2011年11月24日 (木)
おはようございます。
近年、うつ病や統合失調症などの精神疾患の患者さんが増えています。
うつ病、うつ状態の場合は糖質制限食で改善する場合もあると思いますが、改善程度には個人差があります。
また、気分の安定は糖質制限食で得られやすいのですが、糖質制限食だけでは改善しないうつもあると思います。
うつ病とよく誤診される「双極性障害」の場合は、糖質制限食でも改善は困難です。
統合失調症も、糖質制限食単独での改善は困難と思います。
ただ海外データで、EPAの投与で症状が軽減したという報告もあります。
糖質制限食で、症状の軽減があればいいなという段階です。
こころの安定といえば、あの寄生虫博士で有名な藤田紘一郎先生が、
「こころの免疫学」(新潮社)
を2011年8月に出版されました。
第3章は「こころの健康は食べ物から」という題で、興味深い内容となっています。
是非、ブログ読者の皆さんもご一読ください。
私の著書「主食を抜けば糖尿病はよくなる!」も取り上げていただき、江部康二の名前も本文中に紹介していただいてます。
藤田先生、ありがとうございました。m(_ _)mV
「こころの免疫学」の記載によれば、2000年に糖尿病を発症されて、この時は一旦インスリンを打ってよくなり、その後インスリンフリーで当分安定していたそうです。
2010年に、再び急激な体重減少があり、空腹時血糖値は450mg/dlもあったそうです。
今回は、インスリンは注射せず、スーパー糖質制限食を実践されました。
その結果、わずか2週間で空腹時血糖値が90mg/dlまで改善されたそうです。
血糖値は速やかに改善し、中性脂肪も正常化し、HDLコレステロールは増えました。
そして「何よりもうれしかったのは、うつ気分になることも、逆に感情が爆発することもなくなっったことである。」と述べておられます。
藤田紘一郎先生の場合は、糖質制限食で見事に、うつ気分が改善してこころの安定を得ておられます。
皆が皆とはいかないかもしれませんが、ちょっとした気分変調やイライラやうつ気分は、糖質制限食で改善が期待できますね。(^^)
江部康二
近年、うつ病や統合失調症などの精神疾患の患者さんが増えています。
うつ病、うつ状態の場合は糖質制限食で改善する場合もあると思いますが、改善程度には個人差があります。
また、気分の安定は糖質制限食で得られやすいのですが、糖質制限食だけでは改善しないうつもあると思います。
うつ病とよく誤診される「双極性障害」の場合は、糖質制限食でも改善は困難です。
統合失調症も、糖質制限食単独での改善は困難と思います。
ただ海外データで、EPAの投与で症状が軽減したという報告もあります。
糖質制限食で、症状の軽減があればいいなという段階です。
こころの安定といえば、あの寄生虫博士で有名な藤田紘一郎先生が、
「こころの免疫学」(新潮社)
を2011年8月に出版されました。
第3章は「こころの健康は食べ物から」という題で、興味深い内容となっています。
是非、ブログ読者の皆さんもご一読ください。
私の著書「主食を抜けば糖尿病はよくなる!」も取り上げていただき、江部康二の名前も本文中に紹介していただいてます。
藤田先生、ありがとうございました。m(_ _)mV
「こころの免疫学」の記載によれば、2000年に糖尿病を発症されて、この時は一旦インスリンを打ってよくなり、その後インスリンフリーで当分安定していたそうです。
2010年に、再び急激な体重減少があり、空腹時血糖値は450mg/dlもあったそうです。
今回は、インスリンは注射せず、スーパー糖質制限食を実践されました。
その結果、わずか2週間で空腹時血糖値が90mg/dlまで改善されたそうです。
血糖値は速やかに改善し、中性脂肪も正常化し、HDLコレステロールは増えました。
そして「何よりもうれしかったのは、うつ気分になることも、逆に感情が爆発することもなくなっったことである。」と述べておられます。
藤田紘一郎先生の場合は、糖質制限食で見事に、うつ気分が改善してこころの安定を得ておられます。
皆が皆とはいかないかもしれませんが、ちょっとした気分変調やイライラやうつ気分は、糖質制限食で改善が期待できますね。(^^)
江部康二
今朝は、比較的ヒマなので、先生の記事をじっくり読む機会がありました。
もちろん、忙しい中、先生の新著2冊、看護ジャーナル12月号…、しっかり読ませていただいて居ります。
さて、「感情の起伏」については、以前、先生にコメント差し上げたことがあるので、驚きました。
そして、経験的に、思うこと。
お酒を飲んでの、いわゆる、酒乱(笑)とまではいかなくても、飲んだお酒の種類で、いわゆる悪酔い度が違うのも、「糖質」の度合いに比例するような気がしてきました。量の問題は言わずもがな。シャンパン、日本酒はやはり…。焼酎は度数が高いのに、思いのほか感情の起伏が無いように…、人生60年超、飲酒歴40年超で思うのですが。(汗;)
もちろん、忙しい中、先生の新著2冊、看護ジャーナル12月号…、しっかり読ませていただいて居ります。
さて、「感情の起伏」については、以前、先生にコメント差し上げたことがあるので、驚きました。
そして、経験的に、思うこと。
お酒を飲んでの、いわゆる、酒乱(笑)とまではいかなくても、飲んだお酒の種類で、いわゆる悪酔い度が違うのも、「糖質」の度合いに比例するような気がしてきました。量の問題は言わずもがな。シャンパン、日本酒はやはり…。焼酎は度数が高いのに、思いのほか感情の起伏が無いように…、人生60年超、飲酒歴40年超で思うのですが。(汗;)
先生、おはようございます。
ブログは毎日チェックしていますが久々に書き込みます。
糖質制限食を実行して早8ヶ月になりますが、体重も75kgから60kg(身長175cm)になり、現在もキープできています。
最近はプチからスタンダードに切り替えて朝食抜きにしました。
糖質制限食+朝食抜きにしたら今までにないくらい、本当に、本当に身体の調子が良いんですよ!(25年間生きてきてこんなの初めてです)
今日の記事のように、落ち込むことも無くなり更には頭が冴えるんです。夜もぐっすり眠れまして毎日がとても充実しております(^_^)v
ただ最近豆腐や厚揚げの食べ過ぎなのか、体重が0・8kg~1kg増えてしまいました。(朝食抜きにしたのでもっと減量できると思ったのですが)
ちなみにBMI値は19・7で、標準体重は64kgでした。
これは停滞期なのか、あるいは逆に適正体重まで増えて落ち着くのでしょうか?
