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江部康二「糖質制限食」講演会 in 北九州(5月13日)のお知らせ
北九州 三島さんから、5月13日に開催される「糖質制限食」講演会 in 北九州の参加申し込み途中経過をコメント頂きました。

『参加希望者が順調に伸びています。
昨日今日で、あっという間に、30を超えました。
医師、看護師の方。
他県からの方。
反響が大きいことを実感しています。』


三島さん。
参加申し込み、順調に伸びているとのことで嬉しいです(^^)

今回の北九州講演は、2008年11月23日に博多での講演後、実に3年半ぶりの福岡での開催となります。

この3年半で糖質制限食の基礎理論も随分、発展しました。

高雄病院での豊富な経験をもとに、糖尿病・肥満・メタボを中心に、最新の糖質制限食の有効性をお話しします。

この勢いですと、お早めに申し込みして頂いた方がいいですね(^_^;)

北九州ならびに近隣の糖尿人、メタボ人の皆さんのご参加お待ちしています。

三島さん、ありがとうございました。


江部康二



以下、主催の三島さんからのご案内です。




<健康な心と体で、学びを極める>

「有限会社 文 平」設立20周年 & 「三 島 塾」開塾3周年 記念事業

江部康二先生「糖質制限食」講演会 in 北九州

~美味しく、楽しく食べて、“糖尿病”を克服しよう!~

「糖質制限食」のパイオニアである江部康二先生が、高雄病院の豊富な症例をもとに、
その“理論と実践”を一般の方でもわかるように、丁寧に解説します。


◆日  時:2012年5月13日(日) 
 
       12時00分    開  場
       12時30分 ~  講  演  江部 康二先生(60分)
       13時30分 ~  休憩をはさみ、サイン会  (30分程度)
       14時00分    終  了

◆会  場:ウェル戸畑・多目的ホール
〒804-0067 北九州市戸畑区汐井町1番6号 093-871-7200
JR鹿児島本線・戸畑駅・南口 目の前  *当日、改札口前で、案内係がご案内します。
駐車場(ウェル戸畑1F、JR戸畑駅、イオン戸畑の駐車場をご利用頂けます。)

◆会  費:一   般 1,000円 (税込、資料付き)

◆定  員:100名 (定員になり次第、募集を打ち切ります。)    

◆参加申し込みの手順

① メールかFAXで申し込んで下さい。

・メールでのお申し込み=<参加希望>とお書きの上、misimyk@yahoo.co.jp に、
送信して下さい。 

・FAXでのお申し込み=<返信先のFAX番号>をお書きの上、
093-231-0341に、FAXして下さい。

② 詳しい「案内書」を返信します。

③「案内書」に従い、会費を振り込んで下さい。

以上、会費をお振り込み頂いた時点で、「受け付けが完了」します。

当日、受付でお名前を確認させて頂きます。
なお、会場準備の都合上、「当日受付」は致しません。 

◆申込〆切:2012年4月30日(月)17:00 まで

◆主  催:(有) 文 平、学習塾「三 島 塾」
(〒804-0082 北九州市戸畑区新池1-4-5 )
*ブログ「三 島 塾」で、<実測血糖値入り、写真付きレシピ> 毎日、更新中!

「江部式糖質制限食」講演会 in北九州 実行委員会 (事務局は、「三島塾」内)

◆共  催:「NPO法人 糖質制限食ネット・リボーン」 http://reborn-net.org/news/%20637/

テーマ:糖質制限食
ジャンル:ヘルス・ダイエット
コメント
いつも親切丁寧に質問にお答え頂き有難うございます

先日の血液検査の結果がとても良く嬉しくてご報告させて頂きます

Hba1cが今回も4.9
空腹時血糖値は110
中性脂肪や肝脂肪なども基準値内でとくに問題がありませんでした
ゆるゆるの糖質制限で美味しく楽しく体重も40キロ以上減りました

そして一番嬉しかったのはCRP(炎症反応)が下がった事と尿酸値が下がった事です
じつは数年前からCRPの数値が高く風邪などをひいてないにもかかわらずいつも上限から出ておりました
糖質制限を始めてから約1年でCRPの数値が0.05と問題無い範囲になりました

あと尿酸値も糖質制限前は9.2ありました
痛みなどの症状は出ておりませんでしたがいつ症状が出てもおかしくない数値であったと思います
糖質制限をゆるゆるながらも続けて着実に尿酸値が下がりはじめて今回は6.1になりました
CRPと尿酸値というのはやはり関係があるのでしょうか?
薬などを一切服用することなく高血圧・肥満・高血糖・高尿酸値・肝脂肪などなど全て良くなりました

現在は体が軽くなりまた精神的にもとても健康になれた気がします
糖質制限で私の人生が変わりました
江部先生有難うございます!!




