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北九州・三島さんのご報告、腎症第2期が改善。
おはようございます。

北九州三島さんから、経過報告をコメントいただきました。

あらためて拝見すると、糖尿病腎症第2期(早期腎症)から、第1期(腎症前期)に回復されたのですね。

素晴らしいです。(⌒o⌒)v

微量アルブミン尿陽性(早期腎症)や、タンパク尿陽性・第3期A(顕性腎症前期)くらいまでは、糖質制限食で血糖コントロールを良好に保つことで、腎症前期に回復することが多いです。

現在年間約16000人以上が糖尿病腎症から人工透析導入されています。

高血糖こそが、腎臓の細小血管を障害する最大のリスクと言えるでしょう。


2010.9.27 初診
HbAb1c  旧値7.5%
2012年6月26日
HbAb1c  5.6%(NGSP)・・・旧値(JDS)なら5.2%

こちらも、2%以上の素晴らしい改善です。

新薬の臨床試験では、HbA1cが1%改善したら、大変な効果ということになりますから、三島さんの糖質制限食でHbA1c2.3%改善というのは、実はすごいことなのです。(^^)


体脂肪率も

2011.5.26:28.1%
2012.6.26:22.8%

こちらも、体脂肪率22.8%はすでに基準値内ですのでOKですね。

現在、身長165.7cm、体重59.2kg 
BMIも21.6で、とてもいいです。 (^_^)


三島さん、これからも美味しく楽しく末長く糖質制限食をお続けくださいね。

そうそう、焼酎・赤ワインもほどよくお願い申し上げます。m(_ _)m


江部康二


【12/06/26 北九州 三島
6月の健診結果です。

考査対策で、24時迄勤務。

夜食は、

赤ワイン1杯、焼酎1合に、
豚バラ塩焼き(100g)と、大根とツナのサラダ(50g)

で、9時間後の検査結果です。

◆2012年6月26日(火)
 *糖質制限食、満13カ月<黄金律1か月>
体脂肪      22.8%
体重       59.2kg
血圧      120/80
空腹時     111
HbAb1c    5.6
アルブミン     -
尿糖       (-)
尿中ケトン体   (2+)
*ケトン体が再登場、<糖質12g>以下の日が多かった

◆2012年5月29日(火) 
*糖質制限食、満12カ月、<糖質20g以下>
体脂肪 21.6%
体重 59.4kg
血圧 130/80
空腹時 120
HbAb1c 5.7
アルブミン  -
尿糖 -
尿中ケトン体

◆過去、最も悪かった値
体脂肪 28.1%(2011.5.26)
体重 64.8kg(2010.11.26)
血圧 130/80~90
空腹時 178(2011.2.24)
HbAb1c  旧値7.5(2010.9.27 *初診)
アルブミン  +
尿糖
尿中ケトン体

◆61歳、男性、身長165.7cm

◆主治医の所見;「体脂肪率以外は、すべていいですね。
         今の食事のままでいいでしょう。
         運動はして下さい。」
        (お薬不要…という意味か?) 
        
        「お酒はどれくらい?」
        「赤ワイン1杯、焼酎1合」
        「結構飲まれるんですね。」
        
        「実は、飲めば、もっと飲めるんです。」
        「中性脂肪は、直近。
         γは一週間。
         HbA1cは2カ月の値だから…。」
        
        「脂質を多めに摂っているので、
         バランスボールを椅子がわりにして、腹筋を鍛えてます。」
        「そりゃ、いいですね。頑張ってください。」

PS 至って、良好。バリバリ、生徒を鍛えています。

   江部先生のおかげです。感謝申し上げます。】




テーマ:糖尿病
ジャンル:ヘルス・ダイエット
コメント
改善の三点セット
下方から、水虫・痔の改善に加えてもう一点、てっぺんの頭髪が黒くなりました。加齢脱毛と白髪化が進んでいるのですが、このところ、連日かがんだ小生の頭頂を家内が目にする度に「黒くなった」といいます。家内は今のところ健常人(二人は60歳前後)ですが、糖質制限食を小生に同時開始で付き合って3ヶ月目、実は家内の頭髪も艶が出てきて黒々になってきています。家内は糖質制限食のプロデューサーでありディレクターでありスポンサーですが。他に疲れ目の感覚が解消し、視界がとても「クリア」になりました。朝食には崇高クリニックのふすまパンを仕入れさせて頂いています。
2012/06/27(Wed) 15:51 | URL | 伸之介 | 【編集
<妊娠糖尿病>20歳「痩せすぎ」は注意…筑波大分析
<妊娠糖尿病>20歳「痩せすぎ」は注意…筑波大分析
毎日新聞 6月27日(水)11時17分配信
 20歳のときに痩せている女性が妊娠すると、妊娠糖尿病になる危険性が高まることが、筑波大水戸地域医療教育センターの谷内洋子博士研究員らの分析で明らかになった。欧米の研究で肥満が妊娠糖尿病を起こしやすいことは知られていたが、痩せていることとの関連が確認されたのは初めて。英糖尿病学会誌電子版に発表した。

