2012年10月23日 (火)
こんにちは。
LDLコレステロール/HDLコレステロール(LDLコレステロール÷HDLコレステロール)
LH比が、注目を浴びているようです。
糖質制限食実践で、HDLコレステロ-ルが増加するので、LH比は低下することが多く、大変好ましい変化です。
例えば、
DIRECT (*)後の4年間のフォローアップ研究報告
http://www.nejm.org/doi/full/10.1056/NEJMc1204792
では、LH比を指標の一つに取り上げていて、糖質制限食だけが、LH比を優位に改善しました。
LH比は、動脈硬化予防には、2.0以下が望ましく、高血圧や糖尿病など複数の生活習慣病を持っている人、心筋梗塞や脳梗塞の再発予防には1.5以下が望ましいと、されています。
LH比が注目されてきたのは、LDLコレステロールとHDLコレステロールが共に基準値内なのに、虚血性心疾患のため冠動脈バイパス手術が必要な症例があり、その場合、LH比の平均が2.98でした。
さらに動脈硬化が重症の場合、LH比は3.0を超えていました。(**)
単純に、LDLコレステロール値、HDLコレステロール値をみるのではなく、LH比も考慮することが必要ですね。
ちなみに、私のLDLコレステロール値:131mg、HDLコレステロール値107mgですのでLH比は1.22です。
LH比を1.5以下に管理することで、動脈硬化を予防するばかりか、すでに出来上がった動脈硬化を治し、赤ちゃん並みの若々しい血管を取り戻す可能性があるようですので、ますます、糖質制限食の出番ですね。(^^)
江部康二
(*)
ニューイングランド・ジャーナルに掲載された有名な論文。2008年。
低脂肪食、地中海食、低炭水化物食の3群で322名を比較検討
低炭水化物食群において、
HbA1cが有意に改善
体重は最も減少
HDLコレステロールは最も増加
総コレステロール/HDLコレステロール比も改善
中性脂肪も低脂肪食群に比し有意に改善
Iris Shai,et all:Weight Loss with a Low-Carbohydrate,Mediterranean,or Low-Fat Diet. NENGLJ MED JULY17,2008、VOL359. NO.3 229-241
DIRECT(Dietary Intervention Randomized Controlled Trial)
以下、週刊ダイヤモンドのウェブサイトから転載
(**)
http://diamond.jp/articles/-/11117
第31回】 2011年2月14日
井手ゆきえ [医学ライター],-週刊ダイヤモンド編集部-
LDLよりHDLに注目!!
動脈硬化性疾患の予防とLH比
監修 秦 光賢
(日本大学医学部附属板橋病院心臓血管・呼吸器・総合外科講師、心臓外科科長)
急性心筋梗塞で病院搬送、緊急手術を受けたAさん、49歳。
健康診断で血圧は若干高いが、脂質は「正常」と言われたばかりだった──。
最近、LDLコレステロール(LDL‐c)の基準値をめぐる議論喧しいが、じつは議論の方向が偏っている。最新の研究で心筋梗塞などの動脈硬化性疾患は、高LDL‐c値だけではなく、LDL‐c値とHDLコレステロール(HDL‐c)値のバランス異常が主な原因だとわかっているからだ。
脂質バランスの指標は、LDL‐c÷HDL‐c=「LH比」。
動脈硬化性疾患を防ぐには、LH比2.0以下、高血圧や糖尿病など複数の生活習慣病を持っている人、心筋梗塞や脳梗塞の再発予防にはLH比1.5以下が望ましい。
実際、2004年1月から08年12月に日本大学板橋病院の心臓外科で、冠動脈バイパス手術を受けた重症患者(245例)の平均LDL‐cは119.2mg/dL、HDL‐cは43.2mg/dLと、どちらも基準内だった。ところがLH比の平均は2.98。さらに、「コテコテの動脈硬化のため全身の血管がボロボロの患者」は、LDL‐cが正常でもHDL‐cが低く、LH比が3.0を上回っていたのである。また全身の動脈硬化の状態を反映する頸動脈の血管壁の性状が、動脈硬化で分厚くコブ状になっていた人も、LH比2.0以上の患者ではるかに多かった。
