2012年02月01日 (水)
こんにちは。
とうとう江部診療所のホームページを開設しました。
http://ebe-clinic.jp/
面倒くさがりで、ずっとほったらかしにしていたのですが、
「最低限の診療情報だけでもあったら助かる」
という患者さんの声も多かったので、重い腰をあげました。
簡単に以下の情報が閲覧できます。
治療方針・診療内容
院長紹介
診療時間帯
交通アクセス
休診情報
月曜夜診担当の私の同級生、革島定雄先生の紹介も、もうすぐ立ち上げます。
以下はトップページからの抜粋です。
☆☆☆☆☆
<江部診療所で行っている治療について> 江部診療所 院長 江部康二
江部診療所は1989年3月1日(水)京都市左京区下鴨高木町で開設しました。
当初から「漢方治療」を中心とする医療を実践してきましたが、勿論「西洋医学」も併用しています。
私・江部康二は、高雄病院理事長でもあるので、高雄病院、高雄病院京都駅前診療所と連携して医療を展開しています。
そのような経過もあり「アトピー・アレルギー治療」には長年の経験があります。
高雄病院、高雄病院京都駅前診療所、江部診療所として、アトピ-・アレルギーの治療システム「アトピー学校」を運営し、治療実績は日本有数のものと自負しています。
2001年からは、画期的な糖尿病治療食「糖質制限食」の指導をしています。
第15回日本病態栄養学会年次学術集会が、2012年1月14日(土)15(日)10:00~11:00まで、「糖尿病治療に低炭水化物食は是か?非か?」というディベートセッションが行われ、私が是側で、講演しました。
糖質制限食が医学界の表舞台に登場という意味では大きな一歩と言えます。
<糖質制限食による糖尿病治療/漢方治療/アトピー・アレルギー治療>
これらの3つが、江部診療所の治療の3本柱と言えます。
毎週月曜日の夜は、革島定雄先生の外来です。
革島先生は京大医学部の同級生で、3本柱にも精通しておられます。
江部康二
とうとう江部診療所のホームページを開設しました。
http://ebe-clinic.jp/
面倒くさがりで、ずっとほったらかしにしていたのですが、
「最低限の診療情報だけでもあったら助かる」
という患者さんの声も多かったので、重い腰をあげました。
簡単に以下の情報が閲覧できます。
治療方針・診療内容
院長紹介
診療時間帯
交通アクセス
休診情報
月曜夜診担当の私の同級生、革島定雄先生の紹介も、もうすぐ立ち上げます。
以下はトップページからの抜粋です。
☆☆☆☆☆
<江部診療所で行っている治療について> 江部診療所 院長 江部康二
江部診療所は1989年3月1日(水)京都市左京区下鴨高木町で開設しました。
当初から「漢方治療」を中心とする医療を実践してきましたが、勿論「西洋医学」も併用しています。
私・江部康二は、高雄病院理事長でもあるので、高雄病院、高雄病院京都駅前診療所と連携して医療を展開しています。
そのような経過もあり「アトピー・アレルギー治療」には長年の経験があります。
高雄病院、高雄病院京都駅前診療所、江部診療所として、アトピ-・アレルギーの治療システム「アトピー学校」を運営し、治療実績は日本有数のものと自負しています。
2001年からは、画期的な糖尿病治療食「糖質制限食」の指導をしています。
第15回日本病態栄養学会年次学術集会が、2012年1月14日(土)15(日)10:00~11:00まで、「糖尿病治療に低炭水化物食は是か?非か?」というディベートセッションが行われ、私が是側で、講演しました。
糖質制限食が医学界の表舞台に登場という意味では大きな一歩と言えます。
<糖質制限食による糖尿病治療/漢方治療/アトピー・アレルギー治療>
これらの3つが、江部診療所の治療の3本柱と言えます。
毎週月曜日の夜は、革島定雄先生の外来です。
革島先生は京大医学部の同級生で、3本柱にも精通しておられます。
江部康二
こんにちは。前回は有り難うございます。
お忙しいところ申し訳ございませんが、また質問がありコメント致しました。
私は辛いのが大好きで、糖質制限の料理とかにかけ過ぎるくらい真っ赤に振りかけて食べます。しかし昨日、一味唐辛子の糖質量を調べたら結構多い数値だと言う事に気付きました。自分としては痩せる目的もあってやってたんですが…
やはりこれはNGですか?炒め物にも目が痛くなるくらい振りかけます…
次の日は腹痛に必ず悩やられます('-';
解答宜しくお願い致します。
お忙しいところ申し訳ございませんが、また質問がありコメント致しました。