 ◇インスリン分泌量、十分に増えず

 妊娠をきっかけにインスリンの働きが落ち、インスリン分泌量が十分に増えずに血糖値が高くなる状態を妊娠糖尿病という。妊娠糖尿病になると、胎児が大きくなりすぎたり、早産や妊娠高血圧症候群を起こす恐れがある。

 研究チームは08~10年に、糖尿病になったことがない妊娠初期の女性624人を追跡調査した。その結果、妊娠中期までに28人が妊娠糖尿病を発症した。女性たちの20歳時点の体重を聞き、分析した結果、BMI(体格指数)が18未満の「痩せている」に該当する体重だった女性は、BMIが18以上で肥満でもない女性と比べ、妊娠糖尿病を発症する可能性が4.85倍も高かった。

 痩せている女性は、青年期に必要な栄養の不足や筋肉量が少ないことが血糖値を高めている可能性があるという。チームの曽根博仁・筑波大教授(内科)は「30代ぐらいまで痩せすぎの女性が多いのが日本の特徴。痩せていることが美しいとの風潮や意識を見直す必要がある」と話している。【永山悦子】
2012/06/27(Wed) 15:55 | URL | mmx | 【編集
ありがとうございました。
追 伸

採血の看護師さんに、

 「自分の血を見るの怖いけど、どうですか、結構、サラサラと思いませんか。」
 
「そうですね。サラサラですね。」

毎日、たくさんの患者さんの血液を見ているプロの一言に、勇気凛凛の健診だったことを付け加えます。
2012/06/27(Wed) 22:00 | URL | 北九州 三島 | 【編集
糖質三週間
初めまして、糖質制限三週間の初心者です。
実は喘息の治療で来院したさいに尿糖+3で血液検査を急遽しヘモグロビン5.9二時間血糖値124と高く糖尿病と発覚しました。
喘息の治療で結果を忘れていたみたいで本日ブドウ糖負荷検査をしております。発覚後色々調べる内先生のブログを見つけ糖質制限を実施しておりました。

今日の尿検査…ケトン体+3タンパク+2と糖+- とでて腎臓にもうかなりの負担が出てるから投薬治療にはいるといわれました。
血液は二回目ですがまずいブドウ糖を飲んだので急激に上がってることだと思います。
タンパクが出ていると言うことは腎臓も弱っており糖質制限を中止しなくてはならないのか?塩分を控えつつ継続してよいものなのか?教えていただきたくメールしました。
3食ともご飯抜き糖質もかなり制限(ストイックなので)しました調味料は塩コショウ+レモンか醤油に徹底してたので塩分を普段とらなかったので多目にとったのかと後悔してます。 医師会病院の栄養指導を来週受け投薬と一緒に実施するみたいです。まだ二歳の子供もいるのでどうにか長生き(健康)したいです。
2012/06/28(Thu) 09:36 | URL | 糖尿初心者 | 【編集
ブドウ糖負荷
先程投稿してうまくいかなかったかもで再び…ダブったらすみません。
35才主婦喘息の治療でついでにと検査したときに尿糖+3 で急遽血液検査へ6月4日中性脂肪477ヘモグロビンNGSP6.3JDS5.9 二時間位血糖値124 でした。 目の前が真っ暗になり色々調べ先生にたどり着き糖質制限を実施しました。一週間で中毒症状?イライラが止まらず攻撃的家族に当たり散らし…三週間位で落ち着いた頃ブドウ糖負荷を実施することとなりました。
久々糖質…スーパーでしたので全く糖質をとっていませんでした。