そもそもHDL‐cは、血管壁にたまったコレステロールをキレイにさらってくれるお掃除屋さん。この「掃除力」が悪玉LDL‐cの「ゴミため力」を上回り、LH比が2.0から、限りなく1.0に近づくほど脂質異常症から動脈硬化、そして突然死の流れを阻止できる。たとえ、LDL‐cが基準値を上回る160mg/dLでもHDL‐cが80mg/dL以上なら、あわてずに生活習慣の改善を図り、LDL‐cを基準値内にすればLH比2.0以下を達成できるのだ。
その点で今、注目されているのが動脈硬化進展阻止・退縮治療。LH比を1.5以下に管理することで、動脈硬化を予防するばかりか、すでに出来上がった動脈硬化を治し、赤ちゃん並みの若々しい血管を取り戻す方法だ。
基本は運動療法と薬物治療。HDL‐cは運動療法によく反応し、朝夕2回、30分程度のパワー・ウオーキングを数ヵ月続けるだけで数値が劇的に改善される。必要に応じ、脂質バランスを改善する治療薬が処方されることもある。一見、これまでの脂質治療と変わらないようだが、主役はあくまでHDL‐c。健康診断ではHDL‐cとLH比に注目してみよう。
LDLコレステロール/HDLコレステロール(LDLコレステロール÷HDLコレステロール)
LH比が、注目を浴びているようです。
糖質制限食実践で、HDLコレステロ-ルが増加するので、LH比は低下することが多く、大変好ましい変化です。
例えば、
DIRECT (*)後の4年間のフォローアップ研究報告
http://www.nejm.org/doi/full/10.1056/NEJMc1204792
では、LH比を指標の一つに取り上げていて、糖質制限食だけが、LH比を優位に改善しました。
LH比は、動脈硬化予防には、2.0以下が望ましく、高血圧や糖尿病など複数の生活習慣病を持っている人、心筋梗塞や脳梗塞の再発予防には1.5以下が望ましいと、されています。
LH比が注目されてきたのは、LDLコレステロールとHDLコレステロールが共に基準値内なのに、虚血性心疾患のため冠動脈バイパス手術が必要な症例があり、その場合、LH比の平均が2.98でした。
さらに動脈硬化が重症の場合、LH比は3.0を超えていました。(**)
単純に、LDLコレステロール値、HDLコレステロール値をみるのではなく、LH比も考慮することが必要ですね。
ちなみに、私のLDLコレステロール値:131mg、HDLコレステロール値107mgですのでLH比は1.22です。
LH比を1.5以下に管理することで、動脈硬化を予防するばかりか、すでに出来上がった動脈硬化を治し、赤ちゃん並みの若々しい血管を取り戻す可能性があるようですので、ますます、糖質制限食の出番ですね。(^^)
江部康二
(*)
ニューイングランド・ジャーナルに掲載された有名な論文。2008年。
低脂肪食、地中海食、低炭水化物食の3群で322名を比較検討
低炭水化物食群において、
HbA1cが有意に改善
体重は最も減少
HDLコレステロールは最も増加
総コレステロール/HDLコレステロール比も改善
中性脂肪も低脂肪食群に比し有意に改善
Iris Shai,et all:Weight Loss with a Low-Carbohydrate,Mediterranean,or Low-Fat Diet. NENGLJ MED JULY17,2008、VOL359. NO.3 229-241
DIRECT(Dietary Intervention Randomized Controlled Trial)
以下、週刊ダイヤモンドのウェブサイトから転載
(**)
http://diamond.jp/articles/-/11117
第31回】 2011年2月14日
井手ゆきえ [医学ライター],-週刊ダイヤモンド編集部-
LDLよりHDLに注目!!
