2012年05月21日 (月)
こんにちは。
2012年5月20日(日)「医療関係者向け糖質制限食セミナー」
おかげさまで、無事終了しました。
56名の予約で、当日やむを得ない事情でキャンセルされた方が4名おられ、合計52名の参加でした。
意外だったのは、京都からの参加は10名足らずで、後は、大阪・兵庫・奈良・滋賀・福井・・・遠くは宮城・福岡からも来ておられ、遠方の方が多かったことです。
結局、タイミングさえあえば、遠距離を厭わず駆けつけていただける熱心な医師・栄養士・薬剤師さんが結構沢山おられるということがわかり、嬉しい限りでした。(^^)
講演時間も90分間しっかりあり、質疑応答時間も70分間ほど確保しましたが、質問が相次いで、結局は定刻ギリギリで、あとは会場の外でもお話ししました。
糖質制限食と医療に関わる質問がほとんどで、かなり深い内容のお話しが展開できて大変よかったと思います。 (^_^)
司会をつとめて頂いた、リボーン会員の江崎グリコの八木さんから
1月15日(日)の日本病態栄養学会ディベートの非側の主張や
5月18日(金)の日本糖尿病学会のディベートの経過とかの報告もあり、
最新の話題で盛り上がりました。
日本病態栄養学会ディベートの非側の主張に対しては、その場で全て反論して会場の皆さんに納得して頂きました。
司会の八木さん、お疲れ様でした。
ありがとうございました。m(_ _)m
江部康二
2012年5月20日(日)「医療関係者向け糖質制限食セミナー」
おかげさまで、無事終了しました。
56名の予約で、当日やむを得ない事情でキャンセルされた方が4名おられ、合計52名の参加でした。
意外だったのは、京都からの参加は10名足らずで、後は、大阪・兵庫・奈良・滋賀・福井・・・遠くは宮城・福岡からも来ておられ、遠方の方が多かったことです。
結局、タイミングさえあえば、遠距離を厭わず駆けつけていただける熱心な医師・栄養士・薬剤師さんが結構沢山おられるということがわかり、嬉しい限りでした。(^^)
講演時間も90分間しっかりあり、質疑応答時間も70分間ほど確保しましたが、質問が相次いで、結局は定刻ギリギリで、あとは会場の外でもお話ししました。
糖質制限食と医療に関わる質問がほとんどで、かなり深い内容のお話しが展開できて大変よかったと思います。 (^_^)
司会をつとめて頂いた、リボーン会員の江崎グリコの八木さんから
1月15日(日)の日本病態栄養学会ディベートの非側の主張や
5月18日(金)の日本糖尿病学会のディベートの経過とかの報告もあり、
最新の話題で盛り上がりました。
日本病態栄養学会ディベートの非側の主張に対しては、その場で全て反論して会場の皆さんに納得して頂きました。
司会の八木さん、お疲れ様でした。
ありがとうございました。m(_ _)m
江部康二
申し訳ありません。昨日のコメントに投稿してしまいました(~_~;)
読んで頂けたら幸いですm(_ _)m
読んで頂けたら幸いですm(_ _)m
江部先生講演お疲れ様でした。
私は医療関係者ではありませんでしたが、食品関係者として参加させて頂きました。
難しいかと思いましたが、意外にも分かりやすく、医療関係者向けでも難解さはあまり感じませんでした。
他の医師の方の話も聞けて有意義でした。
今後は、眼科領域でも糖質制限食の理解が広がり、私のように重症化した網膜症患者でも、糖質制限で再発もなく視力が確保出来る可能性がある事が、更に証明される事を願っています。
それから糖質制限パン講習会、精一杯頑張りますm(__)m。
私は医療関係者ではありませんでしたが、食品関係者として参加させて頂きました。
難しいかと思いましたが、意外にも分かりやすく、医療関係者向けでも難解さはあまり感じませんでした。
他の医師の方の話も聞けて有意義でした。
