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糖質制限食の効果・沖縄徳洲会こくらクリニック・渡辺信幸先生
こんばんは。

沖縄徳洲会こくらクリニック 渡辺信幸先生から、糖質制限食の効果という、コメントをいただきました。


【糖質制限食の効果。

こんにちは。沖縄の渡辺信幸です。本日外来通院中の患者さんから、先生のブログに私が掲載されていると聞き、喜んでいます。

以前より先生の著作や、ブログを参考にさせていただき、5年ほど前から低炭水化物指導をしています。先生もご指摘の通り、高血圧、高尿酸結晶、脂質異常症、糖尿病、不眠、うつ病の患者さんへの驚くべき効果があります。

炭水化物を減らすと、必然的に、高蛋白、高脂肪食になります。(もちろん両者とも動物性を勧めています)。その時にでてくるのが、「肉を食べる と、癌になったり、血液がドロドロになる」、「卵を食べるとコレステロールが増える」、「玄米菜食の粗食が体にいい」などの、科学的に根拠のない迷信なのです。

特に沖縄県内は、日本一のメタボ島になったせいか、このような間違った迷信による指導が今も続き、「糖尿病の人は、肉や卵を減らして、米と野菜 を食べなさい」といった指導が現在も多くの病院でなされているのが現状です。未だに、肉は週に一回、卵は二日に一回などなど。(そのせいで肥満、糖尿病が 増え続けているのですが)。

私の診療経験では、炭水化物を中心とした粗食が、様々な疾患を引き起こすことは明らかなのですが、まだまだ肉食、食の欧米化に対する偏見が多く、困っている状況です。とくに豚肉食の文化のある沖縄の皆さんに対して、特に肉食を忌避する指導が強いように思われます。

今回は、「チョコさん」の御縁で先生に御連絡できることを感謝します。「チョコさん」ありがとうございます。

江部先生には是非一度沖縄にお呼びして、討論会でも企画させていただきたいと考えています。また日を改めて、ご連絡差し上げます。これからも低炭水化物食の御指導をよろしくお願いします。

  沖縄徳洲会こくらクリニック 渡辺信幸

よろしければ、私は、低炭水化物食の指導をローカルFM局で放送していますので録画ではありますが、是非ご覧になってください。できれば、ご感想、御指導などもお待ちしています。
http://www.nantoku.org/kokura/hon.html



渡辺信幸 先生
拙著のご購入ありがとうございます。

先生のご意見に、私も全く同感です。 (^^)

米国では1970年代から、脂質摂取が良くないというキャンペーンが始まりました。

特に1977年、米国初の公的食生活ガイドライン(DGAC)が発表されて、

「炭水化物の摂取比率を増やし、脂質摂取比率を減らせ。」 「飽和脂肪酸、コレステロール、塩分の摂取を減らせ。」

という方針が明示されました。

その結果、     1971年    2000年
脂質摂取比率 36.9%    32.8%
糖質摂取比率 42.4%    49.0%

と30年かけて、見事に目標は達成されたのです。

しかし、肝腎の病気の方は、脂質が減少して糖質が増加したのに、肥満倍増、糖尿病も激増という悲惨な結果となったのです。米国では、その悲惨な状況は2000年以降もそのまま続いています。

日本でも、「戦後糖質摂取が減り続け、脂質摂取が増え続けた」というのが従来の説ですが、実際には、1965年から1980年までだけがその通りなのです。

1945年から1965年までは、終戦後で貧乏だったので、安価な炭水化物中心の食生活が続いていました。炭水化物の摂取比率は80%くらいでした。

いわゆる高度経済成長が始まってしばらくして、経済的に豊かになった1965年から1980年まで約15年間
「戦後糖質摂取が減り続け、脂質摂取が増え続けた」わけです。

