2012年09月17日 (月)
こんにちは。
「低炭水化物・高脂肪・高タンパク食に冠動脈疾患のリスクなし。」
「高炭水化物食、高GL食で、冠動脈疾患リスク増大」
という結論の、信頼度の高いA論文と
「低糖質・高蛋白質摂取で心血管イベントが上昇!?」
という結論の、信頼度の低いB論文とを並べて、検討してみました。
1)A論文
2006年に報告されたハーバード大学の研究(ニューイングランドジャーナル掲載)
「低炭水化物・高脂肪・高タンパク食に冠動脈疾患のリスクなし」
は、下記B論文(BMJの論文)に比し、デザイン・研究方法・解析など、はるかに信頼度が高い論文です。
アンケートに答えたのはプロの看護師の集団であり、一定の信頼度があります。
アンケートも定期的に実施しています。
1980年、米国の女性看護師82,802人に対して、質問票を使った食事調査を、1980年から1998年までのあいだに、2-6年間隔で6回行っています。82802人の女性看護師を20年間追跡したコホート研究です。
この論文では、炭水化物摂取量が多いことが、冠動脈疾患リスクと関連していたと結論しています。特に高GL食は、冠動脈疾患リスクと強く関連していたと結論しています。
炭水化物摂取比率36.8±6.1%グループと58.8±7.0%のグループの比較です。
私からみると、中炭水化物食と高炭水化物食の比較と言えますが、高炭水化物食の害を明確に指摘しています。
なお、このA論文もスーパー糖質制限食(炭水化物摂取比率12%)のことについて書いてあるわけではありません。
•1980年、米国の女性看護師82,802人に食事調査を行い、研究を開始 。
•低炭水化物食「得点」が上位10%のグループの冠動脈疾患の発生率は、下位10%のグループの0.94倍で
有意差なし。2000年の時点で10グループを解析。炭水化物摂取比率36.8±6.1%グループと58.8±7.0%の
グループの比較。
•即ち20年間の追跡で、脂肪と蛋白質が多く炭水化物が少ない食事をしているグループでも、心臓病のリスクは
上昇しなかった。
• 一方総炭水化物摂取量は冠動脈疾患リスクの中等度増加に関連していた。高GLは冠動脈疾患リスク増加と
強く関連していた。
Halton TL, et al. Low-carbohydrate-diet score and the risk of coronary heart disease in women. New England Journal of Medicine 2006;355:1991-2002.
2)B論文
「低糖質・高蛋白質摂取で心血管イベントが上昇!?」
という、スウェーデン人女性のコホート研究が、ブリティッシュ・メディカル・ジャーナル(BMJ)に掲載されました。
www.bmj.com/highwire/filestream/591596/field_highwire_article_pdf/0.pdf(英文原著)
http://kenko100.jp/news/2012/07/02/01(日本語の記事)
1991~92年にスウェーデン女性生活習慣・健康コホートからランダムに抽出された30~49歳の女性9万6,000人を対象にした、平均15.7年の観察期間を持つ前向きコホート研究。
これを受けて、読売新聞や日経新聞に記事が載りました。
しかしこの論文、信頼度が低く、到底エビデンスと呼べるような代物ではありません。
・栄養分析が登録時の1回のみで、15年以上その食生活が継続しているという仮定に無理がある。
・本論文の平スエーデン女性の平均摂取カロリーは、1561kcal/日で、アンケート実施は 1991~1992年。
1992年のスエーデン人の食料供給 3051kcal/日
1993年(平成5年)の日本人の平均総摂取カロリーは2034kcal/日
BMJ論文のスエーデン人女性の平均摂取カロリーが1561kcal/日というのは、いかにも過少であり、アンケートの 信憑性が疑われる。
・塩分摂取量での調節がなされていない。
・質問事項が、食べた食物の項目で答えるタイプで、炭水化物(糖質)量など各栄養素の算出方法が明確でない。
・糖質摂取とタンパク質摂取の点数化が恣意的で歪曲されている。
・British Medical Journalには、本記事に対する専門家のコメントが12件よせられ、その全てがこの論文に
対して否定的見解であり、これは希有なことである。
