糖質制限食と歯と歯垢と歯周症
こんばんは。

2012年3月29日(木)、約2年ぶりに、歯医者さんに行ってきました。

何と虫歯はゼロで、歯は全て残っていました。

現在62才ですから、それなりに優秀な成績ですね。

正確には20才のとき、右の奥歯に虫歯ができて1回だけ治療して、アマルガムが詰めてあり、それが42年そのままもっています。

学生時代は甘いものはそんなに食べていなかったですが、チョコレートだけは大好きで毎日のように食べてました。20才時唯一の虫歯は、きっとチョコレート印です。( ̄_ ̄|||)

また今回の歯の健診、歯周症もなしで、歯医者さんには、「花丸です!!」とお誉めの言葉をいただきました。(⌒o⌒)v

歯垢は少しついていて、今後年に1回くらい歯医者にいこうと思います。

スーパ糖質制限食ですが、たまにトンカツや唐揚げやエビフライや餃子やシュウマイを食べることもあるので、歯垢がゼロというわけにはいかないようです。

さて、虫歯と歯周病は、歯を失う二大原因です。

そして虫歯も歯周症も、最大の原因はプラーク(歯垢)です。

プラークはただの食べカスではなく、生きた細菌の塊です。

歯垢中の細菌は、食物中の糖質を栄養源にしてどんどん増えていきます。

プラークコントロールをせずに放置すると、細菌が糖質を分解して作り出す酸や毒素で虫歯や歯周病が発症します。逆に言えば糖質制限食なら、プラークは激減します。

私は、2002年6月から糖質制限食を実践していますが、歯垢が本当に少なくなりました。

糖質制限食で細菌の餌がなくなり、兵糧責めで繁殖できないので歯垢も激減したものと考えられます。

それでもたまに糖質(豚カツや餃子)を食べると、てきめんその日は歯垢ができます。

もともと歯は丈夫な方でしたが、糖質を食べていた頃は歯垢は結構できやすい方で、毎年1回、歯医者さんに、たっぷり溜まった歯石を取ってもらってました。

1年間でこんなにできるのかというくらい、カチカチの歯石が沢山取れたものでした。

歯垢に唾液中のカルシウムが結びついて歯石になります。

従って、歯垢ができなくなったら歯石も激減します。

勿論、最低限のプラークコントロールというか、超音波歯ブラシと歯間ブラシで朝1回、3分間くらいの手入れと、食後は通常の歯磨きを30秒くらいはしてます。

ブログ読者の 糖質制限食実践中の皆さん、如何でしょう?歯垢は減りましたか?

糖尿人は歯周症を起こしやすいことが知られています。

また最近は、歯周症があると糖尿病が悪化しやすいと言われています。

糖尿病→血糖コントロール不良→歯周症→糖尿病悪化・・・

という悪循環パターンですね。

糖質制限食なら、血糖コントロールは良好となり、プラークも減って歯周症や虫歯の予防となり、まさに一石二鳥どころか、一石三鳥ですね。

糖尿人の御同輩、糖質制限食で歯垢を減らして、最低限のプラークコントロールも実施して歯周病や虫歯予防を目指しましょうね。



江部康二
テーマ:糖質制限食
ジャンル:ヘルス・ダイエット
コメント
こんにちは。
糖質と歯垢にそんな関係があるとは知りませんでした。
次回、歯科での定期検診の結果が楽しみです。
糖質制限で便秘も解消したので
一石四鳥を目指したいと思います。
2012/03/30(Fri) 20:31 | URL | y_and_r_d | 【編集
花粉症
一昨年の2月から糖質制限を始めたので、花粉症の季節は今年で3回目ですが、いずれも軽症で済んでいます。
それまで20年間マスク無しではいられませんでしたが、それからは不要になりました。
自分が花粉症であることすら忘れています。
糖質制限でアレルギーが改善する人が多いようですが、ありがたい限りです。
アレルギーは免疫機能が狂って自己の体を攻撃するといいますが、糖質がその狂いをもたらすのであれば、糖質とりわけ炭水化物を主食とすることはものすごく恐ろしいことだと思います。
現代人の罹るアレルギーは多種多様ありますが、糖質制限で克服できるアレルギーはきっとたくさんあると思います。
2012/03/30(Fri) 22:11 | URL | コバタケ | 【編集
糖尿病と歯周病
全く同感です。
仕事が終わって、飲んで食べて寝てしまう生活で、歯がぐらっとなり、
2011年の正月に、前歯を1本抜きました。

その左右の歯も一年持たないと言われて、既に、1年ちょい。
糖尿病治療を始めた時期(2010年9月)、
特に、スーパー糖質制限食を始めて(2011年5月)から、
ぐらぐらしていた左右の歯はもちろん、全体的に歯肉が締まりました。

