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糖質制限食と体重減少、過敏性腸症候群が改善。
こんにちは。

各駅停車解放症候群さんから、過敏性腸症候群改善という嬉しいコメントと、糖質制限食と体重減少の不思議について、質問をいただきました。

【12/10/16 各駅停車解放症候群
スーパーホメオスタシス?

つい先ほど先生がテレビにご出演されていました(関東地区)。先日アンチ糖質制限の記事を掲載した日経新聞系列のテレビ局(テレ東)ではありますが、この重要な時間帯(22~23時)にフラットな放送をしてくれたと思います。

私自身は、今年の6月頃から糖質制限を始めたことで、体重がひと月半で10キロ減少したほか、下痢気味で各駅停車症候群だった状態から解放され、口腔環境(歯垢・歯石等)も良くなりました(加えて、正常値のなかでの変動ですが、血圧も低下しました)。特に各駅停車症候群は毎日の通勤の不安のたねでしたので、精神的にも改善されたことになります。感謝感謝です。

ただ、糖質制限について、勉強してもなお不可思議なことがひとつあります。

私の場合、糖質制限の結果、身長179cm・体重67kgあたりに落ち着きました。(先生ご指摘に通り)そこからは体重はあまり増減せず、均衡しています。どんなに脂肪をたくさん摂取しても体重は増えません。主食を摂らない分、豚肉てんこもり、チーズてんこもり、アーモンドてんこもりの毎日ですが、太らない、、これが不思議なのです。

糖新生で単純な糖分摂取のケースよりもカロリーをより消費するのはわかりますし、糖質制限当初は体からケトン体(カロリー)がでていくのも実感しました(妻に何か臭いと指摘されました)が、それでもなお、帳尻が合わない気がしています。とても太っている人が糖質制限で急激にやせるのも同様の理由だと思うのですが、糖質制限により体重についてのホメオスタシスが著しく向上する気がするのです。ただ、そのメカニズムが(糖新生や常時脂肪燃焼、ケトン体放出等だけでは)いまいち納得できません。

私のてんこもり脂肪は、消化器で吸収されていないのか、吸収されてもその後に排出されているのか、あるいはどこかで大量に消費されているのか。。とても太っている人が糖質制限で急激にやせることを考えると、常時脂肪燃焼によるカロリー大量消費が正解のような気がするのですが、これはつまり私のように大量に脂肪を投入しても、どんどんどんどん燃えるということなのでしょうか。。。すなわち、糖質制限によって、(ある限度内であれば)摂取カロリーに比例して消費カロリーもどんどん増える?のでしょうか。さすがにこれは、素朴な生理学の考え方と整合的ではないと感じますし、先生の仰っていること(糖質制限でも太るケース)ともあまり整合的ではないと考えています。

先生はお忙しいと思いますので、つぶやき半分でもありますが、、先生以外の読者の方でもご見識がある方がいらっしゃいましたら、ご教授いただければ、幸甚です。】


各駅停車解放症候群さん。

体重減少、過敏性腸症候群・口腔環境・血圧改善、良かったですね。

さて、ご質問の体重減少に関する考察です。


◆<摂取エネルギーと消費エネルギー>

①単純には摂取エネルギーが消費エネルギーを上回れば太り、下回ればやせる。

②通常のカロリー制限食(高糖質食)なら、消費エネルギー=「基礎代謝+運動エネルギー+特異動的作用(SDA)」

③糖質制限食なら、消費エネルギーは、

「常に体脂肪が燃えている」→基礎代謝の増加?
「肝臓の糖新生でエネルギーを消費」→基礎代謝の増加
「高蛋白食による特異動的作用(SDA)の亢進」
「尿・呼気中ケトン体でエネルギーを消失」→これは極少ない

の3つが、②に追加される。

ということが、生理学的事実です。

糖質制限食による体重減少効果ですが、5つの利点があります。

◆<糖質制限食による体重減少効果>
①インスリン(肥満ホルモン)が基礎分泌以外ほとんど出ない。
②食事中も含めて常に体脂肪が燃えている。
③食事中も含めて常に肝臓で糖新生が行われ、それにかなりのエネルギーを消費する。
④高タンパク食より特異動的作用(SDA)が亢進する。
⑤ケトン体がエネルギーを持ったまま尿中や呼気中に排泄される。→ごく少量

