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<糖質制限食に関するお知らせ・お願いなど>
おはようございます。

<糖質制限食に関するお知らせ・お願いなど>

です。

【本ブログのコメント・質問・記事に関するお願い】

ブログ読者の皆さんには、いつもコメントいただき、ありがとうございます。

糖質制限食に関する質問についてですが、実際に高雄病院や江部診療所に来院されて診察した患者さんに対しては、医師としての責任・債務がありますので、個別に説明もしっかりさせて頂いていますし、フォローもしております。

一方、ブログ読者の皆さんの質問に関しては、糖質制限食に詳しい医師として、ボランティアで回答させていただいています。

診察もしておりませんしフォローもできませんので、責任もとれません。私の回答は、あくまでも一般論としての参考意見とお考え頂けば幸いです。

また、ブログ記事や本に関しても同様に、糖質制限食に関する一般論としての参考意見とお考え下さい。

従いまして、読者の皆さんが私の参考意見を読まれて、どのように利用されるかは、自己責任でよろしくお願い申し上げます。m(_ _)m

そして読者の皆さんからもご意見いただきましたが、普通のお医者さんに相談可能な個人的な内容の質問は、ご自分の主治医にご相談頂けば助かります。

またネットで簡単に検索可能なことは、ご自分でお調べください。

質問が増えてきましたので、糖質制限食と関わりがないと判断した質問にはお答えできない場合もありますので、ご了承ください。m(_ _)m

普通のお医者さんでは解答不能の糖質制限食に関わる質問は、何でもどんどんしていただけば嬉しいです。 (^_^)

掲載OKの質問に関して、読者の皆さんに共有していただきたい情報の場合は、ブログ本文にて、できるだけ順番にお答えしたいと思います。

質問によってはコメント欄でお早めにお答えする場合もありますのでご了承ください。

一方、質問がかなり増えてきていますので、
なかなか即、お答えすることが困難となってきています。
糖質制限食に関わりのある全ての質問に、
本文かコメントでお答えするようできるだけ努力はしていますが、
できないときはご容赦願います。m(_ _)m

それから、「管理人のみ閲覧できる」「匿名希望」などの質問に関しては、コメント欄にお答えするか、一般的な話題に置き換えてブログに記載するようにしていますので、よろしくお願い申し上げます。

なお、糖質制限食が世の中にかなり浸透してきたことは間違いなく、「週刊新潮・11月10日号」のような、誹謗中傷に近い記事もでるようになりました。

私としては、有名税?のようなものかと、達観?しております。(^^)

本ブログ記事でこれらに反論するにしても、「週刊新潮」と同じような品のない表現を使用することなく、今まで通り冷静に理論的に根拠をもって、わかりやすく説明していきたいと思っています。

ブログ読者の皆さんには、これまでと同様応援のほどよろしくお願い申しあげます。m(_ _)mV


【糖質制限食を実践される時のご注意】

本にも書いてありますが、 糖質制限食によりリアルタイムに血糖値が改善します。このため既に、経口血糖降下剤(オイグルコン、アマリールなど)の内服やインスリン注射をしておられる糖尿人は、低血糖の心配がありますので
必ず主治医と相談して頂きたいと思います。

一方、薬を使用してない糖尿人やメタボ人は、低血糖の心配はほとんどないので、自力で 糖質制限食を実践して糖尿病やメタボ改善を目指していただけば幸いです。

血液検査で血清クレアチニン値が高値で腎障害がある場合と、活動性の膵炎がある場合、肝硬変の場合は、糖質制限食は適応となりませんのでご注意ください。

糖質制限食は相対的に高タンパク・高脂肪食になるので、腎不全と活動性膵炎には適応とならないのです。

肝硬変では、糖新生能力が低下しているため適応となりません。

なお、機能性低血糖症の場合、炭水化物依存症レベルが重症のとき、糖新生能力が低下していることがあり、まれに低血糖症を生じますので注意が必要です。

また、どのような食事療法でも合う合わないがあります。

糖質制限食もその一つですので、合わないとご自分で判断されたら中止していただけば幸いです。


<参考図書>

理論
「主食を抜けば糖尿病は良くなる!」2005年
「主食を抜けば糖尿病は良くなる!実践編」2008年
「我ら糖尿人、元気なのには理由がある。」2009年
「やせる食べ方」2010年
「うちの母は糖尿人」2010年 監修:江部康二 著:伊藤きのと
(東洋経済新報社)
「糖尿病がどんどんよくなる糖質制限食」2010年(ナツメ社)
腹いっぱい食べて楽々痩せる『満腹ダイエット』 (ソフトバンク新書) 2011年
「主食をやめると健康になる」(ダイヤモンド社)2011年

