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高雄病院の「糖質制限」給食(講談社) 再版に 
給食本


こんばんは。

糖尿病・肥満を克服する
高雄病院の「糖質制限」給食
江部康二著、講談社、2012年4月刊行

おかげさまで、再版となりました。 (^^)


過去約600人の入院糖尿病患者さんに供給して、血糖コントロールに画期的な実績を上げてきた、高雄病院の「糖質制限」給食。

余すことなく、1ヶ月間、31日分の日替わりメニューのレシピを写真付きで紹介しました。

講談社・編集の谷山涼葉さんによれば、

『高雄病院の「糖質制限」給食こそは、日本の糖質制限食の王道です。』

この発言にすっかり乗せられてその気になって、本書が企画されました。

高雄病院栄養課には、部長の橋本眞由美さんをはじめ、全面的にお世話になり感謝です。

現在、入院糖尿病患者さんだけでなく、外来通院糖尿病患者さんにも、昼食に高雄病院の「糖質制限」給食(予約が必要です)を提供しています。

本書の特徴は、各項目を読みやすい文字数に簡略にまとめて、糖質制限食の理論や疫学研究を紹介してあることです。最新の糖質制限食基礎知識が、さくさくと手に入ると思います。

もう一つ、私、江部康二の一週間の糖質制限食ライフ(朝食、昼食、夕食)が取り上げられているのも特徴です。

外食、自宅での食事、アルコールなど密着取材して記載しています。

取材は自分自身で、講演旅行のときも、手帳にメモをとって記録しました。

患者さんの体験談も男女それぞれ、載せさせていただきました。

K・Kさん、井上和子さん、ありがとうございました。

糖質制限食最新の基礎知識と高雄病院のレシピを、本書1冊で得ることができます。

是非、ご一読いただけば幸いです。


江部康二



☆☆☆

『高雄病院の「糖質制限」給食』の表紙裏から以下転載

従来の糖尿病食(糖質60%)を実践する限りは、食後高血糖が必ず生じます。

そのため、食事療法・運動・服薬・インスリン注射などを行っているにもかかわらず、
糖尿病腎症による腎不全で人工透析になる方が、年間16271人もおられます。

本書の「スーパー糖質制限食(糖質12%、タンパク質32%、脂質56%)」を実行すれば、
薬に頼ることなく、速やかにリアルタイムで良好な血糖コントロールが可能です。
  
