2013年01月06日 (日)
おはようございます。
e10go さんから糖質制限食で、肝機能、眠気、爪、集中力など改善という嬉しいコメントをいただきました。
【13/01/05 e10go
病名
すみません。他のスレに間違って投稿していたので、再度同じ内容を投稿させてもらいます。
病名の話が出ていますが、糖尿病も、糖尿病ではないけど血糖(値)の異状による症状も含めて「血糖不全症候群」というのは如何でしょうか。
ここからは、先の投稿とは別に追加投稿です。
私は一応健康体?ですが、気まぐれで去年の3月から糖質制限を行っています。
3食とも主食(ご飯、麺類)抜きで代わりに豆腐、玉子、肉類を増やしています。極まれにご飯、うどん、パンを食べる事はあります。
糖質制限を始めてから2週間後に健康診断を受けて、その6ヵ月後(58歳の誕生月)にも健康診断を受けました。
結果は以下の通りです。
項目:前回/今回
検診日:3月28日/9月19日
身長:169.4/168.8
体重:59/53
血圧:120-80/136-70
中性脂肪:90/59
HDL:51/57
LDL:110/123
AST(GOT):45/30
ALT(GPT):81/34
γ-GTP:13/13
随時血糖:85/90
HbA1c:4.9/4.9
前回の結果を見た時、肝機能のGOT、GPTが基準を超えていたので、「肝硬変から肝癌のコースに乗ったか?」なんてことが頭に浮かびました。
しかし、「糖質制限を始めて肝機能の数値が良くなった例(*)があるから、このまま糖質制限を続ければ何とかなるでしょ」と気軽に構えていました。
半年後の結果は、GOT、GPTともにほぼ正常値になっていました。結果を見て「糖質制限やって良かったね」と思いました。
この他に糖質制限を始めて変わった点は幾つかあります。
・足の親指の爪が頑丈になった。
糖質制限を始める3ヶ月前に、爪の付け根の部分が柔らかく腐った様になり剥がれる事がありましたが、糖質制限を始めて2ヶ月位経つと爪が頑丈になり、剥がれなくなりました。
爪の件は糖質制限と関係ないかもしれませんが、糖質制限後にその他の爪も頑丈になって(厚みが増して)います。
・日中の異常な眠気が無くなった。
以前は週4~5回は異常に眠くなっていましたが、今では1~2回少し眠くなることがある位です。
・夕方の集中力減少が減った。
昼食後直ぐの頃はどうという事は無くて時間が経つほど集中力がなくなっていたのが、糖質制限を始めてからそういう事が少なくなりました。
・夕食前に顔面(唇、頬)、手、足の痺れや震え、発汗が起きた事がありますが(糖質制限の1ヶ月前と3ヶ月前頃の2回。これはもしかして、低血糖症?)、糖質制限後は起きていません。
こうやって振り返ると、糖質制限を始める前から健康体と思っていましたが、糖尿病の一歩手前だったのかもしれません。
何れにしても、糖質制限を始めてからは糖尿病の心配は無いだろうと思っています。
(*)なお、私が糖質制限を始めたのは、こちらで話題になっている湿潤療法の夏井先生のホームページが切っ掛けで、そこで6ヶ月間参考にしてから始めました。
その後、去年の6月頃からこちらの日記を参考にさせてもらっています。
糖質制限を広めた江部先生、糖質制限を紹介してくれた夏井先生に感謝しています。】
e10go さん
肝機能改善。
爪が頑丈になった。
異常な眠気がなくなった。
集中力改善。
低血糖症状改善。
そうですね。
健康体と思っていても、これだけの症状が良くなったのですから、以前は問題があったのでしょうね。
いずれも糖質制限食で期待できる想定範囲内の改善です。
爪に関しても、丈夫になり、爪がよく伸びるようになります。
私も糖質制限食を実践している友人も、「爪よく切っているね」と周囲から言われます。
