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クローズアップ現代、糖尿病を手術で治す・・・にもの申す! 追加
おはようございます。

「クローズアップ現代、糖尿病を手術で治す・・・」

に関して、さらに追加コメントをいただきました。

原先生の仰るように、小腸を切除して短縮させること自体が、生体に悪影響を与えます。

腸管免疫システムの低下、消化吸収障害・・・。

また胃を半分切除することも同様に、生体に悪影響を与えます。

消化・吸収システムの問題、感染防御力の低下・・・。

胃がんや小腸疾患により、やむを得ず、胃切除や小腸切除をされた場合、術後の様々な障害に患者さんは悩まされます。

鈴木さんの仰るように、健康な胃と小腸を切除するというのは、短絡であり乱暴な治療としか言いようがありません。

まして、糖質制限食で血糖コントロール良好となる可能性が高いのですから、手術の前に食事療法を試みるべきでしょう。

長谷川さんによれば、門脇先生、淡々と2年は有効とのことですが、より長期的な経過報告を積み重ねないと、
糖尿病の再発も含めて安全性の保証など全くありえません。

ご指摘通り、一度取ってしまった胃も小腸も決して元には戻せません。

土の器さんのご指摘、

「湿潤療法で綺麗に治る赤ちゃんのⅡ度の火傷への皮膚移植を見たときと同じ憤りを覚えました。」

同感です。

糖質制限食で、侵襲なくコントロール良好となる可能性が高い2型糖尿人に対して、長期的効果と安全性の保証など何も無いのに、その健康な胃と小腸を手術で切除するとは、非科学的としか言いようがありません。


江部康二


問題外の治療?ですね。

外科医の端くれとして,こんな治療があっていいのか,甚だ疑問です。小腸は腸管免疫システムの要ですし,もともと糖尿病状態の方では,免疫システムが低下しています。術後,自己免疫疾患や感染防御システムなどの異常が出てやすくなり,全くナンセンスな治療?ですね。
相変わらず,NHKは,思考が短絡的でがっかりです。
2012/11/13(Tue) 01:43 | URL | ゆずるクリニック 原 譲 |


クローズアップ現代

糖尿病の治療として健康な胃と小腸を切除するのは極論ですが医療というより人体改造のような気がしました。
2012/11/13(Tue) 04:49 | URL | 鈴木 |


あいす さんへ

「経過も良好なようですし、 なんにせよ、そこまでヒステリックに批判されるようなものでもないと思います」

よくお考えください。胃を1/10に切除し、小腸を1m切ってつなげる手術です。

門脇氏が「寛解状態です。2年は有効です。ライフスタイルにより、その後再び糖尿病が悪化する可能性があります」と淡々とコメントしていましたが、患者への共感が感じられません。

「糖質制限食」には根拠のない批判をするのに、どうして患者の体を切り刻む手術を容認するのでしょう。

手術で切除すれば、元には戻せないのです。

2012/11/13(Tue) 07:30 | URL | 長谷川 |


12/11/13 土の器

詐欺社会 

NHKの「糖尿病を手術で治す」を見ました。まさに湿潤療法で綺麗に治る赤ちゃんのⅡ度の火傷への皮膚移植を見たときと同じ憤りを覚えました。血糖値を上げる糖質を制限するだけで同じ効果があるのに、大変な手術そして術後の不幸な食生活、ひどすぎます。一方的情報垂れ流しのNHKにもほとほと失望です。苦しむ弱い人の幸いを第1に考えない利己詐欺社会に日本はなってしまいましたね。



テーマ:糖尿病
ジャンル:ヘルス・ダイエット
コメント
摂らなければ
また、お邪魔します。

不必要な栄養を吸収しないように手術をするのであれば、必須ではない栄養素(糖質)を摂らないのが先です。

高糖質カロリー制限では必須アミノ酸や脂肪酸が摂れず栄養失調になるから続けられないと理解しています。

せめて、糖質制限を認めるのがいやなら、高糖質だけ辞められないのでしょうか?

