに食べるのですが
そのときの血糖値はだいたい100前後で
2時間後も100から120の間です、糖質は30gから40g程度摂っています
それから就寝後だいたい6時間ほどで起床するのですが
そのときは130ぐらいあります、そして時間が経つごとに上がっていきピークで160ぐらいになります。
これが暁現象なのでしょうか?
このような状態はどうしたらよいのでしょうか?

2013/01/14(Mon) 16:00 | URL | hiro | 【編集
Re: 早朝血糖値
hiroさん

暁現象と思います。

糖質を20gに減らしてみては如何でしょう。

2011年12月23日(金)の本ブログ記事
「糖質制限食でHbA1cの改善、暁現象への対応は?」
もご参照ください。
2013/01/14(Mon) 16:38 | URL | ドクター江部 | 【編集
戦争と人間みたいな
司馬遼太郎もいってますが、この映画でも頑迷な陸軍参謀(特に関東軍)が描かれています。この学会の“重鎮”はまるでこの参謀、陸軍指導部みたいですね。科学的に、そして患者の立場でということがぬけているのでしょうか?それにしても一万人くらいは変な人がいるって…。いやいやDMだけじゃなくてももっともっと“変な人”これから生まれていきますよ。しっかり主張する人がね。
2013/01/14(Mon) 18:15 | URL | denzoumorizou | 【編集
糖質制限して改善した事
いつも書籍、講演会、ブログを拝見してお世話になっております。
両親に糖尿病の既往があり、発症防止の為に2年前から糖質制限している41歳女性のnakaと申します。
BMI 4年前26.8→現在23.5 HBAIC5.6→5.2 尿糖2+ → −
あと体脂肪、HDL-COも数値は正常値に改善し、
もっと嬉しい事は、寝ている時に頻発したこむら返りが消失。美肌、美髮、爪も強くなりました。眠けもありません。食後お腹が空く事もなくなりました。精神的にも浮き沈みがなくなり、感情が安定しています。
よい事が多すぎてもう元には戻れません。
何と先生にお礼を申し上げてよいのやら。感謝ばかりです。
あとすみません、もしよかったら教えて下さい。
薬を処方される場合、
例えば、シナールでしたら、顆粒は甘いので錠剤にしてもらいます。
糖衣の薬や漢方の甘いものは避けた方がよいのでしょうか?
先生のこれからの益々のご発展を願っています。
2013/01/14(Mon) 19:13 | URL | naka | 【編集
Re: 糖質制限して改善した事
naka さん

漢方の甘いエキス、小建中湯とかは、麦芽の飴が入っているので避けた方が無難です。
普通のエキスは、60%くらいの乳糖がありますが、2.5gで1袋で1.5gの糖質なので
まず問題ないと思います。

糖衣錠も、まず大丈夫です。
2013/01/14(Mon) 20:52 | URL | ドクター江部 | 【編集
私は糖質管理食派で制限派ではないのですが、病態栄養学会での内容にショックでした。2日目の石田先生の後、京大病院の管理栄養士の幣先生が糖尿病性腎症のところで、1-2期についても、タンパク質1-1.2g/Kgにしようと発表されておりました。脂質エネルギー比25%を石田先生が力説しておられましたが、血糖コントロールに大切な糖質エネルギー比を上げるのかと目を疑いました!!糖尿病薬をもっと使うということでしょうか?1日目の腎臓病学会・糖尿病学会・病態栄養学会の3学会の合同講演でそのような話になったのでしょうか?(2日目のみの参加でしたので・・)糖質制限で心疾患の動物実験については、午前の山田悟先生は、ラットのえさが粗悪なカゼイン中心であったなど詳しく調べておられましたが、午後の石田先生はその背景は調査しておられませんでした。ランチョンセミナーでのCGMの某先生は、以前よりメーカーに命を狙われるかもと冗談を言いながら、本当のデーターを出して講演されており私も大ファンです。早く若手の先生への世代交代を望みます。
2013/01/15(Tue) 18:13 | URL | チェリー | 【編集
Re: タイトルなし
チェリー さん