2012/04/12(Thu) 18:07 | URL | リンダ | 【編集
食事摂取基準の変遷(1)-概論
「第6次改定日本人の栄養所要量-食事摂取基準」は1999/6/28答申、 2000~2004年度適用であった。
www1.mhlw.go.jp/shingi/s9906/s0628-1_11.html
次の第7次改定に向けての策定検討会は、名称を新たに「日本人の食事摂取基準」(2005年版)とし、2004年10月25日に決定し、11月22日に公表され、2005~2009年度に適用された。
www.mhlw.go.jp/houdou/2004/11/h1122-2a.html
 ここでは食事摂取基準(Dietary reference intakes: DRIs)の概念が全面的に導入された。第6次では推奨量と目安量を一括して栄養所要量としていたが、両者は明確に分離された。
同じく2010年版は、2009年5月29日に厚労省HPで公表され、Down load可能となった。
www.mhlw.go.jp/shingi/2009/05/s0529-4.html
2010年版のブロック別講習会が2009年秋に各地で開催された。
www.dietitian.or.jp/conference/calendar/2009/cal091011.htm

ここでは2005年版は第一出版の解説書(2005年5月初版)に、2010年版は厚労省HPにそって解説する。
2012/04/12(Thu) 21:11 | URL | 精神科医師A | 【編集
食事摂取基準の変遷(2)-蛋白質
【2005年】
(P45) 目標量を18~69歳で20%エネルギー未満、70歳以上で25%エネルギー未満とした。

