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AHA/ADA、人工甘味料が体重や血糖の管理に役立つ可能性を指摘
こんばんは。

精神科医師Aさんから、人工甘味料の情報、第2弾をコメントいただきました。

ありがとうございます。

「飲料や食品などに含まれる砂糖を非栄養性甘味料(non-nutritive sweetener;NNS)で代用することにより,体重管理や糖尿病患者の血糖管理に役立つ可能性がある」

との声明を、米国心臓協会(AHA)と米国糖尿病学会(ADA)がだしたそうです。

さらにDiane Reader氏が

「炭水化物制限食にNNSを用いれば,効果的に炭水化物の摂取が抑制でき,これが体重と糖尿病の管理に役立つかもしれない」

と述べており、糖質制限食(炭水化物制限食)が米国心臓協会(AHA)と米国糖尿病学会(ADA)において普通に認知されている印象を受けました。

喜ばしいことですね。



江部康二




12/12/23 精神科医師A

AHA/ADAの声明
mtpro.medical-tribune.co.jp/mtnews/2012/M45380231/

◇AHA/ADAが非栄養性甘味料に関する声明を発表。砂糖の代用で体重や血糖の管理に役立つ可能性

〔米テキサス州ダラス〕米国心臓協会(AHA)と米国糖尿病学会(ADA)は「飲料や食品などに含まれる砂糖を非栄養性甘味料(non-nutritive sweetener;NNS)で代用することにより,体重管理や糖尿病患者の血糖管理に役立つ可能性がある」とする声明をCirculation(2012; 126: 509-519)とDiabetes Care(2012; 35: 1798-1808)に発表した。ただし,「カロリーと砂糖の摂取を抑える上で,この代用が長期的に有効かどうかについて結論を出すには,科学的エビデンスが不足している」としている。

*糖尿病リスク低下につながる可能性

食事に含まれる糖質の高摂取は心血管疾患や肥満の原因となり,ひいては2型糖尿病の発症につながりうる。

AHAが推奨する食品中の添加砂糖(added sugar)の1日摂取量は,女性では100kcal以下,男性では150kcal以下である。この推奨値は,砂糖を多く含む食事が肥満や脂質異常症といった冠動脈性心疾患のリスクを高めることを示した研究に基づいている

スタンフォード大学(カリフォルニア州スタンフォード)内科学のChristopher Gardner准教授は「砂糖を多く含む食品や飲料は,一般的に高カロリーで栄養価が低い傾向にある。NNSは特効薬ではないが,適切に使えば食事に含まれる砂糖の量を減らし,摂取カロリーを制限できる。こうして体重を良好に管理できれば,最終的には糖尿病のリスク低下にもつながりうる」と述べた上で,ただし注意点もあると指摘している。

*6種類のNNSを研究

今回の声明は,主に6種類のNNS〔アスパルテーム,アセスルファムカリウム,ネオテーム,サッカリン,スクラロース,植物性甘味料(ステビア)〕に関する先行研究のレビュー結果に基づいている。それによると,砂糖などの高カロリー甘味料の代替にNNSを用いることが,糖尿病管理に重要な炭水化物の摂取制限,カロリー制限,体重や食欲のコントロール,および糖尿病と心疾患に関連する他の危険因子の減少に有用かどうかについては,データが不十分なため,結論は出ていない

Gardner准教授は「NNSの潜在的な効果を見極めるのは難しい。なぜならNNS代用による効果はNNSを含有する食品や飲料が1日の食事の中でどのように摂取されるかに左右されるからだ」と述べている

例えば「150kcalの清涼飲料の代わりにNNSを使った飲料を選択しても,その日のうちに300kcalのケーキやクッキーを摂取してしまうと,減らしたカロリーより摂取したカロリーの方が多くなるため,NNSは結果的に体重減少にはつながらない。しかし,150kcalの清涼飲料の代わりにNNSを使った飲料を選択し,その減少分のカロリーを後に摂取しなければ,摂取カロリーの総量は減るため体重管理に役立つ可能性がある」と説明している

*炭水化物制限食への利用にも有効か

また,NNSには低カロリーという利点だけでなく,砂糖の代わりとなりうるというメリットもあり,この点から糖尿病患者にとって有用といえる

声明共同作成者(ADA)の1人で,国際糖尿病センター(ミネソタ州ミネアポリス)の専門トレーニングマネジャーであるDiane Reader氏は「NNSを使った清涼飲料は血糖値をあまり上昇させないので,こうした商品が加わることで,糖尿病患者が選べる甘味商品の種類が増える」と説明している。とはいえ,NNS含有商品にも注意は必要で,「NNSが使われている食品が必ずしも,“無糖”または“健康的な食品”というわけではない」と述べている

同氏は「炭水化物制限食にNNSを用いれば,効果的に炭水化物の摂取が抑制でき,これが体重と糖尿病の管理に役立つかもしれない」と述べている

なお,今回の声明を発表するに当たり,非栄養性甘味料の安全性については評価されていない。ただし,今回の6種類のNNSはいずれも米食品医薬品局(FDA)の承認を受け,既に販売されているため,安全性は認められているとの前提に立っている

Gardner准教授は,ダイエット中,または砂糖の摂取を減らしたい人に向け「NNSを使った“ダイエット食品”を選択することによる食事全体への影響を考慮する必要がある。カロリーや砂糖の摂取を減らすには,野菜や果物,食物繊維の豊富な全粒穀物,無脂肪または低脂肪の乳製品など砂糖や非栄養性甘味料を用いていない食品を選択する方法もある」

と述べている


テーマ:糖質制限食
ジャンル:ヘルス・ダイエット
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