2012年08月13日 (月)
おはようございます。
2012年8月10日(金)
岐阜ハートセンター・ハートの日・講演会(サマランカホール)
「糖質制限食によるメタボリックシンドロームの解決」
大勢の参加者で盛り上がりました。
ブログ読者の皆さんもかなりの人数、ご参加いただきありがとうございました。m(_ _)m
先に講演された東大の石井直方先生は、スロートレーニング(スロトレ)でご高名です。
講演会では、だれでも簡単にできるし、週に2回のスロトレでで筋肉量が増えるというお話をされました。
講演後の座談会で、もう少し突っ込んで質問をしてみました。
1、2、3、4秒でゆっくりスクワットで膝を曲げ、
1、2、3、4秒でゆっくり軽く曲がった状態まで膝を伸ばす。
8セットを1日に3回・・・
これだけです。
言葉で書くと簡単ですが、さらに突っ込んで聞くと8セットやると筋肉がパンパンになるそうで、やはり筋肉量を本気で増やそうを思えば一定の覚悟がいるようです。(=_=;)
座談会終了後も、質問が相次ぎなかなか会場を離れることができないくらい、熱気にあふれた会でした。
講演会終了後の懇親会、岐阜の料亭では、糖質制限な料理を頼んで頂いていました。
長良川の鮎も食べましたよ。
何だか高級な料亭で、とても美味しかったです。
岐阜ハートセンター院長の、上野 勝己先生ありがとうございました。
上野先生からは「今度は医師対象のセミナーを開催しましょう。」とのお話で、さらに糖質制限食の輪が広がっていきそうです。 (^_^)
懇親会のあと名古屋に宿泊して、朝京都に帰り、 土曜日午前中の江部診療所の外来をこなしました。
土曜日の夜はテニスクラブの宴会で、日曜日はやや二日酔いで、テニスをしました。(^^)
江部康二
2012年8月10日(金)
岐阜ハートセンター・ハートの日・講演会(サマランカホール)
「糖質制限食によるメタボリックシンドロームの解決」
大勢の参加者で盛り上がりました。
ブログ読者の皆さんもかなりの人数、ご参加いただきありがとうございました。m(_ _)m
先に講演された東大の石井直方先生は、スロートレーニング(スロトレ)でご高名です。
講演会では、だれでも簡単にできるし、週に2回のスロトレでで筋肉量が増えるというお話をされました。
講演後の座談会で、もう少し突っ込んで質問をしてみました。
1、2、3、4秒でゆっくりスクワットで膝を曲げ、
1、2、3、4秒でゆっくり軽く曲がった状態まで膝を伸ばす。
8セットを1日に3回・・・
これだけです。
言葉で書くと簡単ですが、さらに突っ込んで聞くと8セットやると筋肉がパンパンになるそうで、やはり筋肉量を本気で増やそうを思えば一定の覚悟がいるようです。(=_=;)
座談会終了後も、質問が相次ぎなかなか会場を離れることができないくらい、熱気にあふれた会でした。
講演会終了後の懇親会、岐阜の料亭では、糖質制限な料理を頼んで頂いていました。
長良川の鮎も食べましたよ。
何だか高級な料亭で、とても美味しかったです。
岐阜ハートセンター院長の、上野 勝己先生ありがとうございました。
上野先生からは「今度は医師対象のセミナーを開催しましょう。」とのお話で、さらに糖質制限食の輪が広がっていきそうです。 (^_^)
懇親会のあと名古屋に宿泊して、朝京都に帰り、 土曜日午前中の江部診療所の外来をこなしました。
土曜日の夜はテニスクラブの宴会で、日曜日はやや二日酔いで、テニスをしました。(^^)
江部康二
54歳の糖尿親父です。47歳の糖尿病発症の時に江部先生のブログと本に出合い、迷うことなく直ちにスーパー糖質制限食を開始しましたところ、身長173cm、体重85kg→60kg、HbA1c7.2→5.2、尿タンパク(+)→(-)と劇的に改善しました。最初処方されていたグルコバイもすぐに処方されなくなり、現在では2か月に1回の血液検査のみの通院となっております。江部先生に出合えた幸運を感謝しております。ところで、