BMJ 2012;344:e4026 doi: 10.1136/bmj.e4026 (Published 26 June 2012)
Pagona Lagiou et all:
Low carbohydrate-high protein diet and incidence of
cardiovascular diseases in Swedish women:
prospective cohort study
このB論文もスーパー糖質制限食(炭水化物摂取比率12%)のことについて書いてあるわけではありません。
B論文の低糖質・高蛋白食も、正確には中糖質・高蛋白食です。
いずれにせよ、B論文は、上記に列挙した理由により、信頼度は極めて低いというか、全く信用できない代物です。
B論文に対して、A論文は炭水化物摂取比率36.8±6.1%グループと58.8±7.0%のグループの比較、すなわち、正確には「中炭水化物食」と「高炭水化物食の比較」なのですが、信頼度の高い論文であり、
『高炭水化物食、高GL食で、冠動脈疾患リスク増大』
という結論です。
江部康二
*GIグリセミックインデックス(glycemic index)
グリセミック指数の略で、「血糖指数」ともいいます。
摂取した糖質は消化吸収され血糖になりますが、その血糖が上昇する速度を表した数値です。
食品の糖質50グラムを摂取した際の血糖値上昇の度合いを、ブドウ糖を100とした場合の相対値で表します。
GI値=
「試料」摂取時の血糖値上昇曲線の面積)/「ブドウ糖」摂取時の血糖値上昇曲線面積 × 100
GI値55以下の食品が、低GI食品と言われています。
*GL(glycemic lord)
GI値を100で割り、その食品1食分に含まれる糖質のグラム数をかけた数値。
GIよりGLのほうが、実際に食事をするときの参考になりやすい。
GL値10以下の食品が、低GL食品。
「低炭水化物・高脂肪・高タンパク食に冠動脈疾患のリスクなし。」
「高炭水化物食、高GL食で、冠動脈疾患リスク増大」
という結論の、信頼度の高いA論文と
「低糖質・高蛋白質摂取で心血管イベントが上昇!?」
という結論の、信頼度の低いB論文とを並べて、検討してみました。
1)A論文
2006年に報告されたハーバード大学の研究(ニューイングランドジャーナル掲載)
「低炭水化物・高脂肪・高タンパク食に冠動脈疾患のリスクなし」
は、下記B論文(BMJの論文)に比し、デザイン・研究方法・解析など、はるかに信頼度が高い論文です。
アンケートに答えたのはプロの看護師の集団であり、一定の信頼度があります。
アンケートも定期的に実施しています。
1980年、米国の女性看護師82,802人に対して、質問票を使った食事調査を、1980年から1998年までのあいだに、2-6年間隔で6回行っています。82802人の女性看護師を20年間追跡したコホート研究です。
この論文では、炭水化物摂取量が多いことが、冠動脈疾患リスクと関連していたと結論しています。特に高GL食は、冠動脈疾患リスクと強く関連していたと結論しています。
炭水化物摂取比率36.8±6.1%グループと58.8±7.0%のグループの比較です。
私からみると、中炭水化物食と高炭水化物食の比較と言えますが、高炭水化物食の害を明確に指摘しています。
なお、このA論文もスーパー糖質制限食(炭水化物摂取比率12%)のことについて書いてあるわけではありません。
•1980年、米国の女性看護師82,802人に食事調査を行い、研究を開始 。
•低炭水化物食「得点」が上位10%のグループの冠動脈疾患の発生率は、下位10%のグループの0.94倍で
有意差なし。2000年の時点で10グループを解析。炭水化物摂取比率36.8±6.1%グループと58.8±7.0%の
グループの比較。
•即ち20年間の追跡で、脂肪と蛋白質が多く炭水化物が少ない食事をしているグループでも、心臓病のリスクは
上昇しなかった。
• 一方総炭水化物摂取量は冠動脈疾患リスクの中等度増加に関連していた。高GLは冠動脈疾患リスク増加と
強く関連していた。
Halton TL, et al. Low-carbohydrate-diet score and the risk of coronary heart disease in women. New England Journal of Medicine 2006;355:1991-2002.