1980年からの10数年間は、脂質・糖質・タンパク質の摂取比率はあまり変化がありません。

そして、1997年からは、脂質摂取比率は減少しはじめ、糖質摂取比率は増加してきました。

脂質は減少し、糖質は増加してこの間、糖尿病・肥満は激増しています。

結局、日本も米国と一緒ですね。


【江部先生には是非一度沖縄にお呼び して、討論会でも企画させていただきたいと考えています。また日を改めて、ご連絡差し上げます。】

とても嬉しいご提案です。(⌒o⌒)v

是非、沖縄で糖質制限食のシンポジウムなどご企画いただけば、喜んで参上致します。

渡辺先生、宜しくお願い申し上げます。 m(_ _)m



江部康二
テーマ:糖質制限食
ジャンル:ヘルス・ダイエット
コメント
いつも参考になります!
江部先生いつもブログ楽しみにしてます(*^^*)

質問なのですが、
私は元々HbA1cが5.1%、負荷試験をしたところ軽く200を越えており、糖尿病とわかりました。

一ヶ月前から、炭水化物を抜いて糖質制限を始めています。


こないだの診察でHbA1cが4.2%になっており、改善されたとはいえ基準値以下だったので、心配になりました。

医師は江部先生の本も読んでくれて、糖質制限のことを理解してくれていますが、もう少し糖質をとったほうがいいのでは?と言われました。

野菜、肉、魚、大豆製品、卵などは1日3食たくさん食べているほうです。

あらてつさんのふすまパンなども朝必ず食べています。おやつにはおからクッキーやパウンドケーキなどを焼いたりしています。

どうしても、炭水化物をとるのは抵抗があるので…。

このままの数字はまずいのでしょうか?

どうか助言いただけましたら嬉しいです。

お忙しいなか失礼いたしました。
2012/02/03(Fri) 08:19 | URL | まい | 【編集
沖縄に、幸あれ!
沖縄で糖質制限食のシンポジウムが開催されるなら、私達もツアーを組んで参加させていただきたいです。
京都でも、滞在型の糖質制限食ツアーを企画したいと思っているところですが、沖縄でもそんなことができればステキでしょうね。
あ~沖縄の青い海が私を呼んでいる~!
2012/02/03(Fri) 09:11 | URL | 京都・やきにく南山 楠本 | 【編集
Re: いつも参考になります!
まい さん。

HbA1c4.3%~5.8が基準値なので
ほんの少し低いですね。
でも0.1%なのでまあいいと思います。

溶血性貧血とかインスリノーマ(腫瘍がインスリンを分泌して低血糖を生じる)
とか特殊なことがなければ、
心配ないと思います。

ナッツ類や果物少量を摂取すれば食後高血糖はありませんし、少しHbA1cが上がって
基準値に入ると思います。
2012/02/03(Fri) 16:58 | URL | ドクター江部 | 【編集
Re: イギリスでの糖尿病
津村 さん。

「バーンスタイン医師の糖尿病の解決」がいいと思います。
ご自身が1型糖尿病の医師です。

http://www.amazon.co.jp/Dr-Bernsteins-Diabetes-Solution-Achieving/dp/0316182699/ref=sr_1_cc_1?s=aps&ie=UTF8&qid=1328259555&sr=1-1-catcorr


Dr. Bernstein's Diabetes Solution: The Complete Guide to Achieving Normal Blood Sugars
Richard K. Bernstein

商品の説明
内容説明
Originally published in 1997, DR. BERNSTEIN'S DIABETES SOLUTION is a unique resource that covers both adult- and childhood-onset diabetes, explains step-by-step how to normalize blood sugar levels and prevent or reverse complications, and offers detailed guidelines for establishing a treatment plan. Readers will find fifty gourmet recipes, in addition to a comprehensive discussion of diet, obesity, and new drugs to curb carbohydrate craving and overeating.

