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3つのディベートセッション、医学界のターニングポイントとなるか!?
こんにちは。

朝起きたら、屋根に雪が積もっていました。

寒かったです。車の温度計は零度を示していました。

通勤途中の広沢の池あたりの桜の木、雪化粧がなかなかの風情でしたよ。(^^)

さて。

2012年1月14日(土)15日(日)、

第15回日本病態栄養学会年次学術集会が国立京都国際会館で開催され

「糖尿病治療に低炭水化物食は是か?非か?」

というディベートセッションが行われます。

医師・栄養士が3000人集まる学会ですが、「是」側の演者として私が参加します。

確実に医学界にも糖質制限食が浸透しつつある手応えを感じたこの1年でした。

同じ会場で午前中、3つのディベートセッションが行われます。

いずれも、現在論争になっていて注目の的になっている事柄のディベートセッションですので、とても興味深いです。マスコミも複数取材にきます。

3つのディベートセッションにおいて、従来の医学界の常識が覆り、医学界のターニングポイントとなるのでしょうか?

まあ、そう簡単にいくとは思えませんが、学術的な議論が学会の場できっちり設定されたこと自体が大変な英断であり素晴らしいことで、大きな一歩と思います。



国立京都国際会館
第3会場(Annex Hall 1)

2012年1月15日(日)
9:00~10:00 
腎疾患に超低タンパク食は 是か? 非か?
座長 旭川医科大学 病態代謝内科学            羽田 勝計 先生
是側 都立多摩総合医療センター総合内科          西尾 康英 先生
非側 金沢医科大学 糖尿病・内分泌内科          古家 大祐 先生

10:00~11:00
糖尿病治療に低炭水化物食は 是か?非か?
座長 東京大学 糖尿病・代謝内科             門脇 孝 先生
是側 高雄病院                      江部 康二
非側 高輪メディカルクリニック、東海大学 抗加齢ドック  久保 明 先生

11:00~12:00
コレステロールの低下は 是か?非か?
座長 大阪大学 内分泌・代謝内科             下村 伊一郎 先生
是側 京都大学 人間健康科学               荒井 秀典 先生
非側 東海大学 基礎医学系                大櫛 陽一 先生



江部康二
テーマ:糖質制限食
ジャンル:ヘルス・ダイエット
コメント
“糖質制限食 vs. カロリー制限食” 山田悟氏に聞く
“糖質制限食 vs. カロリー制限食” 山田悟氏に聞く
熱い議論が展開されそうな今年の注目テーマ

http://mtpro.medicaltribune.co.jp/mtpronews/1201/1201005.html
2012/01/05(Thu) 18:40 | URL | スーパー糖質制限実践者 | 【編集
はじめまして
主食をやめると健康になる、が本屋さんで目に飛び込み、元々甘い物が苦手で、ご飯パンを食べない生活でした。
あまり噛まない麺類は食べてました。
ご飯も丼やチャーハンは食べてましたが、肉、魚が嫌いで、大豆系は大好物です。
御書は、とてもわかりやすく、今までの自分も納得できました。
災害ボランティアで避難所閉鎖後に、大量に余った不人気のカップラーメンを食べて太ったと思ってましたが、皆さんのもてなしの白米と日本酒ですね。

ところで質問なんですが、巻末の春夏秋冬のメニューにありますレシピね油0.2はやはり他と同じくグラムですよね?
少なすぎて計量出来ないんですが、電子計りがいりますか?
2012/01/06(Fri) 15:09 | URL | 糖質神宮 | 【編集
Re: はじめまして
糖質神宮 さん。

拙著のご購入ありがとうございます。

「油0.2」
高雄病院栄養士さんに確認してみます。」
2012/01/06(Fri) 21:20 | URL | ドクター江部 | 【編集
Re: 尿酸値の急上昇
java さん。

尿酸値はそのうち落ち着くと思います。

しかしクレアチニンがよくわかりません。

2011年09月13日 (火) 「尿酸値と糖質制限食」
をご参照ください。
2012/01/06(Fri) 21:30 | URL | ドクター江部 | 【編集
糖質制限食を去年4月ごろから実践しています。

血液検査は驚くほど改善されました。

ナツメ社の先生の本は枕元に置いてます。

暗記するぐらい読んでいますが胃が丈夫な私ですので

時々大食いしてしまいます。それでも2ヶ月に一度のHBA1Cは5.3です。

あとは食後高血糖に気をつけます。

感謝しております。雑文で失礼します。
2012/01/06(Fri) 22:09 | URL | てつ | 【編集
尿酸値の急上昇 続き
江部先生、
コメントありがとうございます。糖質制限はすこし緩和しようかなと思いますが、尿酸値が落ち着いてくることを信じて、基本続けていこうと思います。
とりあえず水をたくさんとりたいと思います。
ありがとうございました。
2012/01/06(Fri) 23:54 | URL | java | 【編集
Re: はじめまして
糖質神宮 さん。