今後は、眼科領域でも糖質制限食の理解が広がり、私のように重症化した網膜症患者でも、糖質制限で再発もなく視力が確保出来る可能性がある事が、更に証明される事を願っています。
それから糖質制限パン講習会、精一杯頑張りますm(__)m。
2012/05/21(Mon) 21:15 | URL | 摂津のエクレア | 【編集】
江部先生 きのうはどうもありがとうございました。
夏井先生のメールに本で読んだことがほとんどと書きましたが、そんなことはなかったと思い返しました。糖尿病学会での出来事など最新の知見をお聞かせいただきありがとうございました。
頂いたカロリーコントロールカレーも今日の夕食でコンニャク米にかけて頂きました。
4ヶ月ぶりのカレーで美味しくいただきました。
夏井先生のメールに本で読んだことがほとんどと書きましたが、そんなことはなかったと思い返しました。糖尿病学会での出来事など最新の知見をお聞かせいただきありがとうございました。
頂いたカロリーコントロールカレーも今日の夕食でコンニャク米にかけて頂きました。
4ヶ月ぶりのカレーで美味しくいただきました。
調べ物をして、たまたま4月23日のコメント欄で感涙しました。みなさん、ぜひご一読を!
70歳の現役医師、永田先生のお言葉です。
「糖尿病に対する疑問が初めて解消しました。世の中には、本物の素晴らしい医者がいるのだとも改めて思いました。人生最後の勉強をさせて戴くつもりです。本当に有難う御座いました。 感謝の気持ちを伝えたくて」
70歳の現役医師、永田先生のお言葉です。
「糖尿病に対する疑問が初めて解消しました。世の中には、本物の素晴らしい医者がいるのだとも改めて思いました。人生最後の勉強をさせて戴くつもりです。本当に有難う御座いました。 感謝の気持ちを伝えたくて」
摂津のエクレア さん。
先日はお疲れさまでした。
講演会がお役に立てて幸いです。
今後糖尿病網膜症と糖質制限食に関しても、眼科医師にも協力願えればいいですね。
先日はお疲れさまでした。
講演会がお役に立てて幸いです。
今後糖尿病網膜症と糖質制限食に関しても、眼科医師にも協力願えればいいですね。
2012/05/22(Tue) 10:49 | URL | ドクター江部 | 【編集】
おかだ 先生
昨日はご参加、ありがとうございます。
講演会が少しでもお役に立てれば幸いです。
グリコさんのカロリーコントロールカレー、さらに美味しくなればいいのですが・・・。
昨日はご参加、ありがとうございます。
講演会が少しでもお役に立てれば幸いです。
グリコさんのカロリーコントロールカレー、さらに美味しくなればいいのですが・・・。
2012/05/22(Tue) 10:51 | URL | ドクター江部 | 【編集】
江部康二 先生 御侍史
私は大阪で透析・腎移植に携わっている医師です。
20日の講演に参加させていただき、IVHについて質問させていただいた者です。
わかりやすく、エビデンスに基づいた講演で大変勉強になりました。
先生の益々のご活躍を期待し、糖質制限食の効果により年間透析導入者数37000人
(うち糖尿病性腎症43%)が減少することを願っております。
ありがとうございました。
私は大阪で透析・腎移植に携わっている医師です。
20日の講演に参加させていただき、IVHについて質問させていただいた者です。
わかりやすく、エビデンスに基づいた講演で大変勉強になりました。
先生の益々のご活躍を期待し、糖質制限食の効果により年間透析導入者数37000人
(うち糖尿病性腎症43%)が減少することを願っております。
ありがとうございました。
2012/05/22(Tue) 11:15 | URL | 田島英治 | 【編集】
田島英治 先生
先日は、講演会ご参加ありがとうございます。
糖尿尿腎症からの人工透析が年間16000人以上の現状は、
現行の糖尿病治療が現実には破綻している証拠と思います。