CGMが全てを語ってくれてますね。

糖質を管理するか制限しなければ、
最大の酸化ストレスリスクとなる
食後高血糖も平均血糖変動幅増大も決して防げません。

真実に後押しされた世代交代は時間の問題でしょうか?
2013/01/15(Tue) 18:18 | URL | ドクター江部 | 【編集
病態栄養学会での講演
山田・石田・幣先生の講演とほぼ同一の内容は、この号に掲載されるでしょう

Diabetes Frontier 2013年2月号(Vol.24 No.1)
m-review.co.jp/shop/goods.html?item_base_id=214

■特集 食事療法を見直す

○総説 血糖変動と心血管イベント/永井義夫

1.糖尿病における食事療法の意義/伊藤千賀子
2.栄養バランスのエビデンス/山田 悟
3.食品交換表はこう変わる/石田 均
4.外来で医師が行う食事指導/福田正博
5.腎症を伴った患者の食事指導/高橋徳江
6.男性独身患者のための調理実習/渡邊史子
7.食事療法を成功に導くコーチングの実際/坂根直樹
8.糖質制限食の現状と課題/宇都宮一典
9.実践カーボカウント~管理栄養士の立場から~/幣 憲一郎
10.実践カーボカウントはこうして行う/黒田暁生
2013/01/16(Wed) 11:13 | URL | 精神科医師A | 【編集
糖質制限と腎機能
糖質制限を長期に実施して、腎機能に影響を与えるかのフォローが必要です。最新注目されているのは、L-FABPです
http://www.anywhere-plus.org/l-fabp/info/index.php?id=63

日本人を対象とした臨床研究もあります
http://care.diabetesjournals.org/content/early/2012/12/02/dc12-1298.abstract
(紙版の出版後、3カ月経過で全文が無料閲覧できます)
2013/01/16(Wed) 12:00 | URL | 精神科医師A | 【編集
Re: 病態栄養学会での講演
精神科医師A さん。


Diabetes Frontier 2013年2月号(Vol.24 No.1)

購入します。
2013/01/16(Wed) 14:30 | URL | ドクター江部 | 【編集
Re: 糖質制限と腎機能
精神科医師A さん

ありがとうございます。

L-FABP・・・健康保険に収載されているようですので、検査してみようと思います。
2013/01/16(Wed) 14:46 | URL | ドクター江部 | 【編集
糖質制限勧めず
糖質制限勧めず、DM学会声明案
「炭水化物50%-60%、1日100g以上に」
www.m3.com/clinical/news/article/164453/
2013年1月15日m3.com編集部

 日本糖尿病学会が今年出す見通しの「糖質制限を含めた食事量をめぐる声明案」の概要が明らかになった。1月13日に開催された第16回日本病態栄養学会年次学術集会で、日本糖尿病学会食事療法委員会の委員長を務める宇都宮一典氏(東京慈恵会医科大学糖尿病・代謝・内分泌内科教授)が説明した。

 まず、肥満の是正について明記。肥満の是正は糖尿病の予防と治療で重要であり、総エネルギー制限を最優先にすると強調した。

 その上で、「総エネルギー制限をせずに、炭水化物を100g以下に制限するのは、長期的な有用性や安全性のエビデンスが不足しており勧められない」と指摘。1日当たりの糖質の摂取量は100g以上にすべきであると推奨した。

 炭水化物とたんぱく質、脂質の構成比は、従来の考え方を改めて確認。「炭水化物は50%-60%、たんぱく質は20%以下を目標とする。脂質の摂取上限は25%とする」と説明。n-3不飽和脂肪酸の摂取を増やすといった脂肪酸の構成にも配慮すると付記した。

 糖質制限は今後の検討課題と位置付けた。「炭水化物量の摂取は議論がある。問題と認識して、炭水化物40%-50%の減量効果は積極的に検討課題にすべきである。生活習慣病は、日本人の食習慣を考えないと持続しない」と解説している。

