2012年09月08日 (土)
おはようございます。
今から、左京区下鴨高木町の江部診療所に出勤します。
江部診療所の外来終了後、第9回一宮メタボスタディカンファランスに向かいます。
17:00~医師対象に糖質制限食のお話ですが、一宮市は京都から1時間ちょっとで着くので楽です。
今回は京都に帰ってくることができます。
明日、9月9日(日)は、大阪大学中之島センターで15:00~16:30まで
第91回ホロン(カミカミ)講座で糖質制限食のお話をします。
こちらは歯医者さん主催の会です。
お問い合わせ:ホロン柳本歯科クリニック
TEL : 06-6458-6747
糖質制限食の輪がどんどん広がっていきます。
嬉しいことです。
江部康二
【本ブログのコメント・質問・記事に関するお願い】
ブログ読者の皆さんには、いつもコメントいただき、ありがとうございます。
糖質制限食に関する質問についてですが、実際に高雄病院や江部診療所に来院されて診察した患者さんに対しては、医師としての責任・債務がありますので、個別に説明もしっかりさせて頂いていますし、フォローもしております。
一方、ブログ読者の皆さんの質問に関しては、糖質制限食に詳しい医師として、ボランティアで回答させていただいています。
診察もしておりませんしフォローもできませんので、責任もとれません。
私の回答は、あくまでも一般論としての参考意見とお考え頂けば幸いです。
また、ブログ記事や本に関しても同様に、糖質制限食に関する一般論としての参考意見とお考え下さい。
従いまして、読者の皆さんが私の参考意見を読まれて、どのように利用されるかは、自己責任でよろしくお願い申し上げます。m(_ _)m
そして読者の皆さんからもご意見いただきましたが、普通のお医者さんに相談可能な個人的な内容の質問は、ご自分の主治医にご相談頂けば助かります。
またネットで簡単に検索可能なことは、ご自分でお調べください。
質問が増えてきましたので、糖質制限食と関わりがないと判断した質問にはお答えできない場合もありますので、
ご了承ください。m(_ _)m
普通のお医者さんでは解答不能の、糖質制限食に関わる質問は、何でもどんどんしていただけば嬉しいです。 (^_^)
掲載OKの質問に関して、読者の皆さんに共有していただきたい情報の場合は、ブログ本文にて、できるだけ順番にお答えしたいと思います。
質問によってはコメント欄でお早めにお答えする場合もありますのでご了承ください。
一方、質問がかなり増えてきていますので、なかなか即、お答えすることが困難となってきています。
糖質制限食に関わりのある全ての質問に、本文かコメントでお答えするようできるだけ努力はしていますが、できないときはご容赦願います。m(_ _)m
それから、「管理人のみ閲覧できる」「匿名希望」などの質問に関しては、コメント欄にお答えするか、一般的な話題に置き換えてブログに記載するようにしていますので、よろしくお願い申し上げます。
【糖質制限食の動向】
この1.2年、糖質制限食が世の中・医学界にかなり浸透してきたことは間違いありません。
2012年1月15日(日)、第15回日本病態栄養学会年次学術集会が国立京都国際会館で開催され、
「糖尿病治療に低炭水化物食は是か?非か?」
というディベートセッションが行われ、私が是側の演者で講演しましたが、大きな反響を呼びました。
特にこのセッション以後、医学界にも確実に糖質制限食が広がっています。
さらに、2012年5月18日(金)第55回日本糖尿病学会年次学術集会のDebate to Consensus 5で、糖質制限食が糖尿病食事療法の選択肢の一つとして、コンセンサスが得られました。
カロリー制限食一辺倒からの、まさに歴史的な転換です。
一方、糖質130g/日の緩やかな糖質制限食が糖尿病治療食の選択肢の一つとしてコンセンサスを得たわけですが
糖質130g/日未満のスーパー糖質制限食に関してはまだ認められたとは言えません。
糖尿病学会の一部重鎮主導のスーパー糖質制限食に対するネガティブ・キャンペーンも読売新聞、日本経済新聞、NHKなどで見受けられるようになりました。
これらの根拠のないネガティブ・キャンペーンには、逐一反論していきたいと思います。
糖質制限食発展のために、今後さらなる努力が必要です。
私も、テレビの報道番組などから依頼があれば出演して、正確でニュートラルな糖質制限食の情報を発信しようと思います。
ブログ読者の皆さんには、これまでと同様応援のほどよろしくお願い申しあげます。m(_ _)mV
江部康二
今から、左京区下鴨高木町の江部診療所に出勤します。
江部診療所の外来終了後、第9回一宮メタボスタディカンファランスに向かいます。
17:00~医師対象に糖質制限食のお話ですが、一宮市は京都から1時間ちょっとで着くので楽です。