私が糖尿病を発症したため(妻は非糖尿人)子供たちに糖尿病の素質が遺伝しているのか知りたくて(江部先生の過去のブログにも【75gOGTTは糖尿病の診断だけでなく糖尿病ハイリスク群を見いだすのにも役立つ】と書いてありましたので)、ふたりの子供の16歳の誕生日に75gブドウ糖負荷試験を実施しました。糖尿病を親に持つ子供たちは、発症を防ぐためには、糖質制限食の実施を含めて何が重要かご教示いただければ幸いです。
娘(検査時16歳/165cm/54kg/部活なし、現在22歳)
血糖 IRI
空腹時 77 2.4
30分後 103 34
60分後 103 29
120分後 95 20
HbA1c 4.9
インスリン分泌指数 1.2
息子(現在16歳/182cm/64kg/部活は陸上短距離)
血糖 IRI
空腹時 87 2.7
30分後 153 35
60分後 153 33
120分後115 26
HbA1c 5.0
インスリン分泌指数 0.5
私が糖尿病を発症したため(妻は非糖尿人)子供たちに糖尿病の素質が遺伝しているのか知りたくて(江部先生の過去のブログにも【75gOGTTは糖尿病の診断だけでなく糖尿病ハイリスク群を見いだすのにも役立つ】と書いてありましたので)、ふたりの子供の16歳の誕生日に75gブドウ糖負荷試験を実施しました。糖尿病を親に持つ子供たちは、発症を防ぐためには、糖質制限食の実施を含めて何が重要かご教示いただければ幸いです。
娘(検査時16歳/165cm/54kg/部活なし、現在22歳)
血糖 IRI
空腹時 77 2.4
30分後 103 34
60分後 103 29
120分後 95 20
HbA1c 4.9
インスリン分泌指数 1.2
息子(現在16歳/182cm/64kg/部活は陸上短距離)
血糖 IRI
空腹時 87 2.7
30分後 153 35
60分後 153 33
120分後115 26
HbA1c 5.0
インスリン分泌指数 0.5
2012/08/13(Mon) 09:04 | URL | 子を持つ糖尿人 | 【編集】
江部先生こんにちは。
糖質制限食と肝機能障害の関連について質問させて下さい。過去の記事では糖質制限食では肝機能は改善するとのことですが、逆に悪化することはあるでしょうか。
最近の血液検査で下記の結果でした。8ヶ月前の検査結果と比較しました。
GOTが26U/lから70U/lへ、GPTが11U/lから50U/lへ、ガンマGTPが23U/lから59U/lと上昇しています。10年来異常値は出たことがありません。
ほかのデータは想定の範囲内です。
総コレステロール は194mg/dlから287mg/dlへ、HDLは90mg/dlから112mg/dlへ、
LDL82mg/dlから134mg/dlへ軽度上昇、中性脂肪は79mg/dlから45mg/dlと減少しました。
また、 体重は54.2Kgから50.3Kgと減り、BMIも20.2から18.9になりました。(身長164センチ)
肝機能が少し悪化している様に思えます。
ちなみに、アルコール摂取量は変化なしです。毎日赤ワインで400から500ml、あるいは缶チューハイ(7%)を500-850ml程で少し多めでしょうか。
この間に大きく変えたのは食事内容です。体調は糖質制限してからとても良好です。
私が糖質制限を始めたのは3ヶ月前です。それ以前は炭水化物と野菜の割合が多い食事で、肉類や脂質はほとんど避けるような状態でした。魚と豆類からタンパク質はそこそこ摂取してはいました。
3ヶ月間の1日あたりの平均栄養素摂取割合はタンパク質:脂質:糖質割合が170g:120g:40g(35%:57%:8%)です。タンパク質はほとんど鶏、豚、牛、魚などの動物性に切り替え、脂質も動物性植物性を制限なく普通に摂取するように切り替えました。
それまであまり摂取していなかったタンパク質や脂質が急に取り込まれるようになり、一時的に処理が追いつかなくなったのでしょうか。?そうであれば、この食事を続けていくうちにデータは落ち着くのでしょうか。