 今後、日本糖尿病学会は、パブリックコメントを募集した上で、声明を発表する方針だ。
2013/01/16(Wed) 22:58 | URL | 精神科医師A | 【編集
日本成人病(生活習慣病)学会
今、話題の糖質制限食は寿命を延ばすことができるのか?

www.carenet.com/news/prognosis/carenet/33045

 糖尿病の食事療法は、カロリー制限が標準的な治療として実践されている。しかし、継続できない患者が少なからずいることも事実だ。そこで、カロリー摂取量は無制限にして、糖質(炭水化物)だけを制限する『糖質制限食』が提唱され、昨今わが国でも話題となっている。糖質制限食は、短期的(数週間~数年間)な減量や動脈硬化リスクファクター改善に有効であることが臨床的に示されているが、長期的なアウトカムや安全性についてはこれまで明らかではなかった。

 今回、国立国際医療研究センター病院 糖尿病・代謝・内分泌科の能登洋氏らは、糖質制限食による死亡・心血管疾患イベントのメタアナリシスを行った。この結果が第47回日本成人病(生活習慣病)学会で発表される事前に、ケアネットでは単独インタビューを実施した。

糖質制限食により総死亡リスクが有意に増加する
 能登氏はMedline、EMBASE、ISI Web of Science、Cochrane Library、ClinicalTrials.gov、医中誌を用いて2012年9月12日までの検索を行い、その該当文献中の引用文献から適切な研究を選択し、システマティックレビューを実施した。その結果、492報が該当し、メタアナリシスに9報を精選した。

 総死亡については4つのコホート研究(6サブグループ)が解析対象となった(追跡期間5~26年)。227,216人(女性66%)のうち、総死亡者数は15,981人であり、糖質制限食の遵守は、総死亡に対する有意なリスクファクターであった〔調整リスク比 1.31(95%信頼区間:1.08~1.59)、p=0.007〕。

 また、心血管疾患死については3つのコホート研究(5サブグループ)が解析対象となった(追跡期間10~26年間)。249,272人(女性67%)のうち、心血管疾患死亡者数は3,214人であり、心血管疾患死に対して、糖質制限食遵守は有意なリスクファクターとして認められなかった〔調整リスク比 1.10(95%信頼区間:0.98~1.24)、p=0.12〕。同様に、心血管疾患発症に対しても有意なリスクファクターではなかった〔調整リスク比 0.98(95%信頼区間:0.78~1.24)、p=0.87〕。

 能登氏らの研究結果は、糖尿病患者への影響は不明であるものの、糖質制限食の長期的な有用性は認められず、むしろ死亡リスクが有意に増加することを示唆した。米国糖尿病協会(ADA)のガイドラインにおいては「糖質制限食、低脂肪食、カロリー制限食、地中海食は短期間(2年まで)の減量には有効」と記述されており、能登氏は「短期間(2年まで)」と表記されていることが重要だと述べる。これは最近発表された2013年版においても変わっていない。すなわち、継続性や減量効果の持続性や長期アウトカムについては不明であったからだ。したがって、患者さんには「糖質制限食は短期的な(2年まで)減量効果や動脈硬化リスクファクターの改善効果があるものの、続けやすい食事療法ではなく、長期的には体重も戻りやすく生命の危険性の可能性もある」ことを伝えることが大事だとし、薬物治療を実施している糖尿病患者さんでは低血糖を回避するためにも、糖質制限食だけでなく、どのような食生活をしているかについて尋ねることも重要だと述べた。患者さんは食生活について(とくに遵守できていない場合)、主治医に自ら話したがらないことも多いので、医療スタッフが患者さんに尋ねることが、患者さんの食生活の把握には有効だとしている。
2013/01/16(Wed) 23:04 | URL | 精神科医師A | 【編集
糖質制限食の長期的効用について
日経メディカルに下記内容が掲載されていました。
今回の論文は、「いずれも一般人や医療者を対象にした試験であり、糖尿病患者への影響は不明だ。」としています。 情報まで