今回は京都に帰ってくることができます。
明日、9月9日(日)は、大阪大学中之島センターで15:00~16:30まで
第91回ホロン(カミカミ)講座で糖質制限食のお話をします。
こちらは歯医者さん主催の会です。
お問い合わせ:ホロン柳本歯科クリニック
TEL : 06-6458-6747
糖質制限食の輪がどんどん広がっていきます。
嬉しいことです。
江部康二
【本ブログのコメント・質問・記事に関するお願い】
ブログ読者の皆さんには、いつもコメントいただき、ありがとうございます。
糖質制限食に関する質問についてですが、実際に高雄病院や江部診療所に来院されて診察した患者さんに対しては、医師としての責任・債務がありますので、個別に説明もしっかりさせて頂いていますし、フォローもしております。
一方、ブログ読者の皆さんの質問に関しては、糖質制限食に詳しい医師として、ボランティアで回答させていただいています。
診察もしておりませんしフォローもできませんので、責任もとれません。
私の回答は、あくまでも一般論としての参考意見とお考え頂けば幸いです。
また、ブログ記事や本に関しても同様に、糖質制限食に関する一般論としての参考意見とお考え下さい。
従いまして、読者の皆さんが私の参考意見を読まれて、どのように利用されるかは、自己責任でよろしくお願い申し上げます。m(_ _)m
そして読者の皆さんからもご意見いただきましたが、普通のお医者さんに相談可能な個人的な内容の質問は、ご自分の主治医にご相談頂けば助かります。
またネットで簡単に検索可能なことは、ご自分でお調べください。
質問が増えてきましたので、糖質制限食と関わりがないと判断した質問にはお答えできない場合もありますので、
ご了承ください。m(_ _)m
普通のお医者さんでは解答不能の、糖質制限食に関わる質問は、何でもどんどんしていただけば嬉しいです。 (^_^)
掲載OKの質問に関して、読者の皆さんに共有していただきたい情報の場合は、ブログ本文にて、できるだけ順番にお答えしたいと思います。
質問によってはコメント欄でお早めにお答えする場合もありますのでご了承ください。
一方、質問がかなり増えてきていますので、なかなか即、お答えすることが困難となってきています。
糖質制限食に関わりのある全ての質問に、本文かコメントでお答えするようできるだけ努力はしていますが、できないときはご容赦願います。m(_ _)m
それから、「管理人のみ閲覧できる」「匿名希望」などの質問に関しては、コメント欄にお答えするか、一般的な話題に置き換えてブログに記載するようにしていますので、よろしくお願い申し上げます。
【糖質制限食の動向】
この1.2年、糖質制限食が世の中・医学界にかなり浸透してきたことは間違いありません。
2012年1月15日(日)、第15回日本病態栄養学会年次学術集会が国立京都国際会館で開催され、
「糖尿病治療に低炭水化物食は是か?非か?」
というディベートセッションが行われ、私が是側の演者で講演しましたが、大きな反響を呼びました。
特にこのセッション以後、医学界にも確実に糖質制限食が広がっています。
さらに、2012年5月18日(金)第55回日本糖尿病学会年次学術集会のDebate to Consensus 5で、糖質制限食が糖尿病食事療法の選択肢の一つとして、コンセンサスが得られました。
カロリー制限食一辺倒からの、まさに歴史的な転換です。
一方、糖質130g/日の緩やかな糖質制限食が糖尿病治療食の選択肢の一つとしてコンセンサスを得たわけですが
糖質130g/日未満のスーパー糖質制限食に関してはまだ認められたとは言えません。
糖尿病学会の一部重鎮主導のスーパー糖質制限食に対するネガティブ・キャンペーンも読売新聞、日本経済新聞、NHKなどで見受けられるようになりました。
これらの根拠のないネガティブ・キャンペーンには、逐一反論していきたいと思います。
糖質制限食発展のために、今後さらなる努力が必要です。
私も、テレビの報道番組などから依頼があれば出演して、正確でニュートラルな糖質制限食の情報を発信しようと思います。
ブログ読者の皆さんには、これまでと同様応援のほどよろしくお願い申しあげます。m(_ _)mV
江部康二
少しずつですが糖質制限を実践しているハミと申します。うちの旦那さんもにわか糖尿病?になってしまい、ヘモグロビンA1Cが11ぐらいだったのですが、ゴーヤ中心の食生活に変えてから2カ月ぐらいで6.8まで落ちました。次の検査は10月なのですがまた良くなるように今頑張っています。私も旦那さんに負けないように頑張らなくては… そして先日の先生のミヤネヤ見そびれましたので次回TV出演される時は絶対に見たいと思っていますよ 楽しみにしています!
