2012年08月25日 (土)
おはようございます。
消化器医さんから、大腸ガンと脂肪摂取についてコメント・質問をいただきました。
【12/08/24 消化器医
大腸がんと脂肪摂取
江部先生初めまして。
私は内科開業医です。専門は消化器科ですが勤務医の頃から糖尿病の患者さんの診療も多くおこなってきました。従来の食事療法、薬物療法では入院させれば一過性にデータは良くなるものの半年もすればまた元通り、ということの繰り返しでした。また糖尿病患者さんの薬の多さ、高価さにも辟易していました。
先日、糖尿病学会の門脇理事長が糖質制限食が危険であるという声明を発表し、ニュースになりましたね。私は逆にこのニュースで糖質制限食に興味を持ち先生の「主食を抜けば糖尿病は良くなる」をさっそく読んでみました。まったく理に適っている治療法であると思いました。
さて、一部のドクターから脂肪摂取と大腸癌の発生について懸念が寄せられています。
曰く、戦後食生活が欧米化し脂肪摂取が多くなったので日本人の大腸癌が多くなった、という説です。日本人全体の食生活の変化と大腸癌の発生率を比較しただけで、一定のグループについて調査したわけでもなく研究とも言えない説だと思いますが。
数年前、国立がんセンターがコホート調査をおこない、食物線維やEPA、DHAには大腸癌を防ぐ作用はないという発表はありましたが脂肪摂取は項目に入っていないようです。私の探した中では脂肪摂取と大腸癌との相関関係を研究したちゃんとした論文は見つかりません。
医師として患者さんに糖質制限食を強くプッシュするには多少の引っかかりを感ずる点です。
江部先生はこの説についてどうお考えでしょうか。
私の仮説ですが、脂質摂取が発癌と比例するのは脂質の中でもトランス脂肪酸の摂取が増えたからではないかと考えています。】
消化器医さん。
糖質制限食が理にかなった治療法というコメント、ありがとうございます。
ご質問の件ですが、確かに脂肪悪玉説が、戦後、先進国を席巻して、「大腸ガン、乳ガン、心筋梗塞などの元凶は脂肪摂取過剰である。」という(根拠のない)定説がまことしやかに信じられてきたと思います。
これに対して、大変興味深い研究結果が発表されました。
米国医師会雑誌、2006年2月8日号に掲載された3本の論文において
「<低脂肪+野菜豊富な食生活>は乳癌、大腸癌、心血管疾患リスクを下げないし、総コレステロール値も不変であった。」
という報告がなされたのです。
米国医師会雑誌は、インパクトファクターが高く、ニューイングランドジャーナルに次ぐ権威有る医学雑誌です。
RCT研究論文ですので、エビデンスレベルも信頼度が高いです。
5万人弱の閉経女性を対象に、対照群を置き、平均8年間にわたって追跡した結果です。
高額の費用をつぎ込んだ大規模臨床試験で、二度とできない高いレベルの研究です。
2万5千人ずつにグループ分けをして、一方は、脂肪熱量比率20%で強力に低脂肪食を指導しました。
残るグループは脂肪制限なしなので、米国女性平均なら30数%の脂肪摂取比率です。
平均的米国女性に対して、約半分近くまで、脂肪摂取比率を厳格に減らして臨床試験を実施したわけです。
研究をデザインした医師は、
「高脂肪食が大腸ガン、乳ガン、心血管疾患のリスクを増大させる=脂肪悪玉説」
という従来の定説を掲げて、それを証明するためにこのRCTを実施したと思います。
すなわち、
「低脂肪食実践により、大腸ガン、乳ガン、心血管疾患のリスクが減少する」
と信じてこのRCTを開始したと考えられます。
ところが、豈図らんや、低脂肪食は、乳癌、大腸癌、心血管疾患リスクを全く下げなかったのです。
これは、即ち、脂肪悪玉説が根底から否定されたということです。
結論です。
『5万人を8年間追跡したJAMA掲載のRCT研究論文で、少なくとも乳ガン・大腸ガン・心血管疾患に関しては、脂肪悪玉説は否定された。』
ということになります。
脂肪悪玉説を根底から覆す良質の信頼度の高いエビデンスですね。
*Journal of American Medical Association(JAMA)誌
2006年2月8日号の疾患ごとにまとめられた3本の論文で報告。
*Low-Fat Dietary Pattern and Risk of Invasive Breast Cancer
Low-Fat Dietary Pattern and Risk of Colorectal Cancer
Low-Fat Dietary Pattern and Risk of Cardiovascular Disease
: The Women's Health Initiative Randomized Controlled Dietary Modification Trial
JAMA ,295(6):629-642. 643-654. 655-666.