2)B論文
「低糖質・高蛋白質摂取で心血管イベントが上昇!?」
という、スウェーデン人女性のコホート研究が、ブリティッシュ・メディカル・ジャーナル(BMJ)に掲載されました。
www.bmj.com/highwire/filestream/591596/field_highwire_article_pdf/0.pdf(英文原著)
http://kenko100.jp/news/2012/07/02/01(日本語の記事)
1991~92年にスウェーデン女性生活習慣・健康コホートからランダムに抽出された30~49歳の女性9万6,000人を対象にした、平均15.7年の観察期間を持つ前向きコホート研究。
これを受けて、読売新聞や日経新聞に記事が載りました。
しかしこの論文、信頼度が低く、到底エビデンスと呼べるような代物ではありません。
・栄養分析が登録時の1回のみで、15年以上その食生活が継続しているという仮定に無理がある。
・本論文の平スエーデン女性の平均摂取カロリーは、1561kcal/日で、アンケート実施は 1991~1992年。
1992年のスエーデン人の食料供給 3051kcal/日
1993年(平成5年)の日本人の平均総摂取カロリーは2034kcal/日
BMJ論文のスエーデン人女性の平均摂取カロリーが1561kcal/日というのは、いかにも過少であり、アンケートの 信憑性が疑われる。
・塩分摂取量での調節がなされていない。
・質問事項が、食べた食物の項目で答えるタイプで、炭水化物(糖質)量など各栄養素の算出方法が明確でない。
・糖質摂取とタンパク質摂取の点数化が恣意的で歪曲されている。
・British Medical Journalには、本記事に対する専門家のコメントが12件よせられ、その全てがこの論文に
対して否定的見解であり、これは希有なことである。
BMJ 2012;344:e4026 doi: 10.1136/bmj.e4026 (Published 26 June 2012)
Pagona Lagiou et all:
Low carbohydrate-high protein diet and incidence of
cardiovascular diseases in Swedish women:
prospective cohort study
このB論文もスーパー糖質制限食(炭水化物摂取比率12%)のことについて書いてあるわけではありません。
B論文の低糖質・高蛋白食も、正確には中糖質・高蛋白食です。
いずれにせよ、B論文は、上記に列挙した理由により、信頼度は極めて低いというか、全く信用できない代物です。
B論文に対して、A論文は炭水化物摂取比率36.8±6.1%グループと58.8±7.0%のグループの比較、すなわち、正確には「中炭水化物食」と「高炭水化物食の比較」なのですが、信頼度の高い論文であり、
『高炭水化物食、高GL食で、冠動脈疾患リスク増大』
という結論です。
江部康二
*GIグリセミックインデックス(glycemic index)
グリセミック指数の略で、「血糖指数」ともいいます。
摂取した糖質は消化吸収され血糖になりますが、その血糖が上昇する速度を表した数値です。
食品の糖質50グラムを摂取した際の血糖値上昇の度合いを、ブドウ糖を100とした場合の相対値で表します。
GI値=
「試料」摂取時の血糖値上昇曲線の面積)/「ブドウ糖」摂取時の血糖値上昇曲線面積 × 100
GI値55以下の食品が、低GI食品と言われています。
*GL(glycemic lord)
GI値を100で割り、その食品1食分に含まれる糖質のグラム数をかけた数値。
GIよりGLのほうが、実際に食事をするときの参考になりやすい。
GL値10以下の食品が、低GL食品。
江部先生、こんにちは。
この前の報道特集、録画して見ました。^^
スーパー糖質制限食 or 糖質制限食で、
糖尿病患者さんが、合併症が起きないようになれば良いですね。
応援しております。
この前の報道特集、録画して見ました。^^
スーパー糖質制限食 or 糖質制限食で、
糖尿病患者さんが、合併症が起きないようになれば良いですね。
応援しております。
いつも勉強させていただいています。
糖質制限を始めてから、更年期障害がはじまってから鼻炎が始まり苦しんでいましたが、体調だけでなく鼻炎もよくなってきました。これはインシュリンとなにか関係があるのでしょうか。。
体重がかなり落ちてきましたので太りたいのですがなかなか体重が増えません。しかし体調はかなりいいです。血圧も下がりましたし。。。本当に感謝です
糖質制限を始めてから、更年期障害がはじまってから鼻炎が始まり苦しんでいましたが、体調だけでなく鼻炎もよくなってきました。これはインシュリンとなにか関係があるのでしょうか。。
体重がかなり落ちてきましたので太りたいのですがなかなか体重が増えません。しかし体調はかなりいいです。血圧も下がりましたし。。。本当に感謝です
2012/09/17(Mon) 19:19 | URL | marui | 【編集】
お疲れのところ、
いや、糖質制限で、バリバリ元気!