私は辛いのが大好きで、糖質制限の料理とかにかけ過ぎるくらい真っ赤に振りかけて食べます。しかし昨日、一味唐辛子の糖質量を調べたら結構多い数値だと言う事に気付きました。自分としては痩せる目的もあってやってたんですが…
やはりこれはNGですか?炒め物にも目が痛くなるくらい振りかけます…
次の日は腹痛に必ず悩やられます('-';
解答宜しくお願い致します。
2012/02/01(Wed) 16:18 | URL | ひらめ | 【編集】
こんにちは。
健康診断結果にショックを受けネットでいろいろ見ている中、こちらに出会えた54歳の女性です。
1/27人間ドックで血圧150/100・LDL132・hbA1c5.4(腹囲82cm・BMI20.8)でした。その後測定している家庭での血圧値は135~128/85前後です。45歳くらいから徐々に血圧値は高めになっています。昨年6月から家族の健康問題で、心身ともにストレスは増しています。更年期を迎え月経も短期間となっています。先生の御本は昨日ネット注文しました。私のような場合も糖質制限食をして効果は上がるでしょうか?今後勉強しつつ薬は飲まないでいきたいと思っています。どうぞよろしくお願いいたします。
健康診断結果にショックを受けネットでいろいろ見ている中、こちらに出会えた54歳の女性です。
1/27人間ドックで血圧150/100・LDL132・hbA1c5.4(腹囲82cm・BMI20.8)でした。その後測定している家庭での血圧値は135~128/85前後です。45歳くらいから徐々に血圧値は高めになっています。昨年6月から家族の健康問題で、心身ともにストレスは増しています。更年期を迎え月経も短期間となっています。先生の御本は昨日ネット注文しました。私のような場合も糖質制限食をして効果は上がるでしょうか?今後勉強しつつ薬は飲まないでいきたいと思っています。どうぞよろしくお願いいたします。
2012/02/01(Wed) 17:08 | URL | つよこ | 【編集】
kon さん。
どのようなところが問題でしょう?
アドバイスいただければ幸いです。
どのようなところが問題でしょう?
アドバイスいただければ幸いです。
2012/02/02(Thu) 07:28 | URL | ドクター江部 | 【編集】
ひらめ さん。
糖辛子100gあたり、66.8gの糖質です。
何g使用しているかですね。
http://cgi.members.interq.or.jp/sapphire/satoshi/cgi-bin/nutrition/
このサイトで、食品の炭水化物量、食物繊維量を調べることができます。
糖辛子100gあたり、66.8gの糖質です。
何g使用しているかですね。
http://cgi.members.interq.or.jp/sapphire/satoshi/cgi-bin/nutrition/
このサイトで、食品の炭水化物量、食物繊維量を調べることができます。
2012/02/02(Thu) 08:02 | URL | ドクター江部 | 【編集】
つよこ さん。
本のご注文、ありがとうございます。
BMI20.8で正常です。血圧も家庭で正常ならまず大丈夫です。
糖質制限食により、全身の血流・代謝が改善しますので、
いろんな症状がよいほうに向かう可能性があります。
本のご注文、ありがとうございます。
BMI20.8で正常です。血圧も家庭で正常ならまず大丈夫です。
糖質制限食により、全身の血流・代謝が改善しますので、
いろんな症状がよいほうに向かう可能性があります。
2012/02/02(Thu) 08:10 | URL | ドクター江部 | 【編集】
HbA1c5.5でノボラ毎食2単位、ランタス4で順調にやってきているつもりです
来月で糖尿人になり三年が経ちます
最近血糖値の乱高下が激しく、朝抜きで仕事帰宅後の昼には80。昼ご飯食べ夕方には150前後。
朝も下手すると150くらいです
主治医に改めて自分の診断や検査結果のもと話を切り出してみました
やはり1型だという話でした。三年前は2型と言われていたので安心してタンパク質も普通に摂取。しかし一昨年あたりから乱高下が始まり…1型と言われて納得と同時に正直、何を食べていいのかわからなくなりました
食品のタンパク質をネットで調べましたが…今私が食べているものはほぼ無理そうで。今はおからと豆腐、牛すじ肉と少量の野菜で凌いでます。ここに来られている1型の方々は何を食べていらっしゃるのでしょうか?