高蛋白食は、摂食時の特異動的作用(SDA)が通常食に比べて増加します。

SDAによる消費エネルギーは、実質吸収エネルギーの、糖質では6%、脂質では4%、タンパク質で30%です。

特異動的作用(SDA)を、もっと簡単に説明すると、食事において
100キロカロリーの糖質を摂取した時は、6キロカロリーが、
100キロカロリーの脂質を摂取した時は、4キロカロリーが、
100キロカロリーのタンパク質を摂取した時は、30キロカロリーが
熱に変わり、消費エネルギーとしてカウントされるということです。


◆<糖質を摂取した場合>
A)血糖値が上昇してインスリン(肥満ホルモン)がたっぷり分泌される。
B)体脂肪は燃えなくなり、血糖値が中性脂肪に変わり蓄積される。
C)肝臓の糖新生はストップする。
D)高タンパク食よる亢進した特異動的作用(SDA)はなくなる。
E)ケトン体は尿中や呼気中に排泄されなくなる。

①②③④⑤とA)B)C)D)E)両者を比べてみれば、高糖質食より糖質制限食の方が、体重減少効果が高いことが一目でわかると思います。

たとえ低脂質食でカロリー制限していても、糖質を摂れば体重減少への利点がすべて消えてしまうわけです。

これは食べ物に含まれるカロリーとは無関係の生理学的な特質であり、あくまで糖質を摂るかどうかがカギとなります。

身長179cmの男性として、普通に糖質を食べている中高年で、普通のデスクワーク(肉体労働ではない)なら、基礎代謝は、1500~1600kcal/日くらいです。

各駅停車解放症候群さんは、スーパー糖質制限食実践中ですので、基礎代謝が1500~1600kcal/日よりは多いと考えられます。

また特異動的作用(SDA)も日常の食生活で常に多いと思います。

従いまして、糖質ありの時より、糖質制限なら少々カロリーを多く摂取しても、基礎代謝と特異動的作用(SDA)亢進の分で、カバーできると思います。

しかし当然のことながら、純粋理論的に、摂取エネルギーが消費エネルギーを上回れば太り、下回ればやせます。

身長179cmの男性として、普通に糖質を食べている中高年で、普通のデスクワーク(肉体労働ではない)なら、標準的な必要摂取カロリーは、2600kcal/日くらいです。

従いまして、普通に糖質ありなら、2600kcal/日以上摂取すれば、体重は増加します。

一方スーパー糖質制限食でも、体重減少しない数%に大食漢タイプがおられます。

身長179cmでも、3000kcal/日とか、大食して摂取すれば、いくらスーパー糖質制限食でも体重増加すると思います。



江部康二


テーマ:糖質制限食
ジャンル:ヘルス・ダイエット
コメント
Cr2.59でした
江部先生 糖尿人のための超人的活躍ご苦労様です 10/4市特定健診があり Cr2.59で、9/24の2.79からの上昇が止まりました Crのほか、いつも250レベルだったTGが空腹時採血で予想通り148でした ただPSA4.8とグレイゾーンだったので、K医療センター泌尿器科に行きました そこで「糖尿病透析予防外来」がスタートするので勧められましたが、せっかく炭水化物中心のエネルギーカット療法でインスリンを最大1日71単位も打っていたのを、糖質管理食(スタンダード糖質制限食)で大きく改善して、インスリン1日12単位でHbA1C6.3% 食後1時間値150になったのに、これはパスだと思いました・・・ところがその時、渡された「糖尿病センターだより 平成24年秋 vol5 No4」の糖尿病の食事というページを見て、何をやっているのだろうと/季節の献立 山地管理栄養士 1日20単位(1600kcal)の3食のおすすめメニューが細かく書いてありました なぜか?エネルギー量では無く、炭水化物量が書いてあります 朝食(炭水化物63.7g)・主食は4枚切り食パン90g(炭水化物42g) 昼食(炭水化物102.6g)・主食ごはん200g(炭水化物74.2g) 夕食(炭水化物92.1g)・主食ご飯相当/精白米90g(炭水化物74.2g) 3食合計炭水化物258.4g/主食分190.4g 即ち、主食を食べなければ、炭水化物68gである=主食の他で炭水化物量で目立ったのは朝食で牛乳8.6g 昼食で柿11.1gだから、この栄養士の頭の中を、「血糖を上げるのは、糖質=炭水化物-食物繊維である」と切り替えられたら、少なくとも2型糖尿病人でここに通院している約2000人は、救えるのになぁと思いました 
2012/10/17(Wed) 15:51 | URL | 柚木信也 | 【編集
低血糖状態
いつもブログを読ませていただいております。61歳男性です。
昨日北九州三島様から以下のコメントがありました。
『月1の健診の日だけ、ラーメンめぐりをしていたんです。 そしたら、5~6か月くらいで、食後低血糖の苦しみに襲われ、大変苦しい思いをしました。』