動脈硬化性疾患の予防とLH比
監修 秦 光賢
(日本大学医学部附属板橋病院心臓血管・呼吸器・総合外科講師、心臓外科科長)
急性心筋梗塞で病院搬送、緊急手術を受けたAさん、49歳。
健康診断で血圧は若干高いが、脂質は「正常」と言われたばかりだった──。
最近、LDLコレステロール(LDL‐c)の基準値をめぐる議論喧しいが、じつは議論の方向が偏っている。最新の研究で心筋梗塞などの動脈硬化性疾患は、高LDL‐c値だけではなく、LDL‐c値とHDLコレステロール(HDL‐c)値のバランス異常が主な原因だとわかっているからだ。
脂質バランスの指標は、LDL‐c÷HDL‐c=「LH比」。
動脈硬化性疾患を防ぐには、LH比2.0以下、高血圧や糖尿病など複数の生活習慣病を持っている人、心筋梗塞や脳梗塞の再発予防にはLH比1.5以下が望ましい。
実際、2004年1月から08年12月に日本大学板橋病院の心臓外科で、冠動脈バイパス手術を受けた重症患者(245例)の平均LDL‐cは119.2mg/dL、HDL‐cは43.2mg/dLと、どちらも基準内だった。ところがLH比の平均は2.98。さらに、「コテコテの動脈硬化のため全身の血管がボロボロの患者」は、LDL‐cが正常でもHDL‐cが低く、LH比が3.0を上回っていたのである。また全身の動脈硬化の状態を反映する頸動脈の血管壁の性状が、動脈硬化で分厚くコブ状になっていた人も、LH比2.0以上の患者ではるかに多かった。
そもそもHDL‐cは、血管壁にたまったコレステロールをキレイにさらってくれるお掃除屋さん。この「掃除力」が悪玉LDL‐cの「ゴミため力」を上回り、LH比が2.0から、限りなく1.0に近づくほど脂質異常症から動脈硬化、そして突然死の流れを阻止できる。たとえ、LDL‐cが基準値を上回る160mg/dLでもHDL‐cが80mg/dL以上なら、あわてずに生活習慣の改善を図り、LDL‐cを基準値内にすればLH比2.0以下を達成できるのだ。
その点で今、注目されているのが動脈硬化進展阻止・退縮治療。LH比を1.5以下に管理することで、動脈硬化を予防するばかりか、すでに出来上がった動脈硬化を治し、赤ちゃん並みの若々しい血管を取り戻す方法だ。
基本は運動療法と薬物治療。HDL‐cは運動療法によく反応し、朝夕2回、30分程度のパワー・ウオーキングを数ヵ月続けるだけで数値が劇的に改善される。必要に応じ、脂質バランスを改善する治療薬が処方されることもある。一見、これまでの脂質治療と変わらないようだが、主役はあくまでHDL‐c。健康診断ではHDL‐cとLH比に注目してみよう。
江部先生早速自分自身のLH比を計算してみました。
早速、自分のLH比を見てみました。
糖質制限直前 2.1
糖質制限開始20日目 1.6
糖質制限開始半年後 1.1
血管プリップリ!
ところできたる11月4日大阪医大で行われる第22回近畿外来小児科研究会にて「糖質制限をして見えてきたもの」という演題を出しています。
http://kinki-gairai.children.jp/index.php?%E7%B3%96%E8%B3%AA%E5%88%B6%E9%99%90%E3%82%92%E3%81%97%E3%81%A6%E8%A6%8B%E3%81%88%E3%81%A6%E3%81%8D%E3%81%9F%E3%82%82%E3%81%AE
早速、自分のLH比を見てみました。
糖質制限直前 2.1
糖質制限開始20日目 1.6
糖質制限開始半年後 1.1
血管プリップリ!