高雄病院の栄養士のコメントです。

「電子計りまではいりません。少量、使用していると考えてください。
1人分での分量ですので“少量”と表現してもよかったのですが
栄養価のこともあり一応グラム数でと考えて記載したものです。

他にも塩0.5gやにんにく0.3gみたいな記載も多々あります。
いずれも計量不可能です。少量と判断していただければよいかと。

油、塩、いずれも血糖値には影響を及ぼしません。
にんにくは、使用分量は注意食品です。ご注意下さい。」
2012/01/07(Sat) 08:30 | URL | ドクター江部 | 【編集
わかりました
お忙しいなか、ご丁寧にありがとうございます。
料理初心者なので、小さじ1とかレシピ通りにしか、まだ作れないので、一滴程の分量に驚いて表記ミス?と思い質問しました。
香り付けくらいに思っておきます。

Tarzan595号にパーカー仮説が載ってました。
第二次世界大戦中、ドイツ軍占領下のオランダ人の1日の摂取カロリーは約700キロカロリーで、このときに生まれた低体重児は、通常に比べて生活習慣病の罹患率が6倍になる。
胎児のうちに、自分の生まれてくる低エネルギー環境に適応する能力を持つという仮説です。
日本の20代30代は、この説とは逆の現象が起きていて、インスリンを分泌する能力がそれ以上の世代より、はるかに高く糖尿病にはなりにくいが、太りやすいと載ってました。
2012/01/07(Sat) 12:59 | URL | 糖質神宮 | 【編集
プラントベース(植物)のホールフード(精製しないで丸ごと食べる)で、かつ、小食(カロリー制限)があらゆる病気にならないでかつ長寿であることが、the china study (中国の食生活と癌有病率の史上かつてない膨大な疫学調査)でわかってきました。ただし科学は、仮説検証の繰り返しですので、また変わるかもしれませんが。私は強く言いたいのですが、炭水化物とひとくくりにするのは、混乱を招くのではないでしょうか。とにかく精製した炭水化物(たとえば精白米)と未精製のビタミンミネラル脂肪酸など含有の炭水化物(例えば玄米)を区別すべきでは、ないでしょうか?食後血糖値が同じ例えば200としても精白米と玄米では、生化学的なふるまいは、違うのでしょうと思います。このへんの区別が曖昧であるからでしょうが、低炭水化物のために、肉食を薦めたりそのための、根拠として、人間は本来500万年前より主として狩猟に頼っており(このための証拠はあるのですか?500万年前のことを主張するのはいいがきちんと検証したのでしょうか))農耕はたかだか数千年だから、体内の代謝システムが変わるわけがないとか、人間に必須なビタミンB12やメチオニンは植物にはいっていないとかは言うのですが、しかし、実はビタミンB12はオーガニックの植物には含まれていますし(ちゃんとPlant and Soil誌にずいぶん前に、報告されていますしメチオニンも同様であるということをご存知なのでしょうか?(ちなみに世界の三大長寿地域の食生活では、ほとんど動物性の食物はとっていない)また、人間が肉食だという根拠によくイヌイットの疫学調査が、引き合いに出されますが、かれらは、肉というよりアザラシのすべてを食べていたということで、けっして肉のみを食べていたという訳ではないのでしょうか(ちなみにわたくしはイヌイット調査の原文はPubMedでも見つけらませんでした。是非原文を読んでみたいと思っています)。骨や眼球内蔵すべてを丸ごと食べていたのではないでしょうか。例えば目に必要なルテイン(肉には含まれていなく、 ほうれん草やブロッコリーなどの野菜に多い)も目を食べればまかなえますので。肉食というより、もっと、動物丸ごと食べていたので、全動物食(精製してない動物食と言ったところでしょうか)といったほうが、いいでしょう。糖尿病の治療のために低炭水化物ダイエットを信ずる混乱の本質として、同じ炭水化物でも、精白米や食パンのような精製した文字どうり炭水化物とそうでない炭水化物つまり、ビタミン、ミネラル、食物繊維、タンパク質複合物(ビタミンミネラル 蛋白質食物繊維が豊富な穀物、つまり玄米や全粒粉のパンといったほうがわかりやすいでしょうか)を同じ炭水化物と考えていること。また、ビタミン12や必須アミノ酸の一つであるメチオニンが植物では、摂れない、人体にとって必要な蛋白が植物では摂れないという無知があるのでしょう。今やアメリカでは、アトキンスダイエットは、完全に廃れていますし、元アメリカ大統領クリントンが、ビーガン食(要するにベジタリアン)に変えて、心臓病を克服したのを、アメリカ国民に告白したこともあり、アメリカでは、以前はアトキンスやサウスビーチダイエットなどの低炭水化物ダイエットから(ちなみにアトキンスの低炭水化物の商品を扱う会社も負債を抱え倒産)プラントベースのホールフードが癌 心臓病 糖尿病などに最も良いと認知されているようです。そしてプラントベースのホールフードのレストランが普及しています。このことか原因だか私はわかりませんがアメリカ人の癌有病率は、減少しています。ひるがえって、確かに低炭水化物(精製炭水化物を減らすという意味ではそれはそれで良いと私も思います)のダイエットは当然血糖値というパラメータ(変数)のみ見れば短期的には効果的ですが、(そもそも糖尿病は、血糖値の高さに目が奪われがちなのですが、それだけでなくミネラル ビタミン 蛋白など総合的な栄養代謝失調であるのではないですか?)だから動物性の蛋白だけ、を食べるのは、どうでしょうか。ちなみに実は植物も蛋白質は動物性食品に劣らず多いですよ。必須アミノ酸も実は全部まかなえるのす。(よってアミノ酸スコア100ということ!!!ただしオーガニックベースの植物です。肥沃な大地での植物では人間に必要なビタミン、ミネラル、タンパク質が、動物ではなくプラント(植物)ベースでまかなえるとういうことです。決してわたしは、植物学者ではありません。念のために根拠はthe china studyです。また文化人類学では土地がビタミンミネラル 菌などが少なく痩せていくのが、文明の衰退を助長する要因と考ているそうです。ちなみに先ほど申し上げましたクリントン元大統領はこのthe china studyを読んでから食事を変えたようです。私は、英語の原本を読みました)そして誤解が多いのですがタンパク質イコール肉ではないようです。肉は、ホモシスチン(アミノ酸の一種)がたっぷり入っていますので、動脈硬化の心配があります(アトキンスは、転倒の事故死だそうですが、検死の結果肥満で心臓病があったようです)ので肉だけ食べるのではなく他の組織例えば目(ルテイン DHA豊富)や脳(脂肪酸DHAに富む。魚油と言われているがじつは、魚の食べる植物が由来で決して魚がオメガ3の脂肪酸のDHAをつくるわけではないので誤解しないでください。この意味で植物由来の亜麻の実や油をとるということを、欧米の人は、心得ているようです。)や内臓(細菌や酵素や便?が豊富) 肝臓(鉄ミネラル蛋白豊富) 骨(カルシウムなど) 骨髄(ミネラル蛋白アミノ酸豊富)などを全部食べる、要するに肉食ダイエットではなく、あえて言うなら動物の全身をたべるという全動物食ダイエットならまだ私も理論的にはわかりますが。おいしいステーキなどの肉食ダイエットを薦めるドクターは、サプリメント(ビタミンCや葉酸。また肉に多い動脈硬化の要因のひとつであるホモシスチンの影響を防ぐためビタミンBのB6やB12を摂ることを薦めることもるようですが、500万年前に我々人類は、果たしてこのような、サプリメントを摂っていたのでしょうか?ようする肉食あえて譲って言えば全動物食にしても充分なビタミンCなどの抗酸化剤が摂れないのではと思います。おそらく1月15日の京都でのディベートは、不毛なことになるでしょう。ただ江部先生には、炭水化物の定義を精製した糖質のことなんだと言い換えれば勝目はあるかもしれませんが。何度もいいますが、糖尿病や癌などの病気にならないための食事については、アメリカでは、決着がついているようです。ご参考にしてください。京都では、頑張ってください。
2012/01/08(Sun) 23:03 | URL |  | 【編集
Re: タイトルなし
名無しさん。