現在スーパ糖質制限を始めて5ヶ月になります。HbA1c(JDS)5.5です。
近々知人宅に招待されており、たぶん食事は炭水化物メインとなりそうです(糖質制限をしていることを話していません)。

長く糖質制限を行っている中で、突然炭水化物をとる(例えばお寿司1人前と炭水化物系のつまみなど)と多くの確率で低血糖状態になるのでしょうか。

個人差が有るとしたら事前に試してみるしか確認方法はないでしょうか。
2012/10/17(Wed) 15:57 | URL | みっきー | 【編集
16日の たけしの本当は怖い家庭医学で、伊奈病院の石橋英明先生が、タンパク質多めの食事をしましょうと言われていました。俳優の宝田明さんがそうでした。朝はパンとウィンナーと卵 サラダなどですが、昼食夕食はおかずだけで、ステーキと刺身野菜でした。ガイアの夜明けで宅配弁当の内容で見てましたら、江部先生が出られるのではと思っていましたら出られたので、びっくりと嬉しさでした。糖質制限食はかなり拡がってきてると感じました。私自身も疲れ知らずの心地良さです。
2012/10/17(Wed) 19:41 | URL | T.K | 【編集
コレステロール
食後の血糖値が高く糖質制限をはじめて約3年がたちます。糖質制限で血糖値は食後も90程ですが、コレステロールが高くなりつづけています。
2010年
LDL122 HDL63 中性脂肪34
2011年
LDL139 HDL64 中性脂肪54
2012年
LDL169 HDL73 中性脂肪37
コレステロールの数値が上がり続け今年は異常値になってしまいました。
糖質制限でコレステロールはだんだん下がってくるとのことでしたが、さがりません。やはり薬が必要なのでしょうか?
2012/10/17(Wed) 19:52 | URL | さくらんぼ | 【編集
糖質制限食の体重増加について
江部先生、ご無沙汰しております。

スーパー糖質制限で体重増加のお話ですが、私の場合は最初の一年で30kgくらい減り、(85-30で55kgが最低体重)その後は3年にわたりジリジリと増えて現在は71kgです。なぜ増加に転じたのかはわかりません。身長は170ちょいです。その間全てスーパー糖質制限食にしており、食べる量を増やしたこともないはずです。チーズ・肉、ナッツはふんだんに摂取します。運動強度がここ一年、ちょっと減ったとは思います。
当然糖尿の数値は完全に健常の人のままです。
a1cはずっと4.9~5.3(新基準含む)

最初の一年の体重の減り方は信じがたいほどで、何か別の病気かと思いましたが・・・やはり個人差があり、落ち着くところに落ち着くのではないかと思いますが、これ以上増えるとイヤだな、とは思ってますけれども。
数年続けている人間のご参考までに。
2012/10/17(Wed) 20:23 | URL | てぃむ | 【編集
糖尿病治療が長期の場合
江部先生
私は30年以上糖尿病で1年半程前から糖質制限を実施しています。
以前よりはHbA1Cが改善しておりますが、先日の検査では7.3でした。
その時によって6.8位の時もあるのですが、なかなかそれ以上には下がりません。これは、糖尿が長期に渡っているからでしょうか。現在スーパー糖質制限ですので、あまりカロリーは気にしておりません。血糖値以外は万事快調で健診結果も良く、仕事も現役です。多少、仕事が多忙の時にストレスの影響で血糖値が左右されるのかもしれまでんが、HbA1Cが5にならないまでも6の前半位になることはあるのでしょうか。因みに検査結果に善し悪しがあっても食事内容等は変化ありませんので、何が影響して違いがあるのかも分からない状況です。薬も服用中です。
宜しくお願いします。
2012/10/18(Thu) 11:40 | URL | M.M | 【編集
インスリン抵抗性のぽち子です。
便乗で質問させてください。

