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志太医師会 糖質制限食・学術講演会 ご報告
こんにちは。

2012年8月23日(木)19:00~20:30 まで、静岡県 志太医師会 学術講演会 が開催されて、

糖尿病治療に低炭水化物食は是か?非か? ~糖尿病治療の新しい潮流~

と題して、糖質制限食のお話しをしてきました。

医師・栄養士が約30人参加され、講演、質疑応答・・・懇親会とおおいに盛り上がりました。

すでに糖質制限食を実践し、ダイエットに成功された医師もおられました。

志太医師会学術担当理事の丹羽弘之先生が、今回の企画を担当され、私を招聘していただきました。

丹羽先生は、糖質制限食実践で15kgの減量に成功されて、学生時代の体型に戻られたそうです。

懇親会では、糖質制限なおかずをたっぷりと焼酎の水割りを少々飲みました。

懇親会でもたっぷり時間をとって、糖質制限食の話が尽きませんでした。

講演のたびに、糖質制限食に理解のある医師がどんどん増えていき、嬉しい限りです。

夜遅くなるのは想定範囲内ということで、この日は、23:24着の新幹線で名古屋駅へ。

そのまま名古屋駅の階上のマリオットアソシアホテルに泊まりました。

翌、8月24日(金)は名古屋から朝帰りで江部診療所に出勤しました。

最後になりましたが、丹羽弘之先生、学術講演会に招聘いただきありがとうございました。

藤枝市在住の糖尿人、メタボ人の皆さん、糖質制限食のことならまずは、丹羽弘之先生とご相談くださいね。

にわ医院   丹羽 弘之 先生
内科・胃腸科・循環器科・呼吸器科・アレルギー科
静岡県藤枝市藤岡1-15-11
電話:054-645-2800



江部康二
テーマ:糖質制限食
ジャンル:ヘルス・ダイエット
コメント
NHK予告
ゆうどきネットワークで27日に江部先生の糖質制限ダイエットの放映予告がありました。
東京ローカルだけの放映かもしれません。
2012/08/24(Fri) 19:39 | URL | mmx | 【編集
糖質制限と寿命について
先日、主治医に糖質制限を実行していると話をしたところ、欧米の研究データを基にした結果、寿命が縮まるという結果があるため、バランスよく食事をした方が良いと薦められましたが、これには根拠があるのでしょうか。私自身は糖質制限に効果を感じていますが、急に不安になってしまいました。是非先生のお考えをお聞かせ下さい。宜しくお願いいたします。
2012/08/25(Sat) 01:09 | URL | なな | 【編集
Re: NHK予告
mmx さん。

2012年8月27日(月)
NHKのゆうどきネットワークに、高雄病院で撮影された、私の録画が放映される予定です。

糖尿病ではなく、ダイエットと糖質制限食のお話です。
関東・中越・中国・九州は放映されて、関西だけは放映されないそうです。

当初はスタジオで生出演もありという企画だったのですが、NHK上層部の判断でそれはなくなりました。
担当のディレクターは大変残念がっておられました。
2012/08/25(Sat) 07:52 | URL | ドクター江部 | 【編集
Re: 糖質制限と寿命について
なな さん。

糖質制限食にもカロリー制限食にも
長期的なエビデンスはありません。

そのような研究論文が存在しないのです。

ただ糖質制限食により、動脈硬化のリスク要因データが全て改善し、
西欧型ガンの予防効果も期待できるので、理論的には糖質制限食のりょ長期予後はよいと思います。
私は足かけ11年間、スーパー糖質制限食を実践していて、検査データは全て正常です。
2012/08/25(Sat) 08:04 | URL | ドクター江部 | 【編集
静岡県の糖質制限
江部先生 こんにちは
いつも、ブログ拝見させていただいております。
今回の情報は、涙がでるほどうれしいです。
わたしは、10年ほど前から糖尿病にかかり約6年前に江部先生の糖質制限に出会ってからは世界が変わりました。静岡県は、保守王国のようで行く病院行く病院で糖質制限の話をしても門前払いの状況です。つい先日も、静岡県藤枝市の某医院で、糖質制限の話をしてがっかりして女房にグチを聞いてもらっていたばかりです。それが、こんな近くに理解してくださる医師がいたとは...さっそくにわ医院に行ってきます。
2012/08/25(Sat) 12:57 | URL | KOZA | 【編集
mmxさんのんNHK予告について
江部先生、読者のみなさんこんにちわ。

NHKが糖尿病でなくても、ダイエットとして糖質制限食を取り上げたことは大きな進歩と思います。
昨年、10月5日、ためしてガッテンで「糖尿病は完治する」が放送されたのを見て、ためしてガッテンの担当責任者に糖質制限食を取り上げるよう配達証明付き手紙で提案しました。
NHKからは、今のところ糖尿病について、新たな企画や取材の予定はないこと、番組を企画する場合には、様々な角度から検討するので、その結果如何では、「糖質制限食」を取材するかどうか、確実なことは申しあげかねます、との回答がきました。
約1年が経過し、部署は違えどNHKが糖質制限食を取り上げることは、江部先生や関係者の尽力により、糖質制限食が広く認知されてきたことを示すものと思います。
NHKとしても、いろんな方面への影響を考慮して、現時点では、糖尿病として放送しにくい状況は理解できます。
しかし、外堀は埋められつつある、との感じです。
「糖質制限食で糖尿病はよくなる」がNHKで堂々と放送される日も近いと思います。