それにしても、敬服いたします。
ありがとうございます。
どこぞの理事のように、
長期の誤った研究の「久山町」の話はスルーして、
「長期には分からないので…。」とかなんとか、
一般人を惑わすことを平気で言う。
困ったもんです。
先生の爪の垢を飲ませたい。(汗;)
21日22:00~のNHK・いまドキ
テーマが、<香川のうどん県>
どんな内容になるのでしょう…。
東南アジアの津波情報で”流れ”てから、
メディアも”流れ”が変わっていますが、
古いのをそのまま流すのか、修整をきかしたか。
楽しみですね。
いや、糖質制限で、バリバリ元気!
それにしても、敬服いたします。
ありがとうございます。
どこぞの理事のように、
長期の誤った研究の「久山町」の話はスルーして、
「長期には分からないので…。」とかなんとか、
一般人を惑わすことを平気で言う。
困ったもんです。
先生の爪の垢を飲ませたい。(汗;)
21日22:00~のNHK・いまドキ
テーマが、<香川のうどん県>
どんな内容になるのでしょう…。
東南アジアの津波情報で”流れ”てから、
メディアも”流れ”が変わっていますが、
古いのをそのまま流すのか、修整をきかしたか。
楽しみですね。
江部先生、いつも有り難く読ませて頂いています。
どうしても気になる事があり、質問させて頂きたいのです。私はいつもふすまパンをホームベーカリーで焼いて食べています。
50代の主人も70代の母も食べているのですが、ふすま粉100gに鉄分が15㎎、亜鉛11㎎、マグネシュウム520㎎、が含まれているのは摂取量的に問題はないのでしょうか?
おいしく楽しく糖質制限したいのですが、このことが気になってモヤモヤしてしまいます。
どうかよろしくお願い致しますm(__)m
どうしても気になる事があり、質問させて頂きたいのです。私はいつもふすまパンをホームベーカリーで焼いて食べています。
50代の主人も70代の母も食べているのですが、ふすま粉100gに鉄分が15㎎、亜鉛11㎎、マグネシュウム520㎎、が含まれているのは摂取量的に問題はないのでしょうか?
おいしく楽しく糖質制限したいのですが、このことが気になってモヤモヤしてしまいます。
どうかよろしくお願い致しますm(__)m
2012/09/17(Mon) 20:52 | URL | ゆーさん | 【編集】
北九州 三島 さん。
私の連れ合いが、うどん県の出身です。
その日はライブで見れないので、連れ合いに見ておくように頼みます。
私の連れ合いが、うどん県の出身です。
その日はライブで見れないので、連れ合いに見ておくように頼みます。
2012/09/17(Mon) 22:03 | URL | ドクター江部 | 【編集】
ゆーさん
鉄の成人の1日必要所要量も男性が10mgなのに対して、女性では12mg。・・・食べ物での過剰はまずないです。
亜鉛は必要量は1日、9~12mg、・・・上限は30~40mg/日
マグネシウムの必要量は1日、300mg、・・・上限は700mg/日
鳥越製粉のものなら
山がた食パン1個ににふすま粉200gを使います。
食パン1個で、3~4人前なので、ほどよいところではないでしょうか。
詳しくは、メーカーに直接お問い合わせください。
鉄の成人の1日必要所要量も男性が10mgなのに対して、女性では12mg。・・・食べ物での過剰はまずないです。
亜鉛は必要量は1日、9~12mg、・・・上限は30~40mg/日
マグネシウムの必要量は1日、300mg、・・・上限は700mg/日
鳥越製粉のものなら
山がた食パン1個ににふすま粉200gを使います。
食パン1個で、3~4人前なので、ほどよいところではないでしょうか。
詳しくは、メーカーに直接お問い合わせください。
2012/09/17(Mon) 22:26 | URL | ドクター江部 | 【編集】
