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海外旅行機内食と糖質制限食
こんにちは。

2011.8.11のブログ「海外旅行と糖質制限食」に関して、もえさんとよしさんからコメントをいただきました。

機内食のお話し、興味深いです。


【11/08/11 もえ
スイスやドイツ
いつも,ありがとうございます。
たしかに,海外旅行をするとき,糖尿人は気を使います。
まずは機内食。食べない,というのも手ですが,12時間ちかくのフライトとなると,そうもいかないですよね。
糖質制限食を始めてから初めて海外旅行,ヨーロッパに行くときに,機内食のリクエストで,結構面倒でした。1食分の糖質を10gに制限する機内食を,と航空会社にリクエストしました(このときは,全日空です)。即答できない,ということでした。数日してから,連絡がありました。成田ーミュンヘンは,できない。でも,復路のミュンヘンー成田はできる,という返事でした。???でしたが,復路はできるということなので,復路だけはお願いしました。往路は,自分で食べられそうなものだけをオーダーしたり,チーズ盛り合わせを出してもらったりで乗り切りました。
ちなみに,そのときのヨーロッパの滞在地はチューリッヒとミュンヘンでした。できるだけ自分で料理しようとして,アパートメントを短期でそれぞれ借りました。で,スーパーやデパートで食材を買ってきて,調理しました。もちろん,成分表示をチェックしてです。そのときに,驚くというか,助かりました。ほぼすべての食品の成分表示に,炭水化物・・g
(うち糖質・・g)と記載されていました。本当に有り難かったですね。あと,ほぼすべてのレストランで,付け合わせのポテトやパンの代わりに何か,とお願いしたら,なんか糖質が少なめのものを多めにしてくれたりしました。そういう意味で,気をつけて生活し,糖質制限料理を自分で作る場合,日本よりもスイスやドイツの方が,圧倒的にやりやすい,ということを初めて知りました。成分不明ですが,血糖値を上げないらしい甘味料は,かならずカフェにはありました。
で,なぜ往路(日本ーミュンヘン)は糖質10g食が無理で,復路(ミュンヘンー日本)は可能なのか,わかるような気がします。日本では,食材の成分表に糖質量が書かれていることの方がマレだと思います。なので,日本にあるケータリングの会社は糖質量の目安を知ることができない。他方で,ドイツの会社は容易にわかる,ってことなんですね。おそらく。
糖尿人になっていろいろ大変なことが増えましたが,いままで気にもしなかったを気にするようになり,いろいろ学習できて楽しいことも増えましたねぇ。
長文失礼しました。】


【11/08/11 よし
江部先生、こんにちは。

海外旅行では機内食が悩みの種ですね。

いろんな航空会社で特別食の用意がありますが、シンガポール航空で興味深いものを見つけました。
http://www.singaporeair.com/ja_JP/flying-with-us/specialmeals/

この中の、「ノン・カーボンハイドレートミール」は、無炭水化物食ですから、糖質制限にうってつけかもしれませんね。

もし、シンガポール航空を利用する機会があれば、試してみます。】



もえさん、よしさん、コメントありがとうございます。

もえさん、「1食分の糖質を10gに制限する機内食」のリクエストに関して、

「成田ーミュンヘンは,できない。でも,復路のミュンヘンー成田はできる」

全日空さん、かなり誠意ある回答ですね。

再生なったJALさん、だったらどうでしょう。

昔の倒産前のJALなら、こんな要求は門前払いだったかもしれませんね。

チューリッヒとミュンヘンのスーパーやデパートでは、炭水化物のg数と糖質のg数が共に表示してあるとは親切です。

チューリッヒとミュンヘンがそうなら、他のEU圏も同様なのでしょうか?

日本では、炭水化物表示がほとんどで、糖質表示はまだまだ少ないです。糖質表示がないとちょっと不便です。

もえさん、ご指摘のように、このようなバックグラウンドの食材成分表示の違いで、日本とドイツのケータリング会社の対応が異なるのだと思います。


よしさん。
http://www.singaporeair.com/ja_JP/flying-with-us/specialmeals/
シンガポール航空のサイト、みてきました。

大変、きめ細かいラインアップであり、びっくりです。

宗教上の理由とか含めて過去いろいろあって、ここまで対応しているのでしょうね。

特別食の中の、健康食のカテゴリーに14種類あって、そのなかに、「ノン・カーボンハイドレートミール」無炭水化物食というのがありますね。

私もその内、10数年ぶりに海外にいくとしたら、是非シンガポール航空を利用したいと思います。


江部康二


☆☆☆参考

シンガポール航空の特別食メニュー
<離乳食・幼児食・お子様食> 3種類
<宗教食> 4種類

<健康食>
ブランドミール   
 こしょう、チリパウダー、カフェイン、ココア、アルコール等の刺激物を含まない食事。

ダイアベティックミール   
 糖尿病食。砂糖を含まず、塩は控え目の食事。

フルーツプラッター     
 フレッシュなフルーツのみを使用した食事。

グルテンフリーミール     
 無グルテン食。小麦、ライ麦、大麦、オート麦の一切を使用しません。

ローカロリーミール     
 低カロリー食。脂肪、ソース、グレービー、フライ、糖分の高いものを控えた食事。

ローファットミール
 動物性脂質、赤身の肉、皮、えびや揚げ物を含まない。バター、クリーム、全乳、チー ズも含まない。低脂肪肉や低飽和脂肪酸は含みます。

ローファイバー・レジデューミール
 低繊維質・低残留物食。繊維質の食品(フルーツ、豆類、野菜、全粒製品など)をおさ えた食事。
ローラクトースミール
 低乳糖食。ラクトース(乳糖)や乳製品(牛乳、固形乳、チーズ、クリーム、バター、 ラクトーセ、マーガリンなど)をおさえた食事。

