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「糖尿病がどんどんよくなる糖質制限食」(ナツメ社) のご案内
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おはようございます。

ACCORDとLancet誌2010年2月6日号の報告に関連して、3回にわたり現行の<糖尿病食(糖質たっぷり)と糖尿病薬物療法>の問題点を考察してきました。

さて今回は

「糖尿病がどんどんよくなる糖質制限食」(ナツメ社) 江部康二著

のご案内です。

糖尿病の本の最新刊として2010年12月出版しました。

レシピ集ではなく、理論篇に属する私の糖尿病の最新の本です。
おかげさまで、第4刷となりました。

アマゾンのレビュー
http://www.amazon.co.jp/product-reviews/4816349960/ref=dp_db_cm_cr_acr_txt?ie=UTF8&showViewpoints=1
楽天のレビュー
http://review.rakuten.co.jp/rd/2_213310_14198947_0/
でも好評です。

糖質制限食や糖尿病関連の最新情報が満載ですので、是非ご一読くださいね。

最新糖質制限食理論、症例、図表、食材のカラー写真・・・、糖尿病・妊娠糖尿病の最新の診断基準・・・Q&Aなど、わかりやすくて豊富な内容となったと自負しています。

特徴として、巻頭に、ブログ「ドクター江部の糖尿病徒然日記」の記事にさせていただいたコメントと私の回答を、個人情報が特定できないように一部加工して、10症例報告しています。

コメントいただいた皆さんにはこの場を借りて、御礼申し上げます。m(_ _)mVV 

以下は「糖尿病がどんどんよくなる糖質制限食」(ナツメ社)の、「はじめに」です。


☆☆☆

はじめに

 2005年1月に日本初の糖質制限食の本「主食を抜けば糖尿病は良くなる!」(東洋経済新報社)を出版してから、5年の歳月が経過しました。幸い16刷と版を重ねており、糖質制限食が日本に広がるきっかけになったと嬉しく思っています。糖質制限食関連の私の本も著書・共著・監修含めて合計14冊に達しましたが、本書が15冊目です。当初はほぼ孤立無援の戦いでしたが、この間糖質制限食に理解を示す医師や栄養士も明らかに増えています。医学雑誌「治療」に2009年4月、「内科」に2010年1月、糖質制限食関連の小論文を執筆させていただいたのもその現れとありがたく思っています。2007年2月から、ブログ「ドクター江部の糖尿病徒然日記」を開始したことも、それなりの効果があったと思います。本書の内容にはブログ記事からの引用もあり、ブログ読者の皆さんにはこの場を借りて御礼申し上げます。2010年10月現在で、1日に5000~7000件のアクセスがある人気ブログとなっていて、これも嬉しい限りです。ほぼ毎日ブログ更新していますので、祇園あたりに飲みにいく機会が激減して、健康にも財布にも非常に良い副次効果が出ています。さて糖質制限食の理論面において、2009年に一つ大きな変化がありました。正確には2004年に米国であった変化に、私が気がついたのが2009年ということです。すなわち、米国糖尿病協会によれば食べ物が消化・吸収されたあと、糖質は100%血糖に変わり、タンパク質・脂質は血糖に変わりません。糖質は摂取直後から急峻に血糖値を上昇させ2時間以内にほとんどすべてが吸収されます。一方蛋白質・脂質は血糖値に影響をあたえません。1997年版の米国糖尿病協会の見解では「タンパク質は約半分が血糖に変わり、脂質は10%未満が血糖に変わる」という記載がありましたが、2004年版では削除されています。これらは含有エネルギーとは無関係な三大栄養素の生理学的特質であり、現在動脈硬化の元凶として問題とされているグルコーススパイク(食後高血糖)を引き起こすのは3大栄養素の中で糖質だけです。従って糖質を摂取しなければ食後高血糖は生じず、血糖値はリアルタイムに改善します。一方カロリー制限をしても糖質を摂取すれば必ず食後高血糖を生じます。このような重要な生理学的知識ですが、欧米では医師も看護師も栄養士も糖尿病患者さんも皆知っています。日本では医師でさえも、ほとんどの人が知らないのが現状ですので、まさにガラパゴス状態でおおいに問題です。また英国の栄養学の大著、ヒューマン・ニュートリションにも『現代の食事では、中略、デンプンや遊離糖に由来する「利用されやすいグルコース」を大量に摂取するようになっている。このような食事内容は血漿グルコースおよびインスリン値の定期的な上昇をもたらし、糖尿病、冠状動脈疾患、がん、老化等、多くの点で健康に有害であることが強く指摘されている。農業の発明以来、ヒトは穀物をベースとした食物を摂取するようになったが、進化に要する時間の尺度は長く、ヒトの消化管はまだ穀物ベースの食物に適応していない。ましてや高度に加工された現代の食物に対して、到底適応しきれてないのである。』と記載されていて、私の提唱しているグルコースミニスパイク論に根拠を与えるものであり、心強い限りです。さらに、戦後日本で糖質摂取が減り続け、脂質摂取が増え続けたという定説も間違いであり、単なる神話に過ぎなかったことも本書であきらかにしています。本書には2010年現在の糖質制限食の最新知識が網羅されています。是非ご一読いただけば幸いです。