江部先生おはようございます。つい最近、質問させて頂いたほっとろぉどです。今回も質問させて頂きたいのですが(すいません…。)食事をいつ摂るかについてです。先生は昼・夕の1日2食とのこと。私は糖質制限を始めてから3週間ほどたちましたが、元々(糖質制限を始める5、6年ほど前から)1日2食で朝食と昼食(朝食は7時・昼食は12時もしくは遅くても13時)を摂ってから、次の日の朝まで水分以外は一切の摂らないという生活でした。しかし、先生のブログで「1日2食の場合、夕食は確保するとして、あとの1食は朝でも昼でもいいと思う」と仰っていたことと私の主治医からも「夜を抜くと昼食を摂ってから次の日の朝食までの時間が空きすぎる、1日2食でもいいが夜抜くのは止めなさい」と言われたこともあり、糖質制限を始めたのを機に昼を抜き、朝・夕にしています。が、長年の習慣で体が馴れてしまっているのか、やはり夕食を摂ると具合が悪いのです。体調が悪いということではありませんが、朝起きても全く空腹感がなく、食べる気がしないですし、夜は夜で昼を食べない分、空腹感はあるのですが、食べた後、なんとなく調子が悪いのです。体重も停滞期なのか、止まったままでサッパリ落ちてくれません。以前の朝・昼の食事に戻そうかと思っているのですが、先生はどう思われますか?やはり夕食は抜くべきではないでしょうか?長い空腹時間がの後、食事を摂ると血糖値に影響はあるものでしゅうか?しかし糖質制限をしている限り、血糖値に影響はないと思いますが。アドバイス頂けたらと嬉しいです。ちなみに、私の主治医は糖質制限に大賛成です。今月の検診で糖質制限の話をしたところ、そのことについて話が盛り上がったのですが、よくよく主治医の話を聞いてみると、江部先生のことや著書についてもご存じでした。またまたの長文で申し訳ありません。それでは失礼いたします。
2012/09/18(Tue) 06:48 | URL | ほっとろぉど | 【編集】
ほっとろぉど さん。
長年の習慣で、朝と昼の食事なら、それで良いと思います。
例えば平安時代は、1日に2食として、
朝食が午前10時頃で、夕食が午後4時頃だったと思います。
空腹時間が長いのは、問題ないと思います。
私の場合も10数時間空くことがあります。
糖質制限賛成の主治医殿によろしくお伝えください。
長年の習慣で、朝と昼の食事なら、それで良いと思います。
例えば平安時代は、1日に2食として、
朝食が午前10時頃で、夕食が午後4時頃だったと思います。
空腹時間が長いのは、問題ないと思います。
私の場合も10数時間空くことがあります。
糖質制限賛成の主治医殿によろしくお伝えください。
2012/09/18(Tue) 09:16 | URL | ドクター江部 | 【編集】
パンdeスマート
in北九州のメンバーで人体実験(試食)しました。
メーカーのレシピ通りにし、HB(ホームベーカリー)の早焼きコースで焼きました。
血糖値は、全く問題ありませんでした。
味も、<大豆粉、グルテン、…>のものよりは、美味しいという方が70%でした。ただし、塩分が多めかな。レシピには、塩を加えるように書いていましたが、抜いたほうがいいような気がします。
in北九州のメンバーで人体実験(試食)しました。
メーカーのレシピ通りにし、HB(ホームベーカリー)の早焼きコースで焼きました。
血糖値は、全く問題ありませんでした。
味も、<大豆粉、グルテン、…>のものよりは、美味しいという方が70%でした。ただし、塩分が多めかな。レシピには、塩を加えるように書いていましたが、抜いたほうがいいような気がします。
『別冊宝島』1902号 出足絶好調!おめでとうございます。
アマゾンでは、予約が多く、すでに欠品状態のようで、あわてて、地元の書店で購入。
(昨日、クローズ出演の籔田さんが、届けてくれました。)それで、さきほど、読了しました。
もちろん、何度も読んでマスターしたい内容ですが…。
そして、早速、出入りの書店に、塾生全員分の注文を出しました。
これは、学校の家庭科(調理)の教科書よりよっぽどいいですね。
鉄は熱いうちに、
干し草は日の照っているうちに、
子供のころから、しっかり「食育」をしなければ…。
すでに、70%の塾生と、保護者が糖質制限生活で、
お父さんは、メタボ解消、
お母さんは、10歳若返り、