尿糖+- タンパク+2 ケトン+3
先生は腎臓もかなりやられているから投薬も開始しないとと言われました。
三回目四回目の尿は+3 四回目血糖値は計測器を使用してくれて268。
この前は124でしたのでこのように上がるとも思えずタンパクも+初…糖質制限を実施した三週間私には合わなくてそのような糖尿を悪化させる事態になったのか不安。来週医師会病院にいき栄養指導をうけ投薬なり注射なり分かりませんが治療を開始します。
もう私は腎臓もダメになっており糖質制限を即中止し投薬のお世話になった方がよろしいのでしょうか?広島には糖質制限をやられているところはないようで誰にも相談せずはじめてしまいました。二歳のこもいます。できるだけ健康を取り戻し育児に取り組みたい。親も糖尿で五年前から注射を打ってます。水商売で食生活もよくなかったとおもいます。
2012/06/28(Thu) 12:08 | URL | 糖尿初心者カヨリン | 【編集
Re: 改善の三点セット
伸之介 さん・

水虫、痔の改善に加えて、奥さん共々、頭髪黒々とは素晴らしいですね。

疲れ目も解消とはすごいです。

これからも美味しく楽しく糖質制限食をお続けくださいね。
2012/06/28(Thu) 14:42 | URL | ドクター江部 | 【編集
糖尿病の危険性について
江部先生 


こんにちは。先生のご著書との出会いのおかげで
糖質オフをはじめて、2ヶ月でマイナス5キロ!
体調もとってもよく、本当に出会えたことに感謝しています。

ところで、こんな記事をみつけました。
http://jp.wsj.com/Life-Style/node_468148

糖質オフは糖尿病の危険を高める・・・?
といったことをテレビで青木晃さんという方が
お話しており、江部先生の、それに関しての
ご意見をおききしたいです。

できればずっと糖質オフを続けていきたいので。

失礼な質問で申し訳ありませんが、
どうぞよろしくお願いいたします。
2012/06/28(Thu) 15:00 | URL | トナ | 【編集
Re: 糖尿病の危険性について
2012/06/28(Thu) 16:10 | URL | 精神科医師A | 【編集
Re: ブドウ糖負荷
糖尿初心者カヨリン さん。

スーパー糖質制限食なら、尿中ケトン体は陽性となりますが、生理的なもので心配いりません。

HbA1c6.3%(NGSP)は、コントロール良好レベルです。
このていどで糖尿病腎症になる可能性は少ないと思います。

主治医と相談されて、もう一度、蛋白尿を調べ直しては如何でしょう。
2012/06/28(Thu) 18:10 | URL | ドクター江部 | 【編集
Re: 糖尿病の危険性について
トナ さん。

いろんな論文があると思います。
論文としての信頼度は、

2012/02/23の本ブログ記事
「糖質制限食だけがHbA1cを改善、RCT研究論文の解説 」

で解説したニューイングランド・ジャーナルの論文のほうが高いと思います。



2012/06/28(Thu) 18:21 | URL | ドクター江部 | 【編集
コメントありがとうございました
ありがとうございました。ブドウ糖負荷の結果があまりにひどいので投薬治療へ移行するかもしれませんがタンパクについては主治医にもう一度検査してもらえるよう聞いてみます。
薬を飲みつつ糖質をとらなくてはならないのはとても怖いです。糖質制限を継続出来るように主治医にもお願いしてみようかと思います。
2012/06/28(Thu) 19:01 | URL | 糖尿初心者カヨリン | 【編集
Re: コメントありがとうございました
糖尿初心者カヨリン さん。

スーパー糖質制限食なら、薬なしで血糖値が改善する可能性が高いですので、
主治医とご相談ください。


2012年03月16日 (金)の本ブログ記事
「ADAが糖質制限食を格上げ! 次期声明改訂に向け系統的レビュー」
をご参照ください。
2012/06/28(Thu) 19:21 | URL | ドクター江部 | 【編集
ありがとうございます。
参考にさせていただきます。ありがとうございました。突然糖尿病と言われて腎臓が弱っていると言われてテンパってしまいました。スーパー糖質制限を実施したお陰で体重も四キロ落ちました。年中風邪を引いて喘息に苦しんでいたが発作が出ません。薬はやめてはいけないと先生は吸入と薬を出してますが…。楽しくスーパー糖質制限を実施していこうと思います。数値が改善したときはご報告させてください。
2012/06/28(Thu) 20:57 | URL | カヨリン | 【編集
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