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あの日野原重明先生が、健康法として糖質制限食を
こんにちは。

読売オンラインに大変興味深い記事が載りましたので紹介します。

なんと、あの私の超大先輩、100歳の現役医師・日野原重明先生が京都市左京区の「京都大百周年時計台記念館」で行われた講演会「健康で賢い日本人―京都からの発信」において

自らが実践する健康法として、

▽30歳の時の体重を維持する
▽糖質(炭水化物)を制限し、たんぱく質と野菜を十分にとる
▽週に1回ストレッチする――

などを紹介されたそうです。

日野原先生と糖質制限食・・・

何だかとてもぴったりで、嬉しい限りです。


江部康二


以下は、読売オンラインより転載

☆☆☆
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/kyoto/news/20120415-OYT8T00765.htm
日野原さん100歳の健康法 30歳の体重維持/糖質制限 母校・京大


「自らが病気になった経験から患者の立場に立つ医療を考えるようになった」と話す日野原さん(左京区で)  聖路加国際病院(東京都)理事長で100歳の現役医師である日野原重明さんらの講演会「健康で賢い日本人―京都からの発信」が15日、左京区の京都大百周年時計台記念館であった。日野原さんが語る長寿の秘訣(ひけつ)に約900人の参加者が聴き入った。

日本内科学会が、市民に健康や医療の最新情報を届けようと企画。日野原さんは京大医学部出身で、ゲストに招かれた。

日野原さんは「吉田山や時計台を見ると、ふるさとに帰ってきたようです」と学生時代を振り返り、若い頃には結核などの大病を患ったことを紹介。しかし、療養していた時期に、体を落ち着けてピアノや習字などを学ぶことができたと述べ、「病むことで得られることもある」と語りかけた。

自らが実践する健康法として、30歳の時の体重を維持する▽糖質(炭水化物)を制限し、たんぱく質と野菜を十分にとる▽週に1回ストレッチする――などを紹介。30分間、ユーモアを交えながら大いに語った。

参加した左京区の水谷昭夫さん(83)は「精力的な日野原先生のお姿に元気をもらいました。健康法もぜひ参考にしたいです」と話していた。

(2012年4月16日 読売新聞)





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テーマ:糖質制限食
ジャンル:ヘルス・ダイエット
コメント
プチ日野原派
以前から、日野原先生の特集を録画して、
長寿のヒントはないかと観ていました。

夕ご飯が、テーブルに一杯と、
階段登りが印象的でした。

そして、数年来、マネをしているのが、
朝のオリーブオイル。

日野原先生は、
オレンジジュースや紅茶を飲まれていたと思うが、
私は、トマトジュース。

数年前までは、愛読者で、
出る本は片っぱしから読んでいたが、
「糖質制限食」とは、
ご本には、このキーワードは、なかったような…。
2012/04/17(Tue) 18:08 | URL | 北九州 三島 | 【編集
糖質制限食について
糖質制限食についてよくわからないことがありますので
質問させていただけますでしょうか。

昨年の人間ドックでHbA1cの値が年々あがってきている
ことに気づき、「糖尿病がどんどんよくなる糖質制限食」を
購入させて頂き、丁度1年間糖質制限食を実践してきました。
今年の人間ドックの結果以下のとおりの結果でした。

男 37歳 BMI 17.7

             H23.4(昨年)  H24.4(今年)
HbA1c           5.3       5.2
空腹時血糖        96       98
空腹時インスリン     12.1      7.8
インスリン抵抗性指数   2.9       1.9

総コレステロール     175      219
LDLコレステロール   107      140
HDLコレステロール   60       61

※昨年高雄病院の京都駅前診療所でブドウ糖負荷試験も
実施してもらいましたが問題なしでした。
また上記以外の検査項目は全て異常なしです。


1年間実施した内容
●平日・・・糖質制限食ノーマル
   朝・・・青汁のみ
   昼・・・主食抜きおかずのみ
   夜・・・主食あり(発芽玄米を200g程度)+食後チョコレート(糖質5g)
●土日・・・糖質制限食プチ
   朝・・・なし
   昼・・・主食あり(主に麺類)
   夜・・・主食あり(発芽玄米を200g程度)+食後チョコレート(糖質5g)

