2007年10月23日 (火)
おはようございます。
今朝もそこそこ寒いです。寝床からでるのが億劫で、起床時間が30分ぐらいずれこみそうです。
さて今回は、甘いみかんさんの質問に答えて、糖質制限食OKの甘味料、調味料の考察です。
「■調味料の分類
甘味料は、色々と有り、低カロリーなものがよいとされますし、宣伝もあるので良くわかりますが、普通の醤油、ポン酢、ゆずポン、味噌、インスタントコーヒーに至るまで、砂糖が入っていたり、炭水化物が多かったりと、今ひとつすっきりしません。どういう分類がいいのでしょうか?
今の所では自分は、全て外しています。糖の字のつくものは全部だめと扱っているのですが・・・・・・
甘いみかん」
甘いみかんさん、コメント・質問ありがとうございます。
私も甘味料や調味料で、糖質制限食OK食品に辿り着くのに随分苦労しましたよ。 (´ε`)
甘味料に関して日本で実際に手に入って、血糖値を上昇させないものは、ラカントS、明治製菓のGF2顆粒、パルスイート(味の素、大正製薬)などです。
GF2顆粒、パルスイートには一部合成甘味料が使用されていますが大量に摂取しないかぎり問題はありません。(5.29、30、31ブログ参照していただけば幸いです)
ラカントSは、エリスリトールが主成分で羅漢果の甘味成分が極少量含まれていて、糖アルコールと天然成分なので安全性は一番高いです。
調味料ですが、「糖尿病が良くなるご馳走レシピ」(東洋経済新報社)にも書きましたが醤油、塩、マヨネーズ、酢、ポン酢、味噌などが使えます。
醤油と塩は、勿論問題なしですね。
マヨネーズはキューピーの通常のものは砂糖ゼロで、糖質は100g中に0.7gていどで、脂質は100gあたり74.7gで糖質制限OK食品です。
キューピーマヨネーズの脂肪酸組成は約53パーセントがオレイン酸、約27パーセントがリノール酸、α-リノレン酸が約7.64パーセント程度で、「リノール酸型食品」ではなく、「オレイン酸型食品」で好ましいですね。
酢とポン酢は市販のほとんどの製品に砂糖が加えてあり問題ですが、『とば屋の味付けポン酢』『とば屋の壷之酢』は砂糖なしで保存料、着色料は無添加でお奨めです。このポン酢に巡り会うまで随分長い道のりでした。
米酢には100gあたり約7gの米由来の糖質が含まれています。
味噌は米の辛みそで100gあたり約17gの糖質が入っています。味噌の常用量が18gていどなので約3gの糖質です。
その他に『キューピーノンオイル青じそ』『キューピーノンオイル梅づくし』も糖質制限食OK食品です。豆板醤やコンソメも、常用量では問題ありません。トマトピューレもOKです。
ソースやケチャップは比較的糖質が多いですし、砂糖がたいてい入ってますので、△~×食品です。
△は常用量で大量に使うわけでないなら、糖質の量は、まあ、しれてるからです。
カレールウやハヤシルウは、常用量25gで10~11gの糖質が含まれていて要注意食品です。白味噌(甘味噌)は、100gあたり32gと糖質が多いのでダメですね。
なお調味料の糖質含有量に関しては、
『糖質制限食春のレシピ』『糖質制限食夏のレシピ』(東洋経済新報社)の巻末の食品糖質量の表を参考にしていただけば幸いです。
江部康二
今朝もそこそこ寒いです。寝床からでるのが億劫で、起床時間が30分ぐらいずれこみそうです。
さて今回は、甘いみかんさんの質問に答えて、糖質制限食OKの甘味料、調味料の考察です。
「■調味料の分類
甘味料は、色々と有り、低カロリーなものがよいとされますし、宣伝もあるので良くわかりますが、普通の醤油、ポン酢、ゆずポン、味噌、インスタントコーヒーに至るまで、砂糖が入っていたり、炭水化物が多かったりと、今ひとつすっきりしません。どういう分類がいいのでしょうか?