ところできたる11月4日大阪医大で行われる第22回近畿外来小児科研究会にて「糖質制限をして見えてきたもの」という演題を出しています。
http://kinki-gairai.children.jp/index.php?%E7%B3%96%E8%B3%AA%E5%88%B6%E9%99%90%E3%82%92%E3%81%97%E3%81%A6%E8%A6%8B%E3%81%88%E3%81%A6%E3%81%8D%E3%81%9F%E3%82%82%E3%81%AE
2012/10/23(Tue) 19:25 | URL | おかだ | 【編集】
両親共に糖尿病なので、予防の為に三ヶ月前から糖質制限を始めました。昨日人間ドックで、体重、中性脂肪はかなり下がって喜んだのですが、LDLコレステロール値が184、HDL値は57で、この記事を読んでかなり不安になりました。比率を計算すると約3.2なんですもん。脂質をかなり抑えた糖質制限にするしかないものか?悩んでしまいます。
2012/10/23(Tue) 22:15 | URL | 甘栗 | 【編集】
あつこ さん。
大麦は穀物であり、勿論、糖質制限食NG食品です。
大麦は穀物であり、勿論、糖質制限食NG食品です。
2012/10/23(Tue) 22:27 | URL | ドクター江部 | 【編集】
おかだ 先生
LH比、素晴らしいです。
第22回近畿外来小児科研究会、楽しみですね。
LH比、素晴らしいです。
第22回近畿外来小児科研究会、楽しみですね。
2012/10/23(Tue) 23:21 | URL | ドクター江部 | 【編集】
江部先生こんばんわ。
先日の人間ドックで
LDL:93mg、HDL:124mgとなり、(脂質判定)で所見が認められるので精密検査が必要との連絡がきました。
今日のブログを見てLH比が低いことは好ましいことがわかり安心しました。
糖尿病で定期的に診察を受けている主治医(糖質制限食に最初は反対していたが、約1年たって糖質制限食を是認してくれた先生)にこのデ-タ見せて聞いたところ、HDLが高いのは、良いとも悪いとも言えない、との見解でした。
当方から糖質制限食では高くなると伝えたが、遺伝的に高い人があるとのコメントのみでした。
ここで先生にお聞きしたいことは、
LH比は低ければ低いほど好ましいのでしょうか?下限値はあるのでしょうか?
私の場合LH比=93/124=0.75です。
名古屋・h
先日の人間ドックで
LDL:93mg、HDL:124mgとなり、(脂質判定)で所見が認められるので精密検査が必要との連絡がきました。
今日のブログを見てLH比が低いことは好ましいことがわかり安心しました。
糖尿病で定期的に診察を受けている主治医(糖質制限食に最初は反対していたが、約1年たって糖質制限食を是認してくれた先生)にこのデ-タ見せて聞いたところ、HDLが高いのは、良いとも悪いとも言えない、との見解でした。
当方から糖質制限食では高くなると伝えたが、遺伝的に高い人があるとのコメントのみでした。
ここで先生にお聞きしたいことは、
LH比は低ければ低いほど好ましいのでしょうか?下限値はあるのでしょうか?