2012/09/08(Sat) 15:27 | URL | ハミ | 【編集】
江部先生、皆様お疲れ様です!
面白い本を読みました。
「知的謙虚のなさが地位と知識を化石化させる」
「知的謙虚」とは、自分の地位がどんなに高くなっても「自分にもまだ知らないことがあるんだ」と思える謙虚さのこと。
逆に知的謙虚のないバカ、ここで言う「井戸のなかのバカ」というのは「教授バカ」のタイプで、自分の地位が確立した途端に「俺は頭がいいんだ」と思い込み、「周りはバカで自分は賢い」といういわゆる井の中の蛙のような態度をとって、それ以降ろくに勉強しなくなるタイプの人のこと。
教授になった途端、勉強しなくなってしまい、20年前の「最新の」知識をとうとうと話している人がいる。
このような井戸のなかのバカは、20年前の「最新の」知識を20年間もひけらかし続けて、大御所みたいな顔をしている。
20年前の知識をひけらかす学者がいる一方で、それを許す環境がある。特に日本人は権威や肩書きで「T大教授の言うことだから間違いない」と根拠もなく信じ込む。
例えばアメリカでは、今のガンの世界標準、すなわちアメリカ基準の治療をやっていなければ、患者から訴えられてしまう。それ以外の治療法をする際は、医師は患者にきちんとした説明をする義務がある。
日本では、患者が治療の知識を持つことを医者は煙たがる。
権威を振りかざす井戸のなかのバカはたくさんいるが、それにもまして日本の社会は、権威や肩書きに弱すぎる。
現在、国民が情報を得る主なツールはテレビや新聞。そのマスコミが、いわゆる「偉い人」の発言を何の疑問も持たずに公共の場に引き出して意見の暴走をさせてしまうので、それを見た国民がその情報をうのみにしてしまう。
あら、どこかの世界の誰かサンのことかと思った。
ここでいう「バカ」とは、知能ではなくて社会でうまくいかない人、嫌われてしまう人のことらしいです。
何か問題がございましたら削除してください。
面白い本を読みました。
「知的謙虚のなさが地位と知識を化石化させる」
「知的謙虚」とは、自分の地位がどんなに高くなっても「自分にもまだ知らないことがあるんだ」と思える謙虚さのこと。
逆に知的謙虚のないバカ、ここで言う「井戸のなかのバカ」というのは「教授バカ」のタイプで、自分の地位が確立した途端に「俺は頭がいいんだ」と思い込み、「周りはバカで自分は賢い」といういわゆる井の中の蛙のような態度をとって、それ以降ろくに勉強しなくなるタイプの人のこと。
教授になった途端、勉強しなくなってしまい、20年前の「最新の」知識をとうとうと話している人がいる。
このような井戸のなかのバカは、20年前の「最新の」知識を20年間もひけらかし続けて、大御所みたいな顔をしている。
20年前の知識をひけらかす学者がいる一方で、それを許す環境がある。特に日本人は権威や肩書きで「T大教授の言うことだから間違いない」と根拠もなく信じ込む。
例えばアメリカでは、今のガンの世界標準、すなわちアメリカ基準の治療をやっていなければ、患者から訴えられてしまう。それ以外の治療法をする際は、医師は患者にきちんとした説明をする義務がある。
日本では、患者が治療の知識を持つことを医者は煙たがる。
権威を振りかざす井戸のなかのバカはたくさんいるが、それにもまして日本の社会は、権威や肩書きに弱すぎる。
現在、国民が情報を得る主なツールはテレビや新聞。そのマスコミが、いわゆる「偉い人」の発言を何の疑問も持たずに公共の場に引き出して意見の暴走をさせてしまうので、それを見た国民がその情報をうのみにしてしまう。
あら、どこかの世界の誰かサンのことかと思った。
ここでいう「バカ」とは、知能ではなくて社会でうまくいかない人、嫌われてしまう人のことらしいです。
何か問題がございましたら削除してください。
先生のご活躍はあちこちで耳にするようになり私もうれしい日々を過ごしています。
ところで本日救急医学会に参加してきました。様々な症例で勉強になりました。
その中で気になった症例が、多発外傷の方に消化態栄養剤の持続投与を行ったら
リフィーデングシンドロームを呈したとの事です。
危険因子としては、低BMI、長期絶食などなどあるみたいですが・・。
帰宅後調べてみましたら、長期飢餓状態の中で栄養投与したら高血糖状態を招き
高インシュリン状態から電解質以上を招くみたいです。
(仮説)私は糖質制限食を行っています。血糖はコントールされている状態です。ここで私が、なんらかの病気で入院した場合に 高カロリーの栄養剤を投与された場合には??