ローソディウム・ミール
 低ナトリウム、無塩食。ベーキングパウダー、ソーダ、MSGなど、塩やナトリウムを 含有する食品の使用を控えた食事。調理時に塩を使用しません。

ノン・カーボンハイドレートミール
 無炭水化物食。でんぷん質や炭水化物を含まない食事。

ナッツフリーミール
 ナッツ類を含まない食事。事前にお手続きが必要です。予約コールセンターにご連絡く ださい。

セミフルイドミール
 準流動食。主にピューレ状、ミンチしたもの、消化のよい食品(牛乳、ヨーグルト、お かゆ、挽肉、野菜やフルーツのピューレなど)を使用した食事。

ソフトフルイドミール
 軟流動食。主にこしたもの、スープ状(ミルク、おかゆ、ポタージュスープやクリアス ープなど)を使用した食事。

アルサー・ダイエットミール
 潰瘍食。白身の肉、魚などの食材を、茹でたり蒸した、消化のよい食事。酸性食品やフ ルーツは含みません。
テーマ:糖質制限食
ジャンル:ヘルス・ダイエット
コメント
Re: タイトルなし
のの さん。

了解です。
主治医と共に、美味しく楽しく糖質制限食、お続けくださいね。
2011/08/14(Sun) 09:57 | URL | ドクター江部 | 【編集
イタリアに置いての成分表示
はじめまして。
『やせる食べ方』を去年くらいから参考にさせてもらっている、Ⅰ型20年目の者です。
今日、偶然こちらのブログに行き当たりました。

イタリアにおいても、売場の成分表示のある食品に関しては
『 Carboidorati (炭水化物) 』
『 di cui zuccheri(うち糖質) 』
と、2行に分かれて"だいたい"は明記されています。(残念ながら、100%ではありません。イタリアらしい所かも!?)

そして、専門医からも低血糖の時は『うち糖質』が10g以上のジュースを飲む様に、とアドバイスを受けたり、とても明確に分る様になっています。

もっと早くに、こちらのブログに気が付けば!!さっそく今から、読み進めさせて頂きます。
今後のご活躍も期待しています!!!
2011/08/14(Sun) 22:02 | URL | pandina | 【編集
Re: イタリアに置いての成分表示
pandina さん。

情報ありがとうございます。
イタリアでも、糖質と炭水化物が並記なら、EU圏はきっと大丈夫ですね。
2011/08/15(Mon) 17:08 | URL | ドクター江部 | 【編集
そして、質問なのですが。
お返事頂きありがとうございます。

題名の様に、質問なのですが。
> イタリアに置いての成分表示
において、セモリナ100%のパスタは、80g(通常1人前乾麺)において、
セモリナ100%パスタ 炭水化物 56g 糖質 2.3g / 80g当り
セモリナ粉についても、炭水化物 72g、糖質 1.4g /100g当り
バスマーティ(インド米)炭水化物 75.4g、糖質 0g /100g当り
と表記されています。

少な過ぎる?と思い、念の為他の食品の表記を確認してみました。

水煮トマト缶 炭水化物 5.8g、糖質 5.6g /100g当り
水煮ひよこ豆 炭水化物 16.8g、糖質 0.7g /100g当り
こちらは、そんな物かな。と、納得。

もし、セモリナ・パスタ、インド米の表記があっているとすれば、とても低い糖質ですよね?
あくまで可能性ですが、糖質としてのくくりが、先生のおっしゃる範囲と違う可能性もありえるでしょうか?
2011/08/16(Tue) 00:52 | URL | pandina | 【編集
Re: そして、質問なのですが。
pandina さん。