Now in its fourth edition, the book presents up-to-the-minute information on insulin resistance, blood-testing devices, measuring blood sugar, new types of insulin, gastroparesis and other issues, as well as updated diet guidelines. DR. BERNSTEIN'S DIABETES SOLUTION is the one book every diabetic must own.
著者について
Richard K. Bernstein, MD, is one of the world's foremost experts in diabetes treatment and care. He is the author of six books about diabetes, including The Diabetes Diet. Dr. Bernstein is the emeritus director of the Peripheral Vascular Disease Clinic at Jacobi Medical Center, an instructor at New York Medical College, fellow of the American College of Nutrition, and as a consultant to the Department of Physical and Rehabilitation Medicine at Albert Einstein College of Medicine. An attending physician at North Bronx Healthcare Network, he also maintains a private practice in Mamaroneck, NY, where he lives.

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登録情報
ハードカバー: 560ページ
出版社: Little, Brown and Company; 4 Rev Upd版 (2011/11/1)

2012/02/03(Fri) 18:03 | URL | ドクター江部 | 【編集
懇切丁寧なコメントありがとうございます
 江部康二先生、ありがとうございます。いつもながら脂質悪玉説と、粗食礼賛(空腹になりやすいので糖質の過剰摂取を招きます)に困っています。そうではないという、明快な論拠を示していただきありがとうございます。私と、理解していただいている患者さん達にとりましては、炭水化物制限の効果は臨床的に実証されているのですが、周りの壁がまだまだ高いのをひしひしと感じています。これからも御指導の程、よろしくお願いします。なんだかんだ言うよりは、目の前の患者さんの血糖値を下げるのが先決だと考えています。
2012/02/03(Fri) 22:37 | URL | 渡辺信幸 | 【編集
壁の高さを感じました
先日はコメントを有り難うございました。
本日が月に一度の通院日で診察と先月の検査結果のお知らせをもらいました。
糖質制限食1ヶ月目の結果です、検査の値で変化が多かったのは次の様になりました。
HbA1c 7.5 --> 6.6
BUN 14.1 --> 21.2
Cr 0.74 --> 0.7 (ほとんど変化無し)
TG 76 --> 52
HDL 58 --> 75
LDL 134 --> 166
他の数値はほとんど変化していません。
この数値を見ながらの問診で、昨年12月から炭水化物の摂取を控えている旨をお話ししました。
主治医から「炭水化物がエネルギーの元だから、バランスよくしっかりと摂取してくださいLDLも高すぎる」と言われてしまい、糖質制限食の事をはっきり言えずに終わってしまったのです。
LDL等の数値が上昇するのは、ブログや江部先生の著書を読んでいたので、私としては想定内でした。
やはり壁の高さを実感して来たところです。

2012/02/04(Sat) 18:24 | URL | 解決ZERO | 【編集
イギリスでの糖尿病
欧州のAtkinsを利用してみては?
http://int.atkins.com/
2012/02/04(Sat) 19:37 | URL | 精神科医師A | 【編集
ぜひ
沖縄でシンポジウムされるときは
一般人でも参加できる形だと
ありがたいです。

ぜひよろしくお願いします。
2012/02/05(Sun) 20:34 | URL | kuro | 【編集
Re: 壁の高さを感じました
解決ZERO さん。

HbA1cが改善して、HDLコレステロールが増えています。
とてもよい変化です。
LDLもそのうち落ち着いてくると思います。
2012/02/05(Sun) 22:00 | URL | ドクター江部 | 【編集
Re: イギリスでの糖尿病
精神科医師A さん。

ありがとうございます。
検討して見ます。
2012/02/05(Sun) 22:02 | URL | ドクター江部 | 【編集
Re: ぜひ
kuro さん。

了解です。
2012/02/05(Sun) 22:39 | URL | ドクター江部 | 【編集
文芸春秋8月号で、桐山秀樹氏が「沖縄クライシス」を克服せよという記事を載せています。ここで、原因の1つが脂肪だと分析しています。糖質は全くできていません。今までの桐山氏の記事を見ていて糖質が出てくると思ったのですが、従来の学者の説を踏襲したものになっていました。
先生はどう思われますか。
2012/07/16(Mon) 10:02 | URL | 脂肪なのか | 【編集
Re: タイトルなし
脂肪なのか さん。