この、先生がお書きになった①ですが、
インスリン抵抗性がある場合はどうなりますか?
早朝空腹時であっても、普通の人よりインスリンが多く分泌されているのですよね?

私は6月からスーパーを始めて、8月までに7キロ減で、その後9月はずっと停滞していまして、
10月に入ってやっとさらに1キロ落ちました。

①については、インスリン抵抗性がある場合は例外ということになりますか?
インスリンが過剰な限りは肥満ホルモンですから、脂肪として蓄えられ続け、
それでも②以下の効果により体重が減ると、そう考えてよろしいでしょうか?

身長168.5で現在68キロです。
目標は20代の時の55キロです。
今はBMIも24になり、そこまで太ってはいませんが、依然お腹周りは妊婦みたいです。
①の効果が薄いとなると、体重の落ちが緩やかなのも納得です。

◆<糖質制限食による体重減少効果>
①インスリン(肥満ホルモン)が基礎分泌以外ほとんど出ない。
②食事中も含めて常に体脂肪が燃えている。
③食事中も含めて常に肝臓で糖新生が行われ、それにかなりのエネルギーを消費する。
④高タンパク食より特異動的作用(SDA)が亢進する。
⑤ケトン体がエネルギーを持ったまま尿中や呼気中に排泄される。→ごく少量
2012/10/18(Thu) 11:47 | URL | ぽち子 | 【編集
体重が減りません
はじめまして。
糖尿人であり投薬も受けていますので、主治医と相談をして糖質制限をしております。
まだ、3週間程度ですが、全く体重が落ちる気配がありません。
っと言うのも、うつ病を併発しておりまして、外出はおろか、宅内でも活動量はかなり低いです。
もちろん、働ける状況ではありません。
先生のブログを見つけ、スーパー糖質制限を実施し、低血糖らしき症状が出たので、投薬も減りましたが体重は落ちません。
やはり、単純にカロリーオーバーなのでしょうかね。
ちなみに、体重増加もしておりません。
46歳・男・身長165cm・体重81~82.5kgを行ったり来たりしています。

ちなみに新刊の「食品別糖質量ハンドブック」予約しました。
2012/10/18(Thu) 17:18 | URL | dear3956 | 【編集
コメントが書けません
パソコンから先生のブログにコメントが書けません。
このコメントは、iPhoneの3G
回線から書いています。
2012/10/18(Thu) 17:24 | URL | dear | 【編集
Re: Cr2.59でした
柚木信也 様

2.79→2.59

改善良かったです。

京都の栄養士さん、糖質制限食の勉強を始めたグループもありますよ。
乞うご期待ですね。
2012/10/18(Thu) 17:35 | URL | ドクター江部 | 【編集
Re: 低血糖状態
みっきー さん。

個人差はあります。

ともあれ、正常範囲でも、血糖値の変動幅が大きいと、
低血糖でなくても、ボーッとしたり眠たくなったり、動悸がしたりすることがあります。

糖質を過剰摂取して、血糖変動に対して、鈍くなっている状態の人はわからなくなっていますが、
人体がこれ以上の糖質はいらないとサインを出している気がします。

私自身も、衣が異常に厚い一口カツを、8個ぐらい食べて、かなり強い眠気に襲われたことがあります。
衣が厚い(小麦たっぷり)のは、眠気で調べて、食べたあとで気がつきました。
2012/10/18(Thu) 17:43 | URL | ドクター江部 | 【編集
Re: コレステロール
さくらんぼ さん。