私の場合LH比=93/124=0.75です。
名古屋・h
甘栗 さん。
スーパー糖質制限食実践3ヶ月目で、
「LDLコレステロール値が184、HDL値は57」
心配ないと思います。
半年、1年、2年でLDLが基準値内に低下し、HDLはさらに増加しますのでLH比は下がっていきます。
ブログ記事は、LH比が年余に渡り、高値の人は、動脈硬化のリスクとなるということです。
スーパー糖質制限食実践3ヶ月目で、
「LDLコレステロール値が184、HDL値は57」
心配ないと思います。
半年、1年、2年でLDLが基準値内に低下し、HDLはさらに増加しますのでLH比は下がっていきます。
ブログ記事は、LH比が年余に渡り、高値の人は、動脈硬化のリスクとなるということです。
2012/10/24(Wed) 07:45 | URL | ドクター江部 | 【編集】
名古屋・h さん。
LH比には、それほど詳しくないのですが、
LH比が、1.0以下なのは問題ないと思います。
LH比には、それほど詳しくないのですが、
LH比が、1.0以下なのは問題ないと思います。
2012/10/24(Wed) 08:02 | URL | ドクター江部 | 【編集】
いつもブログを楽しみに読ませて頂いています。
お尋ねしたい事があります。
家族ががんになった為、がんの食事療法の本を読みました。
玄米菜食を推進されおり、肉を食べると、脱アミノ作用で肝臓が疲れる為、食べてはいけないと書いてありました。
私は、自分で糖質制限をやってみて、眠気が無い事、スタミナが付いた事、血流が良くなった事等、いいことづくめでこれからも続けていこうと思っています。
糖質制限食は、がんのえさである糖質を与えない事から、がん患者にも良いのではないかと思っています。
お肉を食べると肝臓が疲れるという意見に、納得がいきません。先生のご意見を伺えましたら、幸甚です。
お尋ねしたい事があります。
家族ががんになった為、がんの食事療法の本を読みました。
玄米菜食を推進されおり、肉を食べると、脱アミノ作用で肝臓が疲れる為、食べてはいけないと書いてありました。
私は、自分で糖質制限をやってみて、眠気が無い事、スタミナが付いた事、血流が良くなった事等、いいことづくめでこれからも続けていこうと思っています。
糖質制限食は、がんのえさである糖質を与えない事から、がん患者にも良いのではないかと思っています。
お肉を食べると肝臓が疲れるという意見に、納得がいきません。先生のご意見を伺えましたら、幸甚です。
2012/10/24(Wed) 09:06 | URL | しー | 【編集】
昨年のと今年の結果で計算してみました。
昨年3.3(糖質制限前)で、
今年2.5(糖質制限実施半年)です。
目標値にはまだまだ高いですが、
半年の糖質制限でこんなに改善されたとは、来年の健診がますます楽しみになりました。
ありがとうございます。
昨年3.3(糖質制限前)で、
今年2.5(糖質制限実施半年)です。
目標値にはまだまだ高いですが、
半年の糖質制限でこんなに改善されたとは、来年の健診がますます楽しみになりました。
ありがとうございます。
2012/10/24(Wed) 09:36 | URL | nicotto | 【編集】
しー さん。
肉を食べると肝臓が疲れるというエビデンスはありません。
イヌイットは、生肉・生魚で穀物なしのスーパー糖質制限食で4000年間暮らしてきました。
イヌイットがその伝統的な食生活のころは、西欧型のガンはほとんどありませんでした。
1920代から小麦を食べ始めて、30~40年で西欧型のガンが米国・カナダと同じくらいに増加しました。
スーパー糖質制限食で、ガン予防効果や治療効果があるというエビデンスはまだありませんが、
可能性はあると考えています。
2009年01月14日 (水)の本ブログ
「イヌイットと癌」
2012年02月08日 (水)の本ブログ
「スーパー糖質制限食とガン予防、2012年2月」
もご参照ください。
肉を食べると肝臓が疲れるというエビデンスはありません。
イヌイットは、生肉・生魚で穀物なしのスーパー糖質制限食で4000年間暮らしてきました。
イヌイットがその伝統的な食生活のころは、西欧型のガンはほとんどありませんでした。
1920代から小麦を食べ始めて、30~40年で西欧型のガンが米国・カナダと同じくらいに増加しました。
スーパー糖質制限食で、ガン予防効果や治療効果があるというエビデンスはまだありませんが、
可能性はあると考えています。
2009年01月14日 (水)の本ブログ
「イヌイットと癌」
2012年02月08日 (水)の本ブログ
「スーパー糖質制限食とガン予防、2012年2月」
もご参照ください。
2012/10/24(Wed) 10:54 | URL | ドクター江部 | 【編集】
http://www.byouin.metro.tokyo.jp/eiyou/koushi.html
LDLコレステロール値=総コレステロール値―HDLコレステロール値―トリグリセライド(中性脂肪)値×1/5
※トリグリセライド値が400mg/dL未満の場合に適用
LDLコレステロール値=総コレステロール値―HDLコレステロール値―トリグリセライド(中性脂肪)値×1/5
※トリグリセライド値が400mg/dL未満の場合に適用
2012/10/24(Wed) 21:22 | URL | 精神科医師A | 【編集】
毎日のブログ更新、ありがとうございます。
久しぶりに他の方のコメントを読んでいます。
私以外にも、LDLよりHDLコレステロールが高い方がいらっしゃるのだなーと思いました。
私は、10年以上、LDL60前後、HDL100前後です。BMIは17とメタボリックシンドロムとは無縁と思っていました。江部先生の本と出合い、一過性でも食後血糖値が200近くになることがまずいと知り、穀物を制限しています。やはり、血圧正常、コレステロールに問題がなくても、血糖値が高ければ、動脈硬化になってしまうのでしょうか?