そして、蓄膿症もよくなりました。
歯周病の膿が全身を回り、副鼻腔にたまり、
周囲に不快な思いをさせていたのが、
食生活の改善で、糖尿病、歯周病、蓄膿症迄…、
まとめて改善、ほんとうに江部先生には感謝の気持ちでいっぱいです。

そうそう、4月15日、塾をお休みにしました。
熊本・菊池に駆けつけます。
2012/03/30(Fri) 23:41 | URL | 北九州 三島 | 【編集
アナフィラクトイド紫斑病
はじめまして。
アナフィラクトイド紫斑病で先生のプログにたどりつきました。
娘31歳は1月に第二子の長女を出産し、翌日から両足に発疹・関節痛、嘔吐で苦しみこの病名が分かったのも、出産二週間後でした。

その後も食事が取れず幼子を残して入院生活で
やっと最近は少し動けるようになりました。
あまり立ち歩いたりすると紫斑が出て、またむかつきがおこり、横になる始末です。

現在は通院の生活で、日にプレドミン3錠のんでいますが本当に治るのか不安です。
先生はアレルギーの研究もなされておられるので、他に治療法等があればご意見をお願いします。
2012/03/30(Fri) 23:47 | URL | nana | 【編集
Re: タイトルなし
y_and_r_d さん。

一石四鳥になればいいですね。
2012/03/31(Sat) 08:42 | URL | ドクター江部 | 【編集
Re: 花粉症
コバタケ さん。

花粉症の改善、良かったですね。

人類の700万年の進化の歴史において、穀物(炭水化物)を主食としたのは
わずか1万年です。

700万年間は穀物摂取なしで、人体の生理・代謝・栄養・消化システムは完成されました。

結局本来の、主食ではない穀物を総摂取カロリーの60%摂ること自体が、
とても変なことで人体に大きな負担をかけているのだと思います。
2012/03/31(Sat) 08:48 | URL | ドクター江部 | 【編集
歯石減りました
江部先生、いつも糖質制限食の貴重な情報をありがとうございます。
私らこは、糖質制限食を開始後、歯石が減りました。年とともに増えていく、と思っていたのでうれしい誤算です><
2012/03/31(Sat) 09:42 | URL | らこ | 【編集
『病気のもとは糖質にあった!?』
はじめてコメントさせていただきます。
マエアツです。
江部先生の本を購入して糖質制限を実践しています。結果は後日報告するとして、
江部先生や夏井先生(湿潤療法)のコメントを拝見していますと、病気のもとは糖質にあるのではないかと思えてきてなりません。
そこで、『病気のもとは糖質にあった』というような題名の本があれば必読するのにな~と思いました。
2012/03/31(Sat) 10:11 | URL | マエサン | 【編集
舌苔
江部先生こんにちは。

毎朝、先生のブログを読むのを楽しみにしています。

糖質制限という言葉に出会ったのは今年の1月19日。

それから今まで知らなかった事を沢山知りました。

主侍医から高血圧の診断を受けてから15年、糖尿病との診断を受けてから2年、毎日、薬を飲んでいます。

体重を減らす様にいつも言われ、体重はこの15年2~3キロの増減はありますが、ずーっと53キロ前後をキープしています。

これも毎月の通院のお陰(先生が怖いので^^)のお陰だと思っています。

でも、糖質制限という言葉に出会い、実行し血液検査を自分から申し出て、中性脂肪が減り、善玉コレステロール増え、糖質制限のお陰と喜んでいたら、総コレステロール値が増えた事を叱られ、コレステロールの薬を処方されてしまいました。

また、主侍医に糖質制限の話をしたら「そんな馬鹿な事は駄目」と言われました。

でも、私はめげません!

糖質制限を始めてから、顔を浮腫みが無くなり、色の白くなり、体調もとても良いのです。

長々と書いてしまいましたが、今回のテーマ、歯垢のことですが、歯垢は先生のブログを読むまで気が付きませんでしたが、舌苔が無くなって居る事のは気が付いていました。
今まで、いつも口の中がネバネバしている感じだったのが、今はいつもサッパリしています。

これからも、糖質制限を続けて元気で長生きしたいと思いますので宜しくお願いします^^

2012/03/31(Sat) 10:27 | URL | よもぎちゃん | 【編集
“糖質制限食と歯と歯垢と歯周症”
最近実感しています。
振り返って見るとHbA1cが高めの時は虫歯が早めに進行したり、歯周病の症状が悪化し比較的低めの時は症状が落ち着いていました。
糖質制限食を始めてからは、中程度の歯周病の症状が大変改善し歯磨き時の出血や腫れも
無くなりました。
先日の定期検診でも歯垢の付着がほとんど無い状態で、完治は無理だが問題の無い状態だといわれました。