全身の血流・代謝が良くなるので、いろんな症状が改善すると思われます。
e10go さん、正常痩せ型くらいなのですが、肝機能の改善は内臓脂肪や脂肪肝があったのが良くなった可能性があります。
現在体重53kgとやや痩せすぎですので、脂質・タンパク質はしっかり摂取してBMI:20以上を目指してくださいね。
夏井先生がもうすぐ、糖質制限食の本を刊行されると思いますので楽しみです。
江部康二
e10go さんから糖質制限食で、肝機能、眠気、爪、集中力など改善という嬉しいコメントをいただきました。
【13/01/05 e10go
病名
すみません。他のスレに間違って投稿していたので、再度同じ内容を投稿させてもらいます。
病名の話が出ていますが、糖尿病も、糖尿病ではないけど血糖(値)の異状による症状も含めて「血糖不全症候群」というのは如何でしょうか。
ここからは、先の投稿とは別に追加投稿です。
私は一応健康体?ですが、気まぐれで去年の3月から糖質制限を行っています。
3食とも主食(ご飯、麺類)抜きで代わりに豆腐、玉子、肉類を増やしています。極まれにご飯、うどん、パンを食べる事はあります。
糖質制限を始めてから2週間後に健康診断を受けて、その6ヵ月後(58歳の誕生月)にも健康診断を受けました。
結果は以下の通りです。
項目:前回/今回
検診日:3月28日/9月19日
身長:169.4/168.8
体重:59/53
血圧:120-80/136-70
中性脂肪:90/59
HDL:51/57
LDL:110/123
AST(GOT):45/30
ALT(GPT):81/34
γ-GTP:13/13
随時血糖:85/90
HbA1c:4.9/4.9
前回の結果を見た時、肝機能のGOT、GPTが基準を超えていたので、「肝硬変から肝癌のコースに乗ったか?」なんてことが頭に浮かびました。
しかし、「糖質制限を始めて肝機能の数値が良くなった例(*)があるから、このまま糖質制限を続ければ何とかなるでしょ」と気軽に構えていました。
半年後の結果は、GOT、GPTともにほぼ正常値になっていました。結果を見て「糖質制限やって良かったね」と思いました。
この他に糖質制限を始めて変わった点は幾つかあります。
・足の親指の爪が頑丈になった。
糖質制限を始める3ヶ月前に、爪の付け根の部分が柔らかく腐った様になり剥がれる事がありましたが、糖質制限を始めて2ヶ月位経つと爪が頑丈になり、剥がれなくなりました。
爪の件は糖質制限と関係ないかもしれませんが、糖質制限後にその他の爪も頑丈になって(厚みが増して)います。
・日中の異常な眠気が無くなった。
以前は週4~5回は異常に眠くなっていましたが、今では1~2回少し眠くなることがある位です。
・夕方の集中力減少が減った。
昼食後直ぐの頃はどうという事は無くて時間が経つほど集中力がなくなっていたのが、糖質制限を始めてからそういう事が少なくなりました。
・夕食前に顔面(唇、頬)、手、足の痺れや震え、発汗が起きた事がありますが(糖質制限の1ヶ月前と3ヶ月前頃の2回。これはもしかして、低血糖症?)、糖質制限後は起きていません。
こうやって振り返ると、糖質制限を始める前から健康体と思っていましたが、糖尿病の一歩手前だったのかもしれません。
何れにしても、糖質制限を始めてからは糖尿病の心配は無いだろうと思っています。
(*)なお、私が糖質制限を始めたのは、こちらで話題になっている湿潤療法の夏井先生のホームページが切っ掛けで、そこで6ヶ月間参考にしてから始めました。
その後、去年の6月頃からこちらの日記を参考にさせてもらっています。
糖質制限を広めた江部先生、糖質制限を紹介してくれた夏井先生に感謝しています。】