いずれにしても、江部先生の糖質制限食に出合えたことは自分にとって、とてつもなくラッキーなことなんですよ!!
どうしてもお礼が言いたかったのでこの場でお礼申し上げます。
いつもありがとうございます。そしてこれからも先生のご活躍、期待しております。
ブログは毎日チェックしていますが久々に書き込みます。
糖質制限食を実行して早8ヶ月になりますが、体重も75kgから60kg(身長175cm)になり、現在もキープできています。
最近はプチからスタンダードに切り替えて朝食抜きにしました。
糖質制限食+朝食抜きにしたら今までにないくらい、本当に、本当に身体の調子が良いんですよ!(25年間生きてきてこんなの初めてです)
今日の記事のように、落ち込むことも無くなり更には頭が冴えるんです。夜もぐっすり眠れまして毎日がとても充実しております(^_^)v
ただ最近豆腐や厚揚げの食べ過ぎなのか、体重が0・8kg~1kg増えてしまいました。(朝食抜きにしたのでもっと減量できると思ったのですが)
ちなみにBMI値は19・7で、標準体重は64kgでした。
これは停滞期なのか、あるいは逆に適正体重まで増えて落ち着くのでしょうか?
いずれにしても、江部先生の糖質制限食に出合えたことは自分にとって、とてつもなくラッキーなことなんですよ!!
どうしてもお礼が言いたかったのでこの場でお礼申し上げます。
いつもありがとうございます。そしてこれからも先生のご活躍、期待しております。
江部先生こんにちは。
先生ご紹介の「こころの免疫学」ちょうど今読んでいるところです。(*^_^*)
なかなか全てを理解するまでには至りませんが、糖質制限食のすごさは改めて実感することが出来ました。
他にも桐山秀樹さんや牧田先生、姫野先生の著書を購入し,読み始めようと思っています。
他に先生のお薦めする本がありましたら教えて下さい(もちろん先生の著書は全て持っています)よろしくお願いします。
先生ご紹介の「こころの免疫学」ちょうど今読んでいるところです。(*^_^*)
なかなか全てを理解するまでには至りませんが、糖質制限食のすごさは改めて実感することが出来ました。
他にも桐山秀樹さんや牧田先生、姫野先生の著書を購入し,読み始めようと思っています。
他に先生のお薦めする本がありましたら教えて下さい(もちろん先生の著書は全て持っています)よろしくお願いします。
2011/11/24(Thu) 16:32 | URL | Toshi | 【編集】
Toshi さん。
拙著のご購入ありがとうございます。
また興味深い本がありましたら、ブログで紹介します。
拙著のご購入ありがとうございます。
また興味深い本がありましたら、ブログで紹介します。
2011/11/25(Fri) 18:31 | URL | ドクター江部 | 【編集】
コレステロールと中性脂肪で薬は飲むな(大櫛 陽一)
コレステロール値が高いほうがずっと長生きできる(浜崎 智仁)
Amazonのカスタマーレビューをぜひお読みください
コレステロール値が高いほうがずっと長生きできる(浜崎 智仁)
Amazonのカスタマーレビューをぜひお読みください
2011/11/26(Sat) 16:54 | URL | 精神科医師A | 【編集】
ロバート・ダウ さん。
藤田紘一郎先生も、著明改善です。
個人差があると思うのですが、スーパー糖質制限食で少しでも気分がよいほうに向いてくれたらいいですね。
藤田紘一郎先生も、著明改善です。
個人差があると思うのですが、スーパー糖質制限食で少しでも気分がよいほうに向いてくれたらいいですね。
2011/11/28(Mon) 15:47 | URL | ドクター江部 | 【編集】
Hide さん。
世界がん研究基金2007年の報告でも、牛や豚の肉は500g/週までが推奨ですから
似たようなものですね。
ただこれらのデータは全て、糖質を普通に食べている人のデータです。
正常範囲内での、毎日の食後血糖値上昇。
そのたびに、インスリン追加分泌10倍~30倍という条件のもとのデータです。
高インスリン血症と発ガンリスクには明白なエビデンスがあります。
スーパー糖質制限食なら、高インスリン血症はありません。
世界がん研究基金2007年の報告でも、牛や豚の肉は500g/週までが推奨ですから
似たようなものですね。
ただこれらのデータは全て、糖質を普通に食べている人のデータです。
正常範囲内での、毎日の食後血糖値上昇。
そのたびに、インスリン追加分泌10倍~30倍という条件のもとのデータです。
高インスリン血症と発ガンリスクには明白なエビデンスがあります。
スーパー糖質制限食なら、高インスリン血症はありません。
2011/11/28(Mon) 15:58 | URL | ドクター江部 | 【編集】
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