江部康二
消化器医さんから、大腸ガンと脂肪摂取についてコメント・質問をいただきました。
【12/08/24 消化器医
大腸がんと脂肪摂取
江部先生初めまして。
私は内科開業医です。専門は消化器科ですが勤務医の頃から糖尿病の患者さんの診療も多くおこなってきました。従来の食事療法、薬物療法では入院させれば一過性にデータは良くなるものの半年もすればまた元通り、ということの繰り返しでした。また糖尿病患者さんの薬の多さ、高価さにも辟易していました。
先日、糖尿病学会の門脇理事長が糖質制限食が危険であるという声明を発表し、ニュースになりましたね。私は逆にこのニュースで糖質制限食に興味を持ち先生の「主食を抜けば糖尿病は良くなる」をさっそく読んでみました。まったく理に適っている治療法であると思いました。
さて、一部のドクターから脂肪摂取と大腸癌の発生について懸念が寄せられています。
曰く、戦後食生活が欧米化し脂肪摂取が多くなったので日本人の大腸癌が多くなった、という説です。日本人全体の食生活の変化と大腸癌の発生率を比較しただけで、一定のグループについて調査したわけでもなく研究とも言えない説だと思いますが。
数年前、国立がんセンターがコホート調査をおこない、食物線維やEPA、DHAには大腸癌を防ぐ作用はないという発表はありましたが脂肪摂取は項目に入っていないようです。私の探した中では脂肪摂取と大腸癌との相関関係を研究したちゃんとした論文は見つかりません。
医師として患者さんに糖質制限食を強くプッシュするには多少の引っかかりを感ずる点です。
江部先生はこの説についてどうお考えでしょうか。
私の仮説ですが、脂質摂取が発癌と比例するのは脂質の中でもトランス脂肪酸の摂取が増えたからではないかと考えています。】
消化器医さん。
糖質制限食が理にかなった治療法というコメント、ありがとうございます。
ご質問の件ですが、確かに脂肪悪玉説が、戦後、先進国を席巻して、「大腸ガン、乳ガン、心筋梗塞などの元凶は脂肪摂取過剰である。」という(根拠のない)定説がまことしやかに信じられてきたと思います。
これに対して、大変興味深い研究結果が発表されました。
米国医師会雑誌、2006年2月8日号に掲載された3本の論文において
「<低脂肪+野菜豊富な食生活>は乳癌、大腸癌、心血管疾患リスクを下げないし、総コレステロール値も不変であった。」
という報告がなされたのです。
米国医師会雑誌は、インパクトファクターが高く、ニューイングランドジャーナルに次ぐ権威有る医学雑誌です。
RCT研究論文ですので、エビデンスレベルも信頼度が高いです。
5万人弱の閉経女性を対象に、対照群を置き、平均8年間にわたって追跡した結果です。
高額の費用をつぎ込んだ大規模臨床試験で、二度とできない高いレベルの研究です。
2万5千人ずつにグループ分けをして、一方は、脂肪熱量比率20%で強力に低脂肪食を指導しました。
残るグループは脂肪制限なしなので、米国女性平均なら30数%の脂肪摂取比率です。
平均的米国女性に対して、約半分近くまで、脂肪摂取比率を厳格に減らして臨床試験を実施したわけです。
研究をデザインした医師は、
「高脂肪食が大腸ガン、乳ガン、心血管疾患のリスクを増大させる=脂肪悪玉説」
という従来の定説を掲げて、それを証明するためにこのRCTを実施したと思います。
すなわち、
「低脂肪食実践により、大腸ガン、乳ガン、心血管疾患のリスクが減少する」
と信じてこのRCTを開始したと考えられます。
ところが、豈図らんや、低脂肪食は、乳癌、大腸癌、心血管疾患リスクを全く下げなかったのです。
これは、即ち、脂肪悪玉説が根底から否定されたということです。
結論です。
『5万人を8年間追跡したJAMA掲載のRCT研究論文で、少なくとも乳ガン・大腸ガン・心血管疾患に関しては、脂肪悪玉説は否定された。』
ということになります。
脂肪悪玉説を根底から覆す良質の信頼度の高いエビデンスですね。
*Journal of American Medical Association(JAMA)誌
2006年2月8日号の疾患ごとにまとめられた3本の論文で報告。
*Low-Fat Dietary Pattern and Risk of Invasive Breast Cancer
Low-Fat Dietary Pattern and Risk of Colorectal Cancer
Low-Fat Dietary Pattern and Risk of Cardiovascular Disease
: The Women's Health Initiative Randomized Controlled Dietary Modification Trial
JAMA ,295(6):629-642. 643-654. 655-666.