沖縄クライシスも、ビール・ハンバーガー・ポテトチッップ・コーラ・・・

犯人は糖質でしょうね。
2012/07/16(Mon) 12:12 | URL | ドクター江部 | 【編集
肉はやっぱりダメです
義理の父に糖質制限の上記の渡辺さんを紹介しようと
思っていたのですが
肉、卵OKの食事を薦められています
江部さんもそうですよね

本当に残念です

父は糖尿病で肝臓がんになり
菜食とインシュリンの単位を減らす事に意欲的ですが
どこにもたよりになる医者がいないので途方に暮れています


http://news.mynavi.jp/news/2014/04/09/389/

以下抜粋しました

米学術誌『セル・メタボリズム』3月号には、南カリフォルニア大学長寿研究所の研究として、65歳以下の中年期に肉や、牛乳、チーズなどの動物性タンパク質の摂取量が多いと、摂取量が少ない人に比べて死亡率が75%増加し、がんで死ぬリスクが4倍になるという衝撃の結果が報告された。


http://cancer-treatment-with-diet-cure.doorblog.jp/archives/37348038.html

より

丹羽靱負(耕三)医学博士(京都大学)によると

 ● 魚介料理、日本料理(和食)の栄養はすべて、正常細胞に行っている
  (魚介料理、日本料理(和食)の栄養は正常細胞の栄養となるので、正常細胞を育てる)

 ● 肉製品・乳製品の栄養はすべて、癌細胞に行っている
  (肉製品・乳製品の栄養は癌細胞の栄養となるので、癌細胞を育てて、癌を進行させる)

 ということになります。


 「肉食と癌」に関しては、現代医学的でも、

 ● 炭火焼ステーキ1キログラムには、
   600本のタバコに含まれているのと同量の「ベンゾピレン(強力な発癌物質)」が含まれる。
 ● 亜硫酸塩は肉製品に存在する。
   それは人体内で他の物質と化合し、「ニトロソアミン(非常に強力な発癌物質)」を形成する。
 ● 肉の多い食事は性的成熟年齢を引き下げ、乳癌の危険性を増大させる。

 と言われています。


江部先生のお考えは変わりませんか?

2014/11/06(Thu) 01:32 | URL | sato | 【編集
Re: 肉はやっぱりダメです
sato さん

いろんな論文があり、いろんな意見があります。

例えば以下の論文は35万人という大規模なものですが、
飽和脂肪酸摂取量(動物性脂肪など)と脳心血管イベント発生は、関係がないと結論しています。
これほど大規模なものはこの論文だけですので信頼度は高いです。

21論文、約35万人をメタアナリシスして、5~23年追跡して1.1万人の脳心血管イベントが発生。
飽和脂肪摂取量と脳心血管イベントハザード比を検証してみると、飽和脂肪酸摂取量と脳心血管イベント発生は、関係がないことが判明。
Siri-Tarino, P.W., et al., Meta-analysis of prospective cohort studies evaluating the association of saturated fat with cardiovascular disease.  Am J Clin Nutr, 2010. 91(3): p. 535-46.



また、イヌイットが生肉・生魚が主の伝統的食生活を維持している頃は
糖尿病や心筋梗塞が極めて少なく、西欧型癌もほとんどなかったという歴史的事実もあります。

糖質制限食は、狩猟・採集時代の人類本来の食生活であり、人類の健康食であると私は考えています。


米学術誌『セル・メタボリズム』3月号の論文も、普通に糖質を食べている人においてという前提があります。

丹羽先生の言は、あくまでも氏の個人的見解に過ぎません。

「肉食と癌」に関しても、そういう意見があるということであり、エビデンスレベルではないです。

現時点で、いろんな意見、論文があるので、それらを参考に
最後は自分で考えて判断するということになります。



2014/11/06(Thu) 08:11 | URL | ドクター江部 | 【編集
Re: 肉はやっぱりダメです
satoさん

一見根拠のある論文のように感じられますが、慌ててはいけません。
この手の研究は(ほぼ間違いなく)通常の高糖質食であることが前提となっています。
そして本件もまさにその通りでした。
HP、「炭水化物は嗜好品」にて素晴らしい反論記事が掲載されていますので転載します。