【2010年】蛋白質の目標量は廃止され、推奨量となった。
www.mhlw.go.jp/shingi/2009/05/dl/s0529-4f.pdf
(P69) 2-3.耐容上限量
たんぱく質の耐容上限量は、たんぱく質の過剰摂取により生じる健康障害を根拠に設定されなければならない。しかし現時点では、たんぱく質の耐容上限量を策定し得る明確な根拠となる報告は十分には見当たらない。そこで、耐容上限量は設定しないこととした。
しかし、40歳以下の健康な成人に1.9~2.2g/kg体重/日のたんぱく質を一定期間摂取させると、インスリンの感受性低下、酸・シュウ酸塩・カルシウムの尿排泄増加、糸球体ろ過量の増加、骨吸収の増加、血漿グルタミン濃度の低下などの好ましくない代謝変化が生じることが報告されている。また、65歳以上の男性に2g/kg体重/日以上のたんぱく質を摂取させると、血中尿素窒素が10.7mmol/L以上に上昇し、高窒素血症が発症することが報告されている。これらの報告より、成人においては年齢にかかわらず、たんぱく質摂取は2.0g/kg体重/日未満に留めるのが適当である。
2012/04/12(Thu) 21:12 | URL | 精神科医師A | 【編集
食事摂取基準の変遷(3)-脂質
【2005年版】 低脂質/高炭水化物食は食後血糖値及び血中中性脂肪値を増加させ、血中HDL-コレステロール値を減少させる。健常人において、このような食事をしても、動脈硬化症、肥満、糖尿病が増加することを示す報告はないが、長期間にわたってこのような血中脂質プロフィールが続くと、冠動脈性心疾患のリスクを高くするのは確実である。アメリカ/カナダの食事摂取基準では、多くの介入研究をレビューし、これらの論文のデータから、脂質または炭水化物のエネルギー比率と、血中HDL-コレステロール、総コレステロール/HDL-コレステロール、中性脂肪のそれぞれの関係を回帰分析し、これらの血中濃度を適正なものにするには、脂肪エネルギー比率20%以上がよいとしている。また、極端な低脂肪食は脂溶性ビタミン(特にビタミンA やビタミンE)の吸収を悪くし、食品中の脂質含量とたんぱく質含量との正相関のために、十分なたんぱく質の摂取が難しくなる可能性もある。脂質はエネルギー密度がもっとも高いので、摂取量が少ないとエネルギー摂取不足になりやすく、成人でも10~15%エネルギーを摂取するのが適切であると想定されている。
2012/04/12(Thu) 21:13 | URL | 精神科医師A | 【編集
食事摂取基準の変遷(4)-脂質
【2010年版】2005年版の記載にこう加筆された
www.mhlw.go.jp/shingi/2009/05/dl/s0529-4g.pdf
P79-80
しかし、肥満者に至適な脂肪エネルギー比率については、コンセンサスは得られていない。BMIが25以上で肥満症の人やメタボリックシンドロームの診断基準に当てはまる人は、摂取エネルギー制限や運動療法を主体とした肥満の治療が必要である。BMIが30以上の肥満者を対象にした5つの介入研究をまとめたメタ・アナリシスでは、エネルギー制限を行わない高脂質食/低炭水化物食の方がエネルギー制限を行った低脂質食/高炭水化物食よりもより強い体重低下作用が認められている。2年間の介入研究でも、エネルギー制限を行った低脂質食(30%E)では2.9 kgしか体重が減少しないのに対し、エネルギー制限を行わない高脂質食(39%E)の方が4.7kgと体重減少量は多い。
この原因のひとつには、高脂質食/低炭水化物食はエネルギー制限を行わなくても、自由摂取下においては摂取エネルギー量が低下するためと考えられている。高脂質食/低炭水化物食の抗肥満効果は、肥満者の病態で異なる。高脂質食/低炭水化物食は低脂質食/炭水化物食に比べて、インスリン抵抗性の強い肥満者(空腹時インスリン値が15μU/mL以上)やインスリン分泌量の多い肥満者(ぶどう糖負荷試験30分値のインスリン値が57.5μU/mL以上)で強い体重低下作用が認められている。しかし、高脂質食/低炭水化物食は低脂質食/高炭水化物食に比べて、HDL-コレステロールが増加し、中性脂肪値は減少するが(よい作用)、LDL-コレステロールは増加する(悪い作用)。さらに、高脂質食/低炭水化物食は穀類に含まれるミネラルが不足し、たんぱく質摂取量が多くなるため、腎臓への負担が増加し、糖尿病性腎症の悪化が懸念される。このように、高脂質食/低炭水化物食の長期間摂取時の安全性は確立していないので、慎重な適応が望まれる。
【解説】このように、2010年版では高脂質食/低炭水化物食の長所と短所が明記されるようになった。この脂質の記事を分担したワーキンググループのリーダーは、国立健康栄養研究所の江崎治氏である。

*日本人の食事摂取基準(2010年版)ブロック別講習会資料の<主要栄養素9>を参照
www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/pdf/blockbetu-shiryou03.pdf
エネ比で低脂肪食(脂肪20%, 炭水化物55%)と低炭水化物食(脂肪35%, 炭水化物40%)を比較すると、インスリン抵抗性の弱い肥満者では差がないが、強い肥満者では低炭水化物食の体重減少効果がすぐれる
2012/04/12(Thu) 21:14 | URL | 精神科医師A | 【編集
食事摂取基準の変遷(5)-炭水化物
【2005年版】
(P69-70)
1日の基礎代謝量を1,500kcalとすれば、脳のエネルギー消費量は300kcalになり、ぶどう糖75gに相当する。脳以外の神経組織、赤血球、腎尿細管、精巣などもぶどう糖をエネルギー源として利用することから、ぶどう糖要求量は少なくとも100g/日(~200g/日)と推定される。

今回の食事摂取基準では、性・年齢階級によって異なるものの、成人におけるたんぱく質と脂質の目標量がそれぞれ20%エネルギー未満、20~30%エネルギーであることから、炭水化物のエネルギー比率は50~70%エネルギーとなる。このエネルギー比率は現在の日本人の摂取量の範囲であり、また1日に必要な炭水化物由来のエネルギー供給量も満たしている。そこで、炭水化物エネルギー比率として50~70%エネルギーを成人の目標量とした。
2012/04/12(Thu) 21:15 | URL | 精神科医師A | 【編集
食事摂取基準の変遷(6) -炭水化物
【2010年版】
www.mhlw.go.jp/shingi/2009/05/s0529-4.html
P109
 仮に基礎代謝量を 1,500kcal/日とすれば、脳のエネルギー消費量は 300kcal/日になり、ぶどう糖 75g/日に相当する。上記のように脳以外の組織もぶどう糖をエネルギー源として利用することから、ぶどう糖の必要量は少なくとも100g/日と推定され、すなわち、消化性炭水化物の最低必要量はおよそ 100g/日と推定される。
 しかし、これは真に必要な最低量を意味するものではない。肝臓は必要に応じて、筋肉から放出された乳酸やアミノ酸、脂肪組織から放出されたグリセロールを利用して糖新生を行い、血中にぶどう糖を供給するからである。