これは、糖質の訳か定義が、違っていますね。
日本では

「糖質+食物繊維」=炭水化物

です。食物繊維は吸収されないので、計算上はカロリーはゼロです。

『バスマーティ(インド米)炭水化物 75.4g、糖質 0g /100g当り』なら、
食物繊維が75.4gでカロリーはゼロですので、これはありえませんね。

2011/08/16(Tue) 09:22 | URL | ドクター江部 | 【編集
げっ
 江部先生、pandinaさん
 有意義なやりとりをありがとうございます。
 たしかに、チューリッヒやミュンヘンの成分表示は(ドイツ語だと)
 Kohlendydrat ...g davon Zucker ...g
 となっていました。今は日本なので、現物は手元にないのですが・・・
 直訳すると、炭水化物・・・g そのうち糖質(砂糖か?)・・・g
 と、イタリア語と同じようになります(スイスでは、成分表示は、独・仏・伊の3カ国語で書かれています)。
 言われてみると、パンというか、ヒマワリ種パンなどは、糖質の表示が、僕の想像からは非常に低かったと記憶しています。で、喜んで食べていたのですが、まずかったかもしれないですね。
 次に(おそらく、9月)に行くときには、食前と食後で、自己血統測定をしっかりして、実験してみたいと思っています。前回は、朝しかしませんでした。
2011/08/17(Wed) 10:16 | URL | もえ | 【編集
なるほど
江部先生、pandinaさん
pandinaさん、貴重な情報をありがとうございます。
うかつにも、成分表示に食物繊維欄があるか、まったく気にしていませんでした。どうしても、炭水化物、糖質(単なる砂糖?)にだけ目がいってました。次に行ったときには、成分表示をすべてチェックして、購入したいと思います。で、自己血糖測定をして、実験してみたいと思います。
とはいえ、やはり疑問がわいてきます。
pandinaさんが書かれているように、日本的に、炭水化物-食物繊維=糖質とすると、EU(少なくとも、イタリア、ドイツ)とスイスの成分表示にある、Zucker=zuccheri(zucchero)は何なんでしょうねぇ?手持ちの辞書では、どうも対応できないみたいです。医学あるいは栄養学の専門辞書が必要なのかも、です。
前々から、イタリアのバリ近郊のオリーブ農園(農場?)を経営している友達から、遊びに来い、と誘われていました。pandinaさんのイタリア食の話を読んで、強い誘惑にかられます。9月にヨーロッパに行けたら、ちょっと足を伸ばして、行ってみたいです。
2011/08/18(Thu) 08:39 | URL | もえ | 【編集
WEB内で調べ、まとめてみました。
江部先生、もえさんへ

『 Carboidrati di cui zuccheri 』についてですが、(国により差異があれば失礼します。一応、栄養表示基準は2003年よりEUで統一され始めたとの事です。wikipediaより)
江部先生の↓こちらの記事内の。
http://koujiebe.blog95.fc2.com/blog-entry-1437.html
> ④糖類=単糖類+二糖類
の事を指すようです。
グルコース、フルクトース(果糖)、スクロース(ショ糖)までを含めた糖類と書かれていました。(多糖類については、記載はあるのですが、それを含む/含まないという部分が、私の解読力ではグレーゾーンでした。)

デンプン質類を含んでいない。って事で、加水熱分解をしてこそ美味しい!!な、お米(小麦製品含む)の糖質を全部さっぴいた話でした。
なので、加工前商品の表示が低い訳でした。いわゆる、標高の高い山でお米を炊いても、低い温度でしか炊けない為に穀類のデンプンのアルファ化が進まず人が消化できる物ではない。⇒でんぷんになってこそ、消化が出来る。けど、糖質は高くなってしまう。
という、トコロなんですね。

これで、既製品マフィンのブドウ糖なんかが入ってそうな物は、炭水化物≒糖類(di cui zuccheri)なんですね。

アサヒ飲料さんの解説HPが添付された日の、先生のブログを先程見つけ深く納得してきました。
(図になってないと、理解できない私の頭が憎いです。)

あとは、パスタをアルデンテにした時に、糖化する割合とか、もえさんのヒマワリ種パン(こちらは既に食べれる状態の物と予想出来ますので。)の辺りを、考えて行きたいと思います。

もえさん
ドイツパン、美味しいですよね。ナッツや、ヒマワリの種などの具が、小麦粉100%で作るよりは糖質も低めになるのではないでしょうか?黒パン(確か全粒粉パン)なんかも、食物繊維が増えるので低くなりそうですよね?あながち間違いではないかも?ですね。

長文失礼しました。
2011/08/19(Fri) 21:34 | URL | pandina | 【編集
ありがとうございます
江部先生、pandinaさん

panndinaさん
自分で調べるべきところ、詳細な調査のうえ教えていただきありがとうございます。ご説明で納得できました。簡単にまとめると、こういうことになるのですね。おそらく。
炭水化物=単糖類+多糖類+食物繊維
で、ヨーロッパの国々では(少なくとも、EU諸国とスイスでは)、次のような食品表示になっている、ということなのですねぇ。
炭水化物・・・g うち 単糖類・・・g
で、別欄に
食物繊維・・・g

血糖値上昇のデータとGIデータをあわせて表示する趣旨なのかもしれないですねぇ。いずれにせよ、日本の食品表示よりは親切なように思います。

次にヨーロッパに行くときには、教えていた情報をもとに、自己血統測定をして、自分の体にはどのような影響があるのか、試してみたいと思います。

本当に、ありがとうございます。molto molto grazieです。
2011/08/20(Sat) 09:15 | URL | もえ | 【編集
Re: WEB内で調べ、まとめてみました。
pandina さん。

情報ありがとうございます。

『 Carboidrati di cui zuccheri 』が糖類のことなら、前のコメントのデータ、納得がいきます。

食物繊維の表示があればいいのですが。
2011/08/20(Sat) 16:50 | URL | ドクター江部 | 【編集
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