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「動物性タンパク質の摂取量が多いと死亡率が75%増加」の研究結果をもって、糖質制限の危険を論じることはできない

[前略]

糖質制限は完璧ではないが、今回は筋違いの指摘
私は個人的に、高タンパク質食になんのリスクもない、とは考えていない。
だから、高タンパク質食をことさら擁護するつもりはない。
ただ、上記の南カリフォルニア大学長寿研究所の研究結果をもって、糖質制限の危険性を論じるのは、ナンセンスだと考える。

そもそも違和感を覚えたのは、「高タンパク質食群で糖尿病リスクが高い」という研究結果データだ。

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Among subjects with no diabetes at baseline, those in the high protein group had a 73-fold increase in risk (HR: 73.52; 95% CI: 4.47–1,209.70), while those in the moderate protein category had an almost 23-fold increase in the risk of diabetes mortality (HR: 22.93; 95% CI: 1.31–400.70).

※以下、引用はすべて「Low Protein Intake Is Associated with a Major Reduction in IGF-1, Cancer, and Overall Mortality in the 65 and Younger but Not Older Population: Cell Metabolism」より
http://www.cell.com/cell-metabolism/fulltext/S1550-4131%2814%2900062-X
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タンパク質は血糖値を上げない。少なくとも、糖尿病の直接的な原因にはなり得ない。
糖尿病になるには、炭水化物の過剰摂取が必要だ。
そう考えて、研究の前提条件を調べてみると、

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The percent of calorie intake from protein was used to categorize subjects into a high protein group (20% or more of calories from proteins), a moderate protein group (10%–19% of calories from proteins), and a low protein group (less than 10% of calories from proteins).
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とあり、高タンパク質食群とは、カロリーの20%以上をタンパク質で摂取するグループを指しているとわかる。

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On average, subjects consumed 1,823 calories, of which the majority came from carbohydrates (51%), followed by fat (33%) and protein (16%), with most of it (11%) derived from animal protein.
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そして、平均的には、カロリーの51%を炭水化物で摂取しているという。
これでは、タンパク質の摂取割合が20%以上だろうが、19%以下だろうが、どちらも立派な高糖質食である。


当該研究は、高糖質食者間での比較でしかない
つまり、上記の研究結果が示しているのは、炭水化物を主食としている場合に、動物タンパク質の摂取量を増やすと、インスリン分泌または抵抗性になんらかの問題が発生し、糖尿病リスクが高まる、という事実だ。
しかしながら糖質制限者は、そもそも糖尿病の主要因となる糖質の摂取量が少なく、血糖値の上下動が穏やかになる(インスリン分泌が減少する)。
おそらく、糖質制限者グループで同様の研究を行えば、まったく別の結果が出るだろう。

ちょうど江部康二医師のブログで、ニューヨークメモリアルスローンケータリング癌センター・センター長兼CEOの講演動画が紹介されていた。

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http://koujiebe.blog95.fc2.com/blog-entry-2927.html
ドクター江部の糖尿病徒然日記  糖質摂取多いと癌のリスク。スローン・ケタリング癌センターCEOの講演。
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「脂質を過剰摂取させてもガン発生率は全く増えません。炭水化物を過剰摂取させると、ガン発生率が劇的に増えます。タンパク質はその中間です」
「なので、炭水化物ベースの食事について大きな議論をすることになるでしょう・・・。」

重ねて言うが、南カリフォルニア大学長寿研究所の研究は、炭水化物を主食としているグループを対象としているものであり、これをもって糖質制限の危険を論じるのは、ナンセンスだ。

「危険」を独り歩きさせるなかれ

大前提として、南カリフォルニア大学長寿研究所の研究は「現状における長寿の最適解を探そう」という試みだ。

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2014/11/06(Thu) 09:22 | URL | 福助 | 【編集
お返事ありがとうございます

35万人の飽和脂肪酸に関しては
その通りかもしれません

体内を肉食は体内が酸性になり
がん細胞はph5〜6、人体の血液はPh7.4で一定
なので、尿によって調整され、尿が酸性になり
痛風になりやすくなります

痛風になった患者さんはいらっしゃいませんか?