必須の栄養素さえ確保されれば、脂肪や蛋白の比率は患者の自由に任せれば良いのに。
それのデータをとればよい。

高糖質になんの根拠もない。

2012/11/13(Tue) 10:44 | URL | しん | 【編集
NHKは最低です
話題性ばかり追及するNHKは全く信用できません。医学の基礎をわかった人がいないからでしょう。何か変わったことを言って人が注目すりゃあいいという考えが見え見えです。医学の問題を取り扱わないようにしてもらいたいです。世間は混乱するばかりです。
2012/11/13(Tue) 10:46 | URL | ちえ | 【編集
私も3年程前から2型糖尿病であることが判り、薬の飲用とインスリン注射を1日1回続けており常にその生活習慣と向き合い日々を過ごしております。
今回のクローズアップ現代(11月12日放送)を見ました。タイトルが「糖尿病を手術で治す」目を奪われ見入ってしまいました。単純に「手術という手段もあるんだ。」と希望も感じ余計に集中しました。
番組中にあらかたな手術の内容、手術を積極的に取入れているドクターの話。
手術を受けた患者さんの話。(よかったという感想)
なんとなく成果が出ている様子。
手術を受けた人の後のリスク。その状況。
短い時間の番組で自分が(患者として)欲しい情報が十分に満たされていないとも感じネットをさぐってやろうと、ここに辿り着きました。
確かにみなさんがおっしゃる通り、話題性のみ?で特集っぽく取り上げたNHKにも問題はありそうかな?とも感じましたし、番組中に「胃と腸を切除する」と淡々と説明し、その後食事の摂取量も減り痩せてくる。との表現も何も考えず聞き流せば、「病気からも開放され更に痩せて」と都合よく誤解すら招きかねない表現であったと思います。
手術との表現も非常に軽く捉えられているのか、簡単に受けられそう…との印象も否めません。
しかし番組は二十数分の間で十分な説明ができるとは思えませんしNHKには混乱させた等の不信感や憤りを感じてません。
(私はNHKとは無関係です。)
私の様に糖尿病で悩んでいる方は非常に多いのは事実ですし、病気による将来への不安や周囲の人達への遠慮を気にしながら過ごしている人達は多いはずです。
その中でも「手術もありますよ。」という選択肢の情報であったと私は捉えます。
番組中にリスクについても説明がありましたが不十分でしたし前記の通り手術というより改造という表現の方が正しい気がします。
しかし糖尿病の症状で悩まされるより手術?を受けてリスクを軽減させたい。可能性に賭けたい。等と思われる方も少なくないでしょうし、それぞれの判断かと思います。
費用も手術入院を併せ170万円以上かかるって話ですし、自分の身を切って平気な人はいない。切って支障のない部分って一つもない。ということを十分理解した上で手術に望むことが重要ではないかな?と考えさせられました。
私は今回のNHKの番組については、糖尿病治療についての一部の紹介であったと捉えると、衝撃的且つ希望を持てたと思えました。




2012/11/13(Tue) 15:23 | URL | たかし | 【編集
よく参考にしていましたけれど、ステント対バイパス術でこういう手術を煽るnhkのテレビを見て血流に異常もないのに勧められるまま不要なステントを入れました。入れなくていいと言ってくれる医師はいたのに、沈黙する医師も多かった。入れたために余計細くなって具合が悪くなっても取り出せません。
なるべく体を傷つけない療法が一番だと思います。この頃儲けの優先の病院が多いのではないかと感じています。
2012/11/13(Tue) 17:48 | URL | yuki | 【編集
ひどい熊本大医学部
熊本大医学部の荒木教授(日本糖尿病学会学術集会会長)などがひどいことを始めました。
市内の料理店と協力して「ブルーサークルメニュー」という画期的な??カロリー制限メニューをつくったと大々的に報じられています。
糖質制限の動きをまったく無視した運動です。
学会の理論を守るだけで患者の利益を無視した恐ろしい試みだと思います。
2012/11/13(Tue) 18:45 | URL | 福笑 | 【編集
少し長い資料ですが。
手術をした四谷メディカルのサイト
http://www.genryou-syujyutsu.com/main/main32.shtml