<質問>
・血糖値に関してあまり改善しているように見えないのですが
 糖質制限食のやり方を間違えてますでしょうか?(本来は夜
 炭水化物をとらないのが正しいのは承知しておりますが、
 夜抜くのはつらいので勝手に変えてました..)
 それとも効きづらい体質等あるのでしょうか?

・LDLコレステロールが今年から上がったことと血糖値があまり
変わらないこともあり糖質制限食続けてよいか悩んでます。
個人的には続けたいと思ってますが、このまま続けてよいもの
でしょうか?

2012/04/17(Tue) 20:16 | URL | sikinamijp | 【編集
Re: 糖質制限食について
sikinamijp さん。

拙著のご購入ありがとうございます。

空腹時血糖        96       98
空腹時インスリン     12.1      7.8
インスリン抵抗性指数   2.9       1.9

インスリン抵抗性が、すごく改善しています。
空腹時インスリンもかなり減少して、大変好ましい変化です。
体重がかなり減少されたのでしょうか?

「空腹時インスリン:12.1」は基準値内なのですが、
私は多いと思います。このレベルは発ガン性やメタボが心配なレベルです。

中性脂肪が正常でHDLコレステロールが正常なら、LDLコレステロールは心配ないですよ。
2012/04/17(Tue) 21:04 | URL | ドクター江部 | 【編集
日野原氏の講演
http://www.daiwa-pharm.com/jp/health75.html

 2012年1月21日(土)、日本総合健診医学会第40回大会が東京国際フォーラムで開催され、この中で、日野原氏が「百歳からの健康メッセージ~私の健康法~」と題して講演しました。講演は60分以上にわたりましたが、全て立ったままで、水も飲まず、聞き取りやすい大きな声で、冗談を交えながらの流暢なお話しでした

*長寿の秘訣:その3~食生活
 日野原氏はふだん運動をしないことから、食事は1300キロカロリー、多くても1400キロカロリーしか必要ないと考えています。そのため、高カロリーで過剰に摂りがちな糖質とでんぷん質は制限しています。体力維持に必要なタンパク質は脂肪の少ない肉や豆腐で摂り、ビタミンは長寿に効果的なビタミンB群を摂るようにしています。
 基本的に、1日の中では夕食がメインで、朝は野菜ジュース、昼は牛乳にビスケット程度しか摂りませんが、ほとんど空腹を感じることはないといいます。運動量が少ないことと、仕事に集中している時間が長いため空腹を感じにくいのではないか、と自己分析しています。
 とはいえ、食生活については年齢とともに必要な食品やカロリーが異なります。日野原氏自身、以前は身長が168センチでしたが、現在は160センチで、加齢とともに体型も変わりました。そのため、その時々にベストな「食」を心がけ、常に30歳の時の体重とウエストの維持を目標に、体重が増えても1割までとコントロールしているといいます。


2012/04/17(Tue) 21:54 | URL | 精神科医師A | 【編集
早速のご回答ありがとうございました。LDLコレステロールの件安心しました。
また体重はもともとやせていたため殆ど変化なしです。(170cm、51kg)
インスリン抵抗性が改善していますが、HbA1cはあまり改善がないのですがこのよう
なケースもあるのでしょうか?またこのまま続けてHbA1cが改善するものか若干不安です。
食事制限が甘いのでしょうか。。。
2012/04/17(Tue) 22:25 | URL | sikinamijp | 【編集
Re: タイトルなし
sikinamijp さん。