*Life With Diabetes:A Siries of Teaching Outlines by the Michigan Diabetes Research and Training Center,American Diabetes Assoiation ,3rd Ed,2004
*ヒューマン・ニュートリション基礎・食事・臨床(第10版):75、JS Garrow 、WPT james、A Ralph 編、日本語版監修、細谷憲政.2004



江部康二
テーマ:糖質制限食
ジャンル:ヘルス・ダイエット
コメント
Re: はじめまして
りー さん。

糖質制限食に関する質問は、コメント欄でどうぞ。
本ブログ内の検索は、グーグルで「運動 江部」とかで、速やかにでてきます。
2011/07/22(Fri) 19:29 | URL | ドクター江部 | 【編集
旦那(25)が19歳のときに境界型と言われたらしいのですが現在まで何も治療などはせずにきました。去年の健康診断の検査結果を見るとヘモグロビンa1cが5.1%でした。今年の血糖値(たぶん空腹時)は105でした。旦那の父も祖父も糖尿病らしいので遺伝的なのも考え、このままではダメだと思い糖質制限食をしていこうかと思うのですが…まだ必要ないですかね?また子供が2才なのですが同じ制限食だとよくないですか?江部先生の書籍は本屋で買うことができますか?
2011/07/22(Fri) 20:37 | URL | りー | 【編集
Re: タイトルなし
りー さん。

空腹時血糖値105mgは正常高値です。
25才なので、充分やばいです。
緩やかでいいので糖質制限食をしたほうがいいと思います。

子供さんも、糖質制限食で何の問題もありません。
しかし学校給食とかがそのうち始まるので、やはりごく緩い糖質制限でいいと思います。

私の本は、アマゾンでも本屋でも購入可能です。
2011/07/22(Fri) 22:28 | URL | ドクター江部 | 【編集
すみません。投稿されていないと思い、同じの書いてしまいました。返事ありがとうございます。やはりまだ25なのにヤバイですよね…。緩い制限食はじめてみます。しかし昼は社食なので、朝と夜しかできませんが、効果はありますか?先生のどの本がおすすめですか?たくさん聞いてすみません
2011/07/23(Sat) 00:45 | URL | りー | 【編集
Re: タイトルなし
りー

「空腹時血糖値が正常高値:105mg」くらいの段階なので
緩いスタンダード糖質制限食でも、それなりに効果はあると思います。

社食は、おかずは全部食べて、ご飯を半分くらいにして、空腹ならナッツ類やチーズを補食ですね。

「糖尿病がどんどんよくなる糖質制限食」(ナツメ社)
がよいと思います。
2011/07/23(Sat) 07:45 | URL | ドクター江部 | 【編集
ありがとうございます・さっそく今日、買いに行ってきます。ナッツ類とチーズですね。分かりました。他にも足りないと感じたら何か食べてもよいものありましたら知りたいです。本もしっかり読まさせていただきます。
2011/07/23(Sat) 08:54 | URL | りー | 【編集
わかりやすいです
この本すごくわかりやすいです。
学生時代の参考書のように
大事なところにかわいい付箋をべたべた貼って
すぐ手に取れるところに置いています
知人への糖質制限食紹介の際にも使っています~^^
2011/07/29(Fri) 09:49 | URL | 千鶴 | 【編集
Re: わかりやすいです
千鶴 さん。

「糖尿病がどんどんよくなる糖質制限食」のご購入、
ありがとうございます。

わかりやすいとの評価、嬉しいですね。
知人の皆さんへのご紹介もありがとうございます。
2011/07/29(Fri) 11:45 | URL | ドクター江部 | 【編集
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