肉に含まれる発がん性化学物質(ベンゾピレン等)が
問題なのではないでしょうか?

イヌイットの食べるアザラシやオットセイは
自然の魚を食べているので、魚と近い良質な脂肪を蓄えているそうです
化学飼料、薬漬けで育てられた
人間が食べる牛、豚、鳥とは全くの別物ですので
肉食を肯定する例としてはかなり弱いです

養殖の魚も注意が必要だと思っています
妻が資料を作ったことがあり、
養殖では魚の寄生虫を殺すために薬を使うのですが
骨が曲がってしまうそうです
骨が曲がってしまうから
骨が曲がらない薬も更に使うといった
薬漬けの魚を健康に良いと言って食べています

丹羽先生の個人的見解は間違っていないと思います
なぜなら広島大学での実験結果を元にしています
肺がんラット100匹に1ヶ月 肉だけのグループ
日本食だけのグループとに分けて行われた結果です

やはり、先生のおっしゃる根拠だけでは
癌や痛風などのリスクが完全に消えることは無いと
感じました





2014/11/06(Thu) 11:50 | URL | sato | 【編集
Re: Re: 肉はやっぱりダメです
福助 さん

貴重な情報をありがとうございます。

「南カリフォルニア大学長寿研究所の研究は、炭水化物を主食としているグループを対象としているものであり、これをもって糖質制限の危険を論じるのは、ナンセンスだ。」

全く、同感です。
2014/11/06(Thu) 18:11 | URL | ドクター江部 | 【編集
Re: タイトルなし
sato さん

医学的な討論をする場合は、現時点でルールがあります。
すなわちEBMにのっとって討論するということです。
これが本当にいいか悪いかは別にして、そうしないと討論に収集が付かなくなるから
現時点では仕方ないのです。

個人的見解はEBMになりません。
動物実験はそのまま人間に当てはめるのは到底無理で、勿論EBMにはなりません。

動物実験は一定の参考になりますし、学問としての意味がないということではないのです。
しかしヒトの総死亡率とか、発がん性とかの医学的問題を討論するときには
動物実験は根拠となるEBMにはなり得ないのです。

2014/11/6の本ブログ記事をご参照いただけば幸いです。
2014/11/06(Thu) 18:59 | URL | ドクター江部 | 【編集
アンチの意見にもかかわらず
非常に真摯にお答えいただきありがとうございました
医者ではない私の考えにコメントを消さずに残してくださる
先生のお人柄に感謝しております

先生のインシュリンを減らす方向でのご指導など
どうしてもお医者様の専門分野に関する情報は
非常にありがたく、これからも勉強させていただきます

2014/11/07(Fri) 03:25 | URL | sato | 【編集
ベンゾピレン
江部先生 度々失礼します。

上記のやり取りを見させていただきまして、やはり何事も自分自身で調査し結論を出すということを習慣づけていかなければならないなと改めて実感しました。

「魚介料理、日本料理(和食)の栄養はすべて、正常細胞に行っている 」
「肉製品・乳製品の栄養はすべて、癌細胞に行っている 」
など、?マークで理解不能なのですが、

『炭火焼ステーキ1キログラムには、600本のタバコに含まれているのと同量の「ベンゾピレン(強力な発癌物質)」が含まれる。 』

という、これまた意味不明でオカルト過ぎる表現ですが、これについて少し調べてみました。

すると、どうも衝撃的なためか、この言葉が独り歩きしているようで、ネットのあちこちで見かけます。

ですが、元々は、
「肉がよくないなんて、誰が言った」
という本に記載されていた次の表現、

『紙巻煙草1本分(1g)のに含まれる発癌性物質ベンツピレンの量は、肉1gを焦がした際に出るに含まれる量より少ない。』

であるようです。

つまり、あくまでも、1gの肉を(炭化させるまで)焦がし、その際に発生するに含まれている量に対しての比較表現だったのです。

これを、誰かがどこかで誤訳したのでしょう。


ベンゾピレンは有機物質の燃焼の過程で、炭化水素化合物が不完全燃焼し生成される分けで、肉でなくても魚でも野菜でも、焼けば発生します。
しかしどの程度の焼け具合でどの程度発生するかは分かっていません。