江部康二
江部先生こんにちは。
拙文をブログで取り上げていただきましてありがとうございます。
JAMAの論文で脂肪有害説を否定しているとは知りませんでした。
やはり脂肪悪玉説は情緒的な説のようですね。
実は医師専用の掲示板で糖質制限食治療が話題にのぼったので何度か私も投稿してみたのですが満足な回答は得られませんでした。糖尿病専門医も多く見ているはずなのですが。
これからは糖尿病患者さんに先生の著書を薦めてみようと思っています。
今後も糖質制限食普及にご尽力ください。
拙文をブログで取り上げていただきましてありがとうございます。
JAMAの論文で脂肪有害説を否定しているとは知りませんでした。
やはり脂肪悪玉説は情緒的な説のようですね。
実は医師専用の掲示板で糖質制限食治療が話題にのぼったので何度か私も投稿してみたのですが満足な回答は得られませんでした。糖尿病専門医も多く見ているはずなのですが。
これからは糖尿病患者さんに先生の著書を薦めてみようと思っています。
今後も糖質制限食普及にご尽力ください。
2012/08/25(Sat) 12:50 | URL | 消火器医 | 【編集】
ヤフーのTV欄に興味深い番組が・・・。
① 8月30日(木)17:30~
クローズアップ現代 糖尿病”常識”が変わる
*いいタイトルですね。
これまでの常識が非常識、糖質制限が常識の時代が到来・・・。
あたりまえのことなのに、なぜかうれしい。
もちろん、放送前はおとなしくしておかないと、
ボツにされたらいけないので。
みなさん、こっそり見ましょうね。
②8月31日 22:00~
知らないと怖い!糖尿病~闘う うどん県~
① 8月30日(木)17:30~
クローズアップ現代 糖尿病”常識”が変わる
*いいタイトルですね。
これまでの常識が非常識、糖質制限が常識の時代が到来・・・。
あたりまえのことなのに、なぜかうれしい。
もちろん、放送前はおとなしくしておかないと、
ボツにされたらいけないので。
みなさん、こっそり見ましょうね。
②8月31日 22:00~
知らないと怖い!糖尿病~闘う うどん県~
2012/08/25(Sat) 20:20 | URL | 北九州 三島 | 【編集】
開業医ですがいつも興味をもってブログを拝読させていただいています。糖質制限について大腸がんなどの発生率は個人的には最も関心のあるテーマです。以前に同じ質問をさせていただきましたがまだ十分納得出来るとは正直申し上げれない心境です。疫学や栄養学の分野では薬剤効果を検討する論文のように比較条件をマッチングさせて明快に結論がでるようなデザインでまとめることは困難のように思えます。今回先生が紹介されたJAMAの文献は先生の著書でも取り上げられていますが脂肪制限と糖質制限の結果生じる脂肪過剰摂取とでは同列には比較検討できないように思えます。スパー糖質制限していたイヌイット人の話でも彼らの平均寿命、死亡原因疾患内容にもし大きな違いがあれば母集団として比較することは困難と思います。たとえばイヌイットの平均寿命がとても短いならそれだけで癌発生率は低くなってしまいます。 癌や動脈硬化疾患への影響についてすっきりしたデータが出ることを切望しています
多くのブログ読書がそうであるのと同様に糖質制限食が糖尿病治療に革命を起こしていると思っており心から今後の普及発展を期待して止みません。
多くのブログ読書がそうであるのと同様に糖質制限食が糖尿病治療に革命を起こしていると思っており心から今後の普及発展を期待して止みません。
2012/08/25(Sat) 23:15 | URL | 山西 | 【編集】
讀賣新聞26日の社説のとなりに、自社の糖質制限食の記事についての論拠の正当性を歌う記事が、医療情報部岩永直子の署名で大々的に掲載されています。
もちろん記事には江部先生の名前が出てきます。しかし、門脇理事長のコメントを編集して、40%云々の部分を削除し、正当なコメントであるように装い、また、「脳卒中や心筋梗塞の危険性が高まるという研究も相次いでいる」と研究とも言えない報告を、再度取り上げています。
自分の取材能力の低さを弁護する為の記事としか思えないのですが、江部先生とお話をされたことがあるのでしょうか。あくまでも中立というのが記者のとるべき姿勢のはずですが、この方は、想像力が欠如しているのか、取材不足のような気がします。
もちろん記事には江部先生の名前が出てきます。しかし、門脇理事長のコメントを編集して、40%云々の部分を削除し、正当なコメントであるように装い、また、「脳卒中や心筋梗塞の危険性が高まるという研究も相次いでいる」と研究とも言えない報告を、再度取り上げています。
自分の取材能力の低さを弁護する為の記事としか思えないのですが、江部先生とお話をされたことがあるのでしょうか。あくまでも中立というのが記者のとるべき姿勢のはずですが、この方は、想像力が欠如しているのか、取材不足のような気がします。
糖質制限で減量をといつも著書やブログを参考にさせていただいています。
10キロほどの減量ができました。ありがとうございます。
さて、最近憩室炎になってしまいました。
軽い症状のうちに風邪かなと近所の病院で見てもらったら憩室炎と判明。飲み薬の投薬で炎症も抑えられています。
憩室炎についてネットなどで調べてみたら、繊維の少ない食事を長年続けていた結果、腸管無いの圧力がかかり憩室ができるとか書いてあります。食べ物の欧米化が原因なようなニュアンスが殆どのような気がします。
私は便秘がちでもないし、食事も野菜類なども取り入れてたべてたつもりなんですけど。やっぱり40歳になったので憩室が出来たんでしょうか。。。
憩室炎は再発しやすいらしいのですが、糖質制限をしていく上で食事上で気をつけたらいいことがありますでしょうか?