P110
2-3.成人・小児(目標量)
 1歳以上について、推定エネルギー必要量(身体活動レベル:レベルII[ふつう])を摂取していると仮定し、脂質を目標量の範囲で摂取し、たんぱく質を推奨量だけ摂取すると仮定した場合の炭水化物摂取量を性及び年齢階級別に算出すると、60~72%エネルギー(%E)の範囲になる。
 しかし、推奨量はそれを超えて摂取してもよいため、たんぱく質摂取量が推奨量より多い場合も想定すべきであり、その場合には、炭水化物摂取量はそれに応じて少なくなる。また、身体活動レベルによって推定エネルギー必要量が異なると、その影響を受ける。そこで、十分な根拠はないものの、おおむね、50~70%Eの範囲になるものと考えられる。そこで、50%E以上かつ70%E未満をもって成人ならびに小児の目標量とした。

P111
2-4-2.グリセミック・インデックス
 グリセミック・インデックス(glycemic index: GI)は、血糖上昇という消化性炭水化物の生理機能の違いに着目して消化・吸収される炭水化物の質的評価を行うための指標である。
(中略)
 しかしながら、日本人において食事摂取基準で指標を設定し、数値を算定できるほど十分な科学的根拠は得られていない。

食事摂取基準の変遷(7) -炭水化物
2005年と2010年を比較してみると、2005年では「ぶどう糖要求量は少なくとも100g/日」との記述があった。2010年には100g/日以下でも糖新生が行われる、との記述が加わった。推定平均必要量も明記されていない。
また2005年では「炭水化物エネルギー比率として50~70%エネルギーを成人の目標量」としているが、2010年では「そこで、十分な根拠はないものの、おおむね…」の表現が加わった。
結論として、炭水化物のエネルギー比率を決定する明確なエビデンスは全くなく、低炭水化物食を否定しない方向に傾いている。
2012/04/12(Thu) 21:17 | URL | 精神科医師A | 【編集
食事摂取基準の変遷(8)-まとめ
低炭水化物食に関する事項をまとめた
① 蛋白質:目標量が廃止され、耐用上限量も設定されず。摂取は2.0g/kg体重/日未満に留めるのが適当
② 脂質:高脂質食/低炭水化物食の長所短所を明記。インスリン抵抗性が強かったり、インスリン分泌性量の多い肥満者の体重減少に効果的
③ 炭水化物:50~70%エネルギーを成人の目標量とするが、十分な根拠はない。摂取量が100g/日以下でも、糖新生が行われる

 上記のように、2010年版では低炭水化物食を容認する傾向が出てきている。栄養と料理2009年8月号には、上西一宏・女子栄養大教授が主な改正点の解説を行っている。ところが、上記①のみを解説し、②③には触れていない。炭水化物のワーキンググループのリーダーは山田和彦・女子栄養大教授だが、その点は反映していない。低炭水化物食を支持する内容をわざと省略したともとれる。「基準値の表の数値だけを見るのではなく、いずれもかならず本文に目を通して活用していただきたい」と述べてはいるが…