e10go さん
肝機能改善。
爪が頑丈になった。
異常な眠気がなくなった。
集中力改善。
低血糖症状改善。
そうですね。
健康体と思っていても、これだけの症状が良くなったのですから、以前は問題があったのでしょうね。
いずれも糖質制限食で期待できる想定範囲内の改善です。
爪に関しても、丈夫になり、爪がよく伸びるようになります。
私も糖質制限食を実践している友人も、「爪よく切っているね」と周囲から言われます。
全身の血流・代謝が良くなるので、いろんな症状が改善すると思われます。
e10go さん、正常痩せ型くらいなのですが、肝機能の改善は内臓脂肪や脂肪肝があったのが良くなった可能性があります。
現在体重53kgとやや痩せすぎですので、脂質・タンパク質はしっかり摂取してBMI:20以上を目指してくださいね。
夏井先生がもうすぐ、糖質制限食の本を刊行されると思いますので楽しみです。
江部康二
◇ADA,糖尿病患者の降圧目標値を140/80mmHgに緩和-2013年ガイドライン
mtpro.medical-tribune.co.jp/mtpronews/1212/1212071.html
米国糖尿病学会(ADA)はこのほど発表した臨床ガイドライン“Clinical Recommendation 2013”で,糖尿病患者の降圧目標値を130/80mmHgから140/80mmHgに緩和することを明らかにした(Diabetes Care 2013; 36: S11-S66)。
◆UKPDS,HOT試験のエビデンスに立ち返る
同ガイドラインでは1989年から年1回ごとに改訂を実施。今回の改訂で,糖尿病患者の収縮期血圧(SBP)の目標値がこれまでの130mmHgから140mmHgに緩和された。ただし,若年者などより積極的な降圧が適切と考えられる場合には,治療による負担が生じない範囲で130mmHg程度のより低い目標値を設定してもよいとの推奨も行われている。拡張期血圧については従来通り80mmHg未満が目標値とされた。
改訂の背景について,ガイドラインでは2000年ごろに報告されたUKPDSやHOTなどのランダム化比較試験(RCT)において,糖尿病患者の血圧値を140/80mmHg未満に低下させるベネフィットが証明されたが,より積極的な降圧の意義を検討したACCORDやADVANCEといった最近のRCTではその意義が示されなかったと説明。
腎保護,脳卒中リスク軽減が期待できる場合は積極的降圧も考慮
ガイドラインではまた,今回の緩和は糖尿病患者の降圧療法を軽視するものではないとも強調されている。例えば,長期の積極的な降圧による腎保護が期待できる患者や脳卒中リスクの懸念がある患者などでは,十分な話し合いを行い,かつ降圧薬による治療負担が過剰にならない場合に限り,従来通りSBP130mmHg未満を目指す治療も行えるとの見解が述べられている。
この他,患者の血圧が120/80mmHgを超えた場合には血圧値を低下させるための生活習慣改善を指導すること,140/80mmHg以上の高血圧と確定診断された場合には生活習慣改善に加え薬物療法を「速やかに」開始することなども追加された。
日本では糖尿病患者の高血圧治療の開始基準は140/90mmHg以上,降圧目標は130/80mmHg未満(尿蛋白1g/日以上の腎症合併患者では125/75mmHg未満)と推奨。ただし高齢者の場合はSBPの上限をやや高めに設定し,慎重に降圧すべきとの見解も示されている (参考:日本高血圧学会「高血圧治療ガイドライン2009」,日本糖尿病学会「糖尿病治療ガイド2012-2013」)。
* *
日経メディカル2012年12月号特別編集版「脳心血管疾患の最新動向」
糖尿病合併患者はより降圧すべきなのか?
medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/report/t191/201301/528279.html
日本の観察研究である端野・壮瞥町研究も、130/80mmHgという数値を支持する。対象を耐糖能正常群と耐糖能異常群に分け、血圧階層別に心血管疾患による死亡の相対危険度を年齢・性別で調整し、検討した。
その結果、収縮期血圧が耐糖能正常群では140mmHg以上、耐糖能異常群では130mmHg以上になると、有意にリスクが高まった。拡張期血圧でも同様に、耐糖能正常群では90mmHg以上、耐糖能異常群では80mmHg以上で有意にリスクが上昇した
medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/report/t191/201301/528279.html
mtpro.medical-tribune.co.jp/mtpronews/1212/1212071.html
米国糖尿病学会(ADA)はこのほど発表した臨床ガイドライン“Clinical Recommendation 2013”で,糖尿病患者の降圧目標値を130/80mmHgから140/80mmHgに緩和することを明らかにした(Diabetes Care 2013; 36: S11-S66)。
◆UKPDS,HOT試験のエビデンスに立ち返る
同ガイドラインでは1989年から年1回ごとに改訂を実施。今回の改訂で,糖尿病患者の収縮期血圧(SBP)の目標値がこれまでの130mmHgから140mmHgに緩和された。ただし,若年者などより積極的な降圧が適切と考えられる場合には,治療による負担が生じない範囲で130mmHg程度のより低い目標値を設定してもよいとの推奨も行われている。拡張期血圧については従来通り80mmHg未満が目標値とされた。
改訂の背景について,ガイドラインでは2000年ごろに報告されたUKPDSやHOTなどのランダム化比較試験(RCT)において,糖尿病患者の血圧値を140/80mmHg未満に低下させるベネフィットが証明されたが,より積極的な降圧の意義を検討したACCORDやADVANCEといった最近のRCTではその意義が示されなかったと説明。
腎保護,脳卒中リスク軽減が期待できる場合は積極的降圧も考慮
ガイドラインではまた,今回の緩和は糖尿病患者の降圧療法を軽視するものではないとも強調されている。例えば,長期の積極的な降圧による腎保護が期待できる患者や脳卒中リスクの懸念がある患者などでは,十分な話し合いを行い,かつ降圧薬による治療負担が過剰にならない場合に限り,従来通りSBP130mmHg未満を目指す治療も行えるとの見解が述べられている。
この他,患者の血圧が120/80mmHgを超えた場合には血圧値を低下させるための生活習慣改善を指導すること,140/80mmHg以上の高血圧と確定診断された場合には生活習慣改善に加え薬物療法を「速やかに」開始することなども追加された。
日本では糖尿病患者の高血圧治療の開始基準は140/90mmHg以上,降圧目標は130/80mmHg未満(尿蛋白1g/日以上の腎症合併患者では125/75mmHg未満)と推奨。ただし高齢者の場合はSBPの上限をやや高めに設定し,慎重に降圧すべきとの見解も示されている (参考:日本高血圧学会「高血圧治療ガイドライン2009」,日本糖尿病学会「糖尿病治療ガイド2012-2013」)。
* *
日経メディカル2012年12月号特別編集版「脳心血管疾患の最新動向」
糖尿病合併患者はより降圧すべきなのか?
medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/report/t191/201301/528279.html
日本の観察研究である端野・壮瞥町研究も、130/80mmHgという数値を支持する。対象を耐糖能正常群と耐糖能異常群に分け、血圧階層別に心血管疾患による死亡の相対危険度を年齢・性別で調整し、検討した。
その結果、収縮期血圧が耐糖能正常群では140mmHg以上、耐糖能異常群では130mmHg以上になると、有意にリスクが高まった。拡張期血圧でも同様に、耐糖能正常群では90mmHg以上、耐糖能異常群では80mmHg以上で有意にリスクが上昇した
medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/report/t191/201301/528279.html
2013/01/06(Sun) 12:15 | URL | 精神科医師A | 【編集】
かあか さん。
摂食状況の改善、良かったですね。
糖質制限食は、人類本来の食生活ですので、人類の健康食といえます。
さまざまな症状が良い方に向かう可能性があります。
「脳はバカ、腸はかしこい」藤田紘一郎著(三五館)2012年
が参考になるかもしれません。
摂食状況の改善、良かったですね。
糖質制限食は、人類本来の食生活ですので、人類の健康食といえます。
さまざまな症状が良い方に向かう可能性があります。
「脳はバカ、腸はかしこい」藤田紘一郎著(三五館)2012年
が参考になるかもしれません。
2013/01/08(Tue) 10:23 | URL | ドクター江部 | 【編集】
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