実はフラストレーションが溜まっています。お腹いっぱい、どんぶり飯が食べたいのです。
久しぶりに他の方のコメントを読んでいます。
私以外にも、LDLよりHDLコレステロールが高い方がいらっしゃるのだなーと思いました。
私は、10年以上、LDL60前後、HDL100前後です。BMIは17とメタボリックシンドロムとは無縁と思っていました。江部先生の本と出合い、一過性でも食後血糖値が200近くになることがまずいと知り、穀物を制限しています。やはり、血圧正常、コレステロールに問題がなくても、血糖値が高ければ、動脈硬化になってしまうのでしょうか?
実はフラストレーションが溜まっています。お腹いっぱい、どんぶり飯が食べたいのです。
2012/10/27(Sat) 14:39 | URL | エルザ | 【編集】
エルザ さん。
食後高血糖は、動脈硬化やがんのリスクとなります。
2011年06月24日 (金)の本ブログ記事
食後高血糖は有害!
「食後血糖値の管理に関するガイドライン」IDF2007
をご参照ください。
食後高血糖は、動脈硬化やがんのリスクとなります。
2011年06月24日 (金)の本ブログ記事
食後高血糖は有害!
「食後血糖値の管理に関するガイドライン」IDF2007
をご参照ください。
2012/10/28(Sun) 11:13 | URL | ドクター江部 | 【編集】
早速、食後血糖管理ガイドライン読んでみました。食事による血糖変動は甘く見てはだめですね。改めて糖質制限食の重要性に気付きました。ありがとうございます。
2012/10/28(Sun) 12:50 | URL | エルザ | 【編集】
初めて投稿します。
糖尿病ではないのですが、変形性膝関節症のため体重コントロールのため昨年末から糖質制限を始めました。スーパー糖質制限とはいきませんが、1日30〜50gに抑えるようにいており、3ヶ月で7kg減量しました。
先日、今年度の職員健診にて、LDLコレステロールを除くすべての値が綺麗にど真ん中に。しかしLDLコレステロール値が177、HDLコレステロール値が70とLH比は2.5以上で、このまま、肉や卵をしっかり食べ続けていいものなのか、不安に思っていました。
先生のこの記事と、甘栗さんのコメントへの先生のお返事を読ませていただいて、非常に安心しました。
来年の職員健診を楽しみに、糖質制限を続けて行こうと思います。
糖尿病ではないのですが、変形性膝関節症のため体重コントロールのため昨年末から糖質制限を始めました。スーパー糖質制限とはいきませんが、1日30〜50gに抑えるようにいており、3ヶ月で7kg減量しました。
先日、今年度の職員健診にて、LDLコレステロールを除くすべての値が綺麗にど真ん中に。しかしLDLコレステロール値が177、HDLコレステロール値が70とLH比は2.5以上で、このまま、肉や卵をしっかり食べ続けていいものなのか、不安に思っていました。
先生のこの記事と、甘栗さんのコメントへの先生のお返事を読ませていただいて、非常に安心しました。
来年の職員健診を楽しみに、糖質制限を続けて行こうと思います。
先生のブログに出会ってから、ちょうど1年が過ぎました。結果・・体重-16Kg、血糖値221→113、A1c10,3→5,9、中性脂肪124→52・・・とても順調に何もかもが下がり本当に感謝の思いでいっぱいです。大変にありがとうございました。ただ、コレステロールHDL64→94、LDLだけが152→143~176 とだいたい166前後を行ったり来たりと下がらず、断わりつづけた薬も今回はクレストール2,5を1日1回処方されました。私的にはあまり飲みたくないのですが必要なものでしょうか?主治医は糖尿病の人は心筋梗塞の危険性を必ず毎回話します。いかがなものでしょうか? 母(糖尿人ではありません)がやはりコレステロールの薬を飲み一気に10キロほど落ち、年齢も80歳ですが急に腰が痛くなり大変な思いをしているので、怖いです。是非、是非、先生のご意見をお聞かせ下さい。よろしくお願いいたします。