最後に、日本人の食事摂取基準(2010年版)ブロック別講習会資料の総論から引用しておく
www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/pdf/blockbetu-shiryou01.pdf
(総論3) 今までの食事・栄養と健康に関するさまざまな研究の結果を、世界中から集め(エビデンスの収集)、それぞれの研究結果について、専門家が内容を読み、まとめる作業を行い(系統的レビュー)、科学的根拠に基づく策定を行った。2000年以後、参考文献の数は急増している。最近の栄養学の進歩と変化はめざましい。
(総論14) 食事摂取基準は、数値の時代から理論・理屈の時代に入った。活用は、数値をあてはめる時代から、考える時代に入った。専門職として、深く理解し、適切に活用したい。
「総論」を3回読んでください。
 1回目:ざっと
 2回目:肯定的に(理解しようと前向きに)
 3回目:懐疑的に(疑問をもって)
2012/04/12(Thu) 21:18 | URL | 精神科医師A | 【編集
食事摂取基準と国会審議(1)
参院厚生労働委員会2008年11月13日
http://kokkai.ndl.go.jp/SENTAKU/sangiin/170/0062/17011130062002c.html
○古川俊治委員  ちょっと急ぎになりましたけれども、今日ちょっとお配りしていただいたこの表を見ていただきたいと思います。
 ちょっと御興味ある方、是非覚えていただきたいんですね。これは、抗メタボリックとともに、同時に、抗加齢ということも言われていますね、なるべく若くしていくにはこういうのが必要だ。ちょっと出典は示しておりませんが、左側の表が今年の3月の日本医師会雑誌の2385ページの表でございます。それから右側の表は、2005年の、最新版のハーバード・メディカル・スクールのパブリックヘルスの教室から出ております食料のピラミッドというやつでありまして、一番新しいデータを参考にして入っております。その二つが出典なんでございますが。
 従来ですと、このメタボリックシンドローム、今日、櫻井議員からも、今席外していらっしゃるんですが、メタボリックシンドロームがリスクの要因であって、心疾患の発症に大きく影響しているということは日本の基準を使ってもあります、データは。そこはあるんですね、エビデンスが。それから、メタボリックシンドロームは疾患が多いということはあります。それから、メタボリックシンドロームに対して運動介入を行うと疾患の罹患率が下がるというエビデンスもあります。そこは正しいんですね。あとは、医療費が下がるかどうかというところについては、医療費を下げたというパイロットスタディー、幾つかあると。健診の値段とそれが見合うかというところについてはまだありません。だから、多分今後はそれが必要なんだろうというふうに私は考えています。
 それで、その上で、2005年の食事基準、食料基準ですか、というのが厚生労働省がいろいろと、栄養基準ですね、これを作っておりまして、2010年までこれが使われる予定になっているんですけれども、そこで、総カロリーについて大体55から60%ぐらいが炭水化物から取れというような指針になっていて、今の食事バランスガイドも全部それになっています。なるべく脂肪を減らしなさい、今まで脂肪摂取量が増えたんで日本人は不健康になったんだと、炭水化物は55から60%取れというんですね。
 ところが、今年の7月のニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシンは、炭水化物を減らすことがいいんだと、実は。脂肪は不飽和脂肪酸を取る限りは問題がないというようなデータがこれは確実に出ます。これはもう明らかなエビデンスなんですけれども、そのほかにも私知っているだけで四つのエビデンスがあります。低炭水化物食が一番メタボリックシンドロームを良くするということなんですね。それについて、これ日本人の食事基準にもうずうっと使っていますけれども、こういうエビデンス、新しいのが出たら速やかにそういったものを使う、そういった体制を整えるべきじゃないかと、私はそう考えるんですが、いかがでしょうか。
2012/04/12(Thu) 21:19 | URL | 精神科医師A | 【編集
食事摂取基準と国会審議(2)
○上田博三 厚生労働省健康局長
 日本人の食事摂取基準は、健康な個人又は集団を対象として国民の健康の保持増進に資するため、食事によるエネルギー及び栄養素の摂取量の基準を示したものでございまして、昭和45年以来おおむね5年ごとに改定されております。
 現在、我が国の栄養指導に用いられているものは2005年度版でございますが、これを改定をして、今2010年度版を作るべく既に検討会を立ち上げたところでございます。検討会におきましては、近年の国民の栄養状態の推移や国内外における最新文献等を分析、評価をしているところでございまして、委員御指摘の研究成果も踏まえその場において議論されるものと考えておりますけれども、このことによりまして食事摂取基準が最新の科学的知見を踏まえたものになるように改定作業を進めていくこととしております。