「日本では、外科手術が糖尿病に対する極めて効果的な治療である、との考え方はまだまだ広く受け入れられておらず(糖尿病を専門に扱っている内科医でさえ、こうした治療の存在を知らない、もしくは、信じようとしないのが現状です」
「既存の内科治療だけでは不十分であることは明らかであり、患者さんが本来、体に備えている生理的なインスリン分泌能を刺激することによって糖尿病の改善を図るというコンセプトの外科手術は、今後、日本においても、重要な治療選択肢の一つになるものと考えられます」

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米研究 減量手術で糖尿病が治る? 6年後の寛解率6割超
http://kenko100.jp/news/2012/10/18/01

 減量の方法として、欧米などで盛んに行われている「胃バイパス手術」。胃の一部を切り取ったり小袋に分けたりして十二指腸や小腸につなぎ合わせる、つまり胃を小さくする手術のことで、タレントのKONISHIKIさんが受けたことで有名だ。米ユタ大学医学部のTed D. Adams氏らは、胃バイパス手術を受けた糖尿病患者を検討したところ、術後6年目に糖尿病が寛解(症状が落ち着いて安定した状態)した割合が60%を超えたと、米医学誌「JAMA」(2012; 308: 1122-1131)に発表した。
****************************************************

胃の大半と小腸を切除して、6年後の寛解率が6割です。残りの4割弱の人は、良好ではないわけです。10年後、15年後はどうでしょう?
外科的には成功なんでしょうか? 大いに疑問です。

私から、NHKにメールを送りました。公開されています。
http://www.nhk.or.jp/gendai-blog/100/137578.html

手術は、最後の手段でしょう。
まず、食事療法と運動療法です。運転手だから座りっぱなしだとのコメントですが、事務職は、ほとんど座ってパソコンなどの事務をしているのではないですか。工夫できると思いますよ。
 一番大事なのは、「食事療法」です。
 運転手さん、ラーメンを食べていましたね。炭水化物(糖質)です。糖質が血糖値を上げるのは知っていますね。
 私は、今年5月に糖尿病を発症しました。HbA1c14.0 食後90分の血糖値553でした。最初の5週間、インスリンを1日 4×4単位+ゆるい糖質制限食。7月からインスリン離脱し、「メトグルコ+糖質制限」で、この11月に、HbA1c 5.3の正常値まで下がりました。薬なしになりました。
 運転手さんは、HbA1c 7.9を手術して5.9ですね。
日本糖尿病学会は、欧米ではあたりまえの糖質制限を避けています。
 糖質制限をすれば、すい臓が回復します。腎臓・肝臓に重大な障害がなければ、誰でも出来ます。 
 北里病院の山田悟先生や京都高雄病院の江部康二先生のご意見を聞きたいです。
 手術をされた方は喜んでいましたが、体を切るのはダメージがあります。ガン以上に、糖尿病で手術をするのは疑問です。
 NHKが暗に手術を容認しているような報道はおかしい。
糖尿病の患者として、怒りさえ覚えました。 
投稿日時:2012年11月12日 22:26 | 長谷川 清久
2012/11/13(Tue) 20:44 | URL | 長谷川 | 【編集
夫まで糖尿人になったかもです・・。
こんばんわ。以前にコメ書かせていただいた、みどりです。(55歳女性)同じHNの方がいらっしゃるようなのでみどり改め翠碧(すいへき)です。
実はなんと夫まで糖尿病の疑いが出てきたのです。生活も食事も実に健全な夫がです。(63歳)
1~2ヶ月前から喉の渇きと頻尿があるというので2日前に食後5時間後の血糖値を図ったらなんと403もあったのです。
二日後に(本日)血圧の定期検査(もう15年位血圧降下薬を飲んでます)へ行きましたが空腹時血糖値が206で、Ha1cは計ってないですが多分7~8はあるでしょうと、代謝内科を紹介されました。1週間後に診療予定です。
今朝は食事なし、昼は糖質ゼロ、夜も糖質ゼロで食後2H後で283でした。
実は6月から新しい職場で勤務体系が変わりました。(本人はとても働きやすくストレスなどないと申しますが)そういうのも原因になったりするのでしょうか。本当に健全な生活をしている人なので晴天の霹靂です。
糖質制限をしても1日2日ではすぐには血糖値は正常にはならないものでしょうか?
できれば私同様糖質制限でコントロールしていきたと思うのですが場合によってはインシュリンや薬ですい臓を休めましょう・・ということになるかもしれません。(知り合いの内科医の見解)自分のことではないので決めるのは夫ですので心配です。これだけ急に血糖値があがるというのは普通の糖尿病でない事もあるのでしょうか?お時間あります時にご意見お聞かせください。夫は今先生の御本を熱心に勉強中です^^
2012/11/13(Tue) 20:54 | URL | みどり改め翠碧(すいへき) | 【編集
ちえさんへ
実は、NHKの医療班には、東大理Ⅲ卒のドクターがいます。