名古屋・h
2012/08/25(Sat) 17:19 | URL | 名古屋・h | 【編集
かぎもとクリニック
糖尿病ケア 94(1)94-95, 2012
明日に役立つ、指導に活きる、海外文献
かぎもとクリニック院長 鍵本伸二
Low-carbohydrate diets and all-cause and cause-specific mortality: two cohort studies

■低炭水化物食と全死亡率および原因別死亡率

 短期的な研究では、低炭水化物食が体重、血圧、脂質などに好影響を及ぼすというデータがありますが、「肉類が増えてくだものや野菜、食物繊維が減ることにより慢性疾患のリスクが増す」という指摘もあります。米国の死因の上位である心血管疾患やがんは長年かけて進行する疾患であるため、低炭水化物食の影響を検討するためには、長期間にわたる調査が必要です。
 本論文は低炭水化物食と死亡率の関連を、女性はNHSコホートで1980年から2006年までの26年間、男性はHPFSコホートで1986年から2006年までの20年間にわたってフォローアップした、前向き研究の総括です。フォローアップ中に検証ずみの食品頻度アンケートを2年ごとにくり返し、炭水化物食摂取量の評価、さらに低炭水化物食が動物中心(動物由来の脂質やたんぱく質が多い)か植物中心(植物由来の脂質やたんぱく質が多い)かを計算しました。対象者は心疾患、がん、糖尿病がない女性85,168名(開始時年齢34~59歳)、男性44,548名(同40~75歳)で、フォローアップ中に女性の死亡は12,555件(心血管関連2,458件、がん関連5,780件)、男性の死亡は8,678件(心血管関連2,746件、がん関連2,960件)ありました。
 その結果、低炭水化物食全体は総死亡率の上昇と緩やかな関連が認められました。動物中心の低炭水化物食は総死亡率、およびがん関連死亡率の上昇と関連があり、動物性低炭水化物食スコアの上位10%対下位10%のハザード比は、総死亡率で男性1.31、女性1.17、がん関連死亡率で男性1.45、女性は有意差なしでした。一方で、植物中心の低炭水化物食は総死亡率の低下、とくに心血管関連死亡率の低下と関連が認められ、植物性低炭水化物食スコアの上位10%対下位10%のハザード比は、総死亡率0.80、心血管関連死亡率0.77でした。

Fung, TT. et al. Ann. Intern. Med. 153(5), 2010, 289-98.
論文URL: http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC2989112/pdf/nihms‐24746.pdf


*この文献のココに注目
「炭水化物さえとらなければOK」ということはない。低炭水化物食もバランス|が大切!
 極端な炭水化物制限食を信奉し、実践している糖尿病患者さんがときどきおられて、指導に悩むことがあります。この論文は糖尿病を対象としたものではありませんが、肉類が多い低炭水化物食を長期間継続すると死亡率が上昇することを、前向き研究で示したものです。植物性のたんぱく質や脂質を増やした低炭水化物食には一定のメリットがあるかもしれませんが、巷にはびこる「炭水化物さえとらなければ肉でも油でも好きなだけとつてよい」という極端な食事療法は、医学的にはやはり勧められないようです。

<かぎもとクリニックHP>
www.kagimoto.jp/olive/olive20120101/index.html#Anchor-F~-54730
うまい話には落とし穴が!寿命が縮む低炭水化物食
2012/08/25(Sat) 21:30 | URL | 精神科医師A | 【編集
横から: 糖質制限と寿命について
ななさん。横から失礼します。

1. 現在の糖尿病学会の治療を受けた結果がこれです。
http://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/kenkou/seikatu/tounyou/counte.html
・ 糖尿病で死んじゃう人は?
  年間で1万4千人くらい(平成19年人口動態統計)いるよ。
・ 糖尿病による腎臓障害で人工透析を始める人は、
  年間1万5千人ほどもいるし
・ 糖尿病が原因の視覚障害の発生も
  年間約3000人もいるからね。
・ 糖尿病性下肢閉塞性動脈硬化症で
  年間約3000人が下肢切断
  [ この数字のみ、江部先生ブログ2007年11月09日 (金) ]

2. >欧米の研究データを基にした結果、
 とおっしゃるほど、糖尿病の専門医がご自分で勉強はされてないのでは?
 恐らく、現在の糖尿病学会の方針に従っているだけだと思われます。
 そして「私が責任を持って治しますから任せて下さい」とはおっしゃらないでしょう。

3.私たちは「自分の責任で糖質制限食を続けています」
 ・ 毎月勉強会を開催。(糖質制限にご理解のある医師も参加)
 ・ 江部先生、夏井先生、あらてつさんのブログの深読み。
 ・ 毎月定期健診を受け、その結果の考察。
 ・ その他、なんでも、、、

4.  ななさんのご質問はすでに何度も出て来ています。
  せっかくこの江部先生のブログにご縁が出来たのですから、
  ご自分で一通り勉強されたら如何でしょうか。
  テーマ別に整理されていますから、まずは気になるところから読んでみては、、、

 今、江部先生はご多忙です。
江部先生でなければお出来にならないお仕事に集中して頂くべき大事な時期なのです。 
「糖質制限食の実行責任」は江部先生ではなく、私たちにあるのです。
自分の身体と相談しながらやっています。
ましてや、不勉強なお医者さんには責任の欠けらも求めません。(ってか無理!)
2012/08/26(Sun) 07:48 | URL | ライフワーク光野 | 【編集
Re: かぎもとクリニック
精神科医師A さん。

かぎもと先生の指摘するこの論文、

2011/12/30 12:19の本ブログ記事
「スーパー糖質制限食に発ガンのリスク」というエビデンスはない

で反論したものですね。
2012/08/26(Sun) 16:14 | URL | ドクター江部 | 【編集
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