○古川俊治
 5年のうちに今の食事の常識というのは明らかに変わるほど知見が集積されるようになりました。速やかに国民に使われることこそ必要だと思います。正しい知見を広めていくこと、間違った基準を使ってそのまま施策が行われるという状態を早く改善していく、これを、情報を開示することぐらいはやっていただきたいというふうに考えます。
 もう一つ重要なのが糖尿病の問題なんですね。これ、今の成人人口の約20%はもう既に予備軍と言われておりまして、今後は30%ぐらいに増える、医療費のすごく足かせになるわけですけれども、これで、グルコース・インシュリン・インデックスというのが決まっておりまして、食事によってこれを低いものを食べた方が血糖値が上がりにくいんですね。これは、血糖値が上がることが実を言うと今老化やメタボリックに非常に悪いということがだんだん分かってきておりまして、これできるだけ低いものを食べた方がいい。こういう考え方も全然食事摂取基準に入っていないんですよね、栄養バランスにですね。これは驚くことに、GIは白米が実は77なんですよ、驚くというか寂しいことにですね。ケーキとかチョコレートやビスケットの方が同じカロリーを取るんだと血糖値が上がりにくいんですよね。ホワイトブレッドと白米、いわゆる食パンの白いやつ、これが一番はっきり言って良くなくて、この右側のピラミッドを見ていただきたいんですが、一番上、ホワイトライス、ホワイトブレッドと書いてありますよね。これはスイーツと同じところに置かれているんですよ。これだけは毎日取るなと言うんですね。控えめにしてくれと言っているんですよね、すごく。ところが、下から二番目の左側にホール・グレーン・フーズってありますよね。すなわち、グラハムパンとかあるいは玄米のことなんですよね、こういうのは。そういうのが血糖値が上がりにくいから、こっちに変えろと言っているんですね。
 現在のところ、玄米の方が白米よりいいなんという指針も全然表れていないですし、これ食べ方にもよるんですが、一般にもう高GI食というのはまずいということが定説になっている、こういうことも是非踏まえてやっていただきたいと思います。これはちょっと、以上御紹介だけにしておきますが、そういったことも入れないともう5年ごとでは遅いということだけ申し上げさせていただきます。


*健康科学 No.2:食事と運動による健康づくり
www.toshiharu-furukawa.jp/healthscience/index.html
食生活としては、脂肪(特に飽和脂肪酸)や炭水化物の摂取を抑え、低カロリー高たんぱくで、多くの種類の食材を用いた食事とするのが原則です。日本食や地中海食が健康食の代表です。
2012/04/12(Thu) 21:20 | URL | 精神科医師A | 【編集
Re: タイトルなし
リンダさん。

素晴らしい改善ですね。
良かったです。

40kg減量とは凄いです。
参考までに、もしよろしければ、身長と糖質制限食実践前の体重やHbA1c、CRP・・・など
前後のデータをご教示いただければ幸いです。

ブログ読者の皆さんの参考になり励みになると思います。
2012/04/12(Thu) 22:06 | URL | ドクター江部 | 【編集
グラクティブ、セイブルとの併用
はじめまして。
いつも楽しく読ませていただいております。
39歳男性です。

5年前より健康診断で血糖値が高かったのですが(110~132)、
先日、152という高値を出しまして、
慌てて地元に1人しかいない糖尿病専門医を受診致しました。

結局、空腹時血糖値194、ヘモクロビンA1cは8.8%で完全な糖尿病との診断でした。

で言われたのは、
「体が高血糖に慣れているので、
急に血糖値を下げると、手足が痺れたり、目が見えづらくなったりするので、
弱い薬で徐々に下げましょう。」
と、グラクティブと他に高かったコレステロールの薬を処方されました。

そのまま本屋へ行き、先生の「糖尿病がどんどんよくなる糖質制限食」を買い、早速糖質制限を始めました。

2週間後の再検査では、空腹時血糖値94、ヘモクロビンA1cは8.2%でした。
主治医には糖質制限していることは言えなかったのですが、(怒られそうな気がして)
「薬が効いて下がってきている。こういう感じで徐々に下げていきましょう。」
とセイブルを追加処方されました。

ついでに血糖測定機を買い自分で測定を始めました。
食後2時間で120~130。
空腹時90~100。
今朝に至っては早朝空腹時血糖値が76でした。

あまりに低いのでこのまま、グラクティブ、セイブルを飲み続けながら
糖質制限をしていても大丈夫なのか少し心配になりました。

かといって、薬を止めるのも不安があります。

先生の過去のブログで、グラクティブ、セイブルはあまり強い薬では無いと
解っておりますが、
糖質制限をしながらこのグラクティブ、セイブルを飲み続けても、
低血糖とかまた他の弊害は大丈夫でしょうか?。