それにしても、
橋本批判で社長が辞任を余儀なくさせられた「週刊朝日」は、
記事に疑問を感じながらも締め切りに追われて、
現場に押し切られたということのようですが、・・・。
そして、たかが週刊誌。

NHKは、8月からこの放送の準備をしていたものと思われるので、
どちらかといえば、確信犯。

いきなり、手術は、QOLの理念に照らして、まずいですね。

放送するネタがないのでしょう。
北九州にカメラを入れたら、
5回シリーズくらい、軽く協力するのに。(笑)

みなさんのコメント同様、北九州のメンバーの皆さんも怒っています。
25日の勉強会でもこのことが話題になるでしょう。楽しみです。
2012/11/13(Tue) 20:58 | URL | 北九州 三島 | 【編集
クローズアップ現代、糖尿病を手術で治す
「切れば治る」と思っている頭の悪い医者と、権威に弱く思慮の浅いNHK. 少しは恥を知りなさい。そして今からでも遅くないから勉強し直しなさい。
2012/11/13(Tue) 21:41 | URL | 松田稜 | 【編集
腎臓も悪くなり、糖質制限も出来ず、インシュリンによるコントロールもできなくなった人の最後の手段なんでないでしょうか?  そこまで追い込まれる前に、糖質制限すべきですね。
 しかし、全ての人に有効かどうかは、歯切れの悪い回答が気になりました。なにかごまかしがあるような気がする
2012/11/13(Tue) 22:06 | URL | てつ | 【編集
モリワキさんてダレ?
国谷(くにや)さんは、最後の最後、
門脇氏を、モリワキさんと呼びました。
リピートで確認。(笑)

才媛のクニタニさんではなく、クニヤさんが。
つい間違ったそのワケは?
あるいは、精いっぱいの皮肉のつもりか・・・。

はたまた、
お殿様と同じで、部下の資料を読み合わせるだけで、
自ら取材しない付けが回ったか。

前回同様、もどかしさのようなものが
お顔ににじみ出ていたようですネ。
2012/11/13(Tue) 22:56 | URL | 北九州 三島 | 【編集
理3卒?進振りで医学部に進めなかった。または、進まなかったくちなのかな。
臨床経験もしていないかもしれませんね。

NHKはよく公共放送の理念が〜なんて言ってますがこんな放送見たくないんではよスクランブル化して下さい、まっかなり減収しちゃいますけどね笑。
NHKは偏向報道するしどこの国の放送局なんでしょうかね。

2012/11/14(Wed) 06:57 | URL | To LOVEる ダークネス信者 | 【編集
Re: 夫まで糖尿人になったかもです・・。
みどり改め翠碧(すいへき) さん。

拙著の御購入ありがとうございます。
まだ薬なしの段階ですので、何はともあれ糖質制限食でどこまで改善するか
試してみるのが良いと思います。

あとは検査で、自分のインスリン分泌能がどのくらい残っているかです。
2012/11/14(Wed) 07:36 | URL | ドクター江部 | 【編集
画期的と言えば画期的。
でも私なら絶対やらない。