第47回日本成人病(生活習慣病)学会より
糖質制限食の長期的効用は認められず
メタ解析の結果、総死亡リスク増加の懸念も
2013. 1. 15
 糖質制限食について長期的な効用は認めず、むしろ死亡リスクが有意に増加する。
こんなメタアナリシスの結果を1月12日、国立国際医療研究センター病院糖尿病・代謝・内分泌科医長の能登洋氏が第47回日本成人病(生活習慣病)学会で発表した。

 近年、減量法や糖尿病治療として炭水化物の摂取量を減らす糖質制限食が注目されている。
数週間~数年間の減量や動脈硬化リスクファクター改善の有効性が示唆されているものの、長期的なアウトカムや安全性については明らかになっていない。
能登氏らは、MedLine、EMBASEなどの検索エンジンを用いて、“low-carbohydrate diet”や“carbohydrate-restricted diet”などのキーワードで関連する研究を選択し、メタアナリシスを行った。

 メタアナリシスの対象として選択された論文は全9件で、対象者は27万2216人(女性66%、追跡期間5~26年)。総死亡数は1万5981人だった。

 総カロリーに占める糖質の割合をスコア化し(low-carbohydrate score;LCスコア)、糖質の割合が低い(30~40%)群と高い(60~70%)群を比較した結果、総死亡リスクは低糖質群で31%、有意に増加した(調整リスク比の95%信頼区間は1.07-1.59、)。
「低糖質・高蛋白質」群と「高糖質・低蛋白質」群を比較した結果(LC/HPスコア)でも、前者で総死亡リスクは22%、有意に増加(同1.02-1.46)。糖質制限食による長期的な効用は認めなかった。

 心血管疾患死については低糖質群で10%増加したが、有意差は認めなかった(同0.98-1.24)。
また、心血管疾患発症リスクはLCスコアでの検討では有意差はなく、LC/HPスコアで検討していた1文献では有意差を認めていた。

 結果について能登氏は、「糖質制限食をし好する人は、脂肪や動物性蛋白質の摂取量が高値となる傾向にあり、総死亡の増加への関与が想定される」と話した。
ただし、「今回の検討では糖質の特徴や蛋白質源などの影響は加味されていない。これらの解析を含む長期介入研究が必要だ」とした。

 今回検討した論文は、いずれも一般人や医療者を対象にした試験であり、糖尿病患者への影響は不明だ。
糖尿病患者の中には医師に告げずに糖質制限食を実践し、血糖コントロールに影響を及ぼしているケースもある。
能登氏は「今回の検討結果から糖質制限食に対して賛成・反対は言い切れない。
しかし、薬物治療を行っている患者では低血糖リスクも鑑み、バランスよく食事を摂取することの大切さを伝える必要があるのではないか」と話している。
http://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/hotnews/int/201301/528564.html
2013/01/17(Thu) 08:07 | URL | maw | 【編集
蛋白質の量
> 京大病院の管理栄養士の幣先生が糖尿病性腎症のところで、1-2期についても、タンパク質1~1.2g/kgにしよう

東京女子医大糖尿病センターは糖質制限食に批判的だが、糖尿病透析予防としてこのようなことを言っている

http://twmu-diabetes.jp/network/diabetes-news-no132.php

「腎症第2期(早期腎症)では総エネルギー25~30kcal/kg/日、たんぱく質1.0~1.2g/kg/日」

Evidenceをぜひ拝見したいところだが…
2013/01/17(Thu) 08:40 | URL | 精神科医師A | 【編集
Re: 糖質制限勧めず
精神科医師Aさん

情報をありがとうございます。
記事にしたいと思います。
2013/01/17(Thu) 18:40 | URL | ドクター江部 | 【編集
Re: 日本成人病(生活習慣病)学会
精神科医師Aさん

情報をありがとうございます。
記事にしたいと思います。
2013/01/17(Thu) 18:41 | URL | ドクター江部 | 【編集
Re: 糖質制限食の長期的効用について
maw さん

情報をありがとうございます。
記事にしたいと思います。
2013/01/17(Thu) 18:43 | URL | ドクター江部 | 【編集
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