HbA1cは、もともと正常範囲ですので
改善は必要ないくらいのレベルです。
これ以上下がらなくて良いと思います。

HbA1cは変化なしでも、インスリン抵抗性が改善しているので
さまざまな生活習慣病リスクも減少しています。
2012/04/17(Tue) 23:13 | URL | ドクター江部 | 【編集
新規準について
 さすがは日野原先生、柔軟な頭脳と御自分のご体験からのお話ではなかったかと推察到いたします。

 さて、スーパー糖質制限実践1年7ヶ月になる私ですが、先月までA1c値平均で4,8を維持しておりましたが今月初めて、新基準での測定値も4,8と変わらず。
最近少し運動量が増えてはいますが、それにしても低すぎるような気がします。
 体重は逆に1キロほどふえており、なんだか信じられません
 新基準は少し低めに出るようなことはあるのでしょうか。
2012/04/18(Wed) 07:21 | URL | のばやん | 【編集
Re: 新規準について
のばやん

JDS値で4.9%以下:    NGSP値(%)=JDS値(%)+0.3%
JDS値で5.0~9.9%:   NGSP値(%)=JDS値(%)+0.4%
JDS値で10.0~14.9%:  NGSP値(%)=JDS値(%)+0.5%

上記が、旧JDS値からNGSP値への換算表です。

のばやんの、2012年4月のHbA1c(NGSP値)が、4.8%なら
以前のJDS値なら、4.5%ということですね。
2012/04/18(Wed) 08:12 | URL | ドクター江部 | 【編集
早速のご回答、有難うございました。
素直に、数値の改善を喜びたいと思います。
2012/04/18(Wed) 20:11 | URL | のばやん | 【編集
日野原先生のアンチエイジング
 日野原先生は、ローカロリー食を25年前、
つまり75歳から実践されました。
 先生はご自分の基礎代謝が1200kcalで、
1日1300~1400kcalの食事をしているとおっしゃいます。
 必要カロリー1560kcalに対し、10~17%程度のCR(カロリー制限食)です。
 また、脂肪のない100gのステーキを週2回食べるのだそうです。
 「お魚は毎日摂る。お豆腐などの大豆製品は積極的に摂取します。あと、野菜はいっぱいね。それにオリーブ油を使ったドレッシングをかけていただきますが、本当にみんながびっくりするくらい野菜を食べます。」
以上、日本抗加齢医学会雑誌2011Vol.7 No.5 P.15-16 より抜粋です。
2012/04/18(Wed) 22:06 | URL | アンチエイジング外科医 | 【編集
ALPHA CLUBの記事
ALPHA CLUB 2012年1月号pp1
 あるふぁ随筆「健康で輝いて生きるコツ」
  日野原 重明

 …そこで健康で輝いて生きるコツを紹介しようと思います。
 大切なのは食事、睡眠、運動、脳の活性化です。
 ①食事としては、毎日1300kcalに制限する。内容は、たん白質60歳代の人並みにとる。朝はオリーブオイル15ccをアップルジュースに混ぜて飲む。牛乳カップ1杯に大豆から採ったレシチンを茶さじ3杯混ぜて飲む。それにバナナ1本。あとは砂糖なしのコーヒーを1杯。昼食は牛乳1杯、クツキーを3枚のみ。
 夕食は800kcalとする。脂肪のない牛肉ステーキ90gを週2回、魚を週5回、緑黄色野菜を大皿1杯、特に長寿のビタミンBといわれるブロツコリーを3個とる。これにオリーブオイルのドレッシングをかける。ご飯、または糖質は制限し、ご飯は3分の1杯に止める。食後の果物はカロリーの低い物をとる。
2012/04/26(Thu) 21:32 | URL | 精神科医師A | 【編集
日野原先生は、素晴らしい!大学生の頃は、京都御幸町教会に、いらしてて、クリスチャンとしても、尊敬しております。少しだけでも、真似たいです!
2015/06/18(Thu) 08:15 | URL | アンジェリカ | 【編集
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