レシピ
「糖尿病が良くなるごちそうレシピ」2006年
「糖質制限食 春のレシピ」2007年
「糖質制限食 夏のレシピ」2007年
「糖質制限食 秋のレシピ」2008年
「糖質制限食 冬のレシピ」2008年
「血糖値を上げない! 健康おつまみ109 」2010年
「やせる食べかたレシピ集」2010年
「主食を抜けば糖尿は良くなる!レシピ集」2011年
(東洋経済新報社)

「糖質オフ」ごちそうごはん
(アスペクト)2009年

dancyu プレジデントムック 「満腹ダイエット 」(プレジデント社)2009年
dancyu プレジデントムック 「酒飲みダイエット 」(プレジデント社)2010年
dancyu プレジデントムック 「美食家ダイエット 」(プレジデント社)2011年

糖質オフダイエット (レタスクラブ、角川マーケティング)2011年
誰もがストレスなくやせられる! 糖質制限ダイエット(講談社)2011年

DVD「糖質制限食を語る」http://www.yaserutabekata.com/shop/dvd.php 2011年


【糖質制限食とは】

米国糖尿病協会(ADA)によれば、食べ物が消化・吸収されたあと、糖質は100%血糖に変わりますが、タンパク質・脂質は血糖に変わりません。 

また糖質は、摂取直後から急峻に血糖値を高く速く上昇させ、2時間以内にほとんどすべてが吸収されます。

これらは含有エネルギーとは無関係な三大栄養素の生理学的特質です。 
 
1997年版のLife With Diabetes(ADA)では、

「タンパク質は約半分が血糖に変わり、脂質は10%未満が血糖に変わる」

という記載がありましたが、2004年版では変更されています。

このように糖質、脂質、タンパク質のうち糖質だけが血糖値を上昇させます。

従って、糖質を摂取した時にはインスリンが大量に追加分泌されます。

脂質を摂取しても、インスリンの追加分泌はありません。タンパク質はごく少量のインスリンを追加分泌させます。

現在糖尿病において、食後の急激な高血糖(グルコーススパイク)が大きな問題として注目されています。

食後高血糖が、心筋梗塞や脳梗塞などの合併症を起こす危険因子として確立されたからです。

そして、食後高血糖を起こすのは、三大栄養素のなかで糖質だけなのです。

1gの糖質が、体重64kgの2型糖尿病の人の血糖値を約3mg上昇させます。

炊いた白ご飯茶碗1杯150g(252kcal)には、55.3gの糖質が含まれており、血糖値を166mg上昇させます。

一方、牛サーロインステーキを200g(約1000キロカロリー)食べても、糖質含有量は1gもないので、食後高血糖はほとんど生じないのです。 

なお、1gの糖質が体重64kgの1型糖尿病の人の血糖値を5mg上昇させます。

糖質制限食の基本的な考え方は、上述のような生理学的事実をベースに、できるだけ糖質の摂取を低く抑えて、食後高血糖を防ぐというものです。

簡単に言えば、主食を抜いておかずばかり食べるというイメージになります。

抜く必要がある主食とは米飯・めん類・パンなどの米・麦製品や芋類など糖質が主成分のものです。
 
3食主食抜きのスーパー糖質制限食(糖質12%、タンパク質32%、脂質56%)なら、薬に頼ることなく速やかにリアルタイムで良好な血糖コントロールが可能です。

一方、上述の白ご飯とステーキの例でも明らかなように、カロリー計算に基づいて血糖値をコントロールすることは理論的に不可能です。

従って、現行の日本糖尿病学会推薦の糖尿病食(糖質60%、タンパク質20%、脂質20%)を実践する限りは、一日の摂取カロリーを1200キロカロリーと低く抑えたとしても、食後高血糖が必ず生じるのです。

糖尿病の改善には、カロリー制限より糖質制限ということがおわかりいただけたと思います。

なお糖質制限食は、カロリー無制限ということではありません。

一般的な標準摂取カロリーの範囲、すなわち男性なら1600~2400キロカロリー、女性なら1200~1800キロカロリーくらいが目安です。


【糖質制限食コントロール・教育入院のご案内・保険適応】

お問い合わせは高雄病院
http://www.takao-hospital.jp/

住所:京都市右京区梅ヶ畑畑町3 
電話:075-871-0245

ベットが空くまでお待ち頂くこともありますがご了承下さい。


【糖質制限食外来治療のご案内・予約制・保険適応】

高雄病院  電話:075-871-0245
京都市右京区梅ヶ畑畑町3

高雄病院京都駅前診療所  電話:075-352-5050
京都市下京区七条通り烏丸東入ル(50M)北側 ネオフィス 七条烏丸4F
http://www.takao-hospital.net/

