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食生活と機能性便秘
おはようございます。

今回は、konkonさんから、食生活と機能性便秘についてコメントをいただきました。


【11/05/04 konkon
食生活と機能性便秘
現在、スーパー糖質制限食で9ヶ月減量中です。

スーパー糖質制限食で、ひどい便秘に悩まされました。1週間に1回、
便秘薬を飲んでいました。

食物繊維、オリゴ糖、ヨーグルト(炭水化物が増えますが)を試しましたがよけいに便秘になりました。

便秘の原因は、ごはんを食べないからだと、思うようになりました。

その後、ミネラルの補給と、食物繊維、食事中の水分量を増やすために、海草サラダ、糸寒天を毎日食べることにより、便秘はなくなりました。

最近、たまたま、下記記事を見つけました。

食生活と機能性便秘の関係

http://www.nyusankin.or.jp/health/health1-14.html

ごはんの摂取量が多いほど機能性便秘が少ないということです。

ここには、他の記事もありますが、まだまだ、糖質制限食とは考え方が違うようです。
http://www.nyusankin.or.jp/health/index.html

参考まで】


konkon さん。
情報ありがとうございます。

「ミネラルの補給と、食物繊維、食事中の水分量を増やすために、海草サラダ、糸寒天を毎日食べることにより、便秘はなくなりました。」

スーパー糖質制限食を続けながらの便秘解消、良かったです。 (^_^)

スーパー糖質制限食で便秘が治る人、便秘になる人、変わらない人と個人差があります。

食生活を切り替えたあと、いったん便秘になった人も、腸内細菌叢が安定してくると便通が良くなるようです。だいたい、3ヶ月くらいが目安です。

http://www.nyusankin.or.jp/health/health1-14.htmlのサイトでは、社団法人全国はっ酵乳乳酸菌飲料協会 のインタビューに、東京大学大学院 医学系研究科公共健康医学専攻 教授 佐々木 敏先生が答えておられます。

http://www.nyusankin.or.jp/health/index.htmlは、社団法人全国はっ酵乳乳酸菌飲料協会のホームページですね。

佐々木 敏先生とは、2011年3月19日(土)午后、第29回大阪病院機能向上研究会「糖質制限食を考える」において、ご一緒させていただきました。

ニュートラルな立場の大変信頼できる先生で、そのご講演には感銘を受けました。

http://www.nyusankin.or.jp/health/health1-14.htmlのサイトの記事

【■便秘と食生活に関する研究は、世界的によく行われているのですか。
佐々木  
欧米諸国を含めても意外と少なく、日本人を対象とした科学的な研究はほとんどされていないのが現状です。私たちが食習慣と機能性便秘(大腸そのものに異常はないが、大腸の機能が低下したために起こる便秘)の関係について初めて調査したのは1997年のことで、18歳から20歳の女子大生約2,000人を解析しました。その調査には二つのテーマがあり、一つは、様々な食品と便秘との関連性を調べることでした。調査の結果、ごはんの摂取量が多いほど機能性便秘が少ないという結果が得られました。もう一つのテーマは、機能性便秘をどう評価するかということでした。当時は機能性便秘をしっかり調査する方法を私たちは持っていませんでしたので、「あなたは便秘がちですか」という質問をして、「はい」「ときどき」「いいえ」の三つから一つを選んでもらうという質問をしたのですが、それが実際の便秘とどれくらいの相関があるかを、別の集団を用いて確認しました。その結果、かなり相関が高かったので、これをEuropean Journal of Clinical Nutritionという臨床栄養学雑誌に発表しました。】