SU剤を中止して9日目になりました、空腹時血糖値はやや高めに推移しています。
しかし、制限食開始前でグリミクロン60mg(1日合計)服用中と比べてほぼ同じです。
142,150,135,133,140,今朝155 食後1時間164、2時間127、3時間126
SU剤を使用すると常に膵臓を刺激し、必要の無いときにもインスリンを分泌していて、ここ1番と言うときに出遅れてしまう。
SU剤を中止すると必要の無いときに蓄えが出来、ここ1番で活躍するようになるように感じています。
2012/03/31(Sat) 11:30 | URL | 解決ZERO | 【編集
議論が逆さまでは?
年明けに「糖尿病治療に低炭水化物食は是か?非か?」というディベートをされて当然のことながら論破されたことは、このブログで拝見し、もちろん心強く思いました。
またそれが、【糖質制限食の長期継続は安全か-糖尿病の新たな食事療法「糖質制限食」、長期継続に問題は?】という題目で医療専門サイトに紹介されていると、昨日のブログでご紹介がありました。
糖質制限に対する理解を広めるために重要な役割を果たしてくれて、大変ありがたいと思います。
しかし、それら両方の題名にかなりの違和感を覚えます。
「糖尿病治療のために低炭水化物食、糖質制限食にしたら、とりあえず血糖値は下がるとしても、他に何か人体に悪影響があるのではないか?長期的に大丈夫か?」と言っているようです。
元来、動物も人間も火を使って食べることなど想定外のことです。
それを、進化した人類のみが可能とし、本来消化・吸収できない米、麦などを食料とする、そういう革命を起こしました・・・と偉そうなことを言いますが、もちろん江部先生が教えてくださったことです。
だから、本来の議論は「生のままでは食べられない炭水化物を大量に食べても支障がないのか?」であって然るべきです。
非常に分かりやすいことなのにと思います。
2012/03/31(Sat) 12:16 | URL | コバタケ | 【編集
再送、同感です。
全く、同感です。

私は、仕事柄、深夜に飲食し、そのまま寝てしまうことが多く、普通食(?)の時には、歯周病で、辛い思いをしていました。
また、蓄膿症もあり、以前、その関連を歯科医に尋ねたところ、「専門ではないのでわかりません」とけんもほろろ。
今思えば、歯周病菌が体中をかけ回り、糖尿病や腰痛、…、蓄膿症にも悪影響を与えていると思うわけです。
歯磨きを、「生葉」に変え、対処療法は出来たのですが、最も効果的だと実感したのが、なんと、「江部式糖質制限食」です。
2010年9月より、カロリー制限派の糖尿病専門医に通院するも、改善が見られず、ネットで、江部先生にたどり着きました。ネット上のA先生、B先生…のHPなども見ましたが、“売らんかな”や“脅し”が多く、気分の悪いものが多かったように思います。
2011年1月に、歯の治療で、前歯を1本抜かれ、さらにその左右の歯も「1年以内に抜きましょう」と言われ、ショックでしたが、年のせいと、半ば、あきらめかけていました。
ところが、2011年5月末から始めた「江部式糖質制限食」のおかげで、指で押さえてグラグラしていた歯が、実にがっちりしてきました。もっと早く「糖質制限食に出会えたら、抜かずに済んだのかもしれません。」。
「歯」=「齢」ですから、このまま「8020」になれるよう、プラーク・コントロールはもちろん、「糖質制限食」を楽しく美味しく守っていきたいと思います。
*誤字を直したら消えてしまったので。
2012/03/31(Sat) 13:03 | URL | 北九州 三島 | 【編集
Re: アナフィラクトイド紫斑病
nana さん。

アナフィラクトイド紫斑病に関しては
治療経験がありませんので、
申し訳ありませんが、私にはよくわかりません。

2012/03/31(Sat) 16:02 | URL | ドクター江部 | 【編集
Re: 『病気のもとは糖質にあった!?』
マエサン さん。

同感です。

生活習慣病のもとは、
精製炭水化物の頻回過剰摂取と
それに伴うグルコースミニスパイク、インスリン過剰分泌と
思います。
2012/03/31(Sat) 16:04 | URL | ドクター江部 | 【編集
Re: タイトルなし
はぎれわるい代 さん。

日本で、農耕が始まった弥生時代が2000~3000年間ありました。

狩猟採集だった縄文時代は約16000年前から13000年間続き、はるかに長い期間です。

約50000年前から縄文時代まではは旧石器時代と呼ばれ、
狩猟・採集が生業で、約34000年続きました。

農耕はとても新しいことなのです。
2012/03/31(Sat) 16:13 | URL | ドクター江部 | 【編集
Re: 議論が逆さまでは?
コバタケ さん。

仰有ることはもっともと思います。

一方、いわゆる西洋医学の土俵において、そのルールに則りながら
論争したり、質疑応答したりすることは、
医学界の啓蒙には大変役に立つと思います。

次の企画でm3.comで、会員ドクターの質問に答えることとなりました。
2012/03/31(Sat) 16:16 | URL | ドクター江部 | 【編集
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