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イカの生食と寄生虫
おはようございます。

「生肉として流通実績があるのは馬肉だけある。牛肉と鶏肉は生食用は存在しない。」

ということを、ブログ記事で書きました。

牛肉と鶏肉は、生食用は存在しないので、基本的に生食はありえないということですね。

今回は、生肉ではないのですが、イカの寄生虫のお話しです。

先日、小料理屋さんで、富山産の生のホタルイカが出てきました。 

お店には悪いと思ったのですが、ボイルして出し直してもらいました。

実は、取れたての生のホタルイカには、旋尾線虫Type X(せんびせんちゅう・タイプ・テン)という寄生虫が、結構な確率で寄生しているのです。

富山県民は、決して取れたての生のホタルイカは食べないと言います。

このホタルイカの寄生虫については、

埼玉県ホームページ 食品と寄生虫 
http://www.pref.saitama.lg.jp/page/spirurina1.html

に詳しいので、読者の皆さんも一度ご覧頂ければと思います。

ホタルイカ以外にも、イカにつく寄生虫があります。

ご存じの方も多いかと思いますが、アニサキスという寄生虫です。

アニサキスは、くじら、いるかの腸内では、成虫が共生しています。

人に感染するときは幼虫なので体長2~3cmで

くじらの排泄物→オキアミ→たら.鯖.いか.あじ→ヒト

のルートで感染します。

アニサキスが胃壁にもぐり込もうとすると、激しい胃痛を生じます。小腸の壁にもぐろうとしたら、腸閉塞と間違われるほどの腹痛を起こします。

腹痛・胃痛などの症状は、アニサキスの虫体に対するアレルギー反応のこともあります。

ほっておけば2~3日で死んでしまい(もちろん虫のほうですよ!)症状も治ります。

胃の場合は、内視鏡で引っぱり出すこともできます。

だいぶ前になりますが、俳優の森繁久弥氏が腸閉塞の診断のもとに手術したら、小腸にアニサキスが発見されたことがありましたね。

アニサキスの幼虫は、摂氏60度以上で数分間加熱すれば死滅し、厚生労働省医薬食品局食品安全部によれば冷凍でも-20度以下24時間以上冷凍すると死滅するとされています。

業務用の冷凍庫は-50度ていどなので大丈夫ですが、家庭用の冷蔵庫での冷凍では、安全圏とは言い難いです。

ブログ読者の皆さん、イカを生で食べるときは、

「-20度以下24時間以上冷凍」

で処理済みかどうかだけは確認してくださいね。


江部康二


テーマ:糖質制限食
ジャンル:ヘルス・ダイエット
コメント
絶好調です!!
先生 いつもためになる情報有難うございます!!

先日、炭水化物依存症でコメントしたリンダです

その後もゆるめの糖質制限食で全ての数値が安定しております
重症の炭水化物依存も軽減されて今では数日ごはんを食べなくても
なんの禁断症状?!(笑)も出ずに過ごしております

体重も4ヵ月でマイナス24キロです
お腹いっぱい食べながら順調に減ってます
ただ私の場合はまだまだ体重を減らさないといけませんのでウォーキングと糖質制限食の二本立てでしっかり減量したいと思います

そしてうちの主人も境界線型で通院しているのですが、糖質制限食のおかげで数値が抜群に良くなりました!!
ここ数ヶ月HbA1cも4.9で良好です
主人の主治医が『調子も良いし週に一度位は好きな物食べたら?』と逆に言ってくださるそうですが・・・・
主人の好物の握り寿司やラーメンなどは心配で食べさせる事が出来ません(苦笑)


本当に江部先生には夫婦揃って感謝しております!!



2011/05/11(Wed) 11:02 | URL | リンダ | 【編集
Re: 絶好調です!!
リンダ さん。

ご夫婦で順調な改善、良かったですね。
2011/05/11(Wed) 23:02 | URL | ドクター江部 | 【編集
初めまして
江部先生 毎日拝読しております。
いつも興味深い記事をありがとうございます。
生イカ 気をつけます!

さて、私は15年程前から糖尿人で、先生の著書を3冊読んで
糖質制限を始めて4週間経ちました。

先生の記事と皆さんのコメントが、大きな力、支えです。

私の症例も何かの参考になればと、恥ずかしながら書かせていただきます。
私は50代女性です。 40歳代はじめに糖尿病と診断され、最初の数年はカロリー制限で「良」そのうち「可」になりベイスンを処方され、それがグルファストに代わり、加えてアクトス、ベスタミオンと毎日3種の薬を服用するに至りました。
最近のHbA1cは 7.37でした。 

実は薬の副作用「放屁」「下痢」が私の悩みでした。
私は人前に立つ仕事です。仕事に入ったら逃げ場はありません。
「止まらない放屁」や「急な下痢」は深刻で、主治医に何度訴えても、「そのうち慣れる、しょうがない」と取り合ってもらえず、仕方なく、人前に立つ時間が長い日は、薬をやめてその場をしのぎ、検診前になるとカロリー制限をして薬を飲んで血糖値を下げるという、悪循環を繰り返していました。
そうしながらも毎月ちゃんと病院に通っているのだから、なんとかなるだろうと、甘く考えてもいました。
2ヶ月ほど前 仕事が続いて、薬を飲まないで10日間過ごし、パーティも重なって、計った空腹時血糖値が295で、主治医から、「失明したいんですか???足を切りたいんですか?」と、改めて薬の服用の徹底を厳命されました。

私が糖尿病と診断された時点から15年、栄養指導は最初の一回きりで「1400カロリー内であれば何を食べてもOK、主食はしっかり取りなさい」  診察は、月に一度、靴下の上からむくみを調べ、血圧を測り、検査結果を見て「薬を出しておきます」というだけのものでしたので、急に出た失明や足を切るという言葉に愕然としました。

そこで、真剣に効果的な糖尿病改善法を探していて江部先生の著書とこのブログに出会った次第です。

すぐスーパー糖質制限をはじめ 血糖値測定器も購入しました。
4週間で薬なしで、空腹時血糖が120mgより上がることは少なくなりました。
何よりも嬉しいのが、おなかの調子、おならを気にしなくても済むことです。笑顔で人前に立つことができ、生き返ったような気がしています。
心から感謝しています。

長く無謀な糖尿生活を送ったので、今後、合併症が出てくるのは避けられないのかな?と不安ですが、今後は、江部先生の病院か、糖質制限に理解のある病院での治療を続けるつもりです。
私の経験が何かのお役に立つといいのですが・・・
糖質制限食の普及を心から願って、先生の本を周りに配っています。
先生 どうぞ、お元気でご活躍ください。
長々と失礼しました。
2011/05/12(Thu) 01:51 | URL | an | 【編集
No title
はじめまして、ふわりです。
いい本に出会えて感謝しています。
食のあり方を学ばせていただいております。

ブログからも学ばせてください。
お願いいたします。
2011/05/13(Fri) 09:03 | URL | ふわり | 【編集
Re: No title
ふわりさん。

本のご購入ありがとうございます。
糖質制限食の考え方に共感していただければ、嬉しいです。
2011/05/13(Fri) 18:04 | URL | ドクター江部 | 【編集
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