色々な症状のかたがいらっしゃるだろうから、何とも言えないけど。
2012/11/14(Wed) 07:45 | URL | マッキー | 【編集
ダークネス信者さん
 余り、差別的に受け取られるような表現はやめた方がいいと思いますよ。
 私は、今回の問題のポイントは、『糖質制限食』について全くふれていないことだと思います。
 手術をした四谷メデ゜ィカルは
「患者さんが本来、体に備えている生理的なインスリン分泌能を刺激することによって糖尿病の改善を図るというコンセプトの外科手術は、今後、日本においても、重要な治療選択肢の一つになるものと考えられます」
 と言っていますが、「インスリン分泌能を刺激することによって・・」再びすい臓が疲弊するであろうことは容易に推測できます。
 アメリカのデーターもあります。
2012/11/14(Wed) 07:59 | URL | 長谷川 | 【編集
切ったり貼ったり
人間を「物」として捉えているのが現代西洋医学だと思う。だから臓器を切ったり移植したり平気でするのだろう。今一度「生命」とはなにか考え直さないといけない。
2012/11/14(Wed) 08:31 | URL | じなしふくぞう | 【編集
ブログの効用
毎朝、江部先生、あらてつさん、夏井先生と、ブログを読む事から一日がはじまります。途中、仲間のブログや、更新情報に合わせて拾い読みをし、トピックス、メディア情報とともに、勉強会(江部先生のファンクラブ?)のメンバーにメール送信します。
クローズアップ現代の外科的治療の放送後、夏井先生のところに寄せられた、コメントに、「胃がんなどで胃を切除したのに、肥満に苦しんでいる話や、糖尿病を発症した例」をもとに疑念を持たれているコメントがあり興味を持ちました。
そのあたりを検証すれば、この治療法の善し悪しが良くわかると思うのですが。
2012/11/14(Wed) 09:46 | URL | 北九州 三島 | 【編集
Re: ブログの効用
北九州 三島 さん。

ありがとうございます。
早速、夏井先生のブログを見てみます。
2012/11/14(Wed) 11:00 | URL | ドクター江部 | 【編集
胃切除患者のblog
『鷺水亭 より』
http://genjiito.blog.eonet.jp/default/

”6-心身雑記 ”に自分の病気の事がくわしく書かれている

18歳の時に十二指腸潰瘍穿孔性腹膜炎で胃の3分の2を切除
2010/7/30 残胃部の癌を告知さる
2010/8/31 京大病院で手術(残胃全摘)
2011/8 「わかさ」で糖質制限食を知りトライ開始
2011/9/15 スタートして良好な結果
2011/10/10『我ら糖尿人、元気なのには理由がある』の解説
2011/10/12 信じがたいヘモグロビン値の急降下

…結局は糖質制限食に見切りをつけ、2012/7/23~8/24の間、京大病院に教育入院
2012/11/14(Wed) 17:04 | URL | 精神科医師A | 【編集
東邦大学佐倉病院
DM/肥満に対し低炭水化物食/フォーミュラ食等を実施し、無効例には最後の手段として外科手術を実施している

www.lab.toho-u.ac.jp/med/sakura/metabo/patient/tjoimi0000001206.html
2012/11/15(Thu) 12:19 | URL | 精神科医師A | 【編集
あらためて読みました。
クローズアップ現代のテキストです。
 手術をした四谷メディカル医師
「1か月の経過としても非常に順調なので、今までの経験からいえば、インスリンも一生使わないでしょうし、 薬も一生飲まないでコントロール できると考えています。」
  2年前から手術をはじめて81例、よくこう言えますね。また、NHKも報道しますね。
 私が調べた、アメリカの6年後で6割が良好は、418例の手術結果です。
 「クローズアップ現代」は、「できる治療は、すべて受けました」ということですが、前回8/30の放送では、
 ①糖質制限食 ②早期の強化インスリン療法 ③手術 について取り上げていました。
 私は、①と②で、HbA1c 14.0 → 5.3に改善したのですが、NHKスタッフおよび門脇医師は、『糖質制限』について全く触れていませんでした。これで、出来ることは全部やったのでしょうか? 手術費用は230万円だそうです。

 「クローズアップ現代」もっときちんと勉強せんか!

