2011年08月14日 (日)
こんにちは。
2011年8月初旬に
「不安解消!30分でわかる糖尿病の本」江部康二監修 加納則章著 (東洋経済新報社)
が出版されました。
加納さんは、東大教育学部健康教育学コース卒業。
週刊誌編集者、単行本編集者などを経て独立。
医学、健康、歴史、文化など幅広い分野で執筆活動を行っておられます。
この本は「ふだん本を読まない人のための糖尿病の本」です。
とにかく、わかりやすく書いてあります。
私の今までの本は、どうしても理屈や理論や医学用語もあって、本が苦手な人には敬遠されてしまうかもしれません。
この加納さんの本は、そういう人でも大丈夫です。
本当に誰でも30分で読めると思います
それでいて、糖尿病のなりたちや合併症や食事療法などの必要最低限の知識が得られるように構成されています。
ニュートラルな立場で、糖質制限食の利点と欠点もしっかり書いてあります。
活字が苦手の糖尿人や予備軍の人には、絶対お奨めの一品ですので是非どうぞ。
逆に、普段しっかり本を読むタイプの人には物足らないと思いますし、お奨めではありません。
とてもメリハリのついた、ターゲットを絞った本ですので、よろしくお願い申しあげます。
江部康二
☆☆☆
「不安解消!30分でわかる糖尿病の本」のまえがきです。
『この本に書いてあるのは、お医者さんに行けば、教えてくれることばかりです。
ですから、本当ならばお医者さんに行って、教えてもらうのが一番いいんです。
でも、糖尿病の心配があるのに、お医者さんには行きたくないという人もいらっしゃいます。健康診断で「糖尿病の疑いがあります」とか、「境界型(きょうかいがた)ですね」などと言われたけれど、お医者さんには行きたくないという人です。
「医者に行けなんて、おおげさだよ」
「別に痛くも苦しくもないし、ほうっておいていいだろう」
「いそがしくて、そんなヒマないよ」
いろいろと理由はあるでしょうが、みなさん、まだ大したことではないと思っていらっしゃいます。
でも、やはり、少し不安ではないですか?
お医者さんに行くのを迷っているのなら、この本を読んでから、お医者さんに行くべきかどうか、考えてみてはいかがでしょうか。
できれば、お医者さんに行かずに、自分で糖尿病のことを調べたいと思っても、糖尿病の本というのはむずかしいものばかりです。ふだん本を読みなれていない人にはわかりにくいですし、読むのにてまも、時間もかかります。
糖尿病について知りたいけれど、むずかしくて長い本はイヤだと思う人もめずらしくないはずです。
この本はそうした人に、ぜひ、読んでいただきたいと考えています。
また、すでにお医者さんにかかっていても、糖尿病についてよくわからないという人もいらっしゃるでしょう。
この本はそうした人にも、お役に立つはずです。
糖尿病とはどんな病気なのか、なぜそうなったのか、どんな治療をするのか、そうしたことを、なるべくかんたんにご説明するよう心がけました。
お医者さんは、きちんと説明しようとする親切な人ほど、むずかしい言葉をおつかいになります。
でも、この本は、むずかしい医学の言葉をなるべくつかわずに書いてあります。
この本を読めば、糖尿病とはどんな病気なのか、どなたでもわかります。
ぜひ、お役に立ててください。』
2011年8月初旬に
「不安解消!30分でわかる糖尿病の本」江部康二監修 加納則章著 (東洋経済新報社)
が出版されました。
加納さんは、東大教育学部健康教育学コース卒業。
週刊誌編集者、単行本編集者などを経て独立。
医学、健康、歴史、文化など幅広い分野で執筆活動を行っておられます。
この本は「ふだん本を読まない人のための糖尿病の本」です。
とにかく、わかりやすく書いてあります。
私の今までの本は、どうしても理屈や理論や医学用語もあって、本が苦手な人には敬遠されてしまうかもしれません。
この加納さんの本は、そういう人でも大丈夫です。
本当に誰でも30分で読めると思います
それでいて、糖尿病のなりたちや合併症や食事療法などの必要最低限の知識が得られるように構成されています。
ニュートラルな立場で、糖質制限食の利点と欠点もしっかり書いてあります。
活字が苦手の糖尿人や予備軍の人には、絶対お奨めの一品ですので是非どうぞ。
逆に、普段しっかり本を読むタイプの人には物足らないと思いますし、お奨めではありません。
とてもメリハリのついた、ターゲットを絞った本ですので、よろしくお願い申しあげます。
江部康二
☆☆☆
「不安解消!30分でわかる糖尿病の本」のまえがきです。
『この本に書いてあるのは、お医者さんに行けば、教えてくれることばかりです。
ですから、本当ならばお医者さんに行って、教えてもらうのが一番いいんです。
でも、糖尿病の心配があるのに、お医者さんには行きたくないという人もいらっしゃいます。健康診断で「糖尿病の疑いがあります」とか、「境界型(きょうかいがた)ですね」などと言われたけれど、お医者さんには行きたくないという人です。
「医者に行けなんて、おおげさだよ」
「別に痛くも苦しくもないし、ほうっておいていいだろう」
「いそがしくて、そんなヒマないよ」
いろいろと理由はあるでしょうが、みなさん、まだ大したことではないと思っていらっしゃいます。
でも、やはり、少し不安ではないですか?