江部診療所 電話:075-712-8133
京都市左京区下鴨高木町6 アトリエ・フォー 2F
テーマ:糖質制限食
ジャンル:ヘルス・ダイエット
コメント
はじめまして
江部先生はじめまして。小生「糖尿僧」と名乗らさせて頂きます。
いきなりの質問は失礼かとは存じますが、一つお聞きしたい事がありましたので書かせて頂きました。
質問はクレアチニン値はいくつまでなら糖質制限食はOKなのかという事です。先生は、
血液検査で血清クレアチニン値が高値で腎障害がある場合と、活動性の膵炎がある場合、肝硬変の場合は、糖質制限食は適応となりませんのでご注意ください。
糖質制限食は相対的に高タンパク・高脂肪食になるので、腎不全と活動性膵炎には適応とならないのです。
とお書きになられてますが、実際のクレアチニン値はいくつまでなら大丈夫なのでしょう。小生9月13日の血液検査で1.47という値でした。かかりつけの女医に糖質制限食の事を聞くと腎臓の数値が悪いから、NGだと言われました。

ですが、ブログを見ていると同じような数値の方が実践されているようなので、大丈夫なのかと思ってしまいます。実際のところクレアチニン値はいくつまでなら大丈夫と言えるのでしょうか?
ちなみに、投薬はクレメジン2gを1日2回処方されております。
2011/12/24(Sat) 15:03 | URL | 糖尿僧 | 【編集
Re: はじめまして
糖尿僧 さん。

現在、人工透析になる人の約半数が、糖尿病腎症です。
つまり高血糖が腎臓に一番良くないことは明白です。

一方、高タンパク食が、すでに腎不全(血清クレアチニン値が高値)になっている人には
良くないというのが、従来の説ですが、実はエビデンスレベルは弱いのです。

現実の対応としては、腎臓に対して「糖質制限食で高血糖が改善する利点」と「高タンパク食のリスク」
を天秤にかけることとなります。

いずれにせよエビデンスはないので、クレアチニン1.5mgまでは糖質制限食OKというような
線引きは不可能なのです。

2011年12月20日 (火)のブログ
「糖質制限食と高タンパク食と腎臓、糖質制限食が腎症を防ぐ」

2011年07月04日 (月) のブログ
「糖尿病腎症と糖質制限食」

をご参照いただけば幸いです。
2011/12/24(Sat) 17:24 | URL | ドクター江部 | 【編集
さっそくのご返事ありがとうございます
微妙なところですね。自己紹介が遅れましたが、私の病歴をお話させて頂きます。
私がこのブログを知ったのが、今年の9月でした。4年前に合併症の糖尿病性網膜症が発病してから、インスリン注射が始まりました。幸いにも網膜症は大学病院での手術で無事に終え、今は両目とも視力は裸眼で0.8あります。
ですが、今はその時よりも10キロ以上体重が増えて痩せなければならないと思っていたところ先生のブログを知ったのでした。
職業柄炭水化物を取らない食事は難しいのですが、なるべく少なめで試してみるつもりです。
2011/12/24(Sat) 18:48 | URL | 糖尿僧 | 【編集
新記録です
江部先生
毎日拝見しています、先日は記事にまでして頂き恐縮です。
さて、本日は食後血糖値に新記録が出ましたのでご報告を申し上げます。
結論を先に申し上げますと、78mg/dLでした。
三食ともいつもの糖質制限食を摂取した他に、運動による影響も試してみました。
午前中:ボーリング8ゲーム連続で3時間(一人で連投)
昼食後:ショッピンセンターを1時間歩いて買い物
午後  :ゴルフの練習(打ちっぱなし)2時間
上記の内容で一日楽しく過ごしました。
夕食前に測定はしなかったのですが、夕食後1時間で上記の数値でした。
(因みに食後の水割りシングル3杯も欠かしません)
この実験で三つの事実が確認出来ました。
①糖質を摂取しなければ血糖値は上昇しない
②糖質制限食中に長時間の運動を続けても低血糖は起きない
③摂取カロリーと血糖値は無関係
一日の摂取カロリーは2279kcalでしたので、カロリー制限を推奨するdoctorが見たら
何と説明するのでしょう?
2型DMの患者が2279kcal摂取して、食後一時間の血糖値が78mg/dLである事実を。
蛇足ですが読書も趣味ですので、東大、早稲田、出身の諸先輩方と毎月哲学書の読書会も開催していますので脳も正常以上に機能しています。
何れにしても私にとっては最高のクリスマスプレゼントでした、江部先生のおかげですありがとうございます。

I wish you a merry Christmas!