という事で、今度の土日に丁寧な手紙を書いて、『糖質制限について取りあげて』と、しつこくNHKに送ろうとしてします。
 まだ怒っています。
2012/11/15(Thu) 14:16 | URL | 長谷川 | 【編集
Re: 胃切除患者のblog
精神科医師A さん。

このブログ主さん、結構うまく糖質制限食を実践されてたように思います。

何故、
「糖質制限食に見切りをつけ、2012/7/23~8/24の間、京大病院に教育入院」
になったのでしょうね?
2012/11/15(Thu) 17:29 | URL | ドクター江部 | 【編集
Re: あらためて読みました。
長谷川 さん。

その患者さん
「できる治療は、すべて受けました」ということではないですね。

この手術(胃切除+小腸切除)で、糖尿病が良くなる人は、自分自身のインスリン分泌能が残っていることが
前提です。

自分自身のインスリン分泌能が残っているなら、糖質制限食で改善することは間違いないので
手術の必要はないですね。
2012/11/15(Thu) 22:56 | URL | ドクター江部 | 【編集
230万もあれば…
そんなにたくさんのお金が使えるのなら、
私だったら糖質制限の食材をしこたま買い込みます。
おいしい食事は人生の楽しみのひとつですもの。
2012/11/15(Thu) 23:37 | URL | きくりん | 【編集
江部先生
お返事ありがとうございます
お忙しいところ気にとめていただきまして、ありがとうございます。


「いきなり体を切り刻む」という手段は、確かに仰る通り乱暴です。


番組で取り上げられた方はすでに尿アルブミンが出ており、腎臓合併症に片足つっこんだ状態のようでしたが、さらに進んだ合併症で糖質制限適応でない方には、この手術も選択肢の一つかもしれません。

海外では、胃バイパス手術は糖尿病の治療というよりは、極度の肥満に対する治療として実施されているそうです。
意思が弱く、食事療法・運動療法が続かないような方には、減量効果が極めて大きいそうですので、
意思が弱く糖質制限が続かない方には、治療の選択肢の一つかもしれません。


胃バイパス手術は乱用すべきでなく、手を尽くして改善しない時の手段であるべきと思います。


私は糖質制限で体重・血糖ともに大幅に改善いたしました。薬や手術のお世話にはならずにすみそうです。
先生には感謝しきりです。
2012/11/16(Fri) 00:26 | URL | あいす | 【編集
NHK全文テキスト
www.nhk.or.jp/gendai/kiroku/detail02_3272_all.html

これをみる限り、手術を受けてもフォローが大変な例が掲載されています
2012/11/16(Fri) 09:06 | URL | 精神科医師A | 【編集
Re: NHK全文テキスト
精神科医師A さん。

詳しく載っていますね。
とても参考になります。
ありがとうございます。
2012/11/16(Fri) 17:08 | URL | ドクター江部 | 【編集
四谷メディカルキューブの問題点
www.genryou-syujyutsu.com/main/main32.shtml

ADA(米国糖尿病協会)は2009年のガイドライン(Clinical Practice Recommendations)において、内科的コントロールが困難な肥満2型糖尿病症例(BMI 35kg/m2以上)に対しては、外科治療を考慮するべきである、との声明を出しました。


このHPの内容が正しいのか、ADAのガイドラインを調べてました。

2009年
http://care.diabetesjournals.org/content/32/Supplement_1/S13.full

Bariatric surgery should be considered for adults with BMI ≧35 kg/m2 and type 2 diabetes, especially if the diabetes is difficult to control with lifestyle and pharmacologic therapy. (B)

生活習慣改善や薬物治療でのコントロールが困難な2型糖尿病症例(BMI=35kg/m2以上)に対しては、肥満手術を考慮するべきである(evidence-B)

2012年
http://care.diabetesjournals.org/content/35/Supplement_1/S11.full#sec-15

Bariatric surgery may be considered for adults with BMI >35 kg/m2 and type 2 diabetes, especially if the diabetes or associated comorbidities are difficult to control with lifestyle and pharmacologic therapy. (B)

生活習慣改善や薬物治療でのコントロールが、特に糖尿病または合併症に対して困難な2型糖尿病症例(BMI=35kg/m2を超える)は、肥満手術を考慮する場合もある(evidence-B)