高雄病院理事長 江部康二



☆☆☆

『高雄病院の「糖質制限」給食』のイントロから以下転載

<糖質制限食は人類の健康食>

糖質制限食は、高雄病院で1999年から日本で初めて開始した食事療法です。

わかりやすく言うと米飯・めん類・パンなどの米・麦製品や芋類などの糖質が多い食品を食べないで、肉や魚貝や豆腐や葉野菜などをしっかり摂取する食事療法です。

糖質制限食というと変わった食事というイメージなのですが、実は人類本来の自然な食事なのです。

人類が誕生したのが約700万年前で、農耕が始まるまでは、生業は狩猟・採集であり、全ての人類が糖質制限食でした。

約10000年前に農耕が始まり、主食が穀物へと変化し、現在まで続いています。

即ち穀物を主食としたのは、人類の歴史の中でわずか1/700の期間に過ぎません。

このように歴史的に進化の過程をみると「糖質制限食」と「穀物を主食とする高糖質食」、どちらが人類にとって自然な食事なのかはいうまでもありません。

糖質制限食は、人類本来の食事、いわば人類の健康食ですので、糖尿病や肥満をはじめとして様々な生活習慣病が改善していきます。

しかも糖質制限食は、糖質を抜くだけで脂質やタンパク質はOKなので「美味しく楽しく」続けられるのが特長です。

またお酒も蒸留酒や辛口のワインや糖質ゼロ発泡酒ならOKなので、糖質制限食を足かけ10年続けている私にとっても、とても嬉しい食事療法なのです。

本書ではその効果を高雄病院の12年以上の経験、1500人以上の治療実績をもとに、糖尿病・肥満・生活習慣病について解説し、レシピを紹介しました。

さらに最近は糖質制限食OKのスイーツ、お好み焼きなども開発され、下戸のかたにも手厚くフォローできるようになりました。
テーマ:糖質制限食
ジャンル:ヘルス・ダイエット
コメント
尼崎市保健師との話し合い
江部先生こんばんは。
先週の木曜日、高雄病院京都駅前診療所へ通院日で、前回検査した腎機能関係の結果が出ました。
HbA1c 5.2%(NGSP値)
尿中アルブミンクレアチニン補正値 27.8mg/gc
シスタチンC 0.82mg/dlでした。
約1年3ヶ月前の糖質制限開始前は、尿中アルブミン補正値46.4 シスタチンC1.13でした。
以前NHK「ためしてガッテン」で人工透析導入者を減らしたと言う尼崎市なんですが、腎機能が悪い人には訪問して指導をするところが、放送されていました。
では腎機能を回復させた人の話を聞かないのか?と言う事で、尼崎市役所に出向き、保健師さんと話し合いをしてきました。
結論から言いますと、尼崎市の保健師さんは、糖質制限食に対して非常に好意的で糖尿病治療の一つとして関心を持っておられました。
ただ尼崎市には糖質制限指導医療機関が、一ヶ所しか無い事、糖質制限を実行している患者のデータがほとんど手元に無い、それ以前に、保健師さん自身が糖質制限食に対する正確な知識が無いとの事でした(笑)。
腎症・網膜症と合併症を抱えながら、非常に短期間でしかも糖尿病薬を使わずここまで回復(合併症含め)した人を見た事無いと言われました。
その後特定検診の結果と高雄病院京都駅前診療所の検査を見ながら、質問攻めにあいました(笑)。
保健師さんも間近で、いきなり失明したり、足を切断したり、人工透析導入をたくさん見てきたので、一人でもそんな方を無くしたいと言う思いでした。
これからのデータにするので、毎年特定検診を受けて、受診している医療機関のデータを持って話し合いに来てほしいとの事でしたので、私も了承しました。
正直糖質制限なんてとんでも無い止めろと言われるかと想像してましたが、もう糖質制限の流れがかなり浸透してきたように思います。
2012/05/14(Mon) 20:47 | URL | 摂津のエクレア | 【編集
Re: 驚いています。
ことこ さん。

緩やかでもいいので糖質制限食で、妊娠糖尿病が予防できると思います。
2012/05/14(Mon) 22:13 | URL | ドクター江部 | 【編集
健診でした。
江部先生おはようございます。
先日健康診断の結果が出ました。当方非糖尿人です。

昨年12月と今回5月の数値比較。(一部)

体重  80 → 65 (kg)
BMI 26.5 → 21.5
TG  316 → 73 (mg/dl)
HDL  50 → 72
LDL  168 → 288

医者はこんなLDLの数値を見たことが無く、家族性のものか?と言われました。
他が正常なのに納得行かないから一か月後に血液検査とのことでした。

私としては1月から始めた糖質制限食の結果だと考えています。特にTGの改善が嬉しいです。
LDLの数値は驚きましたが、それ以外は適正範囲内です。
今後半年無いし一年のスパンで様子を見ようと思っています。


医者から当日朝食を食べたかしつこく聞かれました。
前回も同じことを聞かれ、勿論未摂取で受診しました。

仮に朝食を摂っても直ぐにデータに影響が出る物なのでしょうか。
私は内心、変な質問だなと思っていましたが。
2012/05/15(Tue) 06:41 | URL | ラックマン | 【編集
ありがとうございます。
そうですか。先生も27週までグルコースチャレンジテストは必要ないと思われますか?