糖質を摂取するかぎり、インスリン注射や経口血糖降下薬を内服しても食後高血糖が防げません。
このことが合併症を予防できない元凶と思います。
先日は、講演会ご参加ありがとうございます。
糖尿尿腎症からの人工透析が年間16000人以上の現状は、
現行の糖尿病治療が現実には破綻している証拠と思います。
糖質を摂取するかぎり、インスリン注射や経口血糖降下薬を内服しても食後高血糖が防げません。
このことが合併症を予防できない元凶と思います。
2012/05/22(Tue) 12:51 | URL | ドクター江部 | 【編集】
江部先生、一昨日はとても頭の整理になるご講演、ありがとうございました。
セミナー開始前から休憩時間中、終了後まで休みなく質問に答えておられ、先生のバイタリティに感心しました。
非側の主張に全て反論いただきましたが、まだひとつひっかかる項目がありますので、今更ですが質問させて下さい。話を蒸し返すようで誠に恐縮です(^_^;)。
スライドに呈示された study の中で唯一、先生が★を付けられた、例のハーバード大学のコホート研究です。
昨年12月30日のブログでも触れておられるのを読み、そこから灰本先生のブログに飛んで訳文・解釈を読んだだけで、原文に目を通せてはいません。
が、そこで示されているグラフ上、10段階に分けられた糖質制限レベルが高くなるほど、右肩上がりに死亡率がアップしています。
確かにスーパー糖質制限レベルの集団のデータが無いので、エビデンスとしては不十分ですが、素人目には、厳しい糖質制限ほど死亡率を上げるという仮説がかなり高い確率で true なのではないかという印象を受けてしまいます。
失礼ながら、高糖質と中糖質の比較試験に過ぎないからという説明だけでは、この論文に対する反論としては弱い気がする(と言いますか、私の中の不安が消えない)のですが、いかがでしょうか?
また、死亡率を押し上げているのが動物性蛋白(実質、赤身肉)と動物性脂肪の摂取であると分析されています。
35~37%carbなら、プチ糖質制限を実行している人ならあてはまりそうですし、そういう人々で牛のステーキなどを体に悪くないからと喜んで食べている方は多いと思います。注意喚起が必要でしょうか?
この論文の結果がこうなってしまった別の理由、データの取捨選択や解釈の問題、研究の背景、裏の事情など、何かあるのでしょうか?
(この論文、3月のADAの系統的レビューで採用されたんでしょうかね?)
長文申し訳ありません。
お返事は急ぎませんし、今後のブログの記事でおいおい触れていただく程度で結構です。 今後ともよろしくお願い申し上げます。
セミナー開始前から休憩時間中、終了後まで休みなく質問に答えておられ、先生のバイタリティに感心しました。
非側の主張に全て反論いただきましたが、まだひとつひっかかる項目がありますので、今更ですが質問させて下さい。話を蒸し返すようで誠に恐縮です(^_^;)。
スライドに呈示された study の中で唯一、先生が★を付けられた、例のハーバード大学のコホート研究です。
昨年12月30日のブログでも触れておられるのを読み、そこから灰本先生のブログに飛んで訳文・解釈を読んだだけで、原文に目を通せてはいません。
が、そこで示されているグラフ上、10段階に分けられた糖質制限レベルが高くなるほど、右肩上がりに死亡率がアップしています。
確かにスーパー糖質制限レベルの集団のデータが無いので、エビデンスとしては不十分ですが、素人目には、厳しい糖質制限ほど死亡率を上げるという仮説がかなり高い確率で true なのではないかという印象を受けてしまいます。
失礼ながら、高糖質と中糖質の比較試験に過ぎないからという説明だけでは、この論文に対する反論としては弱い気がする(と言いますか、私の中の不安が消えない)のですが、いかがでしょうか?