いつでも結構ですので先生の見解をお聞かせいただければ幸いです。
糖質制限食と肝機能障害の関連について質問させて下さい。過去の記事では糖質制限食では肝機能は改善するとのことですが、逆に悪化することはあるでしょうか。
最近の血液検査で下記の結果でした。8ヶ月前の検査結果と比較しました。
GOTが26U/lから70U/lへ、GPTが11U/lから50U/lへ、ガンマGTPが23U/lから59U/lと上昇しています。10年来異常値は出たことがありません。
ほかのデータは想定の範囲内です。
総コレステロール は194mg/dlから287mg/dlへ、HDLは90mg/dlから112mg/dlへ、
LDL82mg/dlから134mg/dlへ軽度上昇、中性脂肪は79mg/dlから45mg/dlと減少しました。
また、 体重は54.2Kgから50.3Kgと減り、BMIも20.2から18.9になりました。(身長164センチ)
肝機能が少し悪化している様に思えます。
ちなみに、アルコール摂取量は変化なしです。毎日赤ワインで400から500ml、あるいは缶チューハイ(7%)を500-850ml程で少し多めでしょうか。
この間に大きく変えたのは食事内容です。体調は糖質制限してからとても良好です。
私が糖質制限を始めたのは3ヶ月前です。それ以前は炭水化物と野菜の割合が多い食事で、肉類や脂質はほとんど避けるような状態でした。魚と豆類からタンパク質はそこそこ摂取してはいました。
3ヶ月間の1日あたりの平均栄養素摂取割合はタンパク質:脂質:糖質割合が170g:120g:40g(35%:57%:8%)です。タンパク質はほとんど鶏、豚、牛、魚などの動物性に切り替え、脂質も動物性植物性を制限なく普通に摂取するように切り替えました。
それまであまり摂取していなかったタンパク質や脂質が急に取り込まれるようになり、一時的に処理が追いつかなくなったのでしょうか。?そうであれば、この食事を続けていくうちにデータは落ち着くのでしょうか。
いつでも結構ですので先生の見解をお聞かせいただければ幸いです。
2012/08/13(Mon) 17:45 | URL | | 【編集】
子を持つ糖尿人 さん。
貴重なデータをありがとうございます。
娘さんは、16才時、インスリン分泌指数1.2(0.4以上)と正常です。
息子さんは、16才時、娘さんに比べて血糖値の上昇幅が大きく(倍くらい)、
インスリン分泌指数が0.5で正常下限です。
将来、大変糖尿病になりやすいと考えられます。
緩やかでいいので、糖質制限食を実践すれば将来の糖尿病発症が防げると思います。
貴重なデータをありがとうございます。
娘さんは、16才時、インスリン分泌指数1.2(0.4以上)と正常です。
息子さんは、16才時、娘さんに比べて血糖値の上昇幅が大きく(倍くらい)、
インスリン分泌指数が0.5で正常下限です。
将来、大変糖尿病になりやすいと考えられます。
緩やかでいいので、糖質制限食を実践すれば将来の糖尿病発症が防げると思います。
2012/08/13(Mon) 18:36 | URL | ドクター江部 | 【編集】
摂津のエクレア さん。
これは、さすがにひどいですね。
これは、さすがにひどいですね。
2012/08/13(Mon) 18:39 | URL | ドクター江部 | 【編集】
体重が減りすぎています。
糖質制限食で肝機能障害がくることはありませんが、
摂取エネルギー不足による肝機能障害が考えられます。
脂質・タンパク質はしっかり摂取して、BMI:20 くらいに戻すと肝機能も正常になると思います。
2012/08/13(Mon) 18:46 | URL | ドクター江部 | 【編集】
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