【■そして、昨年再び同様の研究発表をされたわけですね。
佐々木  
そうです。2004年、18歳から20歳の女子大生3,835人を対象に調査を行い、その解析結果を2007年に発表しました。今回は便秘に関してさらに世界レベルの研究を行おうと、便秘の判定では世界的な診断基準となっているローマⅠ(RomeⅠ)基準を用い(表1)、食事については私どもで開発した質問票を使って機能性便秘と食生活の関係を調べました。
 この調査では、全体の約26%(1,002人)が機能性便秘とみなされました。便秘と食品の関係では、図1のようにごはんの摂取量が多いほど便秘が少ない傾向がみられ、前回調査の結果が裏付けられました。最もごはんを食べる集団では、最も食べない集団より4割程度も機能性便秘が少なかったのです。その他、豆類の摂取量が多いほど機能性便秘が少なく、反対にお菓子やパンの摂取量が多いほど機能性便秘が多くなっていました。ごはんと便秘の関係を示唆する研究は今までもいくつかあるので、両者の関連性は確かかもしれません。しかしお菓子やパン類との関係を示す研究はほかにあまりないようなので、これらについてはまだはっきりしたことは言えそうにもありません。】


女子大生の約26%が便秘なんて、結構多いんですね。

この研究では、ご飯、パン、菓子類、大豆製品の4つの食品で便秘との関係を検討しておられます。

大豆製品をよく食べる群でも、パン、菓子類をよく食べる群に比べたら、やはり便秘が少ないですね。

大豆群・ご飯群は、図1をみると共に便秘が少なくて、パン群・菓子類群の便秘の多さとは、明確に差があります。

ただ糖質制限食では、そもそも、ご飯、パン、菓子類を食べませんので、おそらくこの研究の範疇には入らないと思います。

普通に糖質を摂取している集団だけを集めた研究で、そういう女子大生のグループでは、ご飯をたくさん食べる群ほど、便秘が少なかったということです。

「ごはんの摂取量が多いほど機能性便秘が少ない」

佐々木 敏先生のデータなら、一般食の人では信頼度はとても高いと思います。

一方、糖質制限食という、一般人とは全く異なる食生活の集団においては、この結論を簡単に当てはめることは、できないと思います。

スーパー糖質制限食を開始して、当初3割くらいの人が便秘になりますが、ほとんどの人が、約3ヶ月くらいで便通は良くなります。

こちらは、疫学研究ではなくて、単なる印象に過ぎないのですが、結局、半年以上スーパー糖質制限食を続けている群においては、便秘の人はほとんどおられません。



江部康二

テーマ:糖質制限食
ジャンル:ヘルス・ダイエット
コメント
たんぱく質(畜肉のみ)の スーパークラスで、4年目です。最近、自分に欠けていたことが、「咀嚼」だったとわかりました。排泄量は、細く少なく 息まなくても、すーっと出る。咀嚼は、お肉が 水溶状に成るまで、咀嚼筋をよく使った時代に習い。
江部先生は、糖質制限食と咀嚼法を併せて指導しておられますか?
私は、食べ物だけ古代にして、食べ方は、現代のままでした。
便秘の方、口内消化が未達の可能性があるのでは?腸内細菌そうの、回復の為にも 糖質制限食+咀嚼健康法をセットで!是非 指導していって下さい!

2011/06/12(Sun) 02:26 | URL | サクラ | 【編集
ラフぃノース
もともと便秘気味でしたが、さらにべんぴ気味です。
無糖ヨーグルトとビフィズス菌やアシドフィルス菌のサプリを飲んでますが、餌=糖分がないから、善玉菌が増えてくれないんでしょうか。肉食が増えたからか、悪玉菌が増えているのかも?
善玉菌の餌となるオリゴ糖(ラフィノース)をとるのは、やはり糖質制限食としては、すすめられませんでしょうか。血糖値をあげないラカントをとっても善玉菌の餌にはなりませんか?
2015/01/05(Mon) 21:38 | URL | るう | 【編集
Re: ラフぃノース
るう さん

ラフィノースは
難消化性(低カロリー)ですので、
糖尿病でなければ、問題ないと思います。

野菜、海藻、茸などを食べれば、ビフィズス菌も増えると思いますよ。
2015/01/06(Tue) 11:31 | URL | ドクター江部 | 【編集
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