また食事の欧米化と憩室炎と因果関係があるんでしょうか?
10キロほどの減量ができました。ありがとうございます。
さて、最近憩室炎になってしまいました。
軽い症状のうちに風邪かなと近所の病院で見てもらったら憩室炎と判明。飲み薬の投薬で炎症も抑えられています。
憩室炎についてネットなどで調べてみたら、繊維の少ない食事を長年続けていた結果、腸管無いの圧力がかかり憩室ができるとか書いてあります。食べ物の欧米化が原因なようなニュアンスが殆どのような気がします。
私は便秘がちでもないし、食事も野菜類なども取り入れてたべてたつもりなんですけど。やっぱり40歳になったので憩室が出来たんでしょうか。。。
憩室炎は再発しやすいらしいのですが、糖質制限をしていく上で食事上で気をつけたらいいことがありますでしょうか?
また食事の欧米化と憩室炎と因果関係があるんでしょうか?
2012/08/26(Sun) 10:45 | URL | みー助 | 【編集】
ホロンクラブ会長 無端庵基輝 様
9月9日の講演会、糖質制限食のことを、わかりやすくお話ししたいと思っています。
よろしくお願い申し上げます。
9月9日の講演会、糖質制限食のことを、わかりやすくお話ししたいと思っています。
よろしくお願い申し上げます。
2012/08/26(Sun) 16:19 | URL | ドクター江部 | 【編集】
東京たぬき さん。
その記事まだ見てないのですが、
高雄病院まで取材には来ていただきました。
糖質制限食の有効性は書いていただいたと思いますが、
根拠のない危険性を門脇理事長のコメントでまた記載されたのなら残念です。
その記事まだ見てないのですが、
高雄病院まで取材には来ていただきました。
糖質制限食の有効性は書いていただいたと思いますが、
根拠のない危険性を門脇理事長のコメントでまた記載されたのなら残念です。
2012/08/26(Sun) 17:28 | URL | ドクター江部 | 【編集】
みー助 さん。
減量成功、良かったです。
憩室は、結局原因は良くわかりません。
食生活の欧米化?云々も、曖昧で、仮説に過ぎません。
糖質制限食で、血流・代謝がよくなるので、このまま続けられていいと思います。
減量成功、良かったです。
憩室は、結局原因は良くわかりません。
食生活の欧米化?云々も、曖昧で、仮説に過ぎません。
糖質制限食で、血流・代謝がよくなるので、このまま続けられていいと思います。
2012/08/26(Sun) 17:34 | URL | ドクター江部 | 【編集】
東京たぬきさん。
私も新聞買って読みました。
ほんとに情けない限りです。
あまりに情けなくて、私もブログに書いてしまいました。
ちなみに、私は昨日の昼に誘惑に負けてすき家でカレーライスを食べてしまい、2時間歩いたのに血糖値はずっと300弱でした。
恐るべしカレーライス。
私も新聞買って読みました。
ほんとに情けない限りです。
あまりに情けなくて、私もブログに書いてしまいました。
ちなみに、私は昨日の昼に誘惑に負けてすき家でカレーライスを食べてしまい、2時間歩いたのに血糖値はずっと300弱でした。
恐るべしカレーライス。
のぶさん
カレーライスとちらし寿司が、糖質制限食「最凶」の2大食品でしょうか?