確かに(動物性の)肉は、魚や野菜のように生で食べることは極めて少ないですが、焼くことに対して過剰にナーバスになる必要は無いと思います。
せいぜい、焼けて焦げたもの(部分)は食べない で十分かと。


以上ですが、それよりも私的には、夏目先生のサイトで見た麦(グルテン)の害が非常に気になるところです。
(結構ブランパンに頼っているところがあるものでi-229)
2014/11/07(Fri) 10:09 | URL | 福助 | 【編集
Re: ベンゾピレン
福助 さん

ベンゾピレンに関する詳しい解説、ありがとうございます。
とても助かります。

グルテンですが、
欧米人には、グルテンアレルギーが関与する「セリアック病」とか結構多いみたいです。
150人に1人の割合でセリアック病患者(小児も成人もあり)がいるという報告もあります。

セリアック病以外のグルテンアレルギーやグルテン不耐症もあるようです。

グルテンアレルギー、日本人でも増えつつあるという説もありますが、
私自身は、赤ちゃんのアトピー性皮膚炎で、小麦アレルギーは時々経験しますが
成人では、ほとんど見かけません。

「小麦摂取+運動」でアナフィラキシーショックという怖い例は成人で2例経験しました。

日本人においては、やはり、小麦グルテンより、糖質摂取量そのものの問題のほうが大きいように思います。

うどん県(香川県)で糖尿病以外に何か他にも多い病気、ありましたっけ?
まあ香川県の老若男女、うどん食べて即体調不良という話は聞かないですね。

2014/11/07(Fri) 14:55 | URL | ドクター江部 | 【編集
いつもありがたくブログを読ませていただいております。
先日、香川県の小学生に糖尿病などの生活習慣病が多い!とテレビでみました。現地のかたが、うどんばっかり食べてるからじゃないの?と言っていたのでうなずいてしまいました。

 私の母(72)が一昨年 原因不明のアナキラフィシーショックをおこし、対応が早かったため助かりました。後にもう一度軽いものを起こしたのですが二回とも朝食後の散歩から帰宅した後だったので、この記事のコメントを思い出して食後すぐの運動はやめさせました。糖尿病の境界線域なのですが、アナキラフィシーは怖いのでとりあえず一応、やめているようです。
原因不明だったので食べるのが苦痛で鬱にもなり、乗り越えましたが一時期大変でした。
ウォーキングなどは時間をずらしてるようです。
糖質制限は頭がかたくて聞き入れないのであまり実行していませんが、糖質のマイナス面に関して理解は増したようです。
Ⅱ型、Hb1ACはインシュリンの分泌をよくするお薬使用で7~7.4で、その他の血液の様子はとても良好なので、そのままにしてあります。
 つたない文章をお読みくださりありがとうございました。
2015/08/20(Thu) 12:37 | URL | 吉川さとみ | 【編集
Re: タイトルなし
吉川さとみ さん

血糖自己測定器が安価となっています。
可能ならば、食後1時間値血糖値、食後2時間血糖値を測定してみましょう。

空腹時血糖値とHbA1cだけでは、食後高血糖を見逃すことがあるのです。

2012年11月22日 (木)の本ブログ記事
「糖質制限食でコントロール良好、薬なしに。良質のHbA1cとは。」
http://koujiebe.blog95.fc2.com/blog-entry-2315.html

をご参照いただけば幸いです。
2015/08/20(Thu) 17:51 | URL | ドクター江部 | 【編集
ありがとうございます。長生きしてほしいので、ちゃんと調べてもらうよう買って持っていきます。
2015/08/21(Fri) 11:01 | URL | 吉川さとみ | 【編集
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