2011/12/24(Sat) 21:19 | URL | daniel | 【編集
自己流負荷試験
江部先生いつも有用な情報を発信して下さいまして誠にありがとうございます。とても勉強になっています。

さて、最近皆さんが色々と改善報告をコメント欄に上げてきているので、それに触発され私も自己流負荷試験を行いました。

確か、糖質制限食を始めるとどんどん改善するが、半年程度経過するとそれ以降の改善は余りないと、何かで読んだ記憶がありました。ですので、糖質制限食を始めてから1年程度経過したのを記念(笑)に、現状認識という事でスーパーに売っているブドウ糖で血糖値の上がり具合を調べてみました。

1年目以降はあまり値が変わらないと思っていたので、特に行う予定も無かったのですが、1年経過後も少しずつ改善している人もいるので、本日計ってみました(約2年2ヶ月経過)。
45gでの結果です(75gは危険だと思い、勝手に減らして自己流です)。

日付 2010/10/24 2011/12/24
空腹時 107 91
30分 206 175
60分 225 204
90分 230 183
120分 171 159

誤差や体調や運動の成果などもあるとは思いますが、ピークが90分から60分に変わっている事より、膵臓が回復していると実感出来ました。

何かのご参考になれば幸いです。
2011/12/25(Sun) 00:05 | URL | ざと | 【編集
Re: さっそくのご返事ありがとうございます
糖尿僧 さん。

インスリン注射は、明らかな肥満要因です。
糖質を減らすことで、インスリン注射の量が減らせますので、
血糖コントロールと減量に役立つと思います。
2011/12/25(Sun) 09:35 | URL | ドクター江部 | 【編集
Re: 新記録です
daniel さん。

嬉しいコメントをありがとうございます。
肝臓の糖新生が健常に行われているので、長時間の運動でも低血糖にならないのでしょう。

メリー クリスマス (^-^)v(^-^)v
2011/12/25(Sun) 09:39 | URL | ドクター江部 | 【編集
初めまして。
今月、30代にして糖尿病型と診断され、同時期に妊娠も発覚。
困り果てていた時に先生のblogに出会い助けられ、血糖コントロールをはじめたばかりの者です。

もしお答えいただける質問でしたら、よろしくお願いいたします。

「1gの糖質が、体重64kgの2型糖尿病の人の血糖値を約3mg上昇させます。」との記述をよく目にします。軽い人だともっと上昇するとも。。

私の75グラム負荷検査結果は、
空腹時 約100
1時間 約210
2時間 約200

だったのですが、私の場合は、糖質1gあたり最大で(110÷75)の上昇と思ってもよいのでしょうか?
それとも、負荷検査とはまた別のメカニズムなのでしょうか?

お忙しいところ恐縮ですが、お答えいただけるようであればお願いいたします。
2011/12/25(Sun) 22:43 | URL | 30代 | 【編集
こんなブログを発見?しました
Dr.江部様
おかげ様で糖質制限食で、コントロール 順調に推移しております。
患者としていろいろ勉強しておりますが、ふとしたことから、下記ブログ記事がみつかりました。
ご参考になれば・・・

   http://intmed.exblog.jp/14142165/



2011/12/26(Mon) 11:47 | URL | Ymamoto_ma | 【編集
Re: タイトルなし
30代 さん。

ピーク110mg上昇ですので、(110÷75)でよいと思います。

負荷テストは、75gの液体のブドウ糖摂取という過酷な検査ですので、
普通の固形物の穀物だと少しましかもしれませんね。
2011/12/26(Mon) 16:56 | URL | ドクター江部 | 【編集
Re: こんなブログを発見?しました
Ymamoto_ma さん。

コントロール順調、良かったです。

また情報をありがとうございます。
2011/12/26(Mon) 17:01 | URL | ドクター江部 | 【編集
お忙しいところ、ご回答をありがとうございました。
これからも励んで参ります。

追伸
先日、糖質制限のカレーやスイーツを購入しました^^
どれもびっくりするくらい美味しかったです。
このようなものを作っていただき、本当にありがとうございます。
2011/12/27(Tue) 23:12 | URL | 30代 | 【編集
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