往年のラーメンライスみたいなもんですね。
カレーライスとちらし寿司が、糖質制限食「最凶」の2大食品でしょうか?
往年のラーメンライスみたいなもんですね。
2012/08/27(Mon) 15:57 | URL | ドクター江部 | 【編集】
コレステロールの過剰摂取は乳がんの原因になりうると、テレビやネットにありました。糖質制限をすると、卵やチーズ、肉でかなりのコレステロールを摂ることになると思います。実際に糖質制限されてる方の食事をみると一日に卵五個、ベビーチーズ五個とかですが、普通より多い程度で過剰摂取にはなりませんか?食事が欧米化して乳がん発症率も増えている、とやっていましたがどうなんでしょうか?
スカイ さん。
「コレステロールの過剰摂取は乳がんの原因になりうる」
信頼できる論文では、そのようなエビデンスはありません。
高インスリン血症が乳ガンのリスクという、信頼できるエビデンスはあります。
高インスリン血症はすなわち、高糖質食ですね。
「コレステロールの過剰摂取は乳がんの原因になりうる」
信頼できる論文では、そのようなエビデンスはありません。
高インスリン血症が乳ガンのリスクという、信頼できるエビデンスはあります。
高インスリン血症はすなわち、高糖質食ですね。
2012/10/11(Thu) 22:45 | URL | ドクター江部 | 【編集】
>カレーライスとちらし寿司が、糖質制限食「最凶」の2大食品
京都大学元総長で、『総長カレー』の発案者、尾池和夫氏は、DMです
http://www.kyoto-u.ac.jp/m_magazine/back_n/vol_20.htm
私は今、血糖値が高くて京大病院の糖尿病栄養内科の患者になっている
http://homepage2.nifty.com/cat-fish/corindex.html
とくに血糖値が下がらなくて困ります
京都大学元総長で、『総長カレー』の発案者、尾池和夫氏は、DMです
http://www.kyoto-u.ac.jp/m_magazine/back_n/vol_20.htm
私は今、血糖値が高くて京大病院の糖尿病栄養内科の患者になっている
http://homepage2.nifty.com/cat-fish/corindex.html
とくに血糖値が下がらなくて困ります
2012/10/12(Fri) 11:02 | URL | 精神科医師A | 【編集】
精神科医師A さん。
興味深い情報をありがとうございます。
興味深い情報をありがとうございます。
2012/10/12(Fri) 18:00 | URL | ドクター江部 | 【編集】
こんにちわ。
脂肪というのは乳製品も大丈夫ということなのでしょうか?よく乳製品をとると乳がんになると言われるので摂取するのが怖いです。あとこちらに質問していいものかと思いますが、揚げ物のトランス脂肪さんについて。 から揚げなどをまとめて揚げて冷凍しておくのは、よくないのでしょうか?
よろしくお願いします。
脂肪というのは乳製品も大丈夫ということなのでしょうか?よく乳製品をとると乳がんになると言われるので摂取するのが怖いです。あとこちらに質問していいものかと思いますが、揚げ物のトランス脂肪さんについて。 から揚げなどをまとめて揚げて冷凍しておくのは、よくないのでしょうか?
よろしくお願いします。
2013/01/21(Mon) 17:26 | URL | メイ | 【編集】
メイ さん
女性の場合、乳製品の脂肪というより、総脂肪摂取量と乳がんが関係ある可能性があります。
2012年12月03日 (月) の本ブログ
「総脂肪、飽和脂肪酸、不飽和脂肪酸の摂取量と癌死など関連なし」
をご参照ください。
「から揚げなどをまとめて揚げて冷凍」・・・唐揚げすると高温の油で調理するのでトランス脂肪酸が
増えます。しかし大量に食べなければ問題はないと思います。
女性の場合、乳製品の脂肪というより、総脂肪摂取量と乳がんが関係ある可能性があります。
2012年12月03日 (月) の本ブログ
「総脂肪、飽和脂肪酸、不飽和脂肪酸の摂取量と癌死など関連なし」
をご参照ください。
「から揚げなどをまとめて揚げて冷凍」・・・唐揚げすると高温の油で調理するのでトランス脂肪酸が
増えます。しかし大量に食べなければ問題はないと思います。
2013/01/21(Mon) 18:42 | URL | ドクター江部 | 【編集】
「総脂肪、飽和脂肪酸、不飽和脂肪酸の摂取量と癌死など関連なし」参照させていただきました。あまり大量に摂取しすぎないように楽しみたいと思います。ありがとうございました☆
2013/01/22(Tue) 23:40 | URL | メイ | 【編集】
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