よろしくお願い致します。
2012/04/13(Fri) 09:20 | URL | daisuke | 【編集
炭水化物のカウントの仕方
私は去年の秋の健康診断で空腹時血糖値が134で精密検査送りになり、その後忙しくて今年の1月26日になって病院に行ったところやはり空腹時血糖値134、A1Cは7.0でした。
その後、自分で何ができるかと物色し、先生の本を手にして開眼・・・
炭水化物をなるべく減らし、毎日1万歩を続けましたところ、2月22日で食後2時間血糖値が122、A1Cが6.7、体重も1月は78kgでしたが74kgに減りました。
その後も続け、3月20日には、空腹時血糖値96、A1Cが5.7、体重も70kgに落ちたほか、LDLやGOTなどの数値も著しく改善し、主治医からは褒めちぎられ今も継続してがんばっております。
そこで、ひとつ教えていただきたいのが炭水化物のカウントの仕方です。
どう言うことかと申しますと
糖質制限と言うことで糖に変わる炭水化物の摂取を抑えているわけですが
例えば、私が食べているふすまパンは
糖類と繊維質で記載があり
炭水化物としては量の記載がありません。
この場合、問題となるのは糖類ということで1日の炭水化物の摂取量のカウントの中にはこの糖類の量をカウントすればよいのでしょうか。
よろしくお願いします。
2012/04/13(Fri) 10:52 | URL | taddpapa | 【編集
検査結果
ヘモグロビン量6になった出血性潰瘍で救急車で運ばれましたが、4日に7.7で退院。本日の検査で9~10まで改善しているので 来週から職場復帰の許可をもらいました。あとピロリ菌の薬をもらいました。太目の看護師さんが、私(身長160cm)が10年前の体重114キロから66キロにダイエット出来て 最近のa1cが3.8だと知り、驚いていましたので、糖質制限食のことを話しました。まだまだ知らない方は多いのだと感じました。今回の九州のご講演が全国規模になるときがきっと来るのでしょう。ただ先生あっての私たちです。平日は病院勤務:メールの相手 日曜は講演・・・芸能人なみのスケジュールです。どうぞお体をお大事になさって下さい。先生のご健康と移動の安全のために祈っています。読んでくださるだけでかまいません。
23日に京都診療所に行けることが待ち遠しいです。
2012/04/13(Fri) 16:03 | URL | たこやき頭:茨城の先生の患者 | 【編集
Re:炭水化物のカウントの仕方
taddpapa 様

 横合いから失礼します。
私の誤読かもしれませんが、
『糖に変わる炭水化物の摂取』
→ 炭水化物という物質が糖に化学変化する、と思っておられるのでしょうか?

もしそうなら、それは間違いです。 
糖質も食物繊維もどちらも炭水化物です。
つまり 炭水化物は総称であって、【炭水化物=糖質+食物繊維】です。

炭水化物 = 犬
糖類    = 柴犬
食物繊維 = プードル

というようなものですね。
詳しくは、このブログの下記を参照されてはいかがでしょうか。

2010年11月16日 (火)
『炭水化物、糖質、糖類の違いは?英語と日本語は?復習と追補』
http://koujiebe.blog95.fc2.com/blog-entry-1437.html


2012/04/13(Fri) 18:34 | URL | しらねのぞるば | 【編集
Re: グラクティブ、セイブルとの併用
daisuke さん。

拙著のご購入ありがとうございます。
データ絶好調ですね。

「今朝に至っては早朝空腹時血糖値が76でした。」
このデータなら、薬は全て中止されて問題ないです。
スーパー糖質制限食だけで、血糖値は正常を保てると思います。
2012/04/13(Fri) 20:00 | URL | ドクター江部 | 【編集
Re: グラクティブ、セイブルとの併用
ご回答有難うございます。

早速薬を止め経過観察してみます。
2012/04/13(Fri) 23:00 | URL | daisuke | 【編集
しらねのぞるば 様

横の横から失礼します。
個人的には観念的に消化吸収できる炭水化物を糖質と思っていました。
つまり糖(単糖でいいのかなあ)に消化吸収の過程で変わる(分解等の化学変化)炭水化物ともともとの糖を糖質というのだと。
 紹介されている記事や関連している記事を読むと必ずしもそうではないのですね。
 ややこしいですね。
 糖質は英語でavailable carbohydratedだそうですので、そうなのかなあと。利用できる炭水化物という意味でしょうから。

http://koujiebe.blog95.fc2.com/blog-entry-1438.html

どうなんでしょう。
2012/04/14(Sat) 03:04 | URL | しん | 【編集
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