長文のコメントありがとうございます。
私も精製炭水化物より、未精製炭水化物がよいと思います。

他は私とは見解が違いますが、一つの参考意見とさせていただきます。
私の見解はブログ記事をご覧頂けば幸いです。
2012/01/09(Mon) 10:12 | URL | ドクター江部 | 【編集
文献について
1) イヌイットの文献
FHborgJT,Melbyc M:Cancer Pattems in Inuit populations
Lncet Onco1ogy 9(9)892‐900, 2008
www.thelancet.com/journals/lanonc/article/PIIS1470-2045(08)70231-6/abstract

国会図書館に利用登録すると、オンライジャーナルをcopyして郵送してもらえます。
ttp://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I023131025-00

2) 未精白米の有効性
White Rice, Brown Rice, and Risk of Type 2 Diabetes in US Men and Women
Arch Intern Med 170(11):961-969, 2010June14
ttp://archinte.ama-assn.org/cgi/content/full/170/11/961
2012/01/10(Tue) 21:32 | URL | 精神科医師A | 【編集
Re: 文献について
精神科医師A さん。

いつも情報ありがとうございます。
ランセットのイヌイットと癌の文献は興味深くて以前私も読み、記事にしました。

2009年08月24日 (月)のブログ「糖質制限食と癌③」をご参照いただけば幸いです。
2012/01/11(Wed) 13:49 | URL | ドクター江部 | 【編集
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