 このように、2009年では確かに「肥満手術を考慮するべき」とあるが、2012年では表現がtone downし、「肥満手術を考慮する場合もある」としている。
 なお、低炭水化物食/低脂肪食の有効性推奨はこの間、1年から2年間に変更されている。当然ながら、低炭水化物食を実施しても改善できないことを確認してから行うべきである。東邦大学佐倉病院は、低炭水化物食を実施したうえで外科手術を実施している
2012/11/17(Sat) 12:21 | URL | 精神科医師A | 【編集
精神科医師Aさん
東邦大学佐倉病院のホームページ読みました。
http://www.lab.toho-u.ac.jp/med/sakura/metabo/patient/tjoimi0000001309.html

 減量手術は人生の大きな分岐点になります。一度胃を切ったらもとには戻せません。ですので、手術を切望して来院された場合でも、例外なく内科的減量治療をまず行っていただきます。最低でも数回は通院していただき、やはり外科治療が望ましいと判断された場合は、次に必ず2~3週間以上の内科入院を行っていただきます。減量手術前の内科入院で行うことを下に記します。内科治療中に自力で減量する自信が付き、手術を回避する方もいらっしゃいます。

高度肥満症治療の内科的治療

 ①食事療法(フォーミュラ食)減量時の食事は、糖質と脂肪の摂取をできるだけ減らし、一方で骨格や筋肉、
各種代謝を維持するために必要十分なたんぱく質、ビタミン、ミネラルを摂取する必要があります。
 ②ヘルスケアファイル・ウェートコントロールファイル

***********************
手術を受けた3人の方の手記が載っていました。
食事療法について触れられていませんが、それぞれの事情で手術を判断されたのでしょうね。減量手術には、胃の復元可能なバンディング(しばる)と、バルーン留置手術があるそうです。四谷メディカルが、どんな食事療法をしているのか疑問です・・。
2012/11/18(Sun) 07:30 | URL | 長谷川 | 【編集
Re: 四谷メディカルキューブの問題点
精神科医師A さん。

貴重な情報をありがとうございます。

2009年では確かに「肥満手術を考慮するべき」とあるが、2012年では表現がtone downし、「肥満手術を考慮する場合もある」としている。

ADA、リーゾナブルなtone downですね。
2012/11/18(Sun) 17:31 | URL | ドクター江部 | 【編集
NHK 報告
● 2012/11/12    
『クローズアップ現代』 コメント欄に、私のメールが、2日間掲載されました。
   その後なぜか、削除。
「手術は、最後の手段でしょう。まず、食事療法と運動療法です・・・日本糖尿病学会は、欧米ではあたりまえの糖質制限を避けています。 糖質制限をすれば、すい臓が回復します。腎臓・肝臓に重大な障害がなければ、誰でも出来ます。
 北里病院の山田悟先生や京都高雄病院の江部康二先生のご意見を聞きたいです。
NHKが暗に手術を容認しているような報道はおかしい」

● 削除された私のメールの代わりに掲載されたコメント
 「糖尿病に対する外科治療はすでにアメリカ糖尿病学会、国際糖尿病連盟、など複数の学会がその適応や効果  に関してガイドラインやステートメントを出している領域です。海外では20年以上前から色々な大規模な研  究もなされて、その長期効果や安全性も証明されている治療方法です」  
     11/23現在、まだ掲載されています。

● これは、肥満手術と糖尿病に対する手術を混同していると思われたので、(肥満手術も疑問ですが)、「長  期効果や安全性」がどこで証明されているのか、2回メールを送ったが、NHKは無反応。(無視された)

● 2012/11/21 、NHKハートプラザ(お客様の声係)あて、Fax。抗議。
  ***********
 
 私は、まだクローズアップ現代と糖尿病学会に対して怒っているのです。
だって、毎年糖尿病の合併症で、3000人が失明し、人工透析になる人が16000人もいるんですよ。透析になった人のうち、5年後の生存率は、約6割です。糖尿病が原因で、毎年14000人もの人が亡くなっています。糖質制限食で、大半の人は救えたはずです。私は、糖尿病学会も、NHKも決して許しません。
 詳しい経緯は、あらてつさんのブログに載せていただきました。

NHKとジャーナリズム
http://ktkky.blog94.fc2.com/blog-entry-1320.html#comment4748
2012/11/23(Fri) 17:48 | URL | わんわんこと長谷川 | 【編集
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