今の所では自分は、全て外しています。糖の字のつくものは全部だめと扱っているのですが・・・・・・
甘いみかん」
甘いみかんさん、コメント・質問ありがとうございます。
私も甘味料や調味料で、糖質制限食OK食品に辿り着くのに随分苦労しましたよ。 (´ε`)
甘味料に関して日本で実際に手に入って、血糖値を上昇させないものは、ラカントS、明治製菓のGF2顆粒、パルスイート(味の素、大正製薬)などです。
GF2顆粒、パルスイートには一部合成甘味料が使用されていますが大量に摂取しないかぎり問題はありません。(5.29、30、31ブログ参照していただけば幸いです)
ラカントSは、エリスリトールが主成分で羅漢果の甘味成分が極少量含まれていて、糖アルコールと天然成分なので安全性は一番高いです。
調味料ですが、「糖尿病が良くなるご馳走レシピ」(東洋経済新報社)にも書きましたが醤油、塩、マヨネーズ、酢、ポン酢、味噌などが使えます。
醤油と塩は、勿論問題なしですね。
マヨネーズはキューピーの通常のものは砂糖ゼロで、糖質は100g中に0.7gていどで、脂質は100gあたり74.7gで糖質制限OK食品です。
キューピーマヨネーズの脂肪酸組成は約53パーセントがオレイン酸、約27パーセントがリノール酸、α-リノレン酸が約7.64パーセント程度で、「リノール酸型食品」ではなく、「オレイン酸型食品」で好ましいですね。
酢とポン酢は市販のほとんどの製品に砂糖が加えてあり問題ですが、『とば屋の味付けポン酢』『とば屋の壷之酢』は砂糖なしで保存料、着色料は無添加でお奨めです。このポン酢に巡り会うまで随分長い道のりでした。
米酢には100gあたり約7gの米由来の糖質が含まれています。
味噌は米の辛みそで100gあたり約17gの糖質が入っています。味噌の常用量が18gていどなので約3gの糖質です。
その他に『キューピーノンオイル青じそ』『キューピーノンオイル梅づくし』も糖質制限食OK食品です。豆板醤やコンソメも、常用量では問題ありません。トマトピューレもOKです。
ソースやケチャップは比較的糖質が多いですし、砂糖がたいてい入ってますので、△~×食品です。
△は常用量で大量に使うわけでないなら、糖質の量は、まあ、しれてるからです。
カレールウやハヤシルウは、常用量25gで10~11gの糖質が含まれていて要注意食品です。白味噌(甘味噌)は、100gあたり32gと糖質が多いのでダメですね。
なお調味料の糖質含有量に関しては、
『糖質制限食春のレシピ』『糖質制限食夏のレシピ』(東洋経済新報社)の巻末の食品糖質量の表を参考にしていただけば幸いです。
江部康二
江部先生こんにちは。
甘味料ですが、ラカントSに名前は似てるのですがラカンカットという商品も同じように使って大丈夫ですか?
ドラッグストアで見かけて買ってみたのですが・・・
甘味料ですが、ラカントSに名前は似てるのですがラカンカットという商品も同じように使って大丈夫ですか?
ドラッグストアで見かけて買ってみたのですが・・・
ミントさん。
ラカンカット、「トウモロコシのブドウ糖を発酵させたカロリー0の
甘味料エリスリトールに羅漢果エキス・甘草エキスを加えたもの」
ということで、ラカントSに、漢方の甘草エキスが入っただけですね。
ラカントSと同様と考えてOKです。
ラカンカット、「トウモロコシのブドウ糖を発酵させたカロリー0の
甘味料エリスリトールに羅漢果エキス・甘草エキスを加えたもの」
ということで、ラカントSに、漢方の甘草エキスが入っただけですね。
ラカントSと同様と考えてOKです。
2007/10/23(Tue) 22:15 | URL | 江部康二 | 【編集】
江部先生、お返事ありがとうございました!
これで家にあるラカンカットも安心して使えそうです。
これで家にあるラカンカットも安心して使えそうです。
2007/10/24(Wed) 10:15 | URL | ミント | 【編集】
ありがとうございます。手探りながら勉強させて頂いています。
トマトピューレも使えるなんて嬉しくなりました。
でも、酢は普通の酢でも良いと思い、結構使っていました。(反省です)
早急に手に入れたいと思います
お醤油も、もしかしたら選び直さなければいけないのかも。
九州、お醤油が甘いかもしれない
日々使う調味料、選んでいかなければ。
本当にありがとうございます。
トマトピューレも使えるなんて嬉しくなりました。
でも、酢は普通の酢でも良いと思い、結構使っていました。(反省です)
早急に手に入れたいと思います
お醤油も、もしかしたら選び直さなければいけないのかも。
九州、お醤油が甘いかもしれない
日々使う調味料、選んでいかなければ。
本当にありがとうございます。
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