息女は、成績UP、
で、効果てきめんなので、
さらに、「完全ガイド」で、学習し、
効果を増してほしいという思いからです。
アマゾンでは、予約が多く、すでに欠品状態のようで、あわてて、地元の書店で購入。
(昨日、クローズ出演の籔田さんが、届けてくれました。)それで、さきほど、読了しました。
もちろん、何度も読んでマスターしたい内容ですが…。
そして、早速、出入りの書店に、塾生全員分の注文を出しました。
これは、学校の家庭科(調理)の教科書よりよっぽどいいですね。
鉄は熱いうちに、
干し草は日の照っているうちに、
子供のころから、しっかり「食育」をしなければ…。
すでに、70%の塾生と、保護者が糖質制限生活で、
お父さんは、メタボ解消、
お母さんは、10歳若返り、
息女は、成績UP、
で、効果てきめんなので、
さらに、「完全ガイド」で、学習し、
効果を増してほしいという思いからです。
ちゅみ さん。
データ改善良かったです。
糖質制限食なら典型的な改善です。
ベイスンはよいお薬ですが、ここまで良くなったら中止できると思います。
主治医とよくご相談ください。
膝から下の冷えや筋力低下は、摂取カロリー不足のことが多いので
脂質と蛋白質はしっかり摂取してください。
運動は普通に歩くことで充分です。
データ改善良かったです。
糖質制限食なら典型的な改善です。
ベイスンはよいお薬ですが、ここまで良くなったら中止できると思います。
主治医とよくご相談ください。
膝から下の冷えや筋力低下は、摂取カロリー不足のことが多いので
脂質と蛋白質はしっかり摂取してください。
運動は普通に歩くことで充分です。
2012/09/18(Tue) 15:03 | URL | ドクター江部 | 【編集】
みき さん。
1回の食事の糖質量を、糖尿病なら10~20g以下にするのが、スーパー糖質制限食です。
食後の血糖値の上昇を抑えるためです。
1gの糖質が2型糖尿人の血糖値を3mg上昇させます。
従ってまとめて、どかっと3食分の糖質は、NGです。
食事開始後30分から、30分くらい歩行するとインスリンに依存せずに
血糖値を筋肉がとりこんでくれます。
1回の食事の糖質量を、糖尿病なら10~20g以下にするのが、スーパー糖質制限食です。
食後の血糖値の上昇を抑えるためです。
1gの糖質が2型糖尿人の血糖値を3mg上昇させます。
従ってまとめて、どかっと3食分の糖質は、NGです。
食事開始後30分から、30分くらい歩行するとインスリンに依存せずに
血糖値を筋肉がとりこんでくれます。
2012/09/18(Tue) 15:09 | URL | ドクター江部 | 【編集】
江部先生こんにちは糖尿病発覚して三ヶ月。いわゆるペットボトル症候群で救急搬送されて、1ヶ月入院しました。
入院中に、先生のブログを見つけ読ませて頂きました。本も二冊購入しています。
問題なのは、中性脂肪とLDL-C、総-Cが高い数値から、改善されないことです。
先生のブログをもう一度読ませて頂きLDLと総-Cはスーパー糖質制限食始めて2ヶ月のため、様子見かなっと思っています。
中性脂肪高い値について、先生のご意見承りたくメールさせて頂きました。
入院時、189cm93kg→現在(三ヶ月後)81.5kg
6/7 6/8 7/19 8/28 9/18
血糖値 473 - 113 128 125
Hba1c(ngsp) 12.8 - 7.6 5.4 5.4
総-C 298 239 184 266 246
HDL-C 49.9 43.9 41.4 54.5 51.1
LDL-C 32.1 31.1 117.6 176.8 157.0
中性脂肪 1401 820 156 217 237
7/20頃から、スーパー糖質制限食始めています。
お酒は週に二回か三回ウィスキーか焼酎水割り10杯前後。
その時に、コンビニでおでんやサラダ、フランクフルト等食べています。
運動は週に二回か三回、スロージョギングと毎日ロングブレス10分間しています。
薬はメトグルコ250ml毎食一錠(飲んでません)