数日前サンマ一匹食べたら
189にも跳ね上がりました
もぅ何も食べられないのでしょうか…
来月で糖尿人になり三年が経ちます
最近血糖値の乱高下が激しく、朝抜きで仕事帰宅後の昼には80。昼ご飯食べ夕方には150前後。
朝も下手すると150くらいです
主治医に改めて自分の診断や検査結果のもと話を切り出してみました
やはり1型だという話でした。三年前は2型と言われていたので安心してタンパク質も普通に摂取。しかし一昨年あたりから乱高下が始まり…1型と言われて納得と同時に正直、何を食べていいのかわからなくなりました
食品のタンパク質をネットで調べましたが…今私が食べているものはほぼ無理そうで。今はおからと豆腐、牛すじ肉と少量の野菜で凌いでます。ここに来られている1型の方々は何を食べていらっしゃるのでしょうか?
数日前サンマ一匹食べたら
189にも跳ね上がりました
もぅ何も食べられないのでしょうか…
2012/02/02(Thu) 13:45 | URL | ゆみ | 【編集】
お忙しいところ返信有り難うございます!!
一味唐辛子の糖質量…ビックリと言うかガッカリです゜(ノд`゜)゜・。
こんなにも多かったんですね…グラム的には食後に睡魔が襲って来るくらいの量です。貼付して頂いた表は凄く解りやすいです(o⌒▽⌒o)
ラー油は糖質量0なんですね。今日からラー油使おうかなと思ってます。
一味唐辛子の糖質量…ビックリと言うかガッカリです゜(ノд`゜)゜・。
こんなにも多かったんですね…グラム的には食後に睡魔が襲って来るくらいの量です。貼付して頂いた表は凄く解りやすいです(o⌒▽⌒o)
ラー油は糖質量0なんですね。今日からラー油使おうかなと思ってます。
2012/02/02(Thu) 14:43 | URL | ひらめ | 【編集】
ゆみ さん。
体重64kgの1型糖尿人は、
1gの糖質が約5mg血糖値を上昇させ、
インスリンがほぼ出ていない場合、1gのタンパク質が約0.93mg血糖値を上昇させます。
これで、計算して、食前のインスリンの量を決めれば
血糖値が安定すると思います。
体重64kgの1型糖尿人は、
1gの糖質が約5mg血糖値を上昇させ、
インスリンがほぼ出ていない場合、1gのタンパク質が約0.93mg血糖値を上昇させます。
これで、計算して、食前のインスリンの量を決めれば
血糖値が安定すると思います。
2012/02/02(Thu) 16:32 | URL | ドクター江部 | 【編集】
自身のインスリンは、0.47という数値でした。これはやはり全く出ていないのでしょうね(泣)
でも私には糖質制限と江部先生のこのブログという強い味方がいるので負けません!ありがとうございました
でも私には糖質制限と江部先生のこのブログという強い味方がいるので負けません!ありがとうございました
2012/02/02(Thu) 19:20 | URL | ゆみ | 【編集】
kon さん。
すいません。
表1はまだアップできていませんので削除します。
私の持っているのは、第3版です。
『1997年版のLife With Diabetesでは、「タンパク質は約半分が
血糖に変わり、脂質は10%未満が血糖に変わる」という記載が
あるが、2004年版では削除されている。』
ということです。
「Carbohydrate,protein,and fat contain calories.
Only Carbohydrates directoly affect blood glucose levels. 」
この文章は第3版にもあります。
上記以外にも1997版で記載されていた、脂質とタンパク質と血糖に関する記載が
2004年版では全て削除されています。
2009年版もそれを継続していると思われます。
「食べ物が消化・吸収されたあと、糖質は100%血糖に変わり、
タンパク質・脂質は血糖に変わらない。糖質は摂取直後
から急峻に血糖値を上昇させ2時間以内にほとんどすべてが吸収
される。」
Only Carbohydrates directoly affect blood glucose levels.
ということは
「蛋白質・脂質は血糖値に影響をあたえない。」
ということと思います。
1997年から2004年にかけて、たくさんの研究がなされて
上記に変更されたようです。
すいません。
表1はまだアップできていませんので削除します。
私の持っているのは、第3版です。
『1997年版のLife With Diabetesでは、「タンパク質は約半分が
血糖に変わり、脂質は10%未満が血糖に変わる」という記載が
あるが、2004年版では削除されている。』
ということです。
「Carbohydrate,protein,and fat contain calories.