また、死亡率を押し上げているのが動物性蛋白(実質、赤身肉)と動物性脂肪の摂取であると分析されています。
35~37%carbなら、プチ糖質制限を実行している人ならあてはまりそうですし、そういう人々で牛のステーキなどを体に悪くないからと喜んで食べている方は多いと思います。注意喚起が必要でしょうか?
この論文の結果がこうなってしまった別の理由、データの取捨選択や解釈の問題、研究の背景、裏の事情など、何かあるのでしょうか?
(この論文、3月のADAの系統的レビューで採用されたんでしょうかね?)
長文申し訳ありません。
お返事は急ぎませんし、今後のブログの記事でおいおい触れていただく程度で結構です。 今後ともよろしくお願い申し上げます。
2012/05/22(Tue) 15:00 | URL | 森下直樹 | 【編集】
森下直樹 先生
先日は、京都セミナーご参加、ありがとうございます。
総死亡率のうちまずガンについて考えて見ます。
セミナーでも説明しましたが、スーパー糖質制限食と発ガンリスクに関するエビデンスは現時点でありません。
従いまして現時点では、RCT研究論文やコホート研究によるエビデンスはないことを前提に、
理論的に考えるしかありません。
発ガンリスクのエビデンスとして、極めて明白なのは、「高インスリン血症」と「高血糖」です。
35~37%carbの食生活ですと、1回50g以上の糖質が摂取されますので、
耐糖能正常なら必ず、「高インスリン血症」と「高血糖」という発ガンリスクが生じます。
これは60%carbの集団とそんなに差はありません。
このような、35~37%carb~60%carbを摂取している西欧型ガンの発ガンリスクが高い集団において、
上記のハーバードの論文が述べている、「死亡率を押し上げているのが動物性蛋白(実質、赤身肉)と動物性脂肪の摂取」ということは、一定のエビデンスがあると言えます。
しかしながら、糖質摂取比率が12%ていどで、「高インスリン血症」と「高血糖」という発ガンリスクが存在しない集団においては、そのようなエビデンスはないということです。
さらにスーパー糖質制限食の集団では、発ガンリスクを減少させるHDLコレステロールが上昇します。
このようにエビデンスではなくて、あくまでも理論的なお話しなのですが、
少なくとも西欧型のガンに関しては、糖質制限食で予防できる可能性があると考えています。
またブログ記事にもしたいと思います。
先日は、京都セミナーご参加、ありがとうございます。
総死亡率のうちまずガンについて考えて見ます。
セミナーでも説明しましたが、スーパー糖質制限食と発ガンリスクに関するエビデンスは現時点でありません。
従いまして現時点では、RCT研究論文やコホート研究によるエビデンスはないことを前提に、
理論的に考えるしかありません。
発ガンリスクのエビデンスとして、極めて明白なのは、「高インスリン血症」と「高血糖」です。
35~37%carbの食生活ですと、1回50g以上の糖質が摂取されますので、
耐糖能正常なら必ず、「高インスリン血症」と「高血糖」という発ガンリスクが生じます。
これは60%carbの集団とそんなに差はありません。
このような、35~37%carb~60%carbを摂取している西欧型ガンの発ガンリスクが高い集団において、
上記のハーバードの論文が述べている、「死亡率を押し上げているのが動物性蛋白(実質、赤身肉)と動物性脂肪の摂取」ということは、一定のエビデンスがあると言えます。
しかしながら、糖質摂取比率が12%ていどで、「高インスリン血症」と「高血糖」という発ガンリスクが存在しない集団においては、そのようなエビデンスはないということです。
さらにスーパー糖質制限食の集団では、発ガンリスクを減少させるHDLコレステロールが上昇します。
このようにエビデンスではなくて、あくまでも理論的なお話しなのですが、
少なくとも西欧型のガンに関しては、糖質制限食で予防できる可能性があると考えています。
またブログ記事にもしたいと思います。
2012/05/22(Tue) 15:50 | URL | ドクター江部 | 【編集】
| ホーム |