HDLコレステロールも増えていますね。
LDL169はそんなに心配ないと思います。

過去に狭心症や心筋梗塞の既往がなければ、経過を見られていいと思います。
どうしても気になれば、スタチン系薬剤より、ゼチーアのほうが、副作用が少ないです。
2012/10/18(Thu) 17:46 | URL | ドクター江部 | 【編集
Re: 糖質制限食の体重増加について
てぃむ さん。

筋肉量が多いタイプかもしれませんね。

運動強度がここ一年、ちょっと減った

それまでの数年は結構運動しておられるなら、体重増加の一部は筋肉量増加の可能性ありです。
2012/10/18(Thu) 17:51 | URL | ドクター江部 | 【編集
Re: 糖尿病治療が長期の場合
M.M さん。

自分自身のインスリン分泌能力が、どのていど残っているかによると思います。

インスリン分泌能があるていど残っていれば、
スーパー糖質制限食なら、HbA1cは基準値内になることが多いです。

インスリン分泌能が一定レベル以下に落ちていると、早朝空腹時血糖値がなかなか下がらず、
HbA1cも、6.9未満が困難な場合があります。
2012/10/18(Thu) 17:55 | URL | ドクター江部 | 【編集
Re: タイトルなし
ぽち子 さん。

インスリン抵抗性がある人でも、

糖質制限食なら、インスリン基礎分泌も、糖質ありの食事の時よりは
減ります。
2012/10/18(Thu) 18:13 | URL | ドクター江部 | 【編集
Re: 成分表示についてご質問です。
うえだ さん。

拙著のご購入ありがとうございます。

糖質=炭水化物-食物繊維

です。
チョコレートは、シュクリーベチョコがエリスリトールが主たる甘味料で最も血糖を上げません。

糖類ゼロは、マルチトールやキシリトールが含まれていて、血糖値を砂糖の半分くらい上げます。

糖質ゼロ、カロリーゼロなら、糖質は極少量なので問題ないです。

1回の間食に摂取する糖質総量は5g以下を目標としましょう。
2012/10/18(Thu) 18:18 | URL | ドクター江部 | 【編集
Re: 体重が減りません
dear3956 さん。

「食品別糖質量ハンドブック」のご予約、ありがとうございます。

うつ病の内服薬で体重が減りにくいことがありますので主治医とご相談ください。

8~9割の人は、カロリー意識せずに食べても、糖質制限食で体重が減ります。

もし基礎代謝が低いタイプなら、「糖質制限+カロリー制限」が必要なことがあります。
2012/10/18(Thu) 18:25 | URL | ドクター江部 | 【編集
Re: 体重が減りません
2012年10月18日 現在

お忙しいのに、お返事ありがとうございました。
ちなみに、dearのハンドルネームも私です。

心療内科の主治医に相談しますので、江部先生からのご返事はともかく、
一応、現在飲んでいる薬を書いておきます。
1日に投薬しているうつ病に関する薬
・サインバルタカプセル30mg☓2
・アンデプレ錠25mg☓2錠
・フルニトラゼパム錠2mg「アメル」1錠
・酸化マグネシウム原末「マルイシ」 3g☓3袋(便秘解消の為)
・テトラミド錠10mg 3錠
・メディタックス錠1 1mg 2錠
です。

確かに、サインバルタの副作用として、むくみのない短期間での体重増加が含まれているものもありました。
コレは体の痛みが激しく、現在、最大量まで増やしています。

糖尿病では、以下の投薬をしてます。
・メデット錠250mg☓2錠
・ジャヌビア錠50mg☓1錠
・アトルバスタチン錠5mg☓1錠

糖質制限食とは直接関係ないことなので、サラッと流してくださって結構です。

やはり、PCからはコメント書けませんので、iPhoneの3G回線から書き込みさせて頂きました。
2012/10/18(Thu) 20:25 | URL | dear3956 | 【編集
Re: Re: 体重が減りません
dear3956 さん。

ごくまれに、パソコンからコメントできないという場合があります。
ブロックしている訳ではないので、FC2の何らかの問題かと思います。
あるいは、FC2とパソコンの相性?
私も詳しくないので、よくわかりません。

99%以上の人は、問題なくパソコンからコメントできています。
2012/10/18(Thu) 22:26 | URL | ドクター江部 | 【編集
Re: パソコンから投稿で出来無い件
dear3956 さん。

本ブログでも、拒否設定などはしていませんので
よくわかりません。
2012/10/19(Fri) 07:27 | URL | ドクター江部 | 【編集
エネルギー収支と体重増減について
先にエネルギー摂取量とエネルギー消費量が決まって(本人が自由に決められて)、その差によって体脂肪が増減すると考えると、たしかに「糖質制限では、こんなに食べても太らないなんて不思議」と言うことになると思いますが、高糖質食では消費量に十分なエネルギーをとったつもりでも、インシュリンが体脂肪に変えてしまう(そして、それを利用できなくしてしまう)ので、必要以上にとらないとお腹が空いて仕方がない、という状態になるのではないでしょうか。
2012/10/19(Fri) 14:25 | URL | M生 | 【編集
過敏性腸症候群に対する糖質制限食の効果
こんばんは

 いつも有難うございます。今日は、1年前に私が実体験から得た私見をご報告致します。
 以前から「お好み焼き」を食べると下痢を起こすことが多かったのですが、フランス菓子を勉強した2007年からの6年間は特に症状が強くて、午前の仕事中に下痢で3回排便する日が、週に3日を超えることも多々ありました。そんな中、2011年1月に消化器内科にて上、下部内視鏡検査を受けましたが異常なく、ストレスによる「過敏性腸症候群」であると診断され、投薬を提案されたのですが、当時一番楽しい休日の菓子作りの時にも症状が同様に出ることなどから、原因は他にあると確信し、薬剤は服用しませんでした。   そして2014年9月頃から糖質制限食を始めました。すると症状が全く消えたのです。「お好み焼き」「フランス菓子」「糖質制限食」、この3つを並べるとKey wordはすぐに「小麦」とわかりました。フランス菓子は小麦を大量に使うことが多く、勉強の為週に数多く試食しますから、当然症状が強く出たのです。よって私は、過敏性腸症候群は小麦に対する過敏症であると考えております。ただ他の原因の有無については専門外なので言及しません。その後娘から医学博士デイビッド・パールマターという方の書籍を勧められ、読んでみましたら、グルテン過敏症が引き起こす疾患のリストに過敏性腸症候群が入っておりました。「やはり」と思いました。また炭水化物が脳にダメージを与え、認知症を引き起こすという説は興味深いと思います。江部先生の著書に巡り会えたことはとても幸運でした。先生の糖質制限食は、人間の尊厳という意味では癌よりも怖い認知症にとっても、糖尿病以上に重要なものだと確信しております。多忙な中、貴重な時間を割いて返答されておられるのには、心から感謝、感服致しております。最後に、先生の糖質制限食のおかげで、2016年2月現在も過敏性腸症候群は全く消えております。
2016/02/13(Sat) 19:58 | URL | キース | 【編集
Re: 過敏性腸症候群に対する糖質制限食の効果
キースさん

拙著のご購入、ありがとうございます。
過敏性腸症候群の改善、良かったです。

現在テニスのナンバー・ワンの、ジョコビッチは、小麦の摂取を止めてから、
急にパフォーマンスが向上して、あっというまに、No.1になりました。

ジョコビッチの場合は、小麦グルテンアレルギー」が明確となり、
それを除去することで、本来の運動能力が5セット持続するようになったことが、
No.1になれた大きな要因とと思われます。

まあ、ジョコビッチも、小麦以外にも一定、糖質制限的ではあります。

2016年1月1日の京都新聞によると、3階級制覇のボクシング世界チャンピオン井岡一翔選手は、
テニスのジョコビッチ選手の食事を参考にして、2015年12月31日の世界戦に向けて新たな食事法を取り入れたとありました。

パンやパスタ、うどんなどの小麦粉製品を口せず、炭水化物はほとんど摂らない食生活をして試合に備えたということです。
2015年12月24日のスポーツ報知の記事を見ると11月初旬から新しい食事法を開始で、野菜や肉、魚が中心で、炭水化物は酵素玄米を少量食べる程度であり、結果、体のキレが増して、減量もスムースにできたそうです。
2016/02/14(Sun) 15:28 | URL | ドクター江部 | 【編集
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