糖尿人・よっこ さん
「体重-16Kg、血糖値221→113、A1c10,3→5,9、中性脂肪124→52」
動脈硬化のリスク要因が見事に改善していますので、
LDLコレステロールが143~176mg/dlでも問題ないです。
HDLコレステロールが高値で、中性脂肪が正常低値なので、LDLコレステロールも良いタイプです。
従ってクレストールは必要ないと思います。
HDLコレステロールが低値で、中性脂肪が高値の場合は
「小粒子LDLコレステロール」「酸化LDLコレステロール」という悪いものが増えるので要注意なのです。
「体重-16Kg、血糖値221→113、A1c10,3→5,9、中性脂肪124→52」
動脈硬化のリスク要因が見事に改善していますので、
LDLコレステロールが143~176mg/dlでも問題ないです。
HDLコレステロールが高値で、中性脂肪が正常低値なので、LDLコレステロールも良いタイプです。
従ってクレストールは必要ないと思います。
HDLコレステロールが低値で、中性脂肪が高値の場合は
「小粒子LDLコレステロール」「酸化LDLコレステロール」という悪いものが増えるので要注意なのです。
2014/03/17(Mon) 19:16 | URL | ドクター江部 | 【編集】
江部先生
早速のお返事ありがとうございました。
安心いたしました。糖尿のほうもネシ―ナ25mgを服用していましたが・・2か月ほど仕事が忙しく病院に行けなく、薬も飲まずにすごし、次回、血液検査を行ったら、数値はまたまた、下がっていたので主治医も薬はどうする?いいかな?・・・と、言う具合でした。 また、30年以上も花粉症で、毎年咳が出てひどい重度の花粉症でしたが、今年は鼻や目は症状が出るものの、苦しい咳は一切なく、あの苦しみから解放され・・・本当に嬉しいです。 1年前のあのままで行っていたら・・と思うと怖くなります。 先生のブログに出会い糖質制限を教えて頂いたお陰で何もかもが良い方向へ・・・心より感謝申し上げます。本当にありがとうございます。これからもスーパー糖質セイゲニストとして、頑張ります。
早速のお返事ありがとうございました。
安心いたしました。糖尿のほうもネシ―ナ25mgを服用していましたが・・2か月ほど仕事が忙しく病院に行けなく、薬も飲まずにすごし、次回、血液検査を行ったら、数値はまたまた、下がっていたので主治医も薬はどうする?いいかな?・・・と、言う具合でした。 また、30年以上も花粉症で、毎年咳が出てひどい重度の花粉症でしたが、今年は鼻や目は症状が出るものの、苦しい咳は一切なく、あの苦しみから解放され・・・本当に嬉しいです。 1年前のあのままで行っていたら・・と思うと怖くなります。 先生のブログに出会い糖質制限を教えて頂いたお陰で何もかもが良い方向へ・・・心より感謝申し上げます。本当にありがとうございます。これからもスーパー糖質セイゲニストとして、頑張ります。
糖尿人・よっこ さん
糖質制限食で血糖値改善、良かったです。
花粉症の軽快もよかったです。
糖質制限食で血糖値改善、良かったです。
花粉症の軽快もよかったです。
2014/03/18(Tue) 14:25 | URL | ドクター江部 | 【編集】
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