狩猟時代の私の体になっている状態で
急激な糖質の受け入れは同じような状況になる可能性はどうだろうか?とか
色々憶測してみました。
私の中で過度にインシュリンが分泌されての電解質以上もありえるのかと思ってみました。 まぁ~その時はその時ですが(糖質制限食のおかげで生きていられますから)。 ただ、細胞レベルでどうなるんだろう?と興味がでています。
ところで本日救急医学会に参加してきました。様々な症例で勉強になりました。
その中で気になった症例が、多発外傷の方に消化態栄養剤の持続投与を行ったら
リフィーデングシンドロームを呈したとの事です。
危険因子としては、低BMI、長期絶食などなどあるみたいですが・・。
帰宅後調べてみましたら、長期飢餓状態の中で栄養投与したら高血糖状態を招き
高インシュリン状態から電解質以上を招くみたいです。
(仮説)私は糖質制限食を行っています。血糖はコントールされている状態です。ここで私が、なんらかの病気で入院した場合に 高カロリーの栄養剤を投与された場合には??
狩猟時代の私の体になっている状態で
急激な糖質の受け入れは同じような状況になる可能性はどうだろうか?とか
色々憶測してみました。
私の中で過度にインシュリンが分泌されての電解質以上もありえるのかと思ってみました。 まぁ~その時はその時ですが(糖質制限食のおかげで生きていられますから)。 ただ、細胞レベルでどうなるんだろう?と興味がでています。
2012/09/08(Sat) 18:40 | URL | norikky | 【編集】
もんたろ さん。
宮本輝先生との対談本「我ら糖尿人、元気なのには理由がある。」
で輝先生が仰っていた「賢位に居す」
という言葉を思いだしました。
宮本輝先生との対談本「我ら糖尿人、元気なのには理由がある。」
で輝先生が仰っていた「賢位に居す」
という言葉を思いだしました。
2012/09/09(Sun) 10:11 | URL | ドクター江部 | 【編集】
norikky さん。
「Refeeding症候群は担がん、神経性食思不振症患者等に見受けられる。このような、一種の飢餓状態にある低栄養患者が、栄養を急に摂取することで水、電解質分布の異常を引き起こす病態を総称してRefeeding症候群といい、心停止を含む重篤な致命的合併症を起こすことがあり注意が必要である。」
飢餓→輸液や経管栄養で急激な高血糖→高インスリン血症→低血糖・電解質異常など重篤な代謝異常・・・
スーパー糖質制限食実践中の人が、急に糖質を摂ると、血糖値の急上昇時に眠気やぼーっとした感じ、
そして血糖値が急降下するときにも同様の症状が出ることがあります。
まあ飢餓状態ではないので、リフィーデングシンドロームにはならないと思いますが・・・。
「Refeeding症候群は担がん、神経性食思不振症患者等に見受けられる。このような、一種の飢餓状態にある低栄養患者が、栄養を急に摂取することで水、電解質分布の異常を引き起こす病態を総称してRefeeding症候群といい、心停止を含む重篤な致命的合併症を起こすことがあり注意が必要である。」
飢餓→輸液や経管栄養で急激な高血糖→高インスリン血症→低血糖・電解質異常など重篤な代謝異常・・・
スーパー糖質制限食実践中の人が、急に糖質を摂ると、血糖値の急上昇時に眠気やぼーっとした感じ、
そして血糖値が急降下するときにも同様の症状が出ることがあります。
まあ飢餓状態ではないので、リフィーデングシンドロームにはならないと思いますが・・・。
2012/09/09(Sun) 10:19 | URL | ドクター江部 | 【編集】
北海道の理恵さん
NPOリボーンが今、東京から京都に移転手続きをしようとしています。
そのため連絡が滞っています。
申し訳ありません。
いったん高雄病院のホームページの連絡先に
メールいただければ幸いです。
NPOリボーンが今、東京から京都に移転手続きをしようとしています。
そのため連絡が滞っています。
申し訳ありません。
いったん高雄病院のホームページの連絡先に
メールいただければ幸いです。
2012/09/28(Fri) 00:09 | URL | ドクター江部 | 【編集】
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