私としては産後から2年後にA1Cがあがっていたのでよくないと思っているのですが。。。。。
A1Cも検査してくれないなんて心配ではあります。


緩やかですか。いまはスタンダードでお昼は食べて夜は絶対に食べません。
2012/05/15(Tue) 07:55 | URL | ことこ | 【編集
Re: 尼崎市保健師との話し合い
摂津のエクレア さん。

腎機能改善、網膜症の改善、良かったですね。

尼崎市の保健師さん、柔軟な考え方で素晴らしいです。
2012/05/15(Tue) 10:10 | URL | ドクター江部 | 【編集
Re: 健診でした。
ラックマン さん。

半年~1.2年単位でみると
いったん上昇したLDLも、肝臓の生産が調整されるので基準値にもどることがほとんどです。

中性脂肪はともかく、LDLコレステロールは直前の食事は関係ないと思います。
2012/05/15(Tue) 10:21 | URL | ドクター江部 | 【編集
Re: タイトルなし
ことこ さん。

お昼も、緩くてもいいので糖質を少なめにしておけば、食後高血糖の予防になりますよ。
2012/05/15(Tue) 10:22 | URL | ドクター江部 | 【編集
Re: タイトルなし
ふみ さん。

糖質制限食実践は問題ありません。
肝機能も徐々に落ち着くと思います。
血糖コントロール良好を保てば、タンパク尿の改善も期待できます。
2012/05/16(Wed) 14:42 | URL | ドクター江部 | 【編集
Re: タイトルなし
Saki さん。

糖質制限食は農耕前の狩猟・採集時代の人類の食生活です。

狩猟・採集時代が700万年間、農耕が始まって1万年間です。

すなわち狩猟・採集時代のほうがはるかに長いのです。
糖質制限食は人類本来の食生活であり、人類の健康食です。
Saki さんが実践されてなんの問題もないとおもいますよ。
2012/05/17(Thu) 22:44 | URL | ドクター江部 | 【編集
いつか2072
江部先生そちらの病院にかかっています
いまa1cが5.4です。この値がつずいたら
病院にかからないようになりますか。
定期的に測定器ではかりますがやっぱり病院にかからないといけませんか
2012/08/16(Thu) 20:46 | URL | ヤスモト | 【編集
Re: いつか2072
ヤスモト さん。

HbA1c:5.4%(NGSP値)
なら、診察間隔をあけても大丈夫と思います。

1/月→1/2ヶ月→1/3ヶ月→1/半年・・・

とかです。
2012/08/17(Fri) 17:38 | URL | ドクター江部 | 【編集
Re: タイトルなし
匿名希望の 節子 さん。

糖質制限食の指導ができる医師を見つけては如何でしょう。
地域にもよりますが、糖質制限OK医師が大分増えてます。
2012/11/12(Mon) 19:44 | URL | ドクター江部 | 【編集
ありがとうございました。
江部先生、
先週二週間の入院を経て退院しました、牧師のYです。おかげさまで退院後も順調に過ごさせて頂いています。退院の際、一言お礼をと思ったのですが、その朝は駅前診療所ご出勤と伺いました。改めて、ありがとうございました。糖質制限食を続けています。そのせいか、一つ発見がありました。私は乗り物酔いをする傾向が強いのですが、昨日曜日、出勤で、京都から関空をバスで、関空から韓国まで飛行機で、移動したのですが、いつもなら必ず、ロキソニンを飲んでも頭痛に悩まされていたのが、今回は全くありませんでした。糖質制限、これからも続けます。
江部先生は、医療界のマルチン・ルターですね!
ご健康と、ご活躍をお祈りしています。
2014/04/24(Thu) 11:09 | URL | Pastor Tomo | 【編集
Re: ありがとうございました。
Pastor Tomo さん

入院、お疲れ様でした。
体調良好、良かったです。
お役に立てて幸いです。
勿論、アトピーも好調を維持しておられますよね。

これからも美味しく楽しく糖質制限食をお続けくださいね。

2014/04/24(Thu) 18:39 | URL | ドクター江部 | 【編集
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