お医者さんに行くのを迷っているのなら、この本を読んでから、お医者さんに行くべきかどうか、考えてみてはいかがでしょうか。
できれば、お医者さんに行かずに、自分で糖尿病のことを調べたいと思っても、糖尿病の本というのはむずかしいものばかりです。ふだん本を読みなれていない人にはわかりにくいですし、読むのにてまも、時間もかかります。
糖尿病について知りたいけれど、むずかしくて長い本はイヤだと思う人もめずらしくないはずです。
この本はそうした人に、ぜひ、読んでいただきたいと考えています。
また、すでにお医者さんにかかっていても、糖尿病についてよくわからないという人もいらっしゃるでしょう。
この本はそうした人にも、お役に立つはずです。
糖尿病とはどんな病気なのか、なぜそうなったのか、どんな治療をするのか、そうしたことを、なるべくかんたんにご説明するよう心がけました。
お医者さんは、きちんと説明しようとする親切な人ほど、むずかしい言葉をおつかいになります。
でも、この本は、むずかしい医学の言葉をなるべくつかわずに書いてあります。
この本を読めば、糖尿病とはどんな病気なのか、どなたでもわかります。
ぜひ、お役に立ててください。』
いつも江部先生をのサイトをはじめ あらてつさんのサイトを愛読させていただいています。
今回m3.comに 魚摂取の重要な記事がありましたので報告させていただきます。 いままで江部先生がここのサイトで
言ってきていたデータそのもです。以下、文面です。
魚を食べれば糖尿病予防 ただし男性のみ… 国立がんセンター調査
2011年8月18日 提供:毎日新聞社
糖尿病:魚を食べれば予防 ただし男性のみ…--国立がんセンター調査
魚を多く食べる男性ほど、糖尿病になる危険性が低くなるとの調査結果を、国立がん研究センターなどのチームが17日、発表した。米臨床栄養雑誌(電子版)に掲載された。
調査は95年と98年に実施。対象は45~74歳の男女計5万2680人で、魚介類を食べる頻度や量、種類を尋ね、摂取量が少ない人から順番に並べ4群に分類。各群の真ん中に位置する人の1日当たりの摂取量は、男性の場合(1)36・6グラム(2)65グラム(3)100・8グラム(4)171・7グラムとなった。
追跡調査の結果、それぞれ5年後に糖尿病を発症していた人は男性572人、女性399人。各群の発症者の割合(発症率)は、男性で(1)2・9%(2)2・5%(3)2・4%(4)2・2%――となり、摂取量が多い群ほど発症率が低い傾向があった。発症リスクを計算したところ、摂取量が最多の(4)は最少の(1)より約3割低かった。一方、女性は摂取量と発症リスクに相関関係が見られなかった。
魚の種類によっても違いが見られ、小・中型の魚(アジ、イワシ、サンマ、サバ、ウナギなど)と、脂の多い魚(サケ、アジ、イワシ、サンマ、タイ類など)を多く食べる男性ほど発症リスクが低下することも分かった。マグロ、カツオ、タラなどに代表される、大型で脂が少ない魚では、摂取量と発症リスクの関連は確認されなかった。
チームの南里明子・国立国際医療研究センター栄養疫学研究室長によると、魚の脂などに多く含まれるドコサヘキサエン酸(DHA)やエイコサペンタエン酸(EPA)、ビタミンDなどが、糖尿病を防ぐインスリンの量や効きやすさに良い効果を与えた可能性がある。女性で差が見られなかった理由として、糖尿病発症を抑える栄養素が男女で異なることや、女性は男性に比べ体脂肪が多いため、魚に蓄積された水銀などの環境汚染物質を体内に取り込みやすく、魚の栄養効果を打ち消した可能性もあるとしている
今回m3.comに 魚摂取の重要な記事がありましたので報告させていただきます。 いままで江部先生がここのサイトで
言ってきていたデータそのもです。以下、文面です。
魚を食べれば糖尿病予防 ただし男性のみ… 国立がんセンター調査
2011年8月18日 提供:毎日新聞社
糖尿病:魚を食べれば予防 ただし男性のみ…--国立がんセンター調査
魚を多く食べる男性ほど、糖尿病になる危険性が低くなるとの調査結果を、国立がん研究センターなどのチームが17日、発表した。米臨床栄養雑誌(電子版)に掲載された。
調査は95年と98年に実施。対象は45~74歳の男女計5万2680人で、魚介類を食べる頻度や量、種類を尋ね、摂取量が少ない人から順番に並べ4群に分類。各群の真ん中に位置する人の1日当たりの摂取量は、男性の場合(1)36・6グラム(2)65グラム(3)100・8グラム(4)171・7グラムとなった。
追跡調査の結果、それぞれ5年後に糖尿病を発症していた人は男性572人、女性399人。各群の発症者の割合(発症率)は、男性で(1)2・9%(2)2・5%(3)2・4%(4)2・2%――となり、摂取量が多い群ほど発症率が低い傾向があった。発症リスクを計算したところ、摂取量が最多の(4)は最少の(1)より約3割低かった。一方、女性は摂取量と発症リスクに相関関係が見られなかった。
魚の種類によっても違いが見られ、小・中型の魚(アジ、イワシ、サンマ、サバ、ウナギなど)と、脂の多い魚(サケ、アジ、イワシ、サンマ、タイ類など)を多く食べる男性ほど発症リスクが低下することも分かった。マグロ、カツオ、タラなどに代表される、大型で脂が少ない魚では、摂取量と発症リスクの関連は確認されなかった。
チームの南里明子・国立国際医療研究センター栄養疫学研究室長によると、魚の脂などに多く含まれるドコサヘキサエン酸(DHA)やエイコサペンタエン酸(EPA)、ビタミンDなどが、糖尿病を防ぐインスリンの量や効きやすさに良い効果を与えた可能性がある。女性で差が見られなかった理由として、糖尿病発症を抑える栄養素が男女で異なることや、女性は男性に比べ体脂肪が多いため、魚に蓄積された水銀などの環境汚染物質を体内に取り込みやすく、魚の栄養効果を打ち消した可能性もあるとしている
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