Only Carbohydrates directoly affect blood glucose levels. 」
この文章は第3版にもあります。
上記以外にも1997版で記載されていた、脂質とタンパク質と血糖に関する記載が
2004年版では全て削除されています。
2009年版もそれを継続していると思われます。
「食べ物が消化・吸収されたあと、糖質は100%血糖に変わり、
タンパク質・脂質は血糖に変わらない。糖質は摂取直後
から急峻に血糖値を上昇させ2時間以内にほとんどすべてが吸収
される。」
Only Carbohydrates directoly affect blood glucose levels.
ということは
「蛋白質・脂質は血糖値に影響をあたえない。」
ということと思います。
1997年から2004年にかけて、たくさんの研究がなされて
上記に変更されたようです。
2012/02/02(Thu) 23:11 | URL | ドクター江部 | 【編集】
Diabetes Care January 2002 vol. 25 no. 1 148-198
http://care.diabetesjournals.org/content/25/1/148.full?sid=d92eb750-09a7-4a91-a4ca-ea4a621a8e71
Evidence-Based Nutrition Principles and Recommendations for the Treatment and Prevention of Diabetes and Related Complications
(pp155) Glucose responses to protein
A number of studies in healthy, normal-weight subjects (197) and subjects with controlled type 2 diabetes (blood glucose <200 mg/dl) (198,199,200) have demonstrated that ingested protein does not increase plasma glucose concentration. Gannon et al. (200) reported that during the 8-h period after subjects with type 2 diabetes ingested 50 g protein in the form of very lean beef, ∼20–23 g of protein were deaminated, which in theory could yield ∼11–13 g glucose. However, the amount of glucose appearing in the circulation was only ∼2 g, confirming that ingested protein does not result in a significant increase in glucose concentration.
健康かつ正常体重の者や、2型糖尿病患者(血糖値200未満)を対象とした数多くの研究で、摂取した蛋白質は血糖濃度を増加させないと判明した
Gannon等は2型DM患者で、50gの蛋白質(赤身度の高い牛肉)の摂食後8時間の報告を行った。アミノ酸を引くと~20-23gの蛋白質量で、理論上~11-13gの糖を産出するはずであった。しかるに循環系に現れた糖の量は~2g相当で、摂取した蛋白質は血糖濃度の有意な増加を来さないと立証された
□
このGannon(2001)の論文は、その後のADAの文献にしばし引用されています。
http://care.diabetesjournals.org/content/25/1/148.full?sid=d92eb750-09a7-4a91-a4ca-ea4a621a8e71
Evidence-Based Nutrition Principles and Recommendations for the Treatment and Prevention of Diabetes and Related Complications
(pp155) Glucose responses to protein
A number of studies in healthy, normal-weight subjects (197) and subjects with controlled type 2 diabetes (blood glucose <200 mg/dl) (198,199,200) have demonstrated that ingested protein does not increase plasma glucose concentration. Gannon et al. (200) reported that during the 8-h period after subjects with type 2 diabetes ingested 50 g protein in the form of very lean beef, ∼20–23 g of protein were deaminated, which in theory could yield ∼11–13 g glucose. However, the amount of glucose appearing in the circulation was only ∼2 g, confirming that ingested protein does not result in a significant increase in glucose concentration.
健康かつ正常体重の者や、2型糖尿病患者(血糖値200未満)を対象とした数多くの研究で、摂取した蛋白質は血糖濃度を増加させないと判明した
Gannon等は2型DM患者で、50gの蛋白質(赤身度の高い牛肉)の摂食後8時間の報告を行った。アミノ酸を引くと~20-23gの蛋白質量で、理論上~11-13gの糖を産出するはずであった。しかるに循環系に現れた糖の量は~2g相当で、摂取した蛋白質は血糖濃度の有意な増加を来さないと立証された
□
このGannon(2001)の論文は、その後のADAの文献にしばし引用されています。
2012/02/03(Fri) 12:06 | URL | 精神科医師A | 【編集】
精神科医師A さん。
貴重な情報をありがとうございます。
この論文は知りませんでしたが、信頼度が高いと思います。
貴重な情報をありがとうございます。
この論文は知りませんでしたが、信頼度が高いと思います。
2012/02/03(Fri) 16:02 | URL | ドクター江部 | 【編集】
かね代 さん。
断食と同等の効果が、スーパー糖質制限食に期待できます。
さらにケトン食レベルまで実践する選択肢もあります。
断食と同等の効果が、スーパー糖質制限食に期待できます。
さらにケトン食レベルまで実践する選択肢もあります。
2012/12/26(Wed) 12:54 | URL | ドクター江部 | 【編集】
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