今回から、コレストロールが高いから、ということでクレストール2.5錠追加されました。(飲むべきか迷っています。)
入院中に、先生のブログを見つけ読ませて頂きました。本も二冊購入しています。
問題なのは、中性脂肪とLDL-C、総-Cが高い数値から、改善されないことです。
先生のブログをもう一度読ませて頂きLDLと総-Cはスーパー糖質制限食始めて2ヶ月のため、様子見かなっと思っています。
中性脂肪高い値について、先生のご意見承りたくメールさせて頂きました。
入院時、189cm93kg→現在(三ヶ月後)81.5kg
6/7 6/8 7/19 8/28 9/18
血糖値 473 - 113 128 125
Hba1c(ngsp) 12.8 - 7.6 5.4 5.4
総-C 298 239 184 266 246
HDL-C 49.9 43.9 41.4 54.5 51.1
LDL-C 32.1 31.1 117.6 176.8 157.0
中性脂肪 1401 820 156 217 237
7/20頃から、スーパー糖質制限食始めています。
お酒は週に二回か三回ウィスキーか焼酎水割り10杯前後。
その時に、コンビニでおでんやサラダ、フランクフルト等食べています。
運動は週に二回か三回、スロージョギングと毎日ロングブレス10分間しています。
薬はメトグルコ250ml毎食一錠(飲んでません)
今回から、コレストロールが高いから、ということでクレストール2.5錠追加されました。(飲むべきか迷っています。)
のっぽ さん。
拙著のご購入、ありがとうございます。
血糖値とHbA1cは素晴らしい改善ですね。
総-C 184 266 246
HDL-C 41.4 54.5 51.1
LDL-C 117.6 176.8 157.0
LDLコレステロールもピークは過ぎて下がり始めているようです。
心配ないと思います。主治医に頼んで薬なしで経過を見ては如何でしょう。
中性脂肪 1401 820 156 217 237
中性脂肪も、1401に比べたら、237ですから大丈夫と思います。
スーパー糖質制限食で、基準値を目指してください。
拙著のご購入、ありがとうございます。
血糖値とHbA1cは素晴らしい改善ですね。
総-C 184 266 246
HDL-C 41.4 54.5 51.1
LDL-C 117.6 176.8 157.0
LDLコレステロールもピークは過ぎて下がり始めているようです。
心配ないと思います。主治医に頼んで薬なしで経過を見ては如何でしょう。
中性脂肪 1401 820 156 217 237
中性脂肪も、1401に比べたら、237ですから大丈夫と思います。
スーパー糖質制限食で、基準値を目指してください。
2012/09/18(Tue) 17:14 | URL | ドクター江部 | 【編集】
本日 血液検査でした。
朝食抜きの朝の血糖は73で、ヘモグロビンa1cは、3.9でした。
クレアチニンの結果は数日後になります。
また報告します。
10月1日(月)に京都診療所に行きます。
よろしくお願いします。
結果報告だけです。以上
朝食抜きの朝の血糖は73で、ヘモグロビンa1cは、3.9でした。
クレアチニンの結果は数日後になります。
また報告します。
10月1日(月)に京都診療所に行きます。
よろしくお願いします。
結果報告だけです。以上
2012/09/18(Tue) 17:22 | URL | 茨城の患者:たこやき頭 | 【編集】
江部先生、お返事有り難う御座いましたm(__)m
ショップに問い合わせてみたのですが、まだ回答はもらっていません。
でも、江部先生に「ちょうどよいくらい」というて頂いたので、安心して食べたいと思います。
有り難う御座いましたm(__)m
ショップに問い合わせてみたのですが、まだ回答はもらっていません。
でも、江部先生に「ちょうどよいくらい」というて頂いたので、安心して食べたいと思います。
有り難う御座いましたm(__)m
2012/09/19(Wed) 18:48